平日は2、3回投稿できたらな...と言う気持ちですが、短くても毎日投稿目指して頑張ります。
そしていつも評価、感想、お気に入り登録いただきありがとうございます。
☆10評価いただいた すはらかなや さんにも大感謝です。
ニヤニヤしながら、つい筆が乗りすぎ、予定以上に書いてしまいました。
少しでも面白いな、とみなさんに喜んでもらえたら、私の趣味も浮かばれます。
拙作で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします。
それでは、お茶子ちゃん、原作に入ります。どうぞ!
No.4 入試
雄英高校ヒーロー科!!
そこはプロに必須の資格取得を目的とする養成校!
全国同科中、最も人気で最も難しく、その倍率は例年300を超える!!
国民栄誉賞に打診されるもこれを固辞!!
『オールマイト』!!
事件解決数史上最多!
燃焼系ヒーロー『エンデヴァー』!!
ベストジーニスト8年連続受賞!!『ベストジーニスト』!
偉大なヒーローには雄英卒業が絶対条件なのだ!!
2月26日 AM 8:30
──────雄英高校一般入試、実技試験日。
とうとう今日。泣いても笑っても、ボク達が雄英の門を叩けるかの試験はは、今日の実技で終わり。
筆記試験の時にはデクくんをちょっと探したけど会えなかった。
当然40人弱程度の定員に300倍超、今年の試験は12,000人を悠に超える人数で試験を受けている。
前世で言うところの旧帝大でも受けている気分だった。
───そりゃ会えんよねえ。
なんて考えながら、歩いてたら目の前の人が転びそうになっていた。
危ない!!
ボクは咄嗟に手を出して...転びそうな人を浮かせた。
「大丈夫?ボクの“個性”。ごめんね勝手に。でも転んじゃったら縁起...」ってデクくんやないか!!
「ってデクくんやないか!!大丈夫なん!?」
「あ、え!?お茶子ちゃん!!?ごめんありがとう!また助けてもらっちゃったね。」
「また...?でも会えてよかったやんね!久しぶりー!手紙はずっと交換しとったけど、直接会うんは10年ぶりやもんね。」
久しぶりなのに、久しぶりな気がしない。ずっと近くにいた気がする。不思議。
「あはは...久しぶりの再会なのに締まらなくてごめん。」
「んーん!全然!気にせんといて!!会えてめっちゃ嬉しいから!デク君は受験会場はどこなん?」
「僕も嬉しいよ。試験会場だよね?僕はL27だよ、お茶子ちゃんは?」
「ボクも同じ!そしたら一緒に行こ!デク君!!」
ボク達は一緒に試験会場へ向かった。歩きながらデク君の横顔を少し眺めてみる。
昔遊んだ時はボクの方が身長も高かった気がする。でも今は抜かれちゃった。それに...細身に見えるけど、多分前写真で見せてもらった時より遥かに身体を引き締めてると思う。スゴい、イイカラダ...。
「お茶子ちゃん?大丈夫?少しぼーっとしてる...のかな?緊張とか結構してる感じかな。僕も緊張で...」
「あ、全然!ごめんぼーっとしてた大丈夫気にせんといて!?」
ボクは一体何を!?元は男だよ!?前世では女の子が好きな方の趣味やったし!
だから男の子のデク君を好きになるとかありえへんやん!話題...!話題変えんと...!試験前におかしなる....!
「デ、デク君緊張すっごいしてるんかなあ!?さっき転びそうになってたもんね!?アハ、アハハハハ!」
(お茶子ちゃん顔真っ赤だけど大丈夫かな....)
「あ!うん、試験前にさ。身体作りのトレーニングを兼ねて、多古場海浜公園のゴミ処理をしてたんだよ。覚えてる?僕たちが出会ったあの海辺!」
「あー!なつかしいね!!あの時の旅行で、デク君と遊んだこと、ずっと覚えてるよ。いっちばん楽しかった旅行!それで、ゴミ掃除って?前は結構綺麗だったと思うけど...」
「海流とかのアレでゴミが結構漂着したり、それに乗じて不法投棄されてたり...かなり酷い有様だったんだよ。これがその時の写真。」
デク君が差し出したスマホを覗き込む。
あ、あかん...!この姿勢、か、顔近いて....!
