俺はアクシズ教団から宿に戻ろうと帰っていたのだが...
そこでめぐみんに会った。
「よう!めぐみん。何か用か?」
「明日は私とデートしませんか?」
明日は別に予定は無い。
「いいぞ。まあ、こんな街じゃ、楽しめるかは怪しい所があるがな。」
「別にカズマと入れば楽しいですよ。」
...なんでこの子はそんな恥ずかしいことをさらっと言えるのだろうか。
「嬉しいことを言ってくれるじゃないか。俺もめぐみんと一緒にいると飽きないよ。」
「何だかそんな事言われると嬉しいですね!」
めぐみんは上機嫌にそう言った。
「じゃあ宿に帰ろうぜ。」
そんな事がありつつ、俺達は宿に帰ると...
温泉が再開していた。
「いや〜、何だかんだここは温泉街だったからな!日本人として楽しみたい所だ。」
「サトウ、俺も同じ気持ちだ。ただ、焦るなよ。」
俺はサトウをグイッと引き寄せ、
「ここには混浴がある。」
サトウはその言葉に反応し、
「つまり、合法的に裸を見れるって事だな?」
俺達はにやりと笑ったが...
「カズマ?今何考えてたか当ててあげましょうか?」
俺達は後ろのめぐみんに気づかなかった。
「いやぁ、めぐみんと混浴入ろうかなって...」
「嘘ですよね。普通に混浴に入ろうとしてましたよね。」
...めぐみんにはお見通しらしい。
「...すいませんでした。」
「まあ、私は許しますよ。どうせそんな事だと思ってましたよ。夜に一緒に入りましょうね。」
そんな事をめぐみんが言った。
「じゃあ、サトウは混浴満喫して来いよ。俺はめぐみんと満喫する。」
俺はそう言ってサトウを送り出した。
俺は先輩に送り出され、風呂に入りにやってきた。
その目の前には男湯、女湯、混浴かあった。
その時、女湯から、赤い髪のショートカットのお姉さんが混浴に入っていった。
俺はそのお姉さんに続いて混浴に入っていった。
俺は温泉に入ろうとすると、お姉さんが目に止まった。
そのお姉さんは猫科を思わせるような黄色い瞳をしていて、巨乳でスタイルも良い美女だった。
「「…」」
俺とお姉さんは目を合わせながら何も言葉を発しない。
「あの...どうしたのかしら?」
お姉さんは俺に話しかけた。
「お構いなく。」
「いえ、そうじゃなくて...他に人がいないし、少しお話しない?」
なるほど、確かにこの縁は大切にしたい。
「お姉さんは何故この街に?」
「私は、湯治に来たのよ。」
俺にはそんな傷は見えないが...
「昔凄腕の冒険者だったんですか?」
「そんな事は無いんだけどね...」
どういう事だろうと思っていると...
「私はね、半身を探してるのよ。黒い獣なんだけどね。」
「なんか中二っぽい事言いましたね。相談に乗りましょうか?俺のパーティメンバーに詳しそうな奴が2人居るんですが。」
その言葉に反応し、聞いてきた。
「...その2人って?」
「一人は紅魔族で、もう一人はただの中二病です。」
「そうなの...申し訳ないけれど相談に乗ってもらわなくていいわ。少し楽しかったわ。ありがとう。」
そう言い残し、そそくさと風呂場から出ていった。
「もしかしたら紅魔族は思ってた以上に恐れられてるのかもな...」
そんな事を思いながら俺も体を洗い、温泉から出た。
俺はめぐみんと一緒に混浴に入ろうとしていた。
「なあ、これって一線を越えるって事じゃないよな?」
「なんでこのタイミングでヘタれるのですか...そうだとしたら私達はもうとっくに越えてることになりますよ。」
そうでした。
「まあ、恋人になって初めて一緒にはいるのでワクワクします。」
「そうだな...俺もドキドキしてきた。」
俺達は更衣室に入ると...
サトウがいた。
「長風呂だったな。結構いい湯だったか?」
「最高だったよ。」
まっ、まさか
「誰かいたのか?」
「ああ、赤い髪のショートカットのお姉さんがいた。」
まじか...いいな。
ってそれってウォルバクじゃないか!
「おう、良かったな。」
なんであの人混浴に入ってたんだ...
前回はハンスと話すためだったんだろうけども。
「んじゃあ、俺はお先に。」
そう言い残し、サトウは更衣室を後にした。
その後、俺達は温泉に入っていたのだが...
