超いろはノート!〜寄せ書き増量版〜   作:お否さま

12 / 13
9月が待ちきれないですね。
それまでもイベントいっぱいすぎて目回しちゃいそう(金銭面で)


まみとお菓子とお話と

「んますぎ〜!このクッキー、さくさくほろほろでいくらでも食べられちゃ〜う!

こんなんどこで見つけてきたの?」

「ふっふっふ、そこは私の配信を見てくれたまえ。伊達にグルメ系インフルエンサーはやってないってなもんよ〜褒めたたえよ〜」

 

私の手には、まみが買ってきた生クッキー。周囲は依然として、がやがやどやどや色んな声がしてしっちゃかめっちゃかだけども、このクッキーに比べればなんと小さきことよ。かぐやちゃん印付けちゃう!

しっかり味わいながら、しゅぱぱぱと手をとめずに口の中へ。

 

私は今、まみとショッピングモールのフードコートに来ていた。

お誘いがあったのはいろはのバイト中。あっつーい部屋の中で配信のネタ探しにうんうん唸っている時。最近買ってもらったケータイの画面から美味しそうな気配がして飛びついた先がここだ。どうやら今度配信で紹介するお菓子を私で試したかったとかなんとか。『かぐやちゃん、反応はっきりしてるしほんとに嬉しそうにしてくれるから、モチベも上がって一石二鳥みたいな〜?』ってことらしい。今も、なんかすっごいニコニコしてるし。

でもさすがに地球歴浅いかぐやちゃんもわかるというか、本命は今日のお礼にと持たされたこの『すぐ食べないと腐っちゃうケーキ』だろう。

ケータイ持ってろかまみと遊ぶようになってからこういうのが増えたし。というか、私たちは言葉にしないものの密かに同盟を組んでいたのだ。

流石のいろはも、貰ってないものは断れても、貰ったものつっかえすなんて出来ないでしょー。その代わり私からも色んな情報私たり、機械の操作教えてみたり。他にも細々やってるし、お返しもしてるけど、こんなんでいいんかな、ともたまに思う。2人ともちょー嬉しがってくれるし、それが私も嬉しくて全然言えてないんだけどさ!

じっと、まみを見つめるとぱちくりぱちくり。それからほやっと笑う。

ろかもそうなんだけど、いろはとはまた違った『目』なんだよね、まみはそれに輪をかけて……なんというか実例があるみたいな?実際にそういう目を向ける人がいるのかもって思わせるほわほわな目。

むーーん?と考えてたら、まみが話しかけてきた。

 

「そういやかぐやちゃんのすきなお菓子は?やっぱ、バンケーキとかとか〜?」

「やー、パンケーキはねー、別枠かも。なんというか、人生の主食ってやつ?てか実際主食として出てきた時あったしー」

「……結構、腹持ちいいもんねぇ」

「ぶっちゃけ、あそこでこれはまずいって思ったんよ!

心を掴むにはまず胃袋から、ってネット知識にもあったし、いつ叩き出されてもおかしくなかったから、かぐやちゃんもー必死で」

「その甲斐あって彩葉のほっぺぷにぷにできるようになったもんね〜、お姉ちゃんは嬉しいのだ〜ほろり」

「てかそれずるいんですけど!私がやろうとしたら、渋々みたいな感じなのにさー!?まみとろかには照れながら大人しく触られてるし、心做しかなんか嬉しそうじゃない!?

ずーーるーーーいーーー!」

「ふはは〜、私たちの友情に勝てるかなー!」

「やってやんよ〜!私が勝ったら、2人からお願いしてー!」

「私たちが勝ったら、が抜けてるけど〜?」

「負ける気ないからだいじょうVっしょ!

まぁ、もし?万が一?負けることあるならまぁ、かぐやちゃんがなぁんでもお願い叶えるとかどよどよ。

ま、それでもかぐやちゃんが勝つんですけど〜」

 

にひ〜。悪童スマイルかぐやちゃんは最強なのだ〜!

まみは口にクッキーを放り込んで、しゃくりこ、ごくんと一息つくと。

 

「とか言って〜、お願いもほんとだけど私たちと遊びたいだけだったり?」

「私そんな分かりやすかった!!?」

「可愛いヤツめ〜このこのぅ」

 

うりうり〜と、私のほっぺを突っつくまみ。

こういうところ、察しが良くて困っちゃう。いや実際困らないんだけど、なんというか照れくさいと言うか?

なーんか、いたことないけどしっかりもののお母さんって感じ? そんなこと思ってたら華の女子高生になんてことを〜ってふわふわ怒られそう。

それに、彩葉が私の中で大きい存在なのは確かだけどさ、大事な友人にこーんな超キュートなへんちくりんが生えてきても、警戒もせず、むしろ私のことも友達として仲良くしてくれる、芦花と真実のことも実際大好きなのだ、私ってば。

だから否定できないし、まみの雰囲気もあってなんとなーくぷにぷに攻撃を受け入れちゃうワケ。

 

「ね、まみ?」

「んー?」

「これからもよろしくね」

「まかせて〜」

 

言葉は少なく。

でも、気の抜ける雰囲気とは逆に察しがいいかぐやの『友達』はにこにこと微笑むのだった。

 

 

 

 

 

「いろは〜!これもらった!!なんか動画のお礼?だって!」

「あんたはまた……。てかこれ消費期限結構短いじゃん!

あぁもう、あとでまみにお礼言っとかないと」

「早く食べよ、むふふ、ケーキとか初めて食べる〜!わくわくだー!」

「はいはい……かぐやも、まみもまったくもう……」




UA数3000まで来ました。お気に入りも50に届きそうで。
本当にありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。