超人酒寄彩葉と借金貧乏男子が運命的な出会いをする話   作:陸結

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つい5分前に書き終わりました!
投稿遅れてすみません!
誤字チェックも追いついてないので、誤字脱字はすみません!



第十話 うつそみの 人にある我や あの兄貴

 

 

どうしてこうなった...

 

私と有原とかぐやは有原の部屋で有原のお兄さんと対面していた。有原に両親がいないことも考慮すると実質四者面談である。

 

少し前,私は学校の夏期講習が終わり、家へ帰っていた。アパートの階段に足をかけ、私の家へ向かってると隣の有原の家の前に人影を見た。それが目の前にいる有原の兄,有原雪平だったのだ。

 

「とりあえず、俺がいない間に泉が女の子侍らせて、一緒に寝てた事実について説明貰おうか?」

「ちょっと待って!別に侍らせてないし!さっきの状況は俺もわけわかんないんだよ!気づいたら腕にかぐやがいたというか...」

「多分有原はほんとに何もしてないと思います」

 

私は有原をフォローする。本人が弁解するより幾分かマシだろう。

 

「僕も有原だけど?」

 

こいつめんどくさすぎる。有原の血筋はこんなんなのか?なんで真顔でこんな冗談を言うのよ。多分この条件楽しんでるでしょ。

 

「泉は悪くないよ!かぐやがね!泉の部屋に忘れ物してたから取りに行ったらね!お昼寝してたからね!一緒にお昼寝しただけだから!」

 

かぐやさーん!!多分本当なんだろうけどちょっとそれはそれでなんか良くない関係だと邪推できちゃう!

 

「なるほどね〜ほな納得やわ。かぐやちゃん、いつも泉がありがとうね」

 

行けた?!

 

「でも彩葉ちゃんも泉もまだ何か隠してるんじゃない?」

 

有原...泉は頭を捻っていた。どうやら思い当たる節が多すぎて、一つに絞れないのだろう。かく言う私も多すぎて思い当たらない。

 

「2人とも隠し事してるの?いけないんだ〜」

「「一回かぐやは黙ってて」」

「ふぇ〜」

 

かぐやが私たちの言葉を受けて萎んでいく。

 

「兄貴...別にかぐやのライブ活動手伝ってる以外の隠し事は...」

「しらばっくれるんじゃね!!2人の赤ちゃんはどこ行った!」

「「?!」」

 

赤ちゃん?!まずい。あの三連のどこかで見られてたのだろう。

 

「兄貴?!一体何を見たかは知らないけどさ、俺と酒寄の子供?そんなことあるわけねえだろ?」

 

まずい。泉の声も震えてる。隠しきれてない。

 

「それが本当だったらどれほどよかったことか...でもなぁ!俺知ってるんだよ!先月の三連休の時に2人が育児してるの聞いちゃったんだよ!」

「雪平さんちょっと落ち着いて...」

「雪平さん?!お義兄さんって呼んで?!」

「おいちょっと待てクソ兄貴!どうしたその情緒!さては今酒飲んでるだろ?!」

「当たり前だろう?!素面で留守中に、子供こさえた弟に会えるわけないだろ!」

「開き直ってんじゃねえよ!あと子供なんて作ってねぇよ!」

「2人が育てたのはかぐやだよ!」

「かぐやは黙ってて?!」

 

泉とお兄さんの言い争いは止まらない。かぐやもフォローしようと口を挟むのだが火に油を注いでいる。しかし、そんな騒いだら...

 

ドンドンドンッ

 

そう壁ドンが来るのである。うーん1カ月ぶり...3人は冷静になったのか静かに座り直した。

 

「情報を整理すると...2人は子供を作ったわけじゃなくて...赤ちゃんはそこにいるかぐやちゃんで...いやもっとマシな嘘つけよ!」

「嘘ではねぇよ!電柱からかぐやが出てきたんだよ!」

「ますますわかんねぇよ!俺はお前のゴミ袋から赤ちゃん用品のゴミ出てきたの知ってるんだよ!」

「お前ゴミまで漁ったのかよ!」

 

ドンドンドンッ

 

2人はまた静かに座り直す。

 

「彩葉〜泉も雪平もバカなの?」

「しー」

 

まあ、兄弟ってこう言うものなのだろう。

私は自分を置いていったお兄ちゃんのことを思い出してちょっと寂しい気持ちになる。

 

「あの〜お兄さん?詳しく話しますから、冷静に聞いてもらっていいですか?」

 

私と泉はこの一ヶ月間のことを事細かに話した。電柱から出てきたこと。3日で大人サイズまで成長したこと。かぐやが散財したこと。そんなことを説明した。本当に色々あったなぁ...

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ヒッグッよかった...2人が子供作ったわけじゃなくてよかった...」

「第一声の感想それかよ」

「泉、俺の気持ち想像してみろ?幼い時から大事にしてた弟がお隣の女の子と子供作ったかと思えば、他の女の子とライブ配信してて...

浮気かと思えばたまに彩葉ちゃんも出てくるし、すごいかぐやちゃんが天真爛漫で可愛し、最近毎日スパチャしてるし」

 

うん。確かに兄貴目線超心配するし、心労えぐそう。ごめん迷惑かけて...てかそれより...

 

「兄貴かぐやのファンかよ...」

「ありがとうね!雪平!」

 

かぐやがvサインして兄貴へファンサする。

 

「かぐやちゃんありがとうね〜ファンなのは俺だけじゃなく俺と一緒に暮らしてるやつもな」

「そういえば兄貴今どこに居候してるの?」

「詳しくはいえないけど、知り合いの同業者のところ。プロゲーマーたるもの回線には拘らないと」

 

おいちょっと今サラッと急情報出してきたぞ?

 

「ちょっと待って?!兄貴プロゲーマーなの?!」

「そうだよ〜SETUNAってあるじゃん?あれのプロ」

 

おいおいガチかよ。ツクヨミで今人気のゲームのKASSEN。それのタイマンゲームマッチがSETUNAである。聞けば、そこそこの大きさの大会で優勝したこともあるらしい。

 

「えっ?雪平プロゲーマーなの?!じゃあかぐやにゲーム教えて!!」

 

かぐやがお得意のおねだり攻撃を繰り出した。

 

「え〜どうしよっかな?コラボは色々めんどくさいからな〜」

「うへー、彩葉ならこうしたらすぐやってくれるのに」

「私をそんなちょろいキャラにしないでよ」

「実際ちょろいだろ」

 

今のところ酒寄は10戦したら9敗ぐらいの勝率である。うん。かぐや相手だと超雑魚い。

 

 

「じゃあそろそろお暇するよ。泉彩葉ちゃんとかぐやちゃんよろしくね」

「なんで親目線なのかツッコみたいけど黙っとくよ」

 

そう言って兄貴は立ち上がり玄関のドアノブに手をかけた。

 

「あっ泉も彩葉ちゃんもちゃんと付き合ったら教えてね。俺は学生結婚に理解あるタイプだから♪」

「へっ?!」

「さっさと帰れ!クソ兄貴!!」

「あっかぐやちゃんのことは秘密にしとくから安心しとき」

「どうもありがとうございますね!」

 

兄貴はヘラヘラ笑いながら部屋を後にした。

残った部屋には赤面している酒寄と言動を理解してないかぐや、そして四者面談残った疲れ切った俺がいた。

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!
励みになりますので感想と評価よろしくお願いします!
今日は裏話はお休みで!!
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