学校二日目
授業は何事もなく終わり、昼休みに突入した。
今日は食堂に行こう!と意気込み、綾小路と須藤を誘って食堂に行くことにした。
「綾小路ー食堂行こうぜ」
「ああ、いいぞ。オレも行きたいと思っていた」
舎弟(仮)の須藤を誘うことにも成功し、食堂へ向かった。
「何食べようかな」
「オレはトンカツ定食にしようと思う」
「俺はラーメンだな」
2人とも王道だな。
そして、俺はあるメニューを発見した。
そう、あの有名な山菜定食だ。
これは食べるしかない。
「俺は山菜定食にしよ」
「え、この0ポイントのか?石川はもう金ねえのか?」
「お前に奢ったせいでな」
レベル1の威圧を混じえながら話す。
早くポイントを返してくれ。
「す、すまねえ」
「冗談冗談、食べてみたかっただけ」
「そうなのかよ」
須藤に笑顔が戻る。
やはり、須藤は笑顔が似合うな。
俺たちは席に着き、食べ始める。
「午前の授業どうだった?」
「俺は寝てたからわかんねえ」
「強いて言うなら、フレンドリーな教師が多かったな」
確かに、国が管理する学校の先生とは思えないような人が何人かいた。
あと、一応須藤には注意しとくか。
「なあ、須藤、あんま授業中寝たり喋ったりするのはよくないと思うよ?」
須藤を矯正するのは早ければ早いほどいいだろう。
とりあえず俺から働きかけてみよう。
「そうか?先生にも注意されねーし、いいんじゃねーの?」
「そうは言ってもだなー周りからは良いようには見えないし、テストで赤点取ったら留年するかもしれないよ?」
レベル2の威圧を込めて話す
「そ、そうか。お前がそう言うなら気をつけてみるよ」
成功したみたいだ。もちろん、威圧のレベルをあげればすぐに言う事を効くはずなのだが、仲良くしたいので、できるだけ恐怖で従えたくはない。
そうして、俺たちは食事を終えた。
ちなみに、山菜定食の味だが、普通に美味しかった。0ポイントとは思えない。
「なあ、2人は部活動の説明会行くのか?」
と、綾小路が聞いてきた。さっきその説明が放送されたのだ。
「いやー俺は行かないかな。綾小路が行くなら行くけど」
「俺はバスケ部に入るんだ、一応行くぜ」
「そうか、オレは入るつもりはないんだが、見に行こうとは思っている」
「そうなのか、じゃあ3人で一緒に行こうぜ」
入る気はないが、先輩たちも見たいし、行くだけ行ってみよう。
部活動説明会では、特に言うことはなかった。
堀北(妹)が生徒会長(兄)が出てきた瞬間固まったくらいだ。
その後池と山内が来て、俺たちをグループチャットに入れてくれた。
交友関係が広がって嬉しい限りだ。 By綾小路
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「おはよう山内!」
「おはよう池!」
今日はそう、プールの日だ
あいつら元気だな……
正直、俺も女子の水着は楽しみではある。
櫛田とか腹黒女とか真実暴露学級崩壊女とかの水着は楽しみだ。
博士が見学して写真を撮影する計画まで話してる……
思ったより丸聞こえだ。
こいつら馬鹿なのか?
「綾小路はどう思う?」
「どうって……どうも」
綾小路に投げかけた質問はどこにも行かなかった
「おーい、石川、綾小路」
池から呼び出された、笑顔で手招きをしている。
あれだろう、おっぱいランキングだろう、やめてほしい。(この場に女子がいなければ参加したい)
まあ、聞かずに断るのもあれなので一応行ってみよう。
うん。案の定だった。
「石川は誰にかけるんだよ?やっぱり長谷部か?」
ここは逃げるとしよう。
「ごめんな、持ち合わせがないんだ、散財しちゃって」
「なんだよーお前寂しいな」
とりあえず逃れることができた。
綾小路は逃れられてないが。
女子からの目線がアイツら気にならないのか……?
男子の評判が下がるんだ、やめてほしい。
分からせるために外から威圧してみるとしよう。
威圧の出処が分からないように、離れて……
とりあえずレベル2から上げていこう
おりゃ!
「な、なあ池、ちょっと寒気しないか?」
「そうだな、でも気のせいだろ」
「それでさ、ここだけの話、俺実は佐倉に告られたんだよ」
だめだ、止まらない……
レベルを3にあげよう
おりゃ!
