よくもまぁ、自分でも続けて書いているな、とは思いますけども。
いつかお気に入り登録してもらえるようになりたいなと思っております!
投稿済みのものの情報を開いたときに出てくる『UA』って何なんですかね?
さてさてゆっくり見ていって下さいね!!
それからというもの、俺は度々既視感を感じるようになっていた。
週末の休みになるといつも鍛錬に使う石段の非常に多い神社があるのだが、そこに祀られている要石を見れば既視感に伴い立ち眩みがしたり、刀の修行に白刃を振っていて二刀流に切り替えた瞬間冴えが鈍ったりと数え切れない程の既視感を体感してきた。流石にこれは尋常ではないと考えたが間が悪いことに今日明日は病院が休みなのだ、明後日にもなれば病院は開くし、それまではこの異常な回数の既視感とも仲良くやっていこうと思っていた。しかし、いざ次の日に学校へ行くと幸か不幸か靴箱に手紙が一通入っていた。
『貴方にとても大切なお話があります。今週末に神社の境内に来てもらえませんか?』
「ふむ……。」
簡素な文であるが故に何を伝えたいのかは一目瞭然だ、『今週末に、俺がよく使っている神社に来い。』と言っているのだ。しかしながらこの手の手紙は結構見かける、誤解を招かぬよう先に言っておくが告白を何度も受けているというわけでは決してない、いわゆる決闘と言うやつだ、俺が多く受けるのは。悟を介して耳に入れるのだが校内では俺はいい標的にされているそうだ、腕試しや、男を上げるためだとか。
だが今回のは違う、何故なら文字が丸文字だからだ、たとえ男子で書ける奴がいたのなら紹介して欲しいくらいだ。
「ふむ……どうしたもんか。」
今週末は既視感の原因を突き止めるために病院へ行こうとしていたのだが、どうやら俺の予定通りには行かないらしい。
「行くか……。」
呼び出しを受けたのだから、用件と誰がこんな手紙をよこしたのかぐらいは確認しておこうと思ったのだ。
俺は手紙を制服のポケットに丁寧にしまい込み教室へと向かった。
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一限から四限までの間俺はぼんやりとして授業を聞いていた、昼飯の時間は窓の外を見ていたら過ぎていた。
次の授業は国語だったか、国語は一番嫌いだ別に問題が解けないとか文そのものが苦手とかではない…言い訳を続けようとしたところで教師が入ってくる。
「あんた達席に着きなさーい。」
そういうや否や俺を見てニヤッっと笑った…今日もか…
あの人は目があった生徒をピンポイントで指名してくるから困る、しかし今日はぼ~っとし続けてきたのだ、悪いが全力でスルーさせてもらおう。
因みにあの人だの何だの言っているが何を隠そう我らが国語教師は俺の母親なのだ、その事実がより俺の授業態度を悪化させる。真面目に受けろという話だが完璧なまでに無視を開始した。……が、そうは問屋が卸さないらしい。国語教師もとい母親は俺が無視しようとしているのを察知し、チョークをぶん投げてくる、かわせないほどの速度でもないので首を傾けてそれを避ける。後ろの高橋の額にヒットした、すまん、と心の中で謝る。
「こら避けるな!!」
「無茶言うな!!」
こんなくだりを授業内で四、五回ほど繰り返して五限は終わりを迎えた。
余談だが四回目で後ろの高橋は軽い脳震盪を起こしたらしく保健室に運びこまれた。俺も二割くらい悪いのだしまた明日会ったら高橋には謝っておこう。あのチョークは喰らいたくねぇなと思った瞬間であった。
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「ふぅ……」
小さなため息をついていると悟が寄って来た。
「今日はどうしたのです? 勉強が手についていないようでしたが……。」
「何でもないよ、ちょいとブルーなだけだ。」
「憩夜がブルーだなんて言葉を吐くとは思いもしませんでしたよ。驚きです。」
「俺にだってたまには憂鬱な事ぐらいあるわ!」
「女の子成分が足りなくてエネルギー切れなのですか? そうなのですか?」
「お前と一緒にするな。」
「残念です、これで仲間が増えると思ったのですがね。」
お前の仲間になど誰がなるものか、とは思うもののそれは心にしまい、別の話題を切り出す。
「俺は今週末病院に行こうかと思うんだ。」
「そうなのですか? どこか悪いところでも?」
「前にお前からもらった写真があるだろ?その時に感じた既視感が時折感じるようになってな。」
「それは心配ですね…デジャブがそんなに何度もあることなんてまずありませんから…何か肩が重いとかならば僕が祓ってあげるんですけどね…。」
「悪霊くらいぶっとばせるさ。」
「憩夜がそれを言うとあながち出来てしまうかも、とか思ってしまいますね。」
「だろ?」
冗談をかましているうちに下校のチャイムが鳴り出したので俺はそそくさと帰ることにした。
すると悟が後ろから声をかけてきた。
「最近は痴漢が多いそうですのでお気をつけて。」
「お前もか!?」
「そのツッコミは予想外でしたがあくまでも冗談ですよ。ですが……。」
そこで悟は言葉を切って真面目そうな顔をして言った。
「ここら辺では神隠しが時々起こるそうですからそちらも気をつけてくださいね。」
何かと思えば都市伝説の類であった。真面目な表情に身構えたのにとんだ肩透かしだ。
「痴漢の方がよっぽど現実味が溢れてるよ。」
半ば起きれたように言うと。
「これも冗談です。」
食えない奴である。
「それじゃあ俺はそろそろ帰るとするよ。じゃあな」
「えぇ、それではまた来週の月曜日に。」
軽く挨拶を済ませ家に帰る。
朝の手紙を思い出しつつ向かっていたのだが、ふと気がついた。
時間の指定が無いのだ。どうしたものかと思っていたが結果として病院に行ってから向かうことにした。予定では十時くらいに診察を終わらせるからそれくらいなら時間としても丁度いいと思ったのだ。
帰宅してからは宿題をサクッと終わらせて夕飯から風呂までの一連の動作を終え、今日も平和だったなぁ、と内心愚痴をこぼしながらも眠りについた――――――――――――――――――――――――――――。
家のドアを開けた瞬間、さいばしが垂直に飛んできたのは内緒である……。
完全な日常的ストーリーになってしまった……でもきっと出だしはこんな感じだよね?
模索しながらも何とか一つ一つ書いております!見てくれる人、いてくれてるといいなぁなんて。
( `・ω・)ノシまた次回~