東方夜光録『ヤコウロク』   作:◆◇夢幻水晶◇◆

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初の小説執筆です!
初めての文章作成になりますので拙い箇所が見受けられるかと思いますが更新を重ねるごとに自分自身も成長することが出来ればいいなと思っておりますのでどうかお付き合いくださいませ。



序章~永久の日常と失われた幻想~

 どうしようもなく寒い、そんな冬の日の事だ。俺はいつものように変わり映えのしない通学路を歩いていた。この道を通るようになってから一年が経つが本当に何一つとして変わりやしない。

  

 

 

時に寒い日というものはどうしてこんなにも考え事がはかどるのだろうか、他の人は知らないが少なくとも俺はそう思う。別段意識して考えていたわけではないが、歩いている間にふとこんな事を思い出した。

  

 

 

中学の時には常日頃から何かおかしな事に巻き込まれたいと毎日の様に思っていた。例えば知らない世界に迷い込みその世界を救う勇者になるだとか、地球に侵略者が攻めて来るだとか。どんなにチープなものでもいいんだ、つまらない世界を変えてくれなどと考えていたな、と。

 

 

 

これらのことが中学生特有の病気の類だと言われても仕方が無いだろう、実際問題として現実を見ればわかる。有り得るはずがないのだ、人類は霊長類最強だの全ては理屈だのといっている世界にはそういったものは文字通りファンタジー(幻想)と笑われる以外には有り得ない。だがそれでもそんな幻想を捨てきることは叶わなかった。何故か?

分かる人には分かるんじゃないのか? 一度だけでも魔法とやらを見てみたい、ドラゴンや獣人を見てみたい、そんな現実離れした儚くも楽しい幻想をとね。

 

 

 

 

別に今いるこの現実の世界を否定している訳ではないんだ、寒さや暑さを緩和する飲み物なんてものはないけれど、風物詩なんて呼ばれるものがあるからそれらを上手く使えば暑さ寒さなんてさして大きな問題じゃない。夏にはかき氷や肝試し、冬場にはおでんやカレーなんかがいいな。カレーに限って言えば夏だからこそって線もあるか。

脱線したな、何を言いたかったんだっけか? あぁ、そうそう、要は何が言いたいかって言うとだな、しょうがないだとか割り切るだとか考えようはあるにせよ幻想は幻想のまま心に取っておいてもいいんじゃないかって思うんだよ。折角抱いた憧れなんだ、簡単に捨てたらもったいないじゃないか。

 

 

 

 

え? 俺が現実を見てるのか夢見がちなのかが分からないって?それはまぁ判断に任せるよ。俺個人を自己分析するならばその両方だと思うぜ? ロマンチストでリアリスト、矛盾してるなんてわかってる、でも矛盾してるのもまたいいじゃないか光と影みたいにね。話を聞いてる限りじゃまるでナルシストだ、と? そんな事は断じてないと言っておくぜ。

  

 

 

 

自虐とも事実を述べているだけとも取れる少々気恥ずかしい考えは、吐いた白い息とともに寒空へと消えていった。

 

 

 

  

 さて、そろそろ校舎に着く頃だ、また変わらぬ一日を過ごすとしようか。

 




興味を惹くプロローグを書くというのは難しいものですね……ですが何とか書き上げることが出来ました。

次回またお会いしましょう( 。`- ω -´。)ノシ
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