さておき今回の話ですが、とうとう地霊殿に向かいます!!
さとり姉妹とのキャッキャ(´∀`*)ウフフな展開を考えなければ!!!←
―――――――――――――風呂屋の帰り道、不安が未だに引かないと言うのでパルスィを腕に引っ付かせたままで帰宅していた。
「あ、そうだ、貴方に渡すものがあったのよ。貴方の持ち物だと思うんだけど…」
「ん? こっちに来たときには何も持ってきていなかったはずだが…?」
「付属してた手紙に『by師匠』って書いてあったわ平仮名表記でね、あぁ、中身を読むような野暮な事はしてないわよ?」
「あー………平仮名か……俺のだわ……でも持参してないのになぁ……」
手紙のそのふざけ方は明らかにじっちゃんだが……どうしてじっちゃんからの手紙が…?
「刀よ、二つあるんだけど片方はよくわからないの、貴方が倒れてる時に隣に落ちてたんだけど…違うの?」
「戻ったら見せてくれるか? 特に手紙の方が気になる」
「分かったわ、そうなったら早く行きましょ」
「りょうか…うおっ!?」
返事をする前にパルスィの体がすっと浮き上がり、腕を掴まれていたために俺の体も引っ張られるようにして浮き上がる。屋根より高く浮いたところで加速し、家に向かって一直線に移動を始めた。
なんでもアリかこの世界は!?!?
「うおぉぉぉ……待った待った!!一旦下ろしてくれ!!」
「え? あぁ、そっか、人間だから飛べないのか」
気づいてくれたのかそっと屋根の上に下ろしてくれた……重力無視か…マジすか…意外と怖いぜ生身ロープウェイ……
「さんきゅ……あぁ…怖かった…」
「ごめんね? やっぱり普通に地面歩いていく? 」
「いや下ろしてくれたからもうついて行けるよ、先飛んでてくれ」
「いいの? 人間の体でついて来れる?」
「飛べないが跳べるみたいなんでな大丈夫だ、心配ご無用だぜ」
「その二つの差がわからないんだけど……」
「それじゃあ見てなって、よっと!」
朝方に体を動かしているときに分かった事なのだが、この体はどうやらある程度ならジャンプ出来るようで、屋根を伝って移動するくらいは造作もないようだった。また薬の影響なのかを疑い、風呂帰りの一環で永琳の元を訪ねたのだが、元々の身体能力を幻想郷に適応したからじゃない?とか言われたけどイマイチわからなかった。腕に引っ付いていたパルスィについて散々弄られたのは内緒である。
「へぇ、
「俺以外にもやっぱり人間っているのか?」
「いるわよ~?二つ名とかあるけどね」
「なぬ!?二つ名だと……それは……それは心くすぐられるじゃないか!!!」
「そ…そうなの?」
こんな会話を方や空を飛びながら、方や屋根の上を駆けたり跳んだりしながらしているのだから俺もなかなかに幻想郷に適応してきたと思う。
「それでそれで!!どんなのがあるんだ?!」
「そんなに目を輝かせなくても……えっとね普通の魔法使い、紅白巫女、悪魔のメイド……有名なのはそこらへんかしらね」
その三人の二つ名を聞いて真っ先に思い浮かんだのは俺を神社に誘ったあのおっきなリボンをつけた巫女さんだった。
「ツッコミたいところが多々あるが紅白巫女ならもしかしたら会ってるかも知れないぞ」
「かも…って会ってるかどうかにYESかNO以外にないんじゃない? 」
「名前聞いてなかったから分かんねぇんだよ、仮に俺の知ってる巫女さんとその紅白巫女とやらが同一人物だった場合は詳しく話を聞かなきゃなんねぇ、名前は? 」
「博麗 霊夢よ、さっき話した異変を解決した内の一人よ、解決したのはその異変一つじゃないけどね?」
「なるほど、今すぐにとは言わないが近いうちにそいつに会いに行かなきゃだな」
「そろそろ着くわよ、下りましょ」
「はいよっと」
無事に地面に降り立った俺ら二人は家の中に入り、パルスィは例の刀と手紙を持ってくると言うので、俺は寝室で立てかけておいたテーブルを倒し、座って待っていることにした。
「はい、これが話してた物よ」
「さんきゅ」
渡された刀はひとまず床に置き、同封されていたと言う手紙を開いた。
それぞれの文をまとめると内容はこうだった。
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堅苦しい事は抜きに早速本題からいくぞ?
