この最強アークウィザードと異世界転生を!
「佐藤和真さん、あなたは魔王との戦いで亡くなってしまいました」
そう、目の前のエリス様は言った。
俺は魔王との戦いで、死んでしまったらしい。
「そうですか...あいつらは無事ですか?魔王も倒せましたよね?」
「先輩達は無事ですよ。皆さん先輩に治療されて傷も治りましたし、魔王もしっかり倒せました」
あいつらも無事だったか...良かった今回のの死は無駄じゃなかったんだ。
「いやぁ、よかったです。で?俺は生き返れそうですか?」
その言葉を聞き、エリス様は言いにくそうに言った。
「あの...本当に申し訳ないんですが、生き返れません」
「えっ」
どういうことだ?
アクアが蘇生してくれるはずなのだが...
そういえば俺は爆裂魔法に巻き込まれてしまったんだ。
身体が無くなってしまったからかもしれない。
「それって身体が残っていないからですか?」
「それもありますが...」
どういうことだ?それ以外に理由はあるのだろうか。
「なら魔王を倒した願いで生き返れないんですか?」
俺は最後の希望にすがるのだが
「それが無理なんです...何とか今までは誤魔化せていましたがさすがに肉体ごと願いで蘇らすのは私もカズマさんもただじゃすみません!」
そんな?!やっとの思いで魔王を倒せたというのに!
「そこを何とかお願いします!エリス様!!!」
この言葉を聞いて、エリス様は、少し考えて言った。
「一つだけ方法があるにはあるのですが...」
エリス様はそんな事を言い出した。
「...その方法とやらは?」
何だか嫌な予感がするが大丈夫だろうか。
「私はカズマさんを平行世界に転移させます。その後そちらの世界で魔王を討伐し、その願いで元の世界に転移すると言う方法です」
そんなズルできるなら普通に蘇生してほしい。
それ以上に、もう一度今回のようにうまくいく気はしない。
「そんなん無理ですよ!今回だってギリギリで倒したのに!」
俺がそんな事を喚いているとエリス様はこんな事を言った。
「安心して下さい!送る世界は魔王は確実に倒される運命ですから!」
そんな平行世界があるのか...
俺だとイメージ出来ないような世界もあるんだろうな。
アクアと恋人になるとか...ないな。
「なるほど...つまり俺は魔王が倒される直前にとどめをさせばいいというわけか」
そんなの楽勝だ。今の俺には爆裂魔法がある。極上のマナタイトを買ってしまえば...
「あの、確実とは言ったのですがカズマさんが頑張らないといけない部分はありますよ?」
あれ?これって面倒事があるやつじゃ...
「なんですか?詐欺ですか?結局魔王軍の幹部は討伐しないとみたいな?」
エリス様は『違いますよ。』と言ったあと、何をしてほしいのか説明を始めた。
「あちらのカズマさんは義賊にならないので神器の回収がうまくいかないかもしれません。
それによって人間どうしの争いになるかもしれないのです。あと...」
「そうですか。分かりました。」
これ以上面倒事を持ち込まれないように話を切り上げようとすると重要なことらしく、終わらせることはできなかった。
「まだ話は終わってません!あの、あちらのカズマさんを大切にして下さいね」
「当たり前じゃないですか?」
自分を大切にしないやつなどいるだろうか?
「ふふっ、安心しました」
アクアがヒョコッと現れ言った。
「なら持っていく神器を選びなさい!ヒキニート!」
その言葉を聞いてエリス様はがっかりしながら言った。
「ええ?!私のセリフなのに!そうそう言えるものじゃないから楽しみだったのに...」
「俺は引きこもりでもニートでもないって言ってるだろ...」
なるほど、初めと同じようにチートをもらえるのか...俺は冷静にこういった。
「神器じゃなくて人でもいいですか?」
その言葉を聞いて、エリス様は微笑み、言った。
「ええ、いいですよ」
「もうカズマったらそんなに私のことが大好きなわけ?別にあなたが連れていきたいと言うならついていくけど?」
普通にアクアを持っていくつもりはないのだが...
「めぐみんでお願いします。」
「なんでよ!」
アクアが泣きながら飛びついてきた
「やめろ駄女神。お前問題起こしてばっかで役に立つ時も最後はマイナスになるだろ。めぐみんは最低限言う事聞くし、ほか2人の仲間と比べるとまともなんだよ!」
「もう問題起こさないから連れてってよ!どうせめぐみんのことが好きなだけじゃない!このロリコンヒキニート!」
こいつ!