「きっ、きったな!こんなに汚くなってしもうたん!でもデク君はやっぱり偉いね。このゴミを片付けようとしたんやろ?」
「うん。だから足とか筋肉痛でプルプルでさ。さっきも転びそうになっちゃった。」
(お茶子ちゃん、少し顔赤いな...。大丈夫かな?)
「車とかも捨てられとるもんなあ...冷蔵庫まであるんやね。昨日の写真とかあったりするん?どんな感じにデク君がしたのか見てみたい!」
「最後片付け終わったの今朝6時だからなあ...あ、そっか写真撮ってもらったのか!えーっと...あった!お茶子ちゃん!こんな感じだよ。」
「うわぁすっご....!!え?海岸全部綺麗になっとるやん....!!デクくんこれ1人でやったの!?個性なしで!!?」
(あかんあかんあかんあkn!!!!!!待って!!!デク君上裸や!しかも、3年前にもらった写真と全然違う....!あの時もすごいと思ったけど、もっと筋肉の彫りが深くなっとるし、腕とかもガチガチや....!へ、平常心平常心....!えへ...えへへへへ。あかんなんか試験よりデク君の隣にいる方が緊張してきた....!!)
「そうだよ。トラックとかで運ぶのはオ...八木さんって人が協力してくれたんだけどね...ってお茶子ちゃん!!?顔!すごい真っ赤だけど大丈夫!?
熱とかあるんじゃない!?」
そう言いながら、デク君はボクのおでこに手を当てた。
(ひゃああああああああああああああああ!!待って!!!!デク君の!!!手!!!!!おでこ!!!!!!)
「だ、大丈夫大丈夫!!き、気にせんといて!平気平気!むしろ絶好調!?ってくらいやから!」
「うーん...お茶子ちゃんがそう言うなら...。試験はもちろん大事だけど、絶対に無理だけはしちゃダメだよ。」
「あ、ありがとう...デク君。すぅー、はぁー....大丈夫、もう落ち着いたよ、デク君。試験前だもん、こんな浮ついてたらあかんね...あはは...」
2人で和気藹々と歩きながら、ボク達は会場へ向かう。
絶対に2人で一緒に合格するんだ、と気を引き締めながら。
(それにしてもイイカラダになっとるなあ...。っていかんいかんお茶子!ボクは元男!ボクは絶対緑谷出久に惚れないから!)
2人で隣に座り、小声で雑談しながら待つ。
そして9:00。試験開始時間になった。
「今日は俺のライヴにようこそー!エヴィバディセイヘイ!!!」
「Yokosoー!」
「よ、Yokosoー...」
返事したのはボクとデク君だけやった。
はっず!!!!え!?プレゼントマイクのタイトルコールやん!?みんな反応せえへんの!!?
「ごめん...反応するもんやと...恥ずかしいね...。でも一緒に反応してくれてありがとうデク君...」
「んーん...大丈夫。でもやっぱり僕もちょっと恥ずかしいや...あはは」
「サンキュー!2人のリスナー!!見込みあるぜ!お前ら!!
それじゃあ実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?」
『『『YEAHH!!!!』』』
また、反応は僕らだけだった。
今度はデク君も大きな声で叫んでいた。
「またもやサンキュー!最高だぜ!お前ら!!入試要項通り!リスナーにはこの後!10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!!」
「演習場には“仮想敵”を
「各々なりの“個性”で“仮想敵”を
「質問よろしいでしょうか!?プリントには
「ついでにそこの縮毛の君!先程からボソボソと...気が散る!!物見遊山のつもりなら即刻雄英から去りたまえ!」
あ、デク君が怒られた。あのメガネくん、そんなにデク君のことが気になるんかな。隣でいても、別にブツブツ言ってるの何もおかしくないと思うんやけど*1。
「オーケーオーケー。受験番号7111くん、ナイスなお便りサンキューな!四種目の敵は0 P!そいつは言わば
「なるほど....避けて通るステージギミックか。」
「まんまゲームみてえな話だぜこりゃ」
《xbig》「ありがとうございます!失礼しました!」
「俺からは以上だ!!最後にリスナーへ我が校“校訓”をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と!!」
「“Plus Ultra!!”」
「それでは皆、良い受難を!!
