この最強の爆裂娘と2週目を!   作:四神水晶

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この最悪な未来に変更を!

 

 

俺は清々しい朝を迎えた。

 

最近は早起きを始めた。

めぐみんの寝顔を見るためだ。

2人での宿暮らしからどんどん生活リズムが良くなっている。 

十分に寝顔を見た俺はリビングへと向かった。

「おはようございます。タカハシ」

「おう、まとみん。おはよう。」

まとみんは、何か言いたそうにしている。

「なんだ?」

「まとみんって、なんだか気に入らないのですが...」

今更だろうか?

「まともなめぐみんだから、まとみん。」

どっかのポ◯ットモンスター、略してポ◯モンとか言ってるし、略し方は合ってるはずだ。

「めぐみと比べられるのが嫌なのですが...」

まあ、そんなのもあるよな…

「もう呼び名は固定されたんだ。変えたいならリセットしてやし直してください。」

「イラッ、分かりました。あなたを記憶喪失にすれば良いんですね。」

「すいませんでした」

そんな話をしていたら...

「おはよう。二人とも。」

ダクネスも降りてきた。

「「おはよう(ございます)」」

何だかんだ最近は俺ら含む3人とサトウが早起きしていたのだが...

「あれ?サトウが遅いですね...」

「とりあえず俺は朝ごはん作ってるぞ。」

俺は台所に向かおうとしたら...

「私も手伝いますよ。」

めぐみんがそんな事を言いながら現れた。

めぐみんはいいタイミングで起きてくる。

最近はタイミングが良い時が多い。

一線を越えないって話した途端にこれは酷いんじゃないですかね...

「サンキューな。」

 

俺達は朝ごはんを作り終えた。

「できたぞ。」

アクアはもう起きたが、サトウが居ない。

「まだサトウな起きてないのですよ。」

「じゃあ起こしに言ったらどうだ?」

まとみんにそう言った。

「そうですね。やはり皆でそろってご飯は食べたいですからね。」

軽く罪悪感に駆られた。

まあサトウがまともだから大丈夫だろう。

「キャー!」

まとみんの悲鳴が2階から聞こえた。

...フラグを立てたつもりじゃなかったんです。

 

その後、サトウは顔を少し腫らしながら降りてきた。

「おい、俺の寝室に夜這いに入っといてそれはないだろ。」

それにまとみんが素早く反応した。

「夜這いじゃありませんよ!もう朝じゃないですか!」

「まだ朝じゃねえか。昼まで寝てたかったんだが...」

ダメ人間の思考じゃねえか。人のことは言えないけど。

「俺たちの飯が食えぬと申すか?」

俺はそんな事言った。

「はいはい。食べますよ。」

「何だかサトウの雰囲気かわりましたか?」

めぐみんはそんな事を言った

「俺は元からこんなんだぞ。なあ、先輩。」

「結構俺らには似ている所があったからな。そんなやつだと思ってたさ。」

ほかのパーティーメンバーから『悪い所が移ったわね』だの言われた。

「失礼だな!俺はそんな人間を脱却しようと思って、毎日努力してるんだぞ!」

サトウは俺の肩に手を置いて、言った。

「はっきり言ってそんな生活を続けるのは辛いだろう。俺と一緒に昼まで寝てれば、ヘイトを分散できるぜ。」

確かにそうだが...

「まあ、カズマにはそんな誘惑に負けませんよね。」

めぐみんはそんな事を言った。

 

「...いや、結構負けそうだ。」

「へえ?朝のルーティンをやめるのですか?」

寝顔を見てることはバレていたらしい

「...いつから気づいてたんだ?」

「宿暮らしの時にたまに見てましたよね。」

「...何の話だ?」

サトウはそう聞いた。

「「何もないです」」

 

 

俺は今晩、領主の家に侵入する。

これで俺は晴れてこの世界での義賊としてのスタートだ。

その前に装備を整えようと街中を歩いていた...めぐみんと。

「カズマ、そんなに寝顔を見たいのならもっと早起きすればいいじゃないですか。私はそうしてますよ。」

「まあ、早く起きれるようになればな...ってかお前っていつ起きてるの?」

俺は結構早起きしてるつもりだったが...

「カズマが早起きし始めたので、私が寝顔を見れなくなったのですよ。なので、1度早起きして、二度寝してます。」

タイミングをずらしてくれてたそうだ。

これなら両方が寝顔を見れる。

「あ、ありがとな。」

 

 

俺は鍛冶屋へ向かった。

「ちーす!おっちゃん、できた?ウェブ・シューターできた?」

ウェブ・シューターとは、スパイダーマンが糸を飛ばすときに使うアレである。

「らっしゃい...あんたが言ってた、ウェブ・シューター?はわからなかったがそれっぽいものはできたぞ。」

そう言われ、渡されたものを観た感想は...

