魔法少女ノ幻想記 作:脳を焼かれた二次初心者
ーーー朝、アマンド近郊ーーー
ハンナ「うう…あぁぁ」
ムクリ
シェリー「もー、危ないですよ、ハンナさーん」
セリア「!?」
アイシア「…」
ハンナ「あぁぁぁ」
シェリー「うわっとっと」グラグラ
ハルト「(これは…辺りの地盤ごと…!?)」
ハルト「(いや、というよりは…)」
シェリー「ハルトさん、こっちは任せてください」
ハルト「…」
シェリー「大丈夫です。ただこのままじゃ近づけないので…」
ハルト「…わかりました、揺れは抑えます」フワァ
シェリー「ありがとうございます!」
ハルト「アイシア」
アイシア「わかってる」
ハルト「…任せたよ」ヒュン
シェリー「行きましたね…じゃあ話しましょうか、ハンナさん」
ーーー岩の家、外ーーー
ハルト「やっぱり…」
ハルト「(範囲は広いが起点は家…それに)」
ハルト「(地中は断層を境にこちら側しか揺れていない)」
ハルト「(単体、いや辺りの樹も揺れている…接触がトリガーか)」
ハルト「(となると…土台を斬って家を分離させれば、範囲に関してはおそらく…)」
ハルト「……ドミニクさんに、謝らないとな」
セリア「リオ!」
ハルト「先生!大丈夫ですか」
セリア「ええ、私にも何かできない?」
ハルト「退避し…たくはなさそうですね、わかりました」
ハルト「そうですね…辺りの魔物を減らしてもらってていいですか」
セリア「わかったわ」
ーーー岩の家、中ーーー
シェリー「お…これなら立てますね」テクテク
ハンナ「わたくしは…」
シェリー「ハンナさん、捕まえました!」ダキツキ
ハンナ「シェリー…さん?生きて…?」
シェリー「はい!」
ハンナ「……ほんとに?」
シェリー「はい!」
ハンナ「……でも、わたくし…」
シェリー「無傷です!褒めるならシェリーちゃん可愛い大好きえらいねすごいね天才!、と」
ハンナ「……いうわけないですわ」
シェリー「(これじゃあダメですかー…うーん)」
シェリー「私はハルトさんの二番弟子ですからね、これくらいなら平気です」
ハンナ「……
シェリー「(…うまくいきませんねー…私の話じゃないほうがいいんでしょうか)」
シェリー「ハンナさん」
ハンナ「……なにかしら」
シェリー「置いて行かれるのは嫌ですか?」
ハンナ「……」
シェリー「いえ、それだけじゃなく」
シェリー「(ハルトさんと会った時から、魔法は強くなっていたから…)」
シェリー「置いていくのも嫌なんですね」
ハンナ「……」
シェリー「大丈夫です、ハンナさん」
シェリー「ハンナさんは誰も置いて行っていません、私が引っ張ったんですから」
ハンナ「……それは」
シェリー「それに、独りにもなりません」
シェリー「アイシアさんがまだ居ます、
ハンナ「……なにを、いって」
シェリー「友達ですから!」
ハンナ「……わたくしが」
シェリー「…」
ハンナ「……そばに、いると、あなたを…」
シェリー「大丈夫です!」
シェリー「ハンナさん弱っちいので!」
ハンナ「……」
シェリー「エマさんみたいに作戦練るタイプじゃないですし」
ハンナ「……」
シェリー「ミリアさんみたいに精霊術が巧いわけでもないですし」
ハンナ「……」
シェリー「里の人達みたいに戦い慣れもしてないですし」
ハンナ「……」
シェリー「雅人さんみたいに剣持ったら強いわけでもないですし」
ハンナ「……」
シェリー「ハンナさんが相手なら大丈夫です!」
ハンナ「……」
シェリー「それから…」
シェリー「留守番が嫌いなのは気づいていたのに、ごめんなさい」
ハンナ「……」
シェリー「結界があるここをセリアさん、西門をアイシアさんに任せて」
シェリー「私とハンナさんの二人で留守番のほうがよかったですね」
シェリー「私は戦えるので留守番の案がでてきませんでした!」
ハンナ「……」
シェリー「…」
ハンナ「……」
シェリー「…ハンナさん?」
ハンナ「……い」
シェリー「い?」
ハンナ「言わせておけばっ、何好き勝手言いまくってるんですのっ」
シェリー「!!」カラダハナシ
ハンナ「言っていいことと悪いことがありますのよこのノンデリゴリラ!」
シェリー「やりましたー!成功です!」ダキツキ
ハンナ「…はい?」
シェリー「ミリアさんに、大きな感情で嫌な感情が消し飛んで戻ったと聞いたので」
シェリー「怒らせれば何とかなると思いましたが、なりましたー!やったー!」
ハンナ「…わざとでしたの?」
シェリー「はい!」
ハンナ「…」ハァ
