科(化)学系チート持ち転生者のお話 オタク番外編 作:金属粘性生命体
【夢路の本気の趣味】机の上に、居場所を作りたかった【ARカード/LUMEN_TEST】
■ 概要欄
今回は版権なしAR技術の試作です。
既存キャラクターは表示しません。既存作品に関わる演出も行いません。会話AI、音声応答、キャラクターモデルの表示もありません。
現在、別件の確認が必要な企画は慎重に進めています。そのため、今回は完全に独立した基礎技術テストとして、LUMEN_TESTを進めます。
今回やること:
・LUMEN用ARカードの作成
・現実空間アンカーの試作
・HOME CARDによる帰還地点の設定
・HIDE CARDによる遮蔽/隠れる挙動の確認
・簡易ARグラス試作
・スマホ画面越しではなく、視界内表示に近づけるテスト
今回やらないこと:
・既存キャラクターの表示
・既存作品を連想させる演出
・会話AIの搭載
・音声応答
・ホログラム表示
・物理的な接触
・体
・配布、販売、ソースコード公開
まずは、ただの光に現実側の居場所を作るところから。
本気の趣味を。
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(動画は、黒背景の白文字字幕から始まった)
[字幕]
お久しぶりです。
今回は、版権なしAR技術のテストです。
既存キャラクターは出ません。会話もしません。音声応答もありません。
ただの光を、机の上に置きます。
そして、その光に“帰る場所”を作ります。
(コメント)
うぽつ
生存確認
既存キャラなし回か
完全に技術回だ
LUMEN続いた
ただの光回助かる
夢路のただの光は信用できない
帰る場所?
また変なこと始めたな
[字幕]
“そこにいる”ように見せるには、表示する存在そのものだけでなく、現実側の座標が必要です。
どこにいるのか。
どこへ戻るのか。
何の後ろに隠れるのか。
現実側に基準点がないと、それらは全部曖昧になります。
今回は、ARカードを使って現実側に“ここ”を作ります。
(コメント)
現実側のここ
座標の話か
また土台が重い
光に帰る場所を作るのか
カードがアンカーになるのね
ただのARマーカーじゃなくて意味を持たせるのが夢路っぽい
映像が切り替わり、夢路の手元が映る。使い込まれたカッターマットが敷かれた机の上。幾何学的なマーカーと簡単な記号が印刷された厚紙に金属定規を当て、デザインナイフの刃が滑る。スーッ、という紙を切り出す微かな音が、マイクを通して拾われていた。
画面端に作成予定のカード一覧が表示される。ANCHOR CARD、HOME CARD、HIDE CARD、FOLLOW CARD、SLEEP CARD予定地。
[字幕]
ANCHOR CARD。LUMENの基準座標になります。
現実空間に“ここ”を作るためのカードです。
(コメント)
工作だ
手元動画だ
厚紙切ってる
公式PVの後に厚紙切ってるの草
でもこういうの好き
カードに意味があるのいいな
召喚地点みたい
住所カードじゃん
夢路の手が、切り出したばかりのANCHOR CARDを机の何もない空間に置く。すると、カメラ越しに表示された映像の中で、カードの真上に光の粒――LUMENが表示された。カメラの角度を変えても、光はカードの上にピタリと固定されている。
[字幕]
ANCHOR CARD認識。カード座標を基準にLUMENを表示します。
カメラ位置が変わっても、LUMENはカード上に残ります。
(コメント)
出た
LUMEN!
カードの上にいる
ズレない
ちゃんと乗ってる
前より安定してる?
