貞操観念逆転世界で100日童貞を守る   作:奈落ナド

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6日目

「よし、ここまで戻ってきたぞ」

 

5日目に桜さんと致してしまったために初日に戻ってきたが、4月17日まで戻ってきた。

ここまで安藤、奈那、桜さん、前原と出会い大体前と同じ状況を過ごした。

 

「今日は傘が必要だな」

 

多分今日は帰りに桜さんと出会い、帰宅を共にするが途中で雨が降る。

その為に傘があれば違う展開を迎えられるはずだ。

 

「よし行こう」

 

傘を確実に持ち家を出た。

 

 

 

「先輩!一緒に帰りませんか?」

 

大学が終わり玄関を出ようとしたときに桜さんから声をかけられた。

 

「いいよ」

「やった!あれ?傘持っているんですね?」

「なんか今日は雨が降りそうな気がして」

「へー」

 

ともかく二人で大学を出る、帰りの途中で本屋にも寄ったりと同じ流れだ。

 

「きゃっ!!」

「やっぱりか・・・」

 

本屋から出てしばらく歩いていたら急に雨が降ってきた。

 

「今日天気予報晴れだったのに」

 

当然桜さんは傘を持っていない。

 

「俺傘あるから、駅まで送るよ」

「いいんですか!?」

「もちろん」

 

大きめの傘を広げ、桜さんの体を雨から守る。

 

「先輩と距離が近い・・・」

「ごめんね、相合い傘になっちゃって」

「そんな、嬉しいです!!」

 

どうやら桜さんは満更でもないようだ。

周りも見ると雨に濡れて走っている人たちが沢山。

その中で俺たちは悠々と歩くことが出来た。

 

 

「じゃあここで」

「はい、ありがとうございました!」

「桜さん、またね」

「買った本おもしろかったら先輩に貸しますね」

「楽しみにしてる」

 

その後雨に濡れることなく駅までたどり着き改札まで送り別れた。

 

 

「これで今日を乗り越えられたな」

 

雨というトラブルに対処できたお陰で無事に5日目を乗り越えられた。

 

 

 

 

「ようやく週末か」

 

朝起きて日付を確認。4月18日土曜日だ。

この世界にきて初めての週末だ。ここまで来るのも中々に大変だった。

 

「大学もないし、家でごろごろしてるかな」

 

特に予定も無かったために今日は家で過ごすことを決めた。

 

【萩野っち今日暇?】

 

適当にスマホみながらゴロゴロしていると奈那からラインが飛んできた。

 

「暇って事は何かの誘いか?うーん、どうしたものか」

 

ここで暇と答えてしまったら、また何かのイベントが起きるかも知れない。

正直断った方がいいのかもしれないが、休日に女子から声がかかるのは嬉しい物だ。

それに週末をずっと引きこもってるのもこの先を考えるとつまらないかも知れない。

危ないイベントにならないように気をつければいいだけだ、自分を納得させる。

 

【暇ですよ】

 

【お姉さんとデートしようぜ~】

 

本日、奈那とのデートが決まりました。

 

 

 

「萩野っちこん~」

「おいっす」

「やぁやぁ、今日は来てくれて嬉しいよ~」

 

結局OKした俺は昼過ぎに奈那と待ち合わせしていた。

 

「それにしてもいきなりだな」

「うーん?ダメだった?」

「いや、そんなことはないよ」

「大学じゃなかなか会えないからねー、休日にでもアピールしないと」

「これまた直球だな」

「今日はウチの魅力でメロメロにさせちゃうよ~」

「ははは、お手柔らかに」

 

今日の奈那はおめかししているのか以前あったときよりも可愛く見えた。

これは気を引き締めていかないといけないな。

 

「それで、今日はどこ行く?」

「今日は遊園地に行くよ」

「ほう、遊園地か」

 

どうやら目的地は遊園地らしい。

 

「じゃあ行くよ萩野っち~」

 

そう言うと俺の手を引いて駅の方に歩いて行った。

 

 

 

電車に揺られ数十分。

なかなかの規模の遊園地に到着。

チケットを買い入場。

 

「おおーすごいな」

 

沢山の人に、数々のアトラクション、休日なだけありすごく賑わっていた。

最後に遊園地なんて行ったのはいつだろうレベルなのでテンション上がった。

 

「いいね~萩野っちテンション上がってる」

「この景色をみると嫌でもあがるって!」

「じゃあいろいろ回ってみようか」

「おう!」

 

最初に選んだのは王道のジェットコースター。

結構な時間並んだが奈那と話しているとあっという間だった。

 

「これ結構怖そうだな・・・」

「あ、びびってる~?」

「奈那は怖くないのか?」

「ウチは絶叫系得意だよ」

「まじか、情けない姿みせないようにしないと」

「あはは、萩野っちならどんな姿でもウェルカムだよ」

「よし、いくぞ!!」

 

 

「ぎゃあああああああああ」

「きゃあああああああああ」

 