シェリー「それで、どこで怒りが湧きました?」カラダハナシ
ハンナ「……はい?」
ハンナ「今わざとって…」
シェリー「そうですよ?怒らせようとしたのはわざとです」
シェリー「でもどうすれば怒るのかは分かんなかったんですよねー…ただ…」
「どこがちょっとなんですの!?ゴリラ女!?」
「のんきすぎますわー!」
「本人に正面から言うことじゃねーですわ…」
「聞き方が最悪ですわこのノンデリ女」
「うるせーですわ!!」
「何言ってやがりますの!?」
シェリー「経験上、私が居るとハンナさんよく怒ってるので、なんとかなるかなと思いまして!」
ハンナ「……えーと、つまり」
ハンナ「今後わたくしを効率的に怒らせるための方法をお探しということかしら?」
シェリー「はい!」
ハンナ「……」
シェリー「…?」
ハンナ「一生悩んでろですわぁぁぁ」
シェリー「えぇっ、教えてくれてもいいじゃないですかー」
ハンナ「ふんっ」ツーン
アイシア「シェリー」
シェリー「どうしました?」
アイシア「大きい
シェリー「そうでした!ハルトさんは?」
アイシア「もう屋敷に向かった、それと伝言」
アイシア「『魔剣の類だと貫かれていたので今度から弾く防御の練習はどうでしょうか』って」
シェリー「いいですね!お願いしたいです」
アイシア「伝えとく」
シェリー「ありがとうございます!」
シェリー「えっと…ハンナさん」
ハンナ「…行ってきて大丈夫ですわ」
シェリー「…ほんとですか?」
ハンナ「ええ…」
ハンナ「何かあっても、一緒に死んでくれるのでしょう?」
シェリー「はい!もちろんです!」
ハンナ「なら大丈夫ですわ、いってらっしゃい」
シェリー「はーい、いってきまーす!」フワァ
アイシア「セリアを連れて行って」
シェリー「わかりましたー!」ヒュン
ーーー少し後、岩の家ーーー
アイシア「うん、かなり減らしたしあとは任せてよさそう」
アイシア「大丈夫?」
ハンナ「ええ、大丈夫ですわ」
アイシア「そう」
ハンナ「…」
アイシア「…」
ハンナ「…わたくしの」
アイシア「?」
ハンナ「わたくしの魔法の暴走では、何も起きなかったんですの?」
アイシア「地面が揺れた」
ハンナ「…へ?」
アイシア「春人は、一つのものなら何でも【浮遊】できるんじゃないかって」
ハンナ「その…被害とか…」
アイシア「街はわからない、けどこの辺りにはない」
ハンナ「え?」
アイシア「ハルトの魔力は膨大」
ハンナ「?」
アイシア「…ハンナの
アイシア「世界の事象を改変するだけの、精霊術の同類。あとは出力勝負」
ハンナ「…な、なるほど?」
ハンナ「(…つまり?完全にねじ伏せられた?)」
ハンナ「…」
ハンナ「(わたくしが、戦えるようになれば、シェリーさんを守れる。でも)」
ハンナ「(戦えるようになった私が暴走したら、シェリーさんを殺してしまう)」
ハンナ「(そう思ってたけど…)」
ハルト「ただいま…二人は?」
アイシア「おかえり春人、…西門側もかなり減ってる、もうすぐ戻ると思う」
ハルト「そう、なら少し休もうかな…」
ハンナ「おかえりなさい」
ハルト「ただいま」
ハンナ「(ハルトさんの傍に居れば、そうすれば)」
ハンナ「(
ハルト「アイシア、人語を話す人型の黒い魔物に覚えはある?」
アイシア「ううん、春人にないならないよ」
ハルト「…そうだったね…」
ハンナ「あの、ハルトさん。ごめんなさい、ありがとうございました」フカブカー
ハルト「大丈夫ですよ、事情を聞いたうえで一緒に居ると決めたのは俺なので」
ハルト「根本的な解決はできませんでしたし…お礼ならシェリーさんに…」
ハンナ「それでも、舞台を整えてくれたのは事実ですので。本当にありがとうございました」
ハルト「…受け取るので、顔はあげてください…どういたしまして」
ハンナ「…それから、お願いしたいことがありまして…」
ハンナ「わたくしにも、修行をつけてくれないかしら」
ハンナ「(
ハルト「…シェリーさんもですが、接近戦を主軸にしないなら俺より里の他の人の方が適任かと」
ハンナ「…そうですわね」
抱きついてて顔見えないから
脳内ハンナさんが殺さないためにシェリー達と離れようとするので
何かあってもリオならまあ何とかするだろうから存分にシェリーといちゃついてもろて…
決意固めたところに出鼻くじかれるハンナカワイイ
原因不明の地震&魔物無視しての
結婚式の立ち回りで
アルフォンス君?弘明に負けかける強さの手駒はまあ…要らないので…ナムナム