魔法少女ノ幻想記   作:脳を焼かれた二次初心者

21 / 21
短めです

2026/09/24 段落ミス修正


第14話

ーーー夜、ガルアーク王国王城個室ーーー

side シェリー

 

 シェリー『(先に抜け出して美春さん達とお話…ですか)』

 ハルト『(はい。このままでは会った後どうするかを悩む時間はあっても)』

 ハルト『(会うかを、顔や名前を知られるリスクを取るかを悩む時間は無くなりそうなので…)』

 

なるほど、考察時間(推理フェイズ)は大事ですもんね!

 

 シェリー『(わかりました!)』

 シェリー『(いつと聞かれそうですが…)』

 ハルト『(…それは)』

 マーゴ『(明日ね)』

 ハルト『(…!)』

 マーゴ『(電話なしで細かい日程調整は面倒でしょうし)』

 マーゴ『(何より)』

 マーゴ『(国が人を消せるのは、シェリーちゃんも(牢屋敷に居たなら)分かるでしょう?)』

 シェリー『(なるほど!)』

 

ここ(ガルアーク)としては、被害は少なかったことにしたい

向こう(レストラシオン)としても、同盟は成立させたいし貸しも作れるなら作りたい

二日目の参加者から名前一つ消す(ホシマ氏の参加は初日のみだった)だけで済むならそれでいい

夜会も帰国も日程はそのまま、そうすると明日しかないだろう…と

 

 シェリー『(行ってきますね!)』

 マーゴ『(私を置いて行かれると困るのだけど)』

 シェリー『(…あっ)』

 

私が精霊術で隠してるんでした!

ハルトさんなら他人だけ透明化とかできたり…しませんかね?

 

ーーーーーー 

side ハルト

明日、あるいは明後日でみーちゃんとお別れ…か

 

 マーゴ『(私を置いて行かれると困るのだけど)』

 シェリー『(…あっ)』

 

…シェリーは知り合い相手に手が緩む可能性もある…が

アイシアが居るなら大丈夫だろうか

 

 ハルト『(シェリーさん、透明化と飛行の同時使用は…)』

 シェリー『(自信はありません!)』

 マーゴ『(それ以前に()()()がこの高さは勘弁してほしいのだけど…)』

 ハルト『(…そうですね、正面から行きましょうか)』

 ハルト『(それから…お金を渡しておくので…)』

 シェリー『(宿ですね!)』

 マーゴ『(ダミーね、わかったわ)』

 

王城内で会う流れにはなっているが、もし許可されなかった場合

流石に岩の家に招くわけにはいかないからな…

 

 ハルト『(お願いします)』

 シェリー『(はーい!)』

 ハルト『(じゃあ部屋を出ましょうか)』

 

 コンコンコン

 

 ハルト「お手洗いに案内していただけませんか」

 

ーーー翌日、午前ーーー

side ハルト

一人騎士の護衛はついたが外出許可は下りた

 

 アイシア『(春人、美春達は貴久と会うことを決めた)』

 ハルト『(わかった)』

 アイシア『(今セリアとそっちに向かっている)』

 ハルト『(ああ、見えた)』

 

美春達を王城に連れて行くときも護衛がつくだろう

 

 アイシア『(それじゃあ、段取り通りにする)』

 ハルト『(ありがとう)』

 

 セリア「ハルトじゃない。久しぶりね! 王都にはいつ来たのよ?」

 

ーーーその後、喫茶店ーーー

 

 ハルト「突然すみませんでした。少し事情が込み入っていまして」

 セリア「ううん、大丈夫よ。まさか騎士を同伴してくるとは思わなかったけどね」

 ハルト「実は…」

 セリア「事情は大体聞いたから大丈夫よ」

 セリア「危ないことしたお説教はまた今度、ミハル達の件が先かしら」

 セリア「いいの?」

 

心配かけたくはなかったが…口止めし忘れたな

 

 ハルト「…はい」

 ハルト「リスクはありますが、家族がお互いに再会を望んでいるなら、外野が必要以上に口を挟んで結論を出すことが正しいとも思えません」

 セリア「貴方は、それでいいの?」

 ハルト「……それは俺が決める問題じゃないですよ」

 セリア「気持ちの話よ、心の準備はできてるの?」

 ハルト「…懐かしいですね」

 ハルト「どう…なんでしょう」

 セリア「言いたいことはちゃんと言わないと、伝わらないわよ」

 ハルト「それは…」

 

 サヨ「あの…私…リオ様のことが好きです!」

 

そうだ、俺はあの時気持ちに気付いていなかった

俺は、好意を受け止めたうえで振った。そう判断した

死者の身で判断に影響を与えたくない、そう考えていたが

伝えたうえでの判断じゃないと、後悔させるかもしれない

 

 ハルト「そうですね…ありがとうございます。セシリア」

 セリア「…どういたしまして?」

 

 「お待たせしました! ご注文の品になります」

 「どうぞ!」

 

 ハルト「どうも」

 セリア「どうも」

 ハルト「いただきましょうか」

 セリア「そうね」

 

会うのは、話すのは止めなくていい

でも別れる前に明かそう。天川春人であることを

 

 セリア「これからどうするの?」

 ハルト「俺は一旦王城へ戻って段取りを整えてくるので」

 ハルト「シェリーさんが確保した宿に向かってもらい、そこへ迎えに来る形になるかと」

 セリア「宿?…あー、あの家は見られるわけにはいかないものね」

 ハルト「はい」

 セリア「その後は?私は留守番よね?何かできることはある?」

 ハルト「そうですね…では」

 ハルト「マーゴさん…シェリーさんが連れている同年代の方と話をしてもらえますか?」

 セリア「女性の方?」

 ハルト「そうですが…」

 セリア「……わかったわ」ムー

 

セリア先生なら俺とは違う視点から話を引き出せるかもしれない

それと…

 

 ハルト「ベルトラム王国の現状も聞きましたか?」

 セリア「そうね、大体のことは聞いたけど…その…」

 セリア「……」

 ハルト「…今回の件が片付いたらクレール伯爵領へ向かいましょう」

 ハルト「一度精霊の民の里に戻る必要はありますが…一週間後には出発できると思います」

 セリア「……うん、ありがとう」

 ハルト「…そろそろ出ましょうか」




次回はー大幅改変、第二の被害者、誉れは死にましたの3本でお送りします

城門も城壁も無視できる精霊術(飛行)便利すぎてシェリーちゃんが生き生きしてる…どうすんだこれ

どこをどう調整しても区切りよくならない悲しみ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。