「なあ、めぐみん」
「はい?」
懐かしい返事が返ってきた。
「多分サトウが言ってた人はウォルバクだったよな。」
「そうですね。ってこれって初めて一緒に入った時の喋り方ですね。」
「俺はそれっぽく言ってたんだが。めぐみんは素なのか?」
「お風呂に静かに浸かってるときはこんなですよ。」
何だか緩さが可愛いな。
「で?ウォルバクを追いかけなくていいのか?」
「別に今は追いかけなくて良いですよ。めぐみんは爆裂魔法を覚えてないですからね。」
ウォルバクがめぐみんに爆裂魔法を教えた師匠なんだっけ。
なら俺は孫弟子だな。
「俺も爆裂魔法を打ち込みたいんだが。」
その言葉に反応し言った。
「それはめぐみんに譲ってあげてください...それよりも協力してほしいことがあるのですが...」
「何だ?」
「めぐみんに爆裂魔法を覚えさせるので手伝ってください。」
この言葉にははっきり言わせてもらおう。
「いやだ。」
「そうですか。ありがとうございま...って、ええ?!何ですか!」
めぐみんは驚いているが、
「そりゃ、爆裂狂が2人になるのは不味いだろ。あと、この世界のめぐみんはめぐみん何だ。本人が覚えたいって言ったら背中を押してあげようぜ。」
この言葉を聞いためぐみんは上目使いで...
「お願いです...」
…
「しょうがねぇなぁ!」
その後、俺達はどのようにしてスムーズに覚えさせようか話し合ったあと風呂から出た。
その後、俺達は夕食を食べた。
その後、アクアから
「明日って予定はあるかしら?」
と聞かれたが、めぐみんとのデートの予定があったから断った。
一体何の用だったのだろうか?
そんな事を思いつつも明日に備え、早めに寝た。
次の日、俺は待ち合わせ場所の宿の玄関の前でめぐみんを待っていた。
「あいつが遅れるなんて珍しいな...」
そんな事を思っていたら...
「お待たせしました。」
そう言いながらめぐみんがやってきた。
「遅刻なんて珍しいなって...」
後ろを振り向いたら美少女が居た。
いつもの冒険服とは違い、黒を基調とした、ワンピースを着ていた。
「なんか今日は気合は入ってるな...」
「まあ、恋人になってから初のデートですからね。」
「俺はいつもの服装なんだが。」
そこが問題だ。
明らかに俺だけTHE冒険者って服装をしている。
「大丈夫ですよ。こんなことだろうと思って服屋は軽くリサーチ済みです。」
「お前ってデートになると、計画的だよな。いつもこんな感じでいてほしいんだけど。」
この言葉に、めぐみんはピクリと反応し言った。
「それって褒めてるんですか?バカにしてるんですか?」
「両方。お前も俺を褒めるときはこんなだぞ。」
「何だか凄く苛ついたのですが、別にカズマは褒めてもくれてるので何も言えませんね...」
俺の気持ちを味わって欲しい。
「まあ、さっさと服屋にいきますよ!」
そうめぐみんに手を引っ張られながら服屋に向かった。
俺達は服屋にやって来たのだが...
「これとかどうでしょうか?!」
「どう考えても俺が着るのはきついわ!」
中二病ぽいものばかりを持っていている。
なんだよ、このボロボロのTシャツ。
この世界でもダメージが付いてるやつが流行ってんのか?
「本当にお前は素材がいいから何とかなってるけど、俺だときついんだよ!」
「えっと...ありがとうございます?」
「褒めてないわ!」
そんな事を話しながら服を選んでいた。
「やっぱりカズマといると楽しいです!」
「俺は服屋じゃない所に行きたいんだが...」
俺は他の服を見ていたら、なんか無難な服を見つけた。
「あれにしようかな。」
「なんか、カズマらしい無難すぎる服装ですね。」
結構傷つく一言が放たれた。
別に?中二病のセンスで褒められても嬉しくないし?
それでその服を着てみたのだが...
「まあ、私からしたらカズマはどの服を着ようがかっこいいですよ。」
「なんというか、その慰めが一番効いたわ。」
その後、俺達は街中をデートしていた。
街が街なので、アクシズ教の勧誘が止まらないが、
幹部の証拠を見せると...
