人間として育てられた宇宙人の少年のお話   作:いけいけGOGOブランド

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モンストのけいおんコラボ全くやれてねえ……しまったな………


プロローグ

 真夜中、草原のなかを1人の青年が先導する。

 

江奈(えな)さん!!こっちです!!」

 

「はいはい…」

 

 彼は世紀の大発見をしたかのように興奮が収まっていない。

 私達オカルト研究サークルは日頃から日常とは違った非日常を研究している。まあでも、それぞれ分野が違っていて私──佐藤江奈は幽霊を、私の彼氏でもある彼──七海透(ななみとおる)はUMAを中心に研究している。

 

 ちなみに私はオカルトを信じていない。彼だって同じだ。私自身はこういうのがいたらいいなぁ…面白いのになぁ…っていう娯楽目線で見ている。実在するって断言する派閥じゃない。なんでオカルト研究サークルに入ったか理由を聞かれると、ちょっと困る。体を動かしたくない、けど外に出て遊びたいという矛盾じみた考えを解消してくれたのがこのサークルってだけ。あと「佐藤さんも入ってみたら?結構面白いぜ。サークル仲間は奇人ばっかりだけどな」って透君から誘われたのもあるのかもしれない。

 

 ある日のこと、突然透君から電話がかかってきた。なんでも「()()()()()()()()()を見つけた」ということらしい。声がデカイのかわからないけどキーンって音もする。ちょっとうるさい。でもとても嬉しそうに彼が話していたから私まで嬉しくなってしまう。一昨日飲み会で「オカルト系のモンなんて現実にいるわけないだろ。現実見ろよ?」と酔っぱらいながら言っていた彼とはまるで別人だね。

 彼はウキウキな様子で「江奈さんも来ませんか?」と言ってくるから私は時計を確認する。2時。14時じゃない、2時だ。思わず「ばっかじゃねえの」と言いそうになったけど、ギリギリで止めた。

 彼には恩があるから。講義のノートを写してもらったり、レストランで奢ってもらったり、ナンパから助けてもらったり……それに私の彼氏でもあるからね。多少の無理は聞いてあげましょう。

 さて、まずは場所でも聞くとしよう。

 

「いまどこにいるの?」

 

「車で50分のN県のⅩⅩってところ!地図送るね!」

 

 ……別れようかと思った。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 車を走らせ48分、少し早く目的地に着きました。

 透君は……おっ、いたいた。

 彼もこちらに気づいたようで歩きながら近付いてくる。ただその歩き方がどこかぎこちない。宇宙に住みすぎて重力を忘れた宇宙飛行士みたい。

 彼は私の前まで来ると腰をおr「すみませんでしたっ!!」土下座をした。

 

「深夜に呼んで本当にごめん!!興奮しすぎて、誰かに伝えたくて…」

 

「その件に関してはもういいから、頭上げて?私も透君には世話になってるし… ていうか透君、オカルト信じてないんじゃなかったの?」

 

「それは...」

 

 透君は頭を上げてから話始めた。なんか目が泳いでるけど気にしないであげよう。浮気の時にそれやったら許さないけど。

 

「いや、ほら。実物を見ないと得られない感動と似たような感じだよ。ちょっと遠いところにあるけどあの~……奈良の大仏?みたいな…ほら行く前はなんか山じゃないデカイ岩があるなぁって思ってたけど、いざ間近で見ると圧巻というか、こんなものを作れるなんて…しかも昔の人が!?みたいな感動に近いんだよ。」

 

 そういうことらしい。残念ながら私は奈良の大仏を見たことはないが。散策班全員で手を組んで名所観光しずにカフェ巡りしましたが。あのあと何故か先生にばれて怒られましたが。あの班の中に裏切り者がいた!いや、そんなことよりもミステリーサークルだ。一応チラッて見て早く帰って寝たい。

 

「…で?ミステリーサークル見せたいの?見せたくないの?案内は大丈夫?」

 

「行きます行きます!!案内させてくださいぃぃ!!!!」

 

 彼の反応が過剰なのかもしれないけど、怖かったのかもしれない。反省反省。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 ───そして冒頭に戻る。

 