「はぁはぁ、すっげえ!」

「迫力あったね、それにしてもぎゃあって」

「うるさい、それぐらいすごかったんだよ」

 

俺の事見てめっちゃ奈那は笑っている。

 

「笑いすぎだろ」

「いやいやごめんって、普段とのギャップが、ぷぷぷ」

 

どうやら初っぱなから奈那は楽しんでくれたらしい。

まぁそれならいいかと思い、次の場所に移動する。

 

次にやってきたのはゴーカート。

二人乗りで俺が運転手の席に座った。

 

「そういえば萩野っちは免許持ってるの?」

「俺か?あるぞ」

「じゃあ今度レンタカーとか借りてどっか行こうよ~」

「それもいいな、楽しそうだ」

「約束だよー」

「とりあえず今はこれで我慢な!」

「おけー!」

「よーし、飛ばすぜ!!」

 

ゴーカートを飛ばし二人して笑い合う。

 

 

「あ、あれ乗ろうよ」

「メリーゴーランドか」

 

激しい系が続いたのでゆったり系もいいだろう。

俺と奈那はそれぞれ違う白馬に乗った。

 

~~~~~♪♪

 

「う~ん、絵になるな~」

「どうした?」

「白馬に乗っていると、まるで白馬の王子様みたいだよ~」

「それは言い過ぎじゃないか?」

「萩野っちかっこいいぞー!」

 

 

その後もいくつかのアトラクションに乗り今はカフェで休憩中。

 

「いや~楽しかったね~」

「ああ、どれもおもしろかったな」

「それにしても萩野っちすごいね」

「何がだ?」

「行く先々で、他のお客さんから見られてたじゃん」

「まぁ、確かに」

 

女性が多くいる中で、この容姿はやはり目立ったののか常に視線は感じていた。

 

「でも今はウチの物なんだな~って」

「一応、今はデート中だしな」

「お、萩野っちもデートだと思ってくれたんだ」

「そりゃ奈那みたいな可愛い子と一緒なんだ、デートだと思うよ」

「・・・」

「奈那?」

「いきなりは反則だよ~」

 

俺の言葉が嬉しかったのか奈那の頬は赤く染まっていた。

 

「もしかして彼女にしたくなった?」

「奈那は魅力的だけど」

「ちぇー残念」

 

二人して笑いながら会話を楽しむ。

 

「そろそろ良い時間だし、最後に何か乗るか?」

「だったら観覧車がいいな~」

 

 

「観覧車なんて久しぶりだな」

「ウチも~」

 

観覧車に乗り込み目の前に奈那が座る。

 

「今日楽しかったね」

「ああ、誘ってくれてありがとう」

「ダメ元だったんだけどね、まさかOKしてくれるなんてびっくりだよ」

「そうだったのか?」

「萩野っちはモテそうだからね、予定あるかなって」

「あいにく暇してたよ」

「じゃあこれから毎日誘うね~」

「それは勘弁してくれ」

 

観覧車が丁度てっぺんの所に来た時だろうか、奈那が立上がり俺の隣に座ってきた。

 

「奈那?」

「せっかくだから~」

「・・・」

 

急に隣に来たので少し緊張する。

 

「萩野っちはさ~どんな女の子が好き?」

「いきなりどうした?」

「気になっちゃって」

「急に言われると難しいな・・・」

「じゃあウチみたいなのは?」

 

これは結構大事な質問な気がするぞ・・・

下手なこと答えたらこの後致しちゃうコースもあり得るかも知れない。

答えは慎重に考えよう。

 

「奈那と一緒にいると楽しいって思うよ」

「・・・ほんと~?」

「あぁ、今はそれで勘弁してくれ」

「むー、しょうがないなー」

「助かる・・・」

「じゃあ今はこれだけ」

 

そう言うと奈那は俺の頬にキスをしてきた。

 

「っ!!///」

「萩野っち覚悟しててね~、ウチ本気になっちゃた」

 

そして観覧車はスタート地点に戻ってきた。

 

 

「今日はありがとう、楽しかった」

「こちらこそ~」

 

観覧車を終えた俺たちは入口まで戻ってきた。

最後のキスのせいでドキドキしっぱなしだ。

 

「その顔見ると、ウチのこと意識してくれたみたいだね~」

「そりゃあな」

「へへー、やったぜ」

「これは手強いお姉さんだ」

「ふっふっふ~」

 

その後二人で電車に乗りファミレスでご飯を食べて別れた。

 

 

 

 

【今日はありがとう~!】

【写真】

 

家に帰った頃に奈那からライムが届いた。

文字と一緒に一枚の写真。

遊園地で遊んでいるときに途中で一緒にツーショットで撮った奴を送ってくれたみたいだ。

 

「こう見ると、俺たちカップルみたいだな」

 

二人とも自然な笑顔で移っているそれは良い写真だと思えた。

初めてのデート、思っていた以上に楽しんでいた俺がいた。

 

 

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