「まあ、こんなくらいか...俺だと糸は扱えないからな。」

結構サイズが大きかった。特にロープが場所を取っていた。ベルトに付ければ立体機動装置になりそうな勢いだ。

絶対に使えないと思うが。

「それってどんなふうに使うのですか?」

「見せてやるよ...俺の新たな力を...」

俺は鉤縄が着いた小手を手に着け、上に向かって伸ばした。

その縄は鍛冶屋の天井に引っかかり、

「引け!」

この言葉に反応し、小手はロープを引っ張る。

それによって俺は鉤縄の方向に移動していた。

「凄いですね...これを両手に付けるのですか?」

「まあな、一つだと移動の時に安定しなさそうだし。」

俺達は鍛冶屋のおっちゃんに礼をして、帰った。

 

 

その夜、俺はクリスと合流し、フードを被って領主の屋敷にやってきた。

「あれ?君は仮面を被ってたんじゃないの?」

「そしたら、これ以降仮面を着けた盗賊が俺になるじゃないですか。王城に入ったときに仲間にバレるのは嫌なんですよ。」

まあ、めぐみんにはバレているが...

「分かったよ。今回はそれで信じてあげる。」

「ありがとうございます、お頭。とりあえず俺は悪魔がいる場所に向かいます。お頭は神器を封印して下さい。」

俺らは別行動を始めた。

 

 

俺は何事もなく、地下室へと向かっていた。

「何だか隠し通路って感じがするな...」

俺は階段を降り、ドアを開けると、一人の男が居た。

「ヒュー、ヒュー。君は?アルダープじゃないね。誰?」

その男は確かに人間ではない。

「俺の名前は...タカハシカズマ。お前の名前はマクスウェルか?」

「合っているよ、タカハシ。」

ならとりあえず契約について聞いてみた。

「アルダープとの契約解除はできないか?」

「タカハシ。それは無理だよ、タカハシ。悪魔にとって契約はそうそう破れるものじゃない。逆に対価もね。」

その言葉を聞いた時、前の世界での領主の失踪を思い出していた。

「そうか。なら倒すしかないな。」

「ヒュー、ヒュー。僕を倒すつもりかい?そんな事、出来ると思わないことだね。」

 

「それはどうかな?テレポート!」

 

 

 

俺は仲間の場所に飛ぼうと思ったのだが...

「どういうことだ!ここは?!」

何もない平野に飛んでいた。

テレポートの位置を歪ませたのか?!

それとも仲間の位置か?!

「ヒュー、ヒュー。君の策は失敗したようだね。」

そう言い、マクスは攻撃を仕掛けてきた。

「危ねえ!」

俺は回避スキルを使い回避しているが、逆にこちらの攻撃も当たらない。

それに俺には回避しきれておらず、劣勢だ。

「狙撃!」

俺は右手のワイヤーを飛ばし、マクスを固定しようと思ったが...

「全然当たんねえ!」

俺ほど幸運値を持っていても、攻撃は当たらなかった。

「ヒュー、ヒュー。いい攻撃だけれど、()()()()()()。」

運と運命は明らかに次元が違う。

この状況を乗り越えるには...

俺はバニルの言葉を思い出していた。

『吾輩の見通す力は格下にしか使えんのだ。』

その言葉を聞いた時、何故、ウィズの店が貧乏なのかが分かったが俺には関係ないと思っていた。

ただ、この特徴が全ての地獄の公爵に当てはまるとするならば...

 

俺は全力で逃げ始めた。

「ヒュー、ヒュー。逃げるのかい?けど、アルダープの為に消させてもらうよ。」

マクスは全力で追ってきた。

「狙撃!狙撃!狙撃!」

俺は矢を連続で放ち、距離を取りろうとしたが...

「インフェルノ」

 

「クソッ!」

全ての矢が燃やされ、こちらまで攻撃が来た。

ただ、距離は取れた。

 

「一か八かだ!エクスプロージョン!」

俺らはここで爆裂魔法を無詠唱で撃った。

その時、マクスは驚きながらも、攻撃を放ったが、その時に爆裂魔法で、消し飛んだ。

ただ、俺はその攻撃に当たってしまい、死んでしまった。

 

 


 

 

...半年ほど、久しぶりに見た光景。

そこは前の世界と変わらない真っ白な部屋だった。

エリス様は不在のようだ。

「まあ、今は義賊として活動してるし、当たり前だよな。」

俺はアクアの助けを待っていたが...