ボクたちは着替えのため一度別れ、試験会場へ各々向かった。
すごい広い!
試験会場一つでこれだけ広いんか...さすが雄英やね。
「街じゃん!敷地内にこんなんがいくつもあんのか!雄英すげー!!」
驚いてる声もチラホラ聞こえてくる。
デク君は...もう準備しているかな...。
これだけ人数が多ければ、合流するのも難しそうやし。
瞑想でもして精神統一しておこう...。
...................................あかん。デク君の上裸を思い出してs
「君は何だ?妨害目的で受験しているのか?」
ん?この声はさっきのメガネくん....って絡まれとんのデク君か!
「あいつ校門前でコケそうになってたやつだよな」
「注意されて萎縮しちゃってるんじゃない?全然優雅じゃないね。これと会うことは二度となさそうだ。」
「少なくともライバル1人は減ったんじゃね?ラッキー!」
「しかもあいつ女連れできてたんだよ!めっちゃ可愛い子!」
「は!?マジで何しにきたん?まあ俺たちの枠が一個増えてると思えばありがとうってくらいか」
何がラッキーなん!ボクのデク君に言いたい放題言って!!一発どつき回さんと気が済まんやん!
「あのねえ!『ハイスタート!』
ん!?スタート!!??
『どうしたあ!?実戦じゃカウントなんてねえんだよ!走れ走れぇ!!賽は投げられてんぞ!!?』
まずい!!そう言うスタートか!!いかなくちゃ!!デク君なら多分大丈夫!!
走れ!
ボクを含め、皆なりふり構わず一斉に市街地へ走り出した。1分ほど走ってからだろうか、凄まじい衝撃音が遠くから聞こえてきた。0 P敵だろうか。
あ!1P!!
『標的補足!ブッ殺す!!』
何やこいつ!口悪いなあ!!
でも落ち着いて対処すれば、早いだけで脆い。結構強めに叩くだけで沈められた。でも手がかなり痛い。
これ、“個性”で浮かべて戦闘不能にするしかない!!
『あと6分2秒〜』
ゼェ...ゼェ....あかん、“個性”使ってるのもあるし、ずっと走り回っといてかなりしんどい...。もう、倒れそうや...
「ふー...2 P.....」
「45 P!」
メガネくん45 Pか...彼は絶対受かるやろな...
ってよそ見しとる場合やない...残り時間は半分切っとる...1 Pでも多く稼がんと...!!
集ってきた2 P敵を返り討ちにした、その瞬間。
BOOOOOOOOM
なになになになに!?0 P!!!?何やアレ!?デカすぎん!!?
やばい逃げんと!!!あんなんに巻き込まれたら死ぬ!!
ボクも逃げるために走り出した。
「あっ」
あかん
足が
もつれて
「いったぁ....」
私は転んで。私の足は瓦礫に挟まれていた。
起き上がれない。
体が重い。
動かない。
助けて....誰か.......
デク君.....
その時高速で何かが私の頭上を飛んでいった。
「え...?」
顔を上げると
『DETROIT SMASH!!!!!!』
──────────デク君...やっぱり君は私の。
私のヒーローだよ...。
ボクは残骸を浮かして飛ばし、その上に吐き気を抑えて飛び乗った。
そして
何とかデク君に空中でタッチして“個性”を発動させる。
「解...... ゲボォッ!!!」
あかん...気持ち悪い...死ぬ....ゲロ...止まらへん........