ただの光に住所ができた
これだけで可愛いのずるい
続いて、別の模様が描かれたHOME CARDが置かれる。LUMENがカードからカードへとふわふわと移動し、HOME CARDの上で小さく丸まるように明滅を落として停止した。
[字幕]
HOME CARD。帰還地点のテストです。
現時点では、帰ったように見えるだけです。人格や感情はありません。
(コメント)
帰った
かわいい
人格はありません定期
でも帰ってるように見える
HOME CARDは家じゃん
LUMENに帰宅概念が生えた
ただの光が帰るな
いや帰れ
さらに、HIDE CARDがマグカップの後ろに配置される。LUMENはスッとマグカップの陰へ移動し、遮蔽処理によって輪郭の一部だけがチラチラと見え隠れする状態になった。
[字幕]
HIDE CARD。遮蔽裏へ移動するテストです。
現実物体の奥にいるように表示します。
LUMENに人格はありません。感情もありません。
ただし、現実物体の後ろへ移動すると、見る側は“隠れた”と解釈します。
HOME CARDに戻ると、“帰った”ように見えます。
この“ように見える”を、どこまで自然にできるかが今回の目的です。
(コメント)
隠れた
また隠れてる
かわいい
遮蔽あるだけで一気に存在感出る
現実の物の後ろにいるように見えるの強い
無言だからこっちが勝手に感情を読むやつ
ように見える、大事
見る側の解釈を使うのか
喋らないからこその余白
LUMENは無言でいい
ただの光なのに愛着湧く理由がこれか
[字幕]
今回の技術項目
・マーカー認識
・カード基準座標の固定
・カードごとの意味付け
・LUMENの移動先選択
・現実物体による簡易遮蔽
・接近判定との組み合わせ
・将来的な視界内表示への準備
カードは、ただの装飾ではありません。
現実空間に“ここ”を作るための道具です。
(コメント)
カードが場になる
現実空間にここを作る
また言い方が良い
ただのカードじゃない
これ色々応用できそう
机の上に小さい世界作れるやつでは
画面が再び切り替わり、今度は電子工作用の耐熱シリコンマットが映る。夢路の右手に握られているのは半田ごてだ。ツンとしたフラックスの煙が細く立ち上る中、ピンセットで摘んだ極小のカメラモジュールと片目用の透明ディスプレイ基板が、黒いプラスチックのテストフレームへと配線されていく。細いリード線が結束バンドで不格好に固定された。
[字幕]
簡易ARグラス試作。
完成品ではありません。目の前にLUMENが見えるかどうかだけ確認します。
(コメント)
グラスきた
急に工作レベル上がった
試作機感すごい
結束バンドで草
未来感と工作感が同時にある
これもう普通にやばいやつ
夢路がその不格好なグラスを頭に被る様子が影で映る。視界の映像がサブモニターからキャプチャされ、動画のメイン画面に表示された。机の上のカードの斜め上、かなり浮いた位置にLUMENが表示されている。
[字幕]
初回表示。かなりズレています。
遅延も大きく、長時間使用は危険です。
(コメント)
ズレてる
初回失敗助かる
ちゃんと失敗見せるの信用できる
酔いそう
長時間使用危険って書くの大事
映像の中で、夢路の手がキーボードを叩く。開発用PCのコンソール画面が映り、カメラのキャリブレーション数値、表示位置のオフセット、FOVのパラメータが高速で書き換えられ、プログラムがリロードされる。再びグラス越しの視界が映ると、今度はLUMENがカードの真上、極めて自然な位置に表示された。
[字幕]
表示位置調整。まだ遅延は大きいですが、カード上に近い位置で表示できました。
スマホ画面越しではなく、視界内に直接近い形で表示しています。
(コメント)
おお
近い
スマホ越しと違うの分かる
視界内表示はでかい
これがARグラスの第一歩か
距離感変わるな
二次元が手元に来るための土台だこれ
[字幕]
今日の成果
【AR_CARD_TEST】
ANCHOR CARD:認識成功
HOME CARD:帰還地点として動作
HIDE CARD:遮蔽裏移動成功
FOLLOW CARD:未調整
SLEEP CARD:未実装
【AR_GLASS_TEST_001】
表示成功。遅延大。酔いあり。長時間使用不可。実用性はまだ低い。
【LUMEN】
発話なし。人格なし。感情なし。
ただし、動きと居場所による印象形成あり。
[字幕]
今日はここまでです。
大きな企画は、今後も確認の上で進めます。
その間に、現実側の足場を作ります。
まずは、ただの光に帰る場所を作るところから。
本気の趣味を。
(コメント)
お疲れ
技術回良かった
地味だけど重要
LUMENかわいい
現実側の足場
帰る場所ができた
SLEEP CARD未実装が気になる
絶対次ある
本気の趣味を
画面の端、机の上のHOME CARD。その上で丸くなっていたLUMENが、数秒だけ完全に静止した後、ふわっと一度だけ明滅した。
[字幕]
現時点では、これ以上の意味はありません。
(コメント)
嘘つけ
意味あるだろ
寝てるじゃん
SLEEP CARD作る気だろ
HOME CARDで丸まるの可愛すぎる
ただの光なのにもう居場所がある
[字幕]
まだ、ただの光です。
(コメント)
またまだ
まだって言った
もうただの光じゃない
LUMENは育つ
無言マスコット路線最高
ちょっと設定を見直してたら作り直したくなってきた、どっちがいいと思う?
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作り直す
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このままでいい