「ああ?お前なんて言った?!そんな所が問題起こすって言ってんだよ!そんなに反省してるんだったら俺が帰ってくるまで反省してろ!あっエリス様、めぐみんに連絡してください」
「えっいいんですか?連絡しますよ?」
その後、喧嘩をする俺たちを尻目にエリス様は連絡を始めた。
『めぐみんさん聞こえますか?』
『はい?聞こえますがあなたは?』
『私の名前はエリスといいます』
『ええ?!あのエリス様ですか?!』
『はい、あなたにお話があって連絡してます』
めぐみんは少し声を震わせながら言った
『何でしょうか?カズマが悪いことしたんですか?』
「あいつは一体俺をどう思ってんだよ!」
「カズマ、あんたがしゃべると話しこじれるから...プッ、プークスクス」
「先輩達は静かにしててください」
怒られてしまった。
『めぐみんさん、カズマさんは諸事情により生き返れなくなってしまいました。生き返るにはもう一度魔王討伐しなくてはなりまそん。カズマさんはその旅の仲間にめぐみんさんを指名したのですが、一緒に行く気はありますか?』
『フフフ…つまり私の出番というわけですね!私がいるからにはもう大丈夫です。私がカズマを一生守ってあげますよ!!もちろん行きます!』
なんか凄いこと言われた。
なんであの子はこんなにも男らしいのだろうか。
『分かりました。これからこちらに呼びますね』
次の瞬間めぐみんは天界に現れた。
「ほう、ここが天界ですか?初めて来ました」
「ええ、めぐみんさんようこそ。じっくり見てる所悪いのですが早速転移を...」
「ちょっと待った」
俺は言い放った
エリス様は不思議そうに言った。
「カズマさん?何でしょうか?」
「まだチートをもらってないだろう?」
「何言ってんの?カズマさん、もうチートはもらったじゃない。もしかしてもうボケちゃった?」
俺は馬鹿なことを言うアクアに言い返した。
「ちがうわ!俺のじゃなくてめぐみんのだよ!」
「ええっと?カズマさん?」
「めぐみんは俺と同じく異世界転生することになるんだ。チートをもらってもいいだろ」
そんな事を言ったらアクアは素早く反応し
「あっ!なら私を持っていってもいいわよ」
「だめです!さすがに3人は送れません!」
よかった...借金女神はついてこないんだな。
めぐみんは少し考えて
「そうですか、なら私の願いは体をもっと...」
ぐいっとめぐみんを引っ張り聞いた。
「おい、今言おうとした?」
「えっと、もっとオトナのお姉さんみたいな体型に...」
「いらんわそんな願い。今のお前でも...十分...魅力的だから」
めぐみんはこちらを少し見て『そ、そうですか』と漏らした
...言わなければよかったかもしれない。
「で?それ以外は何願うんだよ?」
むず痒くなった俺は話を変えた。
「そんなの決まってます!」
めぐみんはエリス様に向かって言い放った!
「爆裂魔法を何発でも撃てる魔力をください!」
...まあこんなことだろうと思ったよ
「分かりました...カズマさんだから許されてるんですよ?」
本当にすみません...
「カズマさん達も頑張ってくださいね」
その後、アクアとエリスは声を合わせて言った。
「「あなた達の帰還を祈って『
「ああ!行ってくる!」
俺は決意を固め...
「絶対に帰ってきなさいよ!ロリニート!」
最後の最後てあいつは!
「おい!戻ってきたら正義の鉄拳食らわしてやるらかなぁ!」
めぐみんも食いついた!
「どこがロリなのですか?!ぶっ飛ばしますよ?!」
俺たちは魔法陣に包まれ転移した。
カズマ達が転移した後、エリスは私に話しかけた。
「行ってしまいましたね」
そんな一言に私は「そうね」とだけ答えた。
「あんな送り出しで良かったんですか?」
エリスはそう聞いてきたが、私には何も後悔はない。
「良いのよ、私達らしいもの」
「...絶対に帰ってきなさい。カズマ」
...まだお礼も言えていないのだから
初投稿です
それっぽくできました
良かった点、改善すべき点、じゃんじゃん感想を書いてください
ちなみに作者はカズめぐ派です。