ボクはうつ伏せでゲロを吐きながら、ゲロの海で意識ブラックアウトさせた。
せめて1 Pとうめくデク君の声を聞きながら。
Side:出久
会場へ移動すると街のように広かった。
やばい...緊張が止まらなくなってきた。
着替えでお茶子ちゃんとは一回別れちゃったし...。
「街じゃん!敷地内にこんなんがいくつもあんのか!雄英すげー!!」
驚いてる声もチラホラ聞こえてくる。
これだけ人数が多ければ、合流するのも難しいかな、と思っていたらお茶子ちゃんを早速発見した。
声をかけておこうかな...そう思って近づいた時、
「その女子は精神統一を図っているんじゃないか?君は何だ?妨害目的で受験しているのか?」
この声はさっきの...!
「あいつ校門前でコケそうになってたやつだよな」
「注意されて萎縮しちゃってるんじゃない?全然優雅じゃないね。これと会うことは二度となさそうだ。」
「少なくともライバル1人は減ったんじゃね?ラッキー!」
「しかもあいつ女連れできてたんだよ!めっちゃ可愛い子!」
「は!?マジで何しにきたん?まあ俺たちの枠が一個増えてると思えばありがとうってくらいか」
はしゃぎすぎたかな...
ほんと、ラッキーって思われてるな...
お茶子ちゃんには後で謝っておこう...。
『ハイスタート!』
ん!?スタート!!??
『どうしたあ!?実戦じゃカウントなんてねえんだよ!走れ走れぇ!!賽は投げられてんぞ!!?』
なりふり構わず皆んな一斉に市街地へ走り出した。
やばい!!出遅れた!!
落ち着け...!落ち着いて!大丈夫!!
大丈夫!やれる!なれる!僕はなるんだ!
憧れのヒーローに!!
「よし!食ったな!毛!」
「何お変化も感じられませんけど...」
「HAHAHAHAHAHA!そりゃそうさ!!君、胃腸を何だと思ってる!まあ2〜3時間もすれば実感わくさ。」
「わかりました...。早く帰ってシャワー浴びて、ご飯食べて....」
「“器”は成した!君の身体なら大丈夫だろう。慣らし運転もできなかったが...肉体への反動も問題ないだろう!
細かな説明をする時間はないからこれだけ...
「私の個性」を使う時は、ケツの穴グッと引き締めて心の中でこう叫べ!!!」
「『SMASH!!!』」
僕は足に力を入れながら叫んだ。
すごい!!!流石オールナイトの力だ!!
凄まじい速さで飛んでいく!
目の前のビルに当たらないように着地くらいおちゃのこさいさい
「砕?」
ズキズキズキズキズキズキ
「っっっでぇええええええええええ!!!!?」
何で!?脚が!!!!折れてる!!!!??ってやばい!!!ビルに衝突する!!!
僕はビルに突っ込んだ。
いやオールマイトの個性だぞ!?
いや、
一瞬でも思い上がった!!
僕はまだ!スタートラインに“立つ権利”を与えられただけだ!!
緑谷少年は元々身体が出来ていた。
だから私の“個性”を継いでも問題ないはずだ。
彼がどんな試験結果を出すかを楽しみにしながら私は職員のモニター室で見ていた。
「おおー!!すげえ勢いでカッ飛んでいった奴がいるな!凄まじい“個性”だ!」
流石だな!少年!!!君なら首席も取れるだろう!
「ちょっと待って。あの子おかしくないかしら。脚が.....折れてる?血が飛んでるように見えるのだけれど...」
え?
脚が...折れてる....!?
そんなバカな!肉体の反動は!!
第一私が個性を継承した時より、彼の身体は筋肉質で“器”としては全く問題ないはずだ...!
『1人が力を培い、その力を1人へ渡し。また培い次へ....。そうして、救いを求める声と義勇の心が紡いできた、力の結晶!!!』
あ────っ!?私が培ってしまってるじゃあないか!!?
そりゃそうだ!私が受け継いだ時よりOFAの力は遥かに増している!それを考慮していなかった!
むしろ緑谷少年だからあの程度で済んでるんじゃないか!
私の考えが至らずだった!
マズイぞ少年....!彼が落ちたら、私の所為だ....!!!