これを読んでるということは何とか幻想郷入りは果たしたようだな。
そっちのお偉いさんからの頼みでお前を幻想郷に
具体的にはお前と関わりが出来た人と仲良くしていてほしいそうだ。
一緒に送った剣は長い方は
そちらの世界には私の孫がいる、手合わせをするといい、それと孫に会った時に私の事を聞かれたら戻る気はないと伝えてくれ。
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「それだけかおい!?!?」
俺の突然のツッコミに驚き体をビクッ縮こまらせたパルスィを横目に必死に情報を探る。
まず俺には適任な任務があって……じっちゃんは幻想郷を知ってて……んで俺がやるべき事は人と仲良くなること?なんじゃそりゃ?
「何て言ってたの? 」
「俺にはやらなきゃいけない事があるらしくて……ってちょっと待った」
俺は手紙の下の方の白紙の部分を見逃さなかった。あのじっちゃんは無駄な事をするのは大好きだが無意味な事はしない人だ、性格を考慮すると………
「マッチか何かを持ってきてくれないか?」
「えぇ、いいわよ」
持ってきてもらったマッチで白紙の部分をあぶると案の定文字が浮き出てきた。
「へぇ…よくわかったわねこんなの?」
「ガキの頃よくやられたんだよ」
「あ茶目な人だったのね? 」
「お茶目で済めばいいけどな、今回ばかりは嫌な予感がするんだ」
浮き出てきた文はこうだった。
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先ほど書いたお偉いさん達にはくれぐれも気をつけることだ。
P.S
わしの孫に変な事したら殺す……
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あのじいさんが結婚してたのとか孫溺愛してるとか考えただけで色々恐ろしいんだが……
というか孫かどうかなんてわかるのか……?随分前に名前言ってたけどあれは確実にハンドルネームの類だろうしなぁ……
「うぅむ………なぁ、ここらで会っておくべき人っているか?」
「んーそうね…それじゃあ地霊殿に行く?私も久しぶりに行きたいし。」
「地霊殿か、そういやさっき話に出てきてたな、どんな奴が住んでるんだ?」
「
「
「あら、よく知ってるわね? 」
「マジか……てことは心は確実に読まれるのか…」
「読まれるわね、下手な隠し事はまず出来ないわ」
「男か?」
「女の子よ」
「可愛いか?」
「可愛いわよ、基本真顔だけどね?」
「無表情キャラ……だと……俺得ですねありがとうございます。」
「どうして最後の一言をキリッっとした顔で言うの……?」
「話が完全に逸れたな、戻そうか」
「戦闘になることはありそうか?」
「私のツッコミは完璧にスルーなのね…まぁいいわ、戦闘はないと思うけど……練習していく?『弾幕ごっこ』」
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「ほらほら!もっと良く弾をみて!!」
「おいおいこんなに大量に飛んでくるなんて聞いてないぞ!?」
粒状の弾があちこちから飛来してきて行く手を阻んでくるためにろくに動けず、なおかつ相手は浮遊しているから攻撃しようにも跳んでいる間に撃ち落とされるのは確実。どうしたらいいのか悩んでいる間も弾幕はやまない。
「ここまでが序章、スペルカード行くわよ!!!」
これで序章!?冗談だろ?!