「幹部の方でしたか!失礼しました!」
そう言いながら、去っていった。
「カズマは、アクシズ教に入ったのですか?流石にそれは引くのですが...」
「お礼で幹部の証をくれたんだよ。少し手伝うって条件でな。」
「まあ、カズマのことですし大丈夫でしょう!」
この証のおかげで邪魔をほとんどされずにデートできている。
「それで?何処か行きたい所はあるか?」
「そうですね...とりあえず、お昼を食べますか。」
それで、お昼を食べに来たのだが...
「アクシズ教に入りませんか?入れば5%引きにしますよ。」
何というか、珍しく嬉しい特典のある勧誘を受けた。
「これでいいですか?」
そう言い、幹部の証を見せた。
「幹部様でしたか。ありがとうございます。10%引きにさせていただきます。」
「悪いね。」
それで注文し、食べていると...
「このネックレスは本当に便利ですね。」
そう、幹部のネックレスを見ながら言った。
「けど、ずっと付ける気では無いけどな。」
アクシズ教と同類扱いは嫌すぎる。
「だからずっとポッケに入れてるんですね。」
「...まあ、あとはネックレスはめぐみんとのやつがもうあるからな。」
「この世界に来た証ですね。」
そんな事を、話しながら食べ切り、会計する時に少しおまけをつけた。
「これは俺からの気持ちだ。これからも頑張れよ。」
「っ、ありがとうございます!」
俺は清々しい気持ちで店から出た。
そして、街の外に出で、爆裂魔法を放ちや宿に帰った俺たちであった。
「戻ったぞ〜」
そしたらもうサトウは居た。
「先輩達!おかえり。楽しかったか?」
「ああ。楽しかったよ。」
「そうですね!なんかデートって感じはしなかったですが。」
気にしてることを言われてしまった。
「そんなにデートしなれてないから許してくれないか?」
「許すも何もありませんよ。私達らしいってことです。」
「まあ、お前らって結構いつでもいちゃついてるからな。」
ちなみに今日の夕食で明日の朝アクセルに帰ることとなった。
何故、帰りも馬車旅になった理由は、俺がテレポート先から消してしまったからだ。
すいません。
その夕食の後もアクアは俺に聞いてきた。
「明日、予定はあるかしら?」
「明日は何もないよ。そんな重要な話なのか?」
「まあ、
私達?
「分かったよ。アクセルの街に帰ったらな。」
「まあ、いいわよ。別に少し遅れたって大丈夫なやつだし。」
まあ、明日になればわかるか。
とりあえず俺は早く部屋に戻り、寝ることにした。
「なあ、先輩。最近アクアの元気がなくないか?」
そんな事をサトウは言った。
「言われてみれば確かにな。」
「なあ、先輩ってどんなふうにしてパーティーをまとめてたんだ?」
「...問題をただ処理してただけかもな。」
まとめられたっていう自信がない。
「それでも皆が楽しく過ごせてたらしいじゃないか。」
「それは俺のおかげじゃねぇよ。皆でただ、面白可笑しく生きだけだよ。」
俺だけでも、アクアだけでも、めぐみんだけでも、ダクネスだけでも、全員が集まってこそのあのパーティーだ。
「そっか。まあ、その通りかもな。」
「別にこのパーティーもはしゃぐとああなると思うぞ。」
実際、アクアは根っこは変わってなかったし。
「そうかな...なら本心にを引き出していかないとだな!」
「...知らない方が幸せなこともあるんだぜ。」
「何それ?急にどうした?先輩。」
俺はあのパーティーを思い出しながら言った。
「俺のパーティーは見くればよかったな...」
「先輩って、前のパーティーに辛辣だよな。」
誰だって知ったらこの評価になる。
「あのパーティに入ったらお前もこうなるよ。絶対入るのはおすすめしない。」
「そうか。まあ、入るつもりはなかっかからな。俺は今のパーティーでいるのが一番楽しいよ。」
その後、サトウは空を見上げ、言った。
「ずっと、一緒にいれるといいな」
何というか、キザなセリフを吐くもんだ。
ただ、この一言は俺の胸を大きく削った。
「そうだな...一緒に、いれたら...いいな。」
俺は少し空を見上げ、サトウの様子を見たら...
熟睡していた。
…やっぱりこれだよ!何で俺のセリフは毎回届かないんだよ!
俺はこの世界の不条理に怒りながら、寝た。
さくさくと書けました。
決して事前に書いてたわけじゃないんですよ。
それにしてもカズマのヒロイン力が強いですね。
やはりこの作品のヒロインはカズマだった?!
(大嘘)
次回もお楽しみに。
…カズマさんお誕生日おめでとうございます。
(忘れてた。)