「オールマイト?どうしました?顔色が悪いようですが。」
「あ....HAHAHAHAHA!いや大丈夫さ!ここは暗いからね!そう見えるだけさ!!!」
すまない緑谷少年....!何とか“PlusUltra!!”で乗り越えてくれ....!!!
痛みに堪え、何とかビルを降り外に出る。
『あと6分2秒〜』
マズイ
マズイ!!
外の様子は混沌としていた。残りの敵だってどんどん減ってく!!
「ふー...2 P.....」
「45 P!」
マズイ!!!
まだ生き残ってるのを探そうと振り向いた、その瞬間。
BOOOOOOOOM
なんだ!?0 P!!!?デカすぎない!!?
あんなんに巻き込まれたら死ぬ!!
尻餅をつき、脚が折れて動けない僕を皆がどんどん置いて走って逃げる。
やばい!!Pだってまだ0 Pだ!このままじゃオールナイトがくれた
「いったぁ....」
お 茶 子 ち ゃ ん。
『10年後!一緒に会おうね!絶対。約束だからね。』
考えるより先に
身体が動いていた。
『DETROIT SMASH!!!!!!』
僕は0 Pをぶっ飛ばした。
が
着地に腕を使ったら終わりだ!!Pは諦めるしかなくなる!でもこのままじゃ死ぬ...!どうしようどうしよう!!まった!お茶子ちゃんは無事か!?潰されてないよな!?
思考がまとまらないまま、地面に叩きつけられそうになったその時
右頬に何かが触れた。
そして、身体が空中で無重力状態のように浮く。
この“個性”は...!?お茶子ちゃん!?
助かった...!?いや助けられたんだ!!
「良かった...!ありがとう...!
う“っう“う”〜!せめて....!1 Pでも...!!!」
『終了〜〜〜!!!』
僕の意識は終了の声と共にブラックアウトした。
「あいつ...何だったんだ...?」
「いきなり“ギミック“に飛び出したりして...」
「増強型の”個性“だろうけど....規格外だ。」
「スタートの時もいきなりカッ飛んでったよな...。そのあと見なかったけど。」
「けどあんな”個性“持っておいて、どう言う生き方すりゃ、あんなオタクみたいになんだ?」
「他を出し抜くための演技じゃね?」
「出し抜いて得られる恩恵があったようには見えねえけど...」
「とりあえずすげえ奴だってことには間違いねえよ」
そこじゃないだろう!見ていなかったのか!?
奴は、あの女子を救わんと飛び出したんだ!
しかも彼は片足があの時点で折れていた!
残り時間...己の身の安全...合格に必要な要素を全て一切の躊躇なく捨てて!!!
あの場では僕も足の折れてる彼を見捨てて逃げたが...試験という場でなかったら当然!!僕もそのようにしたさ...
「はいお疲れ様〜。お疲れ様お疲れ様〜。ハイハイ、ハリボーだよ。ハリボーをお食べ。」
「あのマドモワゼル。雄英の“屋台骨”さ」
そう考えていると彼が、やってきたリカバリーガールにより治療される。
リカバリーガールの“個性”は「治癒力の超活性化」。雄英がこんな無茶な入試を敢行できるのも、彼女によるところが大きい。
おや!?試験....当然...!?おやおや...!?
そうか...!