「たしかこの辺りだったはず…」

 

 彼はドローンを操作し上空で撮影をしている。銀色のドローンがガタガタしてるのが少し気になる。操作にまだ慣れてないのかな?ことあるごとに練習してたけど。

 足元を見てみる。草が所々剥げているからミステリーサークルはこの辺りで間違いなさそう。

 

「よし!ここならきれいに写る!!ほら見て!」

 

 彼のリモコンから映像を見せられる。見た感じ綺麗な円をベースにして模様がかかれてるサークルだ。ただ、少しだけ言わせてもらえば…

 

「人でも十分作れそうだし...模様がちょっとダサいね」

 

「ガーン!!」

 

 いやなんで透がショック受けてんの。感動を汚されちゃった感じ?その気持ちはよく知ってる。友達と映画を観に行ってあまりのストーリーに感動してたのに上映後「つまんなかったね!」「「ね~!」」「…」って話し合ってた感じ。いや、あんた達寝てたじゃん。面白さ伝わらないじゃん。

 …よし、謝ろう。

 

「そんな…」

 

「ごめんなさい。そんなショック受けるとは思ってなくて…」

 

「いや、良いんだ別に、大丈夫!」

 

 う~ん…透君がショックを受けるのは初めてみたけど、印象がかわってくるね。まるで別人みたい。──────あれ?

 

「そういえば透君。さっきからずっとテンション高いじゃん。似合わないよ」

 

「え…そ、そうかな?悪かったりした?」

 

「いや別に、嬉しいならそれでいいんだけど。ていうかさっきからやけに()()()()じゃん。草食系男子でモテようとしてんの?やめてよね」

 

「そ、そう?そうか?その…なんだ、悪かったよ。気持ち悪かったか?」

 

「それはそれでいいと思う。すごく好き。()()()()()()()()にやってみて?」

 

「…」

 

「まず、なんでこんな深夜にN県に行く必要があるの?透君そこまでUFO好きだった?…調べてたのU()M()A()じゃなかったっけ?」

 

「……」

 

 なんで気付けなかったんだろう。違和感はあったはずなのに。

 

 

「ねえ……………………()()()()()?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 ───────強い光が私達を照らした。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

「オオ、メツロシ。戻ッテキタカ」

 

「捕ラエテイタモウ1人ノニンゲントシテ接シテイタガ、途中デバレタ」

 

「ナルホド。音ヲ利用シテ催眠ヲ施シテイタガ…改良ガ必要ダナ。ソレトモ、オ前ガボロヲ出シスギタンジャナイカ?『大根役者(だいこんやくしゃ)』クン」

 

「ダッダレガ大根役者ダ。文句を言ウンダッタラオ前ガ行ケバ良かカッタダロ、ャチボカ」

 

「無理無理。俺、オ前ト違ッテ暇ジャナインダ。先日モ、アート作成デ大忙シ」

 

「ソノ作業俺ガ殆ドノ雑用ヤッテヤッタロウガ!!ソウイエバ、アノアート、人間ノ女ガ『()()()』ッテ言ッテタゾ、『()()()』ッテ。俺ノ努力ハ無駄ダッタガ、オ前ノプライドヲ切リ刻メタナラ安イ買イ物ダナ!!」

 

「黙レ、メツロシーッツ!!!!」

 

「ソックリソノママ返スゾ、ャチボカーッツ!!!!」

 

[二人ともうるさいぞ]

 

「「ハ、ハイ……」」

 

[さっさと手術を行って丁重に家にお返ししろ。()()()に健康であるのが一番だからな]

 

「「了解致シマシタ!!」」

 

 

 

 

 

[全く…手術が成功すればいいんだが…不安でしょうがない。もし手術が失敗してしまったらの想像をしてしまう。最悪な未来だ。それだけは避けたい。お前もそう思うか?]

 

「……………………」

 

[そうか、そうだよな。当たり前だな。すまない、変なことを聞いた]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[幸せでいてほしい、愛されるニンゲンであってほしいと願うのは、寄生虫でも()()()()よな?]




 名称がUFOかUAPかなんて正直わからん。使いなれてるUFOの方が良いな。あと語感が良い。
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