【架空コミュ】極月Pが白草月花をプロデュースさせられる話 作:ミーティオル
教室。
月花がじっとプロデューサーを見ている。
月花「………………」
*「……月花さん?」
月花「………………」
月花が顔を背ける。
しかし。
月花「………………」
*(明らかに見られている――)
*「あの、僕がなにか……?」
月花「いや、そういう……わけではない」
*「なにか悩みがあるのであればぜひ。
アイドルの悩みを聞くのもプロデューサーの責務ですから。
正直、月花さんにじっと見られるというのは得も言われぬ緊張を覚えます」
月花「…………そうか。
では、少しを場所を変えよう」
屋上へ。
月花「…………ふむ」
*(ずいぶん考え込んでいるな……。
なにか、パフォーマンスに関わる問題だろうか?)
月花「……言葉がうまくまとまらない。
どう――どう話したものか」
*「完璧な形でもなくても。
今、浮かんでいるものを一つ一つたどるだけでも大丈夫ですよ」
月花「……そうか。では、まず。
私はお前というプロデューサーに出会えたことを幸運に思う。
あの時、お前というプロデューサーと出会わなければ今の私はなく。
今日に至る時間も――もっと、色のないものだっただろう」
*「…………そうですね。
僕も、あの時月花さんに声をかけられなければ。
ここまで、忙しく。
ここまで、達成感のある日々はきっとなかった。
そう思います」
月花「……お前は、私を新たな場所へといざなう風そのものだった。
共に過ごした時間は、何よりも心地の良いものだ。
私の世界に新たな彩りを与えてくれたこと、心より感謝している」
しかし、月花は再び言葉をつまらせ、プロデューサーを見る。
月花「………………」
*「……月花さん?」
月花「まぁ、その。だから、聞いて欲しい。
プロデューサー」
*「はい」
月花「――賭けについて話さなかったのは、決して信用していなかったからではない」
*「……え?」
月花「話すタイミングがなかった。
……いや、そうではないな。お前の判断に狂いがあってほしくなかった。
断じて、お前を信頼していないとか、そういうわけではない。
確かに、結果的にはそう見えてしまっていたかもしれないが――」
*「は、はははは――っ!」
月花「む……やはり、信じられないか?」
*「いえ、信じられます。
100%――いえ、1000%の真実でしょうね」
月花「……なんだ、1000%の真実というのは」
*「事情についてはすでに先日、理解しています。
そして、月花さんのその選択が僕を気遣ったものであることも。
たしかに、もし今後そういった事情があるのであればお伺いしたいですが。
しかし、月花さんの選択は理解はできるものですし。
何より僕も同じ立場であったならそうしていたかもしれません」
月花「……それはお前は今後私を欺くつもりがあるという宣言か?」
*「いや、そういう意味では」
月花「あぁ、わかっている。……冗談だ」
*(……なにかあまり目が笑っていないような)
*「ともかく、僕も月花さんのことは信じています。
こうして話してくれたことが何より信頼の証だと思っていますから」
月花「……そうか。
ならいい。良かった。
プロデューサー」
*「はい、なんでしょうか」
月花「――これからも変わらず、私の隣にいろ」