この試験が
俺は試験の意図に気づかなかった悔しさで強く唇を噛み締めた。
ボクは目を覚ますとベットで寝ていた。
「ここは....」
「おや、起きたかい。アレだけ出したんだ、相当お腹も空いただろう?ハリボーを一袋あげよう。
これを食べて、帰りながら何かご飯をお食べ。じゃないと今度はお腹が空いて倒れちゃうよ」
1人の老婆が入ってきた。ボクにとって懐かしいような、記憶の彼方の白衣を着て。
そういえば医療用の白衣を見るのは久しぶりやね...。
「ありがとうございます。えっと...貴女は....」
「ん?あたしかい?私はリカバリーガール。この雄英の保険医をしているよ。」
「貴女が....!すみません、写真と少し違ったので気づかず...!治療ありがとうございます。あと、これも。」
「
「あ、ありがとうございます。......すみません、一つだけ。職員室の場所ってどこにあるか教えていただけますか?」
「ん?忘れ物かい?それじゃあ職員室まであたしが連れて行ってあげよう。」
そしてリカバリーガールとボクは少し談笑しながら職員室へ向かった。
「はい、ここが職員室だよ。それにしてもあんた、医療の知識があるんだね。ヒーローになったらその知識は役に立つ。もし合格できてたら、あたしのところに来な。ヒーロー向けの医療知識を詰め込んであげよう。」
そう言い残して彼女は去っていった。
そしてボクは決意を固め、職員室に入りプレゼントマイクに声をかけた。
「すみません、あのぉ....デク君、ええと頭モッサモサの人でそばかすのあった...分かりますか...?地味目の〜〜〜〜大怪我をしてた人。
彼に私のP分けるって出来ませんか!?
彼、「せめて1 P!」って...!私のせいでロスした分だけでも....!お願いします!!」
「分けらんねえしそもそも...分ける必要がねえと思うぜ女子リスナー!校長先生からも『彼女たちにはその点は心配しないように。君たちも大きくなって、ここに受けに来てくれて、あの時の夢が変わってなくて嬉しいのさ!』って伝言を預かってるぜ。
それに会場でレスポンスしてくれたリスナーはお前たちだけだ。まだ結果はわからないが...お前さんたちなら大丈夫って信じてるぜ。」
「でも....0 Pですし...」
「マァマァ!その点は来週になれば結果はわかる!!今はとにかく帰って休むこと!これに尽きるぜ!そいじゃな!カップルリスナー!!」
「カッ!!!!?すみません!!ありがとうございました!!!失礼しました!!!」
ボクは逃げるように職員室から去っていった。
先生たちの微笑ましい表情と温かい目を背中に受けながら。
───────そして運命の1週間後
「お茶子!お茶子!!雄英から通知きた!!!」
「父ちゃんありがとう!!部屋で1人で結果見てくるわ。」
「わかった。どんな結果でも大丈夫!滑り止めも受かってるし、お茶子はずっと頑張っとったんや!結果も問題ないで!!」
『私が投影された!!!』
オールマイト!?え!?雄英よな!!?なんでや!?
『来年度から、私は雄英に務めることになったからね。君の通知には私が是非に、と話させてもらうことにした。
君、試験後すぐに直談判しにきたんだって!?
緑谷少年に助けられてPを分けたいって!
先の入試!!!
見ていたのは敵Pのみにあらず!!!
人助けした人間を排斥しちまうヒーロー科などあってたまるかって話だよ!!
きれい事!?上等さ!!命を賭してきれい事実践するお仕事だ!!
救助活動P!!しかも審査制!!我々雄英が見ていたもう一つの基礎能力!!
緑谷出久85 P!
麗日お茶子45 P!!
おっと校長先生...。いかがされました?』
『ふふふ。ここからはボクが言いたいのさ。
合格なのさ!君も、緑谷くんも!あの時の君たちの約束、目の前で叶えてくれて本当に嬉しいのさ!!
『『雄英が君たちのヒーローアカデミアさ!!!』』
読了いただきありがとうございました。
また皆さんのお戻りをお待ちしております。
面白かった!と言う評価や感想等もお待ちしておりますので、お時間があればこちらもどうぞよろしくお願いします。
次回予告!
「ようこそ!麗日少女!緑谷少年!
ここが雄英高校。君のヒーローアカデミアだ!!」
「オールマイト!初日にある個性把握テスト頑張ります!」
「個性ありでのソフトボール投げ!ボクはこれが1番楽しみ!」
「担任の相澤くんは成績が悪いと容赦なく退学にするから気をつけてね!」
「「ええ〜〜!?」」
「「次回!今ボク達に出来ることを!」」
「またも緑谷少年の人差し指が───あーっ!」
「「更に向こうへ!!」」
「「「Plus Ultra!!」」」
「あ、デク君デク君。カラオケ行かへん?ボクultrasoul歌いたなってきた」