【架空コミュ】極月Pが白草月花をプロデュースさせられる話   作:ミーティオル

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第一話

 学年 3年生 

 ランク-「S」

 

 姓名 白草 月花(しらくさ げっか)

 

 歌唱力-S

 表現力-S

 ダンス力-S

 ???-?

 ???-?

 

学内で唯一のSランクを保有するアイドル。

トップの称号である「オーバートップ」を二度にわたり獲得。

現在、拠点をアメリカに移しアイドル活動中。

 

 

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 なぜか、机の上に月花さんの資料が広がっていた。

 おそらく、誰かが分析していたのだろう。

 

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-第一話-

 

極月学園前

 

 

*「――アイドル科の教室は、たしかこの建物の」

 

 プロデューサーが自作の資料を広げる。

 

*(……さて、どう動くか。

 やっと極月学園にプロデューサー科ができたとはいえ……。

 極月学園にはセルフプロデュースの空気もいまだ根強い。

 

 ……プロデューサーとしての価値を示せなければ、まずアイドルと契約はできない)

 

*「……契約を有利に進めるためにも、もう少しデータの収集を進めるべきか」

 

??「ほう、その資料――お前、プロデューサー科か?」

 

*「はい。といっても、まだプロデュースすべきアイドルを探している段階ですが――」

 

 プロデューサーがその声に振り向くと。

 

*「――え?」

 

月花「ほう、極月学園に来るプロデューサーとはどのような人間かと思ったが。

   ……正直、想像とはずいぶん違う」

 

*「し、白草月花――!? な、なぜここに……」

 

月花「何を驚いている?

   私は極月学園の生徒だ。ここにいるのはおかしいことではあるまい」

   

*「い、いえ……しかし、今アメリカで活動していると」

 

月花「学舎は日本だ。ふむ、しかし……なるほど」

 

 月花がプロデューサーを眺める。

 

 

月花「――お前、私をプロデュースしてみるか?」

 

 

*「………………」

 

*「いえ、遠慮しておきます」

 

月花「そうか、ではさっそくブリーフィングに――。

   なんだと?」

 

*「この上ない光栄なお誘いですが、謹んで辞退いたします」

 

月花「……どうやらまだ時差の影響があるらしい。

   それで、ブリーフィングはどこで始めるつもりだ?」

   

*「いえ、ですから――あなたのプロデュースはお受けできません」

 

月花「理由は?」

 

*「僕ではプロデュースできないからです」

 

月花「なぜだ? 光栄だと言っていただろう」

 

*「確かに月花さんにそう言っていただけるのは光栄です。

  しかし、僕の能力では、月花さんの能力を引き出すには至らない。

 

  現時点で、白草月花というアイドルは極月学園で唯一のSランクアイドル。

  その上で、オーバートップ二冠を取り、アメリカで活躍されている月花さんをプロデュースするというのは無理があります。

  

  僕はまだ、誰のプロデュースもしたこともない人間ですから」

  

月花「ふむ」

 

*(……やっと納得してくれたか)

 

月花「では、私がその一人目というわけだ」

 

*「どうしてそうなるんです!?」

 

月花「お前は誰もプロデュースしたことがない雛鳥だと思っているようだが……。

   私もまだ誰のプロデュースも受けたことがない雛鳥だ」

   

*「……はあ」

 

月花「なら、ちょうどいいだろう」

 

*「なにもちょうどよくはないのですが……」

 

月花「――私は、新しい風を求めている」

 

*「新しい、風……」

 

月花「……さて。どうやら、時間をかけすぎたようだな」

 

*「え……?」

 

 周囲にじわじわと人が集まり始める。

 

モブA「ね、ねぇ、あれって……」

モブB「あ、あぁ……間違いない。白草月花……?」

 

*(……しまった、外で話すべきではなかった)

 

モブA「あ、あの! 月花さんですよね! サイン――」

 

月花「私たちは今からブリーフィングの時間だ。

   『プロデューサー』、案内しろ」

   

*「――は?」

 

モブA「プロデューサー……?」

モブB「あの人が、月花さんの……?」

 

月花「さぁ――今後のアイドル活動について、様々聞かせてもらうぞ。

   『プロデューサー』?」

   

*(くっ、くそっ、やられた――――ッ!)

 

 学年 3年生 

 ランク-「S」

 

 姓名 白草 月花(しらくさ げっか)

 

 歌唱力-S

 表現力-S

 ダンス力-S

 ???-?

 ???-?

 

学内で唯一のSランクを保有するアイドル。

トップの称号である「オーバートップ」を二度にわたり獲得。

現在、拠点をアメリカに移しアイドル活動中。

……というアイドルをなぜかプロデュースさせられそうになっている。

 

 

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 どう考えてもなし崩しでプロデュースしていいアイドルではない。

 どうにか、考えを変えてくれると助かるが……。

 

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