最強さんに拾われたら呪術師になった話 作:サーナイト大好きっ子
悠仁が受けてたみたいなやつを想像して書きました。
ここで術式を初めて自分で考えて使います。
まだよく分からない初々しさを感じてもらえればと思います。
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カーテンの隙間から差し込む太陽の眩しさに私は目を覚ます。
体を起こすと昨日の頭痛や強打した背中などの痛みが引いていた。
(これなら普通に歩けるかな)
私がそんなことを考えているとカーテンの隙間からヒョコッと五条先生が顔を出した。
「おはよ〜もう体調は良くなったかな?」
「もう平気そうです。ありがとうございます」
私がそう言うと五条先生は
「じゃあこの後学長と面接だから急いでね〜」
というやいなや、カーテンの奥へと姿を消してしまった。
「…め、面接!?ど、どうしよう…」
急いで身支度を済ませ、高校の制服に袖を通す。
あんなにボロボロだった制服は新品のようにパリパリだった。
五条先生がクリーニングに出しておいてくれたらしい。
(後でお礼を言わなきゃな。クリーニングの事も、助けてくれた事も)
五条先生に案内されてたどりついたその場所は武道場のような部屋だった。
その部屋の奥におじさんがぬいぐるみをチクチクと作っていた。
(おじさんが可愛いを作ってる!?あ、あのぬいぐるみピカチュウに似てる…)
そんなことをりこが考えていると
「悟、8分の遅刻だ。指摘するほどではない遅刻するくせ、直せと言ったはずだが?」
奥に座っていたおじさんが言う。
「しょーがないでしょ。怪我人を待ってたんだから。りこ、あの人が夜蛾正道学長。顔は怖いけどそんなに怖くないよ」
(サングラスしててガッチリした体してるのに!?私ああいう人、一番苦手なのに!!)
私が心の中で叫んでいると夜蛾学長がため息をついて
「悟、無駄話はもういい」
と会話を断ち切ると
「君が噂の…」
と私の方を向いた。
サングラスの奥の瞳が私を逃すまいと鋭い眼光を私に向けている。
「神念りこですっ!。(しんねんりこ)あの、面接をすると五条先生に聞いたんですけど…」
「あぁ、面接というよりかは君の実力を見るというほうが正しいが…まぁいい。今からこのぬいぐるみの動きを封じてもらう」
そう学長言うと私の両手でギリギリ抱えられるかどうかぐらいのサイズのぬいぐるみが動き出した。
「その子は…?」
「この子はキャシーだ」
(キャシー…草ポケモンに似てるな。ちょっと可愛いかも…)
「さぁ、この子の動きを止めてみろ」
学長が手をかざすとキャシーが私に向かって突進してきた。
(早いっ…!!でも動きが単純!!)
私は右手を突き出し、サイコキネシスを展開する。
キャシーを無理矢理光の檻で囲み、動きを殺す。
同時に意識を集中させて、テレポートで一気に距離をとる。
「___っ、く…」
その瞬間、こめかみにズキンとした痛みが走った。
視界がチカチカ光り、術式が弱まる。
パチパチパチ、と乾いた拍手の音がした。
「いい判断と術式の正確性…合格だ。ようこそ東京都立呪術高等専門学校へ」
学長の声で張り詰めていた糸が切れ、術式が解ける。一気に重力と疲れが押し寄せ、ゼーハーと息をする。
「あ、ありがとうございます!はぁ〜良かった…」
「よしっ!合格したし今から新しい教室に行くよ〜」
「は、はいっ。ありがとうございました」
私は学長にペコペコお辞儀をして五条先生の後を追いかけた。