ボクのヒーローアカデミア   作:たいん

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No.1 麗日お茶子:ライジング?

皆さん、こんにちは。お茶子ちゃんです。

3歳になりました。

やっぱりボクの個性はお茶子ちゃんの個性『無重力』でした。

簡潔に言うと物を浮かせることが出来る個性、って感じなのかな。

やっぱり物を浮かしたり、軽くすることが出来る良い個性だと思う。

ボクも原作でのお茶子ちゃんみたいに上手く、カッコよく使いこなせるように練習していきたい。

 

 

 

父ちゃんと母ちゃんは麗日建設という中小どころか零細企業をなんとか仕切っている。

日々の生活に余裕なんてない、それでも必死に愛して育ててくれる2人がボクは大好きだ。

そんなある日、ボクは両親に連れられ、買い物をしている最中に敵の立てこもり現場に遭遇した。

 

「あのボロボロのヒーローさん、よお頑張ったなあ。

結局歯が立たなくて、別のヒーローが解決するまでの時間稼ぎにしかならんかったけどなぁ...。

ってお茶子、どこ見とるん?ヒーローあっちやで!?」

 

確かにヒーローはみんなかっこいいと思う。困っている人を助ける、悪い敵を倒す。まさにボクの理想そのものだった。

だけどボクがその日感じたのは

 

「おーい!イールボーイ!」

「よぉ頑張ったなあー!」

「ありがとー!イールボーイ!!」

 

その声を聞いて満面の笑みを浮かべたヒーロー。

ボクの理想そのものだった。ボクは人の喜ぶ顔がずっとずっと、好きだった。

でも誰かを助けるだけじゃない。助けてくれるヒーローだって1人の人間なんだ。

観衆の声援が、ヒーローだって笑顔にさせた。

そうだ。みんな喜んでくれるから、体を張れるんだ。嬉しいんだ。

それを見ていたボクも大喜びでVサインをヒーローに送った。

どう表現すれば良いかは分からないけど。いつだって目を離した人が二度と悲しまないように笑える、そんなヒーローになりたい。

 

それがボク/私の、大きくなるにつれて一度忘れてしまうけど、心のノートに刻まれた最初の原点。

 

 

side:HERO

 

今回の敵も、自分じゃ身の丈に合わないくらい強かったな...。

 

「全く...まーた無茶して...。イールボーイ、君の個性じゃさっきの敵だって相性が悪いだろう。そんなボロボロになって、よく命があったな。」

 

「あはは...。全くだね...。僕の個性じゃ太刀打ちできなくて、足止めにしかならなかったよ...。」

 

「おーい!イールボーイ」

 

でもみんなが応援してくれる。ありがとうと言ってくれる。誰も命を失わず、大きな怪我をせずに済んだ。

「いつもありがとーう!!」

僕を見て笑顔の聴衆にガッツポーズで返した。

 

ふと、1番前にいる小さな少女が目に入った。僕らのやりとりを見てすごく嬉しそうに喜んでいる。

隣で困った顔をしているのがお父さんかな。あっ鼻水吹き出した。

そして彼女は、今までで聞いたことのないくらい嬉しさを爆発させたような声を上げた。

 

「いーりゅぼーい!あいがとー!!」

そして左手に掲げるピースサイン。

 

だからだろうか。僕も小さな彼女の大きな声援に応えたくて、ボロボロの身体も厭わずに全力で。

左手で大きく、ピースサインを掲げた。

 

「ははは、全く...。オールマイトかよ。でもイールボーイ、最高にカッコいいぜ。」

事件解決のMVPヒーローは呆れたように、それでも誇らしげに笑っていた。

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