最強さんに拾われたら呪術師になった話 作:サーナイト大好きっ子
原作の悠仁、恵、野薔薇のテンポ感や空気感を崩さないようにしました。
まだまだ緊張してて硬いりこ。
ここから彼女がどうやってみんなと向き合っていくかを見守っていただければと思います。
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前を歩く五条先生の後ろをぴょこぴょこついていくと
「あ、ちなみに今の一年は男子二人、女子一人ね。みんななかなか個性強いけどまぁ、頑張って!」
(なかなかってどんぐらいですか!?人見知りのコミュ症舐めないでいただけますか!?呪霊と戦う前に精神が死にそう……)
「は、はい……」
何とか返事をして自己紹介のシュミレーションをする。
(とりあえず名前言うでしょ?その後は……好きな食べ物?いやそんなの興味ないよね……今の高校生って自己紹介なに言うの!?)
もやもや考えていると五条先生が止まった。
どうやら教室についたようだ。
窓とかを見る感じ前まで通っていた学校の教室とはだいぶ違いそうだ。
壁や障子から和風の印象を受ける。
教室の扉の前に立ってドキドキしている心臓を落ち着かせるように深呼吸する。
(こんなに緊張しているのはバドミントンのデビュー戦以来かもしれない……)
五条先生が入った後に続く。
私が教室に入るとピンクの髪色の元気そうな男の子が
「おっ、新入生きた!」
と私の方を見ながらガタッと音を立てながら立っていた。
黒髪のツンツン頭の男の子は鋭い目で私を見つめて
「……」
なにやら私の周りの呪力を観察しているらしい。
茶髪の怖そうな女の子は
「ふーん……」
と獲物を見るかのような目で見てくる。
(どうしよう!?呪霊じゃなくてクラスメイトに殺されちゃうかも……)
頭の中でオロオロしていると五条先生が
「みんなーっ!おっはーよー!!今日から新しい仲間になる神念りこ!(しんねん)みんな仲良くしてねー!」
「神念りこです。よ、よろしくお願いします!」
というと
「おう!よろしくな!」
とピンク髪の男の子が
「……よろしく」
と黒髪のツンツン頭の男の子が
「よろしく」
と怖そうな女の子が言った。
ピンクの髪の男の子が自分のことを指で指しながら
「俺、虎杖悠仁!ついこの間呪術師になったんだ。一緒にがんばろーな!」
(この人が1番優しそう!)
「はい!頑張りましょう」
と私は声をかける。
「伏黒恵。よろしく」
と黒髪の男の子が言う。
(あんまり話すのが得意じゃないのかな……私とおんなじ!)
と勝手に仲間意識が芽生え、緊張が解け思わず口角が上がる。
「私は釘崎野薔薇。女子が入ってきてくれて嬉しいわ」
(さっきは怖そうだと思ったけど、意外と普通なのかな……?)
仲良くなるには下の名前で呼び合え、と親友からのアドバイスを参考に私は勇気を出して
「悠仁、恵、野薔薇、よろしくお願いします」
と呼んだ。
「おっ、呼び捨てか!ちょっと恥ずいけどなんかいいな!」
と悠仁。
「っっ……」
ちょっと耳を赤くし、視線を泳がせる恵。
「同い年なんだし敬語じゃなくていいわよ。そっちの方がやりやすいしね」
と野薔薇。
その光景を、教卓に腰掛けた五条先生は満足気に眺めていた。
「うんうん、青春だね〜いいチームになりそうだ」