東方夜光録『ヤコウロク』   作:◆◇夢幻水晶◇◆

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 東方projecu主人公キャラとの出会いを書いてみました!!!
口調管理もしっかりと出来ているはず……
  


どうぞ見ていってくださいな!





二幻~運命の邂逅~

 「はっ!!!」

 

 

 気合一つ入れて連続した技の流れに入る、途中武器を交えながらの乱撃。

一通りの流れを終えたあたりで後ろの方から拍手が飛んできた。俺は結構驚いた、ここは家近くの神社の裏にある森の一箇所であり、ここを鍛錬の場所に選んでから九年間一度も人になど会ったことがなかったからだ。

 

 

 「貴方はここで何をしているの?」

 

 

 そこには特徴的な赤く大きなリボンを頭につけ巫女服を(まと)った少女がいた。『綺麗』だとか『可愛い』というより『可憐』という言葉がしっくりくるだろうと思われるその容姿は俺の返答を五秒ほど遅らせるには十分過ぎた。

 

 

 「ちょっと? 聞いているのかしら?」

 

 

巫女さんはやや呆れたような声色で聞いてきた。

 

 

 「……あぁ、すまない。なんだったっけか?」

 

 

 「聞いてないじゃない……。私は貴方が何をしていたのかと聞いたのよ。」

 

 

 「何ってみたら分からないか?鍛錬してたんだよ。」

 

 

 「分かるから言ってるんじゃない!!どうしてここにいるのかと聞いてるの!!ここは禁足地よ!?」

 

 

やや緑が多いとは言えここは都会、そんなところに禁足地なんてどこぞの村のしたきりの様なものがあったのか。

 

 

 「禁足?立ち入り禁止も何も無かったぜ?」

 

 

 「……ん、わかったわ、とりあえず今日のところは家に戻ってくれるかしら?」

 

 

 「納得はいかんがそんな場所だったんだな、勝手に入って悪かったよ。だけどさ、九年間くらいここに通い続けていたが君みたいな巫女さんには会ったこともなかったぞ?」

 

 

 「はい!? 九年間!? ちょっと! 貴方それ本当なの!?」

 

 

 「そんなに驚く事か?」

 

 

 

 いや、驚くか、誰も入らないだろうと思っていたところに入り浸っていたんだからな。

 

 

 

 「いえ、私も驚き過ぎたわ。そろそろ行きなさいな。」

 

 

 「おう、悪かったな、手間かけさせた。」

 

 

 「人の心配してないで自分の心配しなさい、もう夜遅いんだから、近頃は痴漢とか多いらしいしね。」

 

 

 「男に痴漢の情報とか心配してるのかおちょくってんのかどっちなんだ!?」

 

 

 「あはははは、冗談はさておき冬なだけあって寒いんだから風邪とかひかないようにね?」

 

 

 「やれやれ……心配してくれてありがとうな。優しいところあるじゃないか、そっちも自分の体大事にな?」

 

 

 「お世辞はいいのよ、わかっているわ。……貴方にはいつまでも話したくなるようなそんな魅力があるわね。」

 

 

 「そうか? 気に入ってもらえたならよかった、じゃあ俺は行くわ。」

 

 

 そういって俺は相手の返事も聞かずに走って帰路についた。恥ずかしながら、俺はずっと話していたいなどと言われて照れてしまったのだ。悟あたりにでも見られたら笑われそうなもんだけどな。

 

 

 

 「ただいま!!!」

 

 

 

 無事に家につき、いつもと違った一日に感謝しながら俺は夕飯と風呂を済ませ、湯たんぽで暖かくしておいた布団に入って寝た。

 巫女さんの名前聞き忘れていたな、とか思ったのは意識も絶え絶えになった頃だった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃霊夢(れいむ)は夜空を見上げながらゆったりとお茶を飲んでいた。

 

 

 「あの子は一体何だったのかしらねぇ……。」

 

 あの時彼には禁足地だと言った場所、つまりはこの神社の裏の森は外からはただの森なのだが、しっかりとした結界を張ってある、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の類はおろか人間すら確固たる意志を持っていなければ入ることすら適わないようなそんな場所なのだ。間違っても鍛錬一つがあそこに入るだけの意思になりえる訳はない。

 

 

 「あら、何か面白いことでもあったのかしら?」

 

 

 「紫か、別に大したことじゃないわよ。」

 

 

 彼女はいつも空間に隙間を開いてやってくる。今更特に驚いたりしないが出てくると同時に話しかけるのは止めて欲しいところだ、あとはゆっくりしたい時に限って出てくること。これに関してはもはや狙ってやっているとしか思えないタイミングで出てくる。本人にわざとかと聞いたことはあるもののはぐらかされた。確実にわざとである。

 

 

 「そろそろ、見つけて頂戴(ちょうだい)ね……いつまで保てるかわからないわよ?」

 

 

 「わかってるわ…こんな風にお茶飲んでるだけでも時間が惜しいのよ。」

 

 

 「慌てているといっている割には落ち着いているわね、諦めでもしたのかしら?」

 

 

 「冗談言わないでよ、諦めた事なんて生まれてこのかた無いわ。」

 

 

 「それじゃあ……目星ついたの?」

 

 

 私は話していいものか、決めていいものかと未だに迷っていた。何といっても事が事だ、軽々しく頼んで良いものではない、ただ勘が気になる。今まで自分の勘が外れた事は滅多に無い、大事な局面なら尚更(なおさら)だ。

 

 

 「いいえ、まだよ。」

 

 

 結局私ははぐらかすことにした、自分の勘がやや万能だからといっても私自身判断が出来ない訳ではない、もう少し彼について調べようと思ったからだ。

 

 

 「そう、あと一週間程をめどにお願いするわ。……いつでも幻想郷を救うのは貴女だったのにね。」

 

 

 「皮肉かしら、博麗の巫女が何でも出来るわけじゃないのよ……。」

 

 

 「…そう……。」

 

 

 いつもは皮肉で返してくるのに、それがないとイマイチ調子が出ない。それだけ幻想郷が良くない状況だということか。

 

 

まもなく紫は音もなく帰って行った。縁側にはまた静寂が訪れる……

 

 

 「何でも出来る訳じゃないのよ………。」

 

 

―――――――――――――― 誰に届く訳でもない独り言は森のさざめきに溶けて消えた……

 

 




 第一声がこれで申し訳ないですが霊夢は可愛いですね、えぇ。
風になびく大きなリボンが見てみたい!!
そんなことはさておき、思いつく話はあるもののあれですね、もっとラブコメ分が欲しいですね。
憩夜君には加速するように女の子キャラと楽しく会話してもらいたいものです。
( ・ω・ )←そしてこの顔である
 
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