「もちろんあんな地味な女振ったんだけどな。そんときッッあれ、?」
「な、なんだ、なんかヤバくないか、、、」
「こ、これ以上はやめた方がいんじゃね?」
お、効いてそうだ。
これでやめてくれるかな?
「これ以上は後で決めようぜ」
後でか……それも辞めてほしい。
楽しくなってきたから4に上げちゃおう。
池たちは冷や汗をかき始めた。
「止めよう!止めよう!いますぐ!」
「そ、そうそうそ、うだな止めようぜ」
そして、集まっていた男子はそそくさと席に帰って行った。
帰ると同時に威圧も解いたから女子の視線が原因だと思ってくれるだろう。
良いことしたなーと考えていると
「なあ、今の石川がやったのか?」
まさかのことを須藤が聞いてきた。
須藤ってこんな鋭いやつだったか?
俺の威圧を受けたから分かるのか?
まあ、須藤には本当のことを言っても良いだろう。
「そうだよ、よく分かったね」
「やっぱお前やべえな!まじですげえ!」
与えられた力だが、褒められると悪い気はしない。
「殺気ってやつか?お前が使っているのは」
後ろの綾小路も聞いてくる。
「まあそんなところかな。綾小路も出来るんじゃないか?」
冗談じゃなく本当にできそうだ。
「いや、出来るわけないだろう。お前が異常なんだ」
「綾小路も訓練したら出来ると思うぞ?」
「そういうものなのか」
綾小路は簡単に納得してくれるから楽で助かるな。
チョロ小路だ。
そして、プールの授業の時間になった
こころなしか原作より見学の女子が少ない気がする。
俺がおっぱいランキングを止めたからだろうか。
言うまでもなく綾小路はムッキムキだ。かっこいい。
しかし、女子の体より綾小路に見とれてるとそっち系の人だと思われそうだ。辞めておこう。
「お前、良い身体してるなー」
「そうか?」
そんな会話をしていると、堀北と櫛田がやってきた。
櫛田の水着も言うまでもなく素晴らしいものだ。
堀北は綾小路の体を見ている
筋肉が気になるのだろう。
「綾小路の身体が気になるか?」
「え、ええ綾小路君はなにか運動してたのかしら?」
「いや、別に中学は帰宅部だったぞ」
堀北は疑いの目を向けている。
そりゃそうだ。この筋肉が運動してなくてつくはずが無い。
体育の先生がやってきた。
泳げれば必ず役に立つとかいうヒントを言ってるが、これって指定されたヒントなんだろうか?それとも口を滑らせてるのか?無人島試験が終わった後にでも問い詰めてみようかな(威圧)
ひと通り泳ぎ終わったところで試験だ。
1位になれば5000ポイントらしい
これは絶対無理だな。
威圧しながら泳げば行けるか……?(ゴリ押し)
さすがにやめておこう。
対象を指定しないない威圧はしたことが無いのだ。
どんな惨事になるか分かったもんじゃない。
最初の組には綾小路がいる。
ちょっと本気が見てみたいな、と思った俺は話しかけに行くことにした。
「男子高校生の50Mの平均は25秒らしいぞ」
「そうなのか」
もしかしたらこれで綾小路は早くなるんじゃないか?そうなったら面白いんだが。
さすがに授業の最初でみんなの泳ぎを見てるから無理か?
そんなことを考えてる間に、綾小路たちはスタートした。
あれ?早くね?てか超早くね?須藤より早いぞ?
綾小路の記録は24.22だった。
「おい!綾小路お前めっちゃはええじゃねえか!」
男女から驚嘆の声が上がる。
「綾小路、須藤、お前ら水泳部に入らないか?」
勧誘されている。
綾小路は驚いた顔をしてるので、あれが本当に平均だと思ってたのだろう。
「おい」
綾小路が近づいて話しかけてきた。
文句を言いに来たのだろう
「綾小路、めっちゃ早かったな。平均25秒ってのは冗談だったけど、まさか越されるとは思わなかった」
「水泳はたまたま得意なんだ」
不満そうに言っている。
ごめんな。
「決勝戦、頑張れよ」
「ああ」
決勝は綾小路が2位で終わった。
1位はもちろん高円寺だ。
俺の順位は聞かないでほしい。
補習ではないとだけ言っておく。