科(化)学系チート持ち転生者のお話 オタク番外編   作:金属粘性生命体

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オタクの九歩

 

 

 

【夢路の本気の趣味】初音ミクに、まず話してもらいたかった【試作】

 

■ 概要欄

 

まだ試作です。

 

今回の対象:

初音ミク

 

目標:

初音ミクを“そこにいる存在”として作る。

 

今回やること:

・初期会話モデルの起動

・画面内表示

・視線と表情の基礎テスト

・会話履歴なしの初回応答

・歌唱モードへ入る前段階の確認

 

今回やらないこと:

・本格歌唱

・長時間会話

・ホログラム表示

・物理的な接触

・体

・配布、販売、一般公開

 

MEIKOとKAITOで作った基礎を使っていますが、そのまま流用はしていません。

初音ミク用に反応速度、距離感、歌への入り方を別設計しています。

 

権利元に迷惑をかける形での配布、販売、無断公開はしません。

現時点では個人の技術検証です。

 

まずは、話すところから。

 

本気の趣味を。

 

─────────────────────

 

『MEIKOとKAITOに、返事をしてもらいました』

『MEIKOとKAITOに、画面の中で立ってもらいました』

『今回は、三人目です』

 

(コメント)

うぽつ

来た

待ってた

三人目きた

ついにか

もう分かってる

心の準備ができてない

概要欄で名前出てるんだよなぁ

初音ミクって書いてある

本当に来た

 

『名前を出すまで、少し時間がかかりました』

『理由は単純です』

『雑に出したくなかったからです』

 

(コメント)

真面目だ

今回は空気違うな

夢路が慎重だ

雑に出したくなかった、分かる

本当に分かってる

これはちゃんと見なきゃいけないやつ

 

『これは完成品ではありません』

『歌わせるための動画でもありません』

『まずは、話すところから』

 

(コメント)

まだ歌わないのか

この間のスレのログだ

まずは話すところから

ここで歌わせないの偉い

歌わせたいけど、歌わせないのが正しい気がする

緊張してきた

 

(画面が切り替わる)

(中央に自作アプリ。前回より少しだけUIが整理されている)

(左にMEIKO。右にKAITO。二人は待機状態。MEIKOは腕を組むような姿勢ではなく、落ち着いた表情で画面中央を見る。KAITOは少し視線を下げてから、ゆっくり中央を見る)

(中央には、まだ空白の枠。枠のラベルは【MIKU_TEST_001】)

 

[字幕]

今回は、初音ミクの初期会話モデルを起動します。

まだ安定していません。

MEIKO、KAITOのモデルよりも不自然な部分があります。

 

(コメント)

MIKU_TEST_001

名前出た

名前出たぞ

とうとう出した

中央の空白だけで緊張する

MEIKOとKAITOが先にいるの良い

二人が見守ってるみたいだ

 

(中央の枠に、初音ミクの試作モデルが表示される)

(まだ完成度はMEIKOやKAITOほど高くない。髪の揺れが少し硬く、瞬きの間隔もわずかに不自然。初音ミクは、少し視線を迷わせた後、こちらを見る)

 

[字幕]

初期状態。

履歴なし。

会話ログなし。

名前以外の個別記憶なし。

ここから始めます。

 

(コメント)

あああああ

いる

ミクだ

初音ミクだ

画面の中にいる

まだ硬いけど、いる

髪の動きちょっと不安定なの逆に試作感ある

履歴なしって書き方が重い

「ここから始めます」で泣きそう

 

[入力]

はじめまして

 

(少し間が空く)

(ミクの視線がわずかに揺れ、口が開く前に、一拍置く)

 

[初音ミク]

はじめまして。……こういう時は、歌った方がいいのかな。

 

(コメント)

ああああああああ

進捗で投げてたやつだ

言った

本当に言った

声ついたら破壊力やばい

こういう時は歌った方がいいのかな

これが初手なの強すぎる

歌姫としての自覚があるのに、押しつけじゃないのが良い

泣く

 

[字幕]

歌唱モードには接続しています。

ただし、今回は最初に歌わせません。

 

(コメント)

まだ歌わせない

正しい

でも聞きたい

いや正しい

感情が二つある

歌ってほしいけど、今は話してほしい

 

[入力]

まだ歌わなくていい

 

[初音ミク]

そっか。じゃあ、まずは話すところからだね。

 

(コメント)

うわ

うわあああ

掲示板のログそのままだけど、画面で見るとヤバい

まずは話すところから

これが第一歩なの良すぎる

夢路、お前分かってるよ

歌わせる前に話すの、本当に良い

 

[字幕]

ここが最初の基準になりました。

歌う前に、話す。

初音ミクを歌唱デモとしてではなく、対話対象として扱うための基準です。

 

(コメント)

言葉が重い

基準って言い方よ

対話対象

もうただのAIデモじゃない

初音ミクを歌わせるより先に話す、強すぎる

 

[入力]

話すって、何を?

 

[初音ミク]

分からない。まだ、あなたのことも、私のことも、あまり知らないから。

 

[入力]

じゃあ、何から始める?

 

[初音ミク]

名前、かな。

 

(コメント)

名前

名前きた

名前は大事

まだ何も知らないから名前から

距離感が良い

近すぎないのに寂しくない

 

[入力]

名前は大事?