「『妬符 グリーンアイドモンスター』」
何も起こらないと思ったのも束の間、自分の胸の正面に緑色をした光球が生まれていたのに気づき、即座に横っ飛びで回避したところ、今まで立っていた場所に等身大の大玉が生まれた。
それに驚き次弾に対する反応が遅れてしまった。
「避けて!!!」
パルスィの忠告を理解し、胸の前に浮かんでいた緑色の光球を目視した時にはもう遅く、俺は地面を二、三回跳ねてゴロゴロと転がったあと停止した。
「……ってぇ……」
「ごめんね? 意外といい動きするもんだから調子に乗っちゃって……」
「いいさ、勝手がわからなかったから喰らっただけだ、次は当たらないぜ?」
「そ、そう?ほんとに平気? でも…私のスペルって一つだけじゃないわよ?」
「安心しろよ……ってはい? 何個もあるのか?」
「人によってまちまちだけど5個くらいあるって考えてくれればおおよそ間違いはないわ。」
「5種類もあんなのを避け続けなきゃいけないのかよ……」
「戦ってて思ったんだけどね? 貴方って弾幕使えないの? ちょっとやってみてよ」
「やり方がわからないんだが……? どこに力入れるとかあるのか?」
「出したい場所をしっかりと把握しておく事と出したい物をしっかりとイメージすることよ、初めは手から出てくるのをイメージするのがやり易いと思うわ」
手から…か、七つの玉を集める某アニメのようなイメージでいいのだろうか。
言われた通りにやってみると、小さな羽のついた黒い腕輪が両手に出てきたのだが、夢のような出来事に呆気に取られていたら跡形も無く消えてしまった。
「俺かっこいい……」
思わず思っていた事が口から漏れてしまう。
「私もそんなのは初めて見たわ、魔法陣でもないし…不思議ね…」
「でも…弾は出ないぞ?」
「出なかったわね……仕方ないからもうちょっとだけ弾幕ごっこする?」
「そうだな、何かの役に立つかも知れないし腕輪は出したまま戦う事にする」
「じゃあ行くわよ? 『妬符 グリーンアイドモンスター』!!!」
手加減してくれてるらしく先ほどと同じスペルを使って来てくれたがもう読めている、目の前に生まれるのが確定しているのだから要は止まらずに動き続ければ良いわけだ
「よっと!!」
「いい動きじゃない!慣れてきたかしら?」
「避けながら会話する程の余裕はないけどな!!! おっと!」
「それじゃあもう一個行こうかしら? 『花咲爺 華やかなる仁者への嫉妬』」
桜の花びらの形をした弾がパルスィの周りに出現して、それぞれが五方向にかなりの速度で散るのか……
意表をついた動きではないから楽に避けられるが弾幕もそうそう甘くはなかった。
「
一発の弾の後ろにもう一発弾が隠れていて避けきれないっ!?
そう思った時には反射的に弾を払おうと腕を伸ばしていた。
ガンッ
鈍い音を立てて俺の拳に当たった弾はあさっての方向に飛んでいった。
「「!!!???」」
驚いたのは俺だけではないらしく、弾を打ったパルスィ本人ですらも目を見開いていた。
「この手はまさか…上手くやれば弾幕を弾けるんじゃないか……?」
「すごいじゃない!! 弾幕を弾けるなんて!」
ドンッ!!!
パルスィの発した最後の一文字に重なるようにしてどこかで爆発音がした。
「見て!!地霊殿が!!」
見てみると地霊殿の屋根からもくもくと煙が立ち上っていた。
「行くか!?」
「えぇ、理由はなんとなくわかるけど一応ね。万が一って事があるから急ぐわよ!!」
「
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少年少女移動中……………
「なぁ、爆発があったってのにどうにも人が少なくないか?」
「さとりは嫌われ者だからね、誰も関わり合いたくないと思ってるのよ。」
「何でだ? 妖怪だからか?」
「それだけなら別に嫌われやしないわ、心を読まれちゃうからよ、知られたくないところまでね」
「そういうことか……皆意外と薄情なんだな? 」
「あの子も他人の薄情さにはもう慣れたらしいから気にすることもないと思うけどね。」
皆が良くても俺は良くない、女の子が虐げられるのはどうしても許せないのだ。
「取り敢えず会ってみるか……」
会話をしているうちに地霊殿の前までやってきた、間近で見るとやっぱり大きいな……
「さて、行ってみますか新天地!!!」
気合のつもりだった俺の一言は爆発音によって遮られてしまった………。
いかがでしたでしょうか?
完成したあとにちょっとくどい文章になってしまったかな……というのが反省点です。
展開にいかにボリュームを持たせることができるかが課題になりそうですね、今後ともどうぞご贔屓に~( 。`- ω -´。)ノシ