この最強の爆裂娘と2週目を!   作:四神水晶

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完全にまとみん視点です。
まとみんはどのような思いを持っているか知りたい方は読んでください。
一言でまとめるとサブタイトルのまんまです。





第4章 めぐみんのスタートライン
プロローグ 胸に秘めた野望と嫉妬


 

 

私には夢があった。

それは爆裂魔法を覚え、それを極めること。

ただ、その道は険しく、それでもその道をゆかんとしていた。

 

けれど、私は爆裂魔法を覚えることを諦めた。

その理由はただ一つ。

私の存在価値がなくなるからだ。

私は優秀な魔法使いであるところ以外にいいところがあるだろうか。

そんな事を考えると爆裂魔法を覚えることが怖くなった。

そんな1発撃ったら倒れる魔法使いなんて誰も欲しない。

誰からも必要とされない。

そう思うと、私の過去した決意を揺るがせた。

友好関係も、出会った人々にも、爆裂魔法は馬鹿にされ、それを覚えた私は一人ぼっちになってしまう。

嫌だ。

爆裂魔法を覚えた私は紅魔族随一の称号はなくなるだろう。

嫌だ。

そうしたら、私と接してくれた人が離れるかもしれない。

嫌だ。

ゆんゆんとのライバル関係もなくなるかもしれない。

嫌だ。

一人ぼっちは嫌だ。

そんな事を考えていると、もう後戻りが出来ない気がしてきた。

私には大切な物がたくさんある。 

それらを投げ捨ててまで、爆裂魔法を覚えることはできない。

そう思い、私は爆裂魔法を忘れることに努めてきた。

それで上手く行っていた。

上級悪魔を払えたし、王都の冒険者からもスカウトされた。

ただ、王都には爆裂魔法の使い手がいるかも知れないと考えるとアクセルの街に留まることにした。

 

ただ、あの日すべてが変わった。

私が彼女に初めて出会った時、自分に似た紅魔族がいるなとしか思っていなかった。

爆裂魔法の事を話し始めるまでは。

その言葉と、街の人々の通り名を聞いて、私は馬鹿な人がいるもんだなと思った。

そんな人が誰かから必要とされるわけないのに。

そう思っていたら、ある日、外でカエルを狩っている彼女を見た。

その時、私は何発も爆裂魔法を撃てていることに気づいた。

私はその時、強い劣等感を感じた。

私は彼女になにも勝てていない。

才能も、思いも、全部。

そう思った私は無意識に彼らのパーティーに入っていた。

 

その後、私はなぜ何発も爆裂魔法を撃てるかを調べたが、わかったことはただ一つ。

めぐみはとんでもない量の魔力を持っていたのだ。

私は何故そんなに魔力を持っているのか聞いたが、なにも教えてくれなかった。

私はそれと同時にこの才能があったから爆裂魔法を覚え、パーティーに入れていたとその当時は思った。

ただ、それは違った。

確かにめぐみは昔は1発しか撃てなかったが、理解者を手に入れ、さらにパーティーに入ることが出来たと言っていた。

その言葉を聞いた時、その環境に嫉妬した。

 

何で夢を諦めた私がそんな思いをしなければならないのか

めぐみはずるい、本当にずるい。憎い。

 

それでも、このパーティーが好きだ。

めぐみのことも。

私はこの行き場のない感情に押し沈める事を続ける。

この居心地のいい場所を離れたくないから。

私は爆裂魔法を覚えない。

私には、爆裂魔法を覚える資格がないし、覚えたら劣等感に苛まれるだろうから。

 

 






めぐみんらしくないって?
そりゃ平行世界ですから。
この世界では自己肯定感が低いんですよね。
自信満々なめぐみんが見たいなら頭がおかしい爆裂娘の方を見てください。

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