この最強の爆裂娘と2週目を!   作:四神水晶

10 / 16
エピローグ サトウカズマの本心

 

 

俺にとって先輩は何なのだろう。

 

先輩が死んだ日からふと、この考えが浮かぶときがある。

その答えはまだ見つかっていない。

 

昨日は先輩から相談を受けた。

何か先輩に恩返しをしたいと思っていた。

先輩にだって弱い部分があるはず。

そこを助けたいと思った。

ただ、その内容は恋愛相談だった。

 

その時俺は少しがっかりしたと同時に先輩の事を何も知らない事に気づいた

 

「なあ、アクア。先輩ってどんな人なんだ?」

そうアクアに聞いてみた。

「わからないわよ。めぐみに聞いた方が良いんじゃないの?」

「いや、転生の時に何かなかったのか?」

俺がそんなことをいうと...

 

「タカハシは日本からの転生者じゃないわよ。」

 

...は?

「あいつは日本について知ってたぞ。」

「もしかしたら、日本の転生者の親族なのかもね。」

そんなわけがない。先輩は同郷の人として接していた。

 

「おかしいな...」

先輩の謎は深まるばかりだ。

 

 

 

俺は初めて出会った時の事を思い出していた。

その時、日記を久々に読んだ。

...決して飽きて書かなくなった訳では無い。

 

俺は日記を読んで、過去を懐かしんでいたが、ある時から内容に先輩への嫉妬が、書かれるようになった。

 

「当時はそんな気持ちだったかな。」

 

何も力を持っていないはずなのに、日本のチート持ちを倒し、

誰も倒せないと言われた魔王軍幹部を倒した。

 

今ならわかるが、それは度胸が合ったからだろう。俺と違って。

 

ただ、印象が変わったのはその次の日だった。

 

あの2人は借金を作ってきた。

 

前にもそんな事があったらしく、完璧じゃないんだなと思った。

その後から先輩と仲良くなった気がする。

特にサキュバスの時の恩は忘れてません。

 

先輩の優しい部分を知るたびに俺はこのパーティーに必要なのか考えることが増えた。

...先輩に劣等感を感じてたのかもしれない。

だからこそ、先輩が仲間と言ってくれたのは嬉しかった。

 

「先輩には助けられてばっかりだな。」

 

今、俺のパーティーがあるのは先輩のおかげだろう。

たぶん俺は先輩を尊敬して、信頼している。

俺が先輩の居やすい、皆が素で入れるようなパーティーにしていこう。

 

俺はそんなパーティーを作ろうと決めた。

 

 

 

俺達はデートをしている先輩達を除いた4人で夕ご飯を食べていた。

「何だか、あの2人がいないと静かですね。」

めぐみんはそんな事を言った。

「何だかんだ、あの2人はずっとはしゃいでるからな。」

「あの2人を見ていると飽きないのよね。」

アクアはそんな事を言った。

「本当にそうだな。私はこのパーティーに入れて良かった。」

 

「俺もそう思うよ。」

 

先輩が作ってくれた縁。

大切にしよう。

俺達は思い出を少し話したあと寝た。

 

次の日

俺は朝起きたらもう先輩とめぐみは起きていた。

「おはよう。昨日はどうだった?」

先輩にそんな事聞いたら

「上手くいったよ。」

そっか。告白は成功したんだな。

...それにしては関係は変わってないように見えるが。

 

その後、皆が降りてきて、先輩とめぐみは料理を始めた。

「いやぁ、先輩達の料理は美味しいから楽しみだな。」

「私の料理に文句があるのですか?」

めぐみんは不満げに言った。

「先輩の料理が一番うまいと思う。」

たぶん同じ故郷だからこそ、味の趣味が同じなのだろう。

「そんなこと言ってるともう作りませんよ。」

「それは困る。めぐみんは先輩の次くらいにうまいからな。」

結構めぐみんって家庭的だよな。

「ありがとうございます...一番じゃないのは癪ですがまあ料理スキル持ちに勝てるとは思ってませんよ。」

 

その後、朝ごはんを食べていたのだが...

「めぐみん、あーん」

「うーん!美味しいです!」

こいつらそんなことを始めやがった。

「お前らって羞恥心はないの?」

「「もう吹っ切れた。(ました。)」」

「あなた達はまだ恋人ではないのでしょう。ならもうちょっと節度をですね...」

めぐみんはそんな事を言ってしまった。

「付き合ってますが。」

「昨日は付き合ってないって言ってたじゃないですか!」

他の仲間に知られて良かったんだ...

俺だけに相談した意味は?

「付き合ってるから何も言われる筋合いはないだろ。」

そんな事があり、俺達は甘い二人を見せられた。

 

 

俺は朝食を食べ、ゆっくり過ごしていた。

まあ、これで少しの間は静かな日々が...

「みんな!大変なの!」

アクアはそんな事を言いながら外から帰ってきた。

...フラグだったかもしれない。

 

 

 

「で?一体どうしたんだ?」

「大変なの!アクシズ教が崩壊しちゃう!」

そうアクアは言った。

「そ、そうなのか...私にはそんな様子がイメージできないのだが。」

ダクネスはそう言った。

「「同感だ(です。)」」

先輩達もそう言った。

何故そんなアクシズ教の崩壊するイメージがないのだろうか...

「温泉が汚染されて資金源がなくなっちゃう!」

 

「...あっ」

 

先輩は何か心当たりがあるようだ。

「それってアルカンレティアだろ。温泉街の。知り合いにアルカンレティアの人がいて、テレポートで教えてくれたんだよ。」

「早く言いなさいよ!」

先輩ってアルカンレティアに行ったことあるんだな。

「まあそんなこと言ってても仕方無い。早く準備していこうぜ!」

俺はリーダーとしてこのパーティーを引っ張って行く。

俺の将来の目標ができた。

俺は先輩のパーティーのように、楽しく、本当の自分を見せれるパーティーを目指して再出発(リスタート)の一歩を踏み出した。

 

第2章 サトウカズマのリスタート

 

<完>






とりあえず第2章は終わりです。
第1章の時の反省を活かしてしっかり区切りをつけました。
完とか書いてありますが、第3章もあるのでご安心ください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。