何故か魔法陣が現れた。

俺はこの魔法陣を知っている。

生き返る時に使うやつだ。

『もうアクアが蘇生してくれたのか?』

そう思いつつ、魔法陣に乗ると、いつもと同じように俺はあの世界に飛ばされた。

 

 

 

 

「先輩!先輩!」

「大丈夫よ、サトウ。私が蘇生してあげるから...って、え?」

俺は目が覚めたら、めぐみんとサトウが泣きそうになりながら、俺を見ていた。

てかめぐみんは泣いていた。

「サトウは分かるが、めぐみんは泣くなよ。もう俺が死ぬのは御愛嬌だろ。」

俺がそんなことを言ったらめぐみんは反論した。

「それでもカズマが死ぬのは嫌なのですよ!」

「そうだよ!もう無茶するなよ!」

サトウも同調してきた。

「けれど、タカハシはどうして生き変えてたのかしら?」

...え?

「アクアが生き返らしてくれたんじゃないのか?」

「そうだとしたら私はエリスとか、タカハシに了承を得るわよ。逆に心当たりはないわけ?」

そんな事を聞かれたが、そんな事は...

「強いて言うなら、あるアークプリーストが何かしたか...」

「それって前に話した借金アークプリーストのこと?」

アクアはそんな事を聞いた。

「まあそうだが。けどそんな高度なことはできるのか?」

アクアは俺にしか聞こえない声で言った。

「神力が高い女神なら出来るわよ。けれど、地上だと無理ね。一体あなたはどんな人生を送ってきたのよ...」

俺が聞きたい。

「それで、これは何かデメリットがあるのか?」

「強いて言うなら、その力を発動している間、その女神の神力が下がることね。」

...そこまでしてくれたのか。

帰ったら感謝もしないとな...

「回数制限はかけてないようだけど、消し飛ぶことがないようにね。」

「肝に銘じておきます。」

 

とりあえず、ダクネスの一番の問題は片付いた。

 

「お前たちに謝りたいことがある。」

そう、ダクネスは告げた。

「なんだよ?」

「私は実は貴族だったのだ。」

俺は知っていたが...

「「「そうだろうと思った。」」」

この世界のパーティメンバーは口を揃えて言った。

「明らかに育ちが良さそうだったもんな。」

「世間知らずでしたし。」

「まず、金髪自体珍しいからね。」

俺達は前の世界ではドMの印象が強かったから気づけなかったかもな...

「謝りたいのは、貴族の代表としてだ。私はダスティネス家の一人娘なのだ。このような貴族の行いに気づけず。タカハシを死なせてしまった。」

...責任感が強いのはそっくりだな。

「俺は気にしてないよ。別に死んでも、今は生きてるからな。それに悪魔を飼うなんて思わないだろ。」

「ありがとう。礼をいう。」

「別にどんな身分の人にも悪いやつは居るからな。ダストとか」

...あいつはそこまで酷いことはしていないが。

「とりあえず、カズマも生き返れたことだし、帰ろうぜ。」

「そうだな、帰ろう。」

俺の屋敷までの道のりはまだ遠いが、サトウとの屋敷でゆっくりする時間も必要だ。

俺はしっかり休むぞ!

休む?何か忘れてるような...

まあ思い出したときでいいだろ!

 

 

 

おまけ

 

この男にアクア様の祝福を!

 

 


 

 

「やっぱり死んじゃったわね。クソニート。」

私はカズマの冒険を見ていたが、ひやひやする。

今回とか、爆裂魔法に巻きこまれたらどうするつもりだったのかしら?

「先輩...そんな魔法知らないんですけど。」

エリスはそんなことを聞いてきた。

「なんか、カズマを蘇生しまくってたら出来るようになってたわ。けど、これを発動し続けるのはきついわね。」

「当たり前ですよ!リザレクションは普通は1度しかできないんですよ。回数制限なしの蘇生ってどういうことですか?!」

私はそんな発言はスルーすることにした。

「あちらの世界の私も苦労が絶えなさそうですね...」

「まあ、カズマが無事でよかったわ。」

本当にほかの人のために命を懸けれるのは凄いと思う。

「カズマって不思議よね。」

「急にどうしたのですか?」

「いや、いつもは鬼畜なのに、本当に辛いときは助けてくれる所とか、自分のことを省みずに行動できることも。」

まあ、転生の時はそれが空回りしてしまったのだが。

「カズマさんは誰かの為なら凄いことができるんでしょうね。」

「まあ、日本だとその誰かが居なかったからニートしてたんじゃないかしら。」

きっとカズマの表面だけを見て、クズだと思い去った人もいるのだろう。

内面は、少しの間だと分からない。

仲間の私は仲間のよさが分かった。

完璧な存在はいない。それが知れたことは幸せだったのかもしれない。

...カズマはこの世界にきて、幸せだったと言った。

あの世界でも、カズマが幸せになることを願って。

 

『頑張りなさいな、カズマ!』

 

そう心で唱えていた。

 

「っていうか、アクシズ教団の危機なんですけど!早くアルカンレティアに言ってよ〜!」

 

 






どうも、作者です。
とりあえず書き切ったのですが、マクスの喋り方がわかんなかったんですよね。
もしかしたら後で修正するかもしれません。
次回はクリス視点、エピローグです。
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