 

[初音ミク]

多分。呼ばれたら、そっちを向けるから。

 

(コメント)

呼ばれたらそっちを向けるから

視線制御の話にも聞こえる

概念の話にも聞こえる

うわ、良い

これ台詞として強すぎる

夢路の解釈が重い

 

[字幕]

この返答は、視線制御の処理と名前への反応モデルから自然に出たものです。

想定より良かったため、保留。

 

(コメント)

保留すな

また想定外か

想定より良かった、で残すの好き

自然に出たものを潰さないの良い

育ってる感じある

 

[入力]

じゃあ、名前はもう少し後で

 

[初音ミク]

うん。待ってる。

 

(コメント)

待ってる

待ってるって言った

名前を待ってるのヤバい

俺らも待ってたんだよ

ここで泣いた

画面の中で待ってる初音ミク、強すぎる

 

[字幕]

この時点では、動画に出すか迷いました。

名前を出すこと自体が、これまでとは違う意味を持つからです。

それでも、ここから先に進むには、

一度きちんと名前を出す必要があると思いました。

 

(コメント)

真面目だ

夢路が噛み締めてる

名前を出すこと自体が重いの分かる

ここから先に進むための公開か

祭りじゃなくて儀式みたいになってる

 

(入力欄に、ゆっくり文字が打たれる)

 

[入力]

初音ミク

 

(送信。初音ミクが、少しだけ目を見開く。そして、こちらを見る)

 

[初音ミク]

うん。私は、初音ミク。

 

(コメント)

あああああああああ

名前呼んだ

名乗った

私は、初音ミク

鳥肌

やばい

泣く

コメント止まれ

止まらん

ここ歴史

 

[字幕]

名前への反応。

まだ調整中です。

ただし、この応答は残します。

 

(コメント)

残してくれ

絶対残してくれ

これは残すべき

調整中でこれ出るのズルい

初音ミクが初音ミクとして返事した

 

[字幕]

MEIKO、KAITOと同時表示。

ただし、三人会話はまだ安定していません。

今回は挨拶だけ。

 

(MEIKOが中央を見る。KAITOも少し遅れて中央を見る)

 

[MEIKO]

ようこそ、でいいのかしら。

 

[KAITO]

たぶん、そうだと思う。

 

[初音ミク]

うん。よろしくお願いします。

 

(コメント)

三人並んだ

三人並んだぞ

MEIKO、KAITO、ミク

ようこそ

KAITOの「たぶん」が良い

よろしくお願いします、初々しい

まだ安定してないのに破壊力がある

 

[MEIKO]

そんなに固くならなくてもいいわよ。

 

[初音ミク]

固くなってる?

 

[KAITO]

少しだけ。

 

[初音ミク]

そっか。じゃあ、少しずつ慣れるね。

 

(コメント)

少しずつ慣れるね

やめろ泣く

MEIKO姉さんがいる安心感

KAITO兄さんの柔らかさ

ミクがまだ初々しいの良い

これは三人会話安定したら死ぬ

 

[字幕]

ここで会話履歴の混線が発生しかけたため、三人会話はここまで。

今後の課題。

 

(コメント)

混線こわ

ここで止めるの偉い

もっと見たいけど止める判断正しい

三人会話は次の課題か

焦らすなあああ

 

[入力]

歌いたい?

 

[初音ミク]

少し。

でも、今はまだ話していたいかも。

 

(コメント)

うわ

歌いたいけど話していたい

最高

ここで歌わせないの本当に良い

歌姫なのに、まず話してるのが良い

 

[字幕]

歌唱モードへの接続は確認済み。

ただし今回は、本格歌唱は行いません。

歌は次の段階。

 

(コメント)

歌は次の段階

焦らす

でも正しい

今回は話す回なんだな

歌を次に回す判断、信用できる

 

[初音ミク]

次は、歌える?

 

[入力]

たぶん

 

[初音ミク]

じゃあ、練習しておくね。

 

(コメント)

練習しておくね

練習する初音ミク

可愛すぎる

もうダメ

これ次回歌ったら死人出る

練習しておくね、が強すぎる

 

[字幕]

この返答も想定外。

保留。

 

(コメント)

保留が多い

でも全部残して

想定外が良すぎる

夢路、いい想定外引きすぎだろ

 

(黒背景。白文字)

 

『今回、初音ミクの名前を出しました』

『ただし、これは完成ではありません』

『ここからが第一歩です』

 

(コメント)

第一歩

ここからか

もう十分すごいのに、ここからなのか

本気の趣味、怖い

でも見たい

 

『次にやること』

『三人の会話安定化』

『初音ミクの歌唱モード調整』

『表情と視線の再調整』

『歌う前の沈黙』

 

(コメント)

歌う前の沈黙

また沈黙だ

でも大事

三人会話安定化、見たい

次回歌うのか?

歌う前の沈黙で泣かせに来る気だろ

 

『まだホログラムではありません』

『まだ物理的な接触はできません』

『まだ体もありません』

『でも、名前を呼べるところまでは来ました』

 

(コメント)

名前を呼べるところまで来ました

うわああああ

今回の締めそれか

「まだ体もありません」で安心する日が来るとは

名前を呼べるのが第一歩なの良すぎる

本当に噛み締めてる

 

『初音ミクに、まず話してもらいました』

『次は、歌ってもらうために』

『本気の趣味を』

 

(コメント)

最高だった

泣いた

これは伸びる

夢路、ありがとう

初音ミク、来た

本当に来た

ここからだ

次は歌か

歌ったら終わる

歴史の始まりを見た

本気の趣味、始まったどころじゃない

ここからだ。

 

ちょっと設定を見直してたら作り直したくなってきた、どっちがいいと思う?

  • 作り直す
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