【架空コミュ】極月Pが白草月花をプロデュースさせられる話   作:ミーティオル

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第四話

ダンスレッスン室、プロデューサーと月花が向かい合う。

 

月花「…………」

 

*「…………」

 

月花「……プロデューサー」

 

*「はい」

 

月花「そこにガムテープがあるだろう。それで私を縛れ」

 

*「……丁重に辞退させていただきます。

  事件になってしまいます」

 

月花「…………」

 

*「……一度切り上げましょう。

  体につけたものを外してください」

 

月花「……わかった」

 

 そういって、月花が体につけていたものを外していく。

 

 ――本、鈴、鳴子、風鈴、トレイ、スプーン、フォーク、ビーダマ

 

*「これだけあって、なぜ一切音も出さずに動けるんです……?」

 

月花「重心のコントロールは得意でな」

 

*「素晴らしい能力です。月花さんには暗殺者の素質があると思います」

 

月花「お前の寝首くらいはこともない」

 

*「……説得力に満ち満ちてます」

 

月花「で、プロデューサー。どうすればいい? 考えてみせろ、お前の役目だ」

 

*「……はい」

 

*(止まるということに抵抗はあるが、今の月花さんはかなり協力的。

  つまり、意図的に手を抜いているという可能性は薄い。

  恐らく、これが彼女の素直な状態。

 

  なぜ、止まるということだけができない……?)

 

*「……月花さん、少し写真を撮っても良いですか?」

 

月花「SNS用か? 

  なら写真より動画にしろ。スマホの写真機能では私をとらえることはできん」

 

*「……なるほど。趣旨とはズレますが、確認の必要がありそうですね」

 

 プロデューサーがカメラを構えてみる。

 しかし。

 

*(どういうことだ!?

  う、動きは減っているはずなのに、月花さんにブラーが……!!)

 

月花「私を撮りたいのならハイスピードカメラを用意することだな」

 

*「野生動物か何かですか……?」

 

*(仕方ない、本人の言う通り動画を撮影しよう。

  何か手がかりにはなるかもしれない)

 

 その瞬間スマホのライトが。

 

月花「むっ……。それは、フラッシュではなくライトだろう」

 

*「申し訳ありません、操作を間違えました……ん?」

 

月花「……どうした。早くライトを」

 

*「……止まっている」

 

月花「何が? 良いから早く……!」

 

*「止まっています……月花さんの動きが! 完全ではないですが、かなり……!」

 

月花「ほう。……止まれているのか、私が。

   いや、それはいい。いい加減眩すぎる」

 

*「し、失礼しました、今切りました」

 

*(……しかし、これは。

 改善の糸口になるかもしれない)

 

月花「それで、何か浮かんだのか?」

 

*「はい。少し時間をいただくことになりますが……。

 

  ――次までに新生『白草月花』強化プランをご用意いたします」

 

 

 

 学年 3年生 

 ランク-「S」

 

 姓名 白草 月花(しらくさ げっか)

 

 歌唱力-S

 表現力-S

 ダンス力-S

 忍耐力-E  ←少し希望が見えてきた……!

 ???-?

 

学内で唯一のSランクを保有するアイドル。

トップの称号である「オーバートップ」を二度にわたり獲得。

現在は帰国し、極月学園に通学中。

そして、どうやらこのアイドルをプロデュースしなければならないらしい。

 

 

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まったくの偶然の発見ではあるが……。

この偶然をどう生かすかに全てがかかっているだろう。

 

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