今回はゴウラム紹介になります。
閑話 ゴウラムの1日
東京のとあるビルの屋上。そこには黒い大きな物体が鎮座していた。
そこに鎮座していたのはゴウラム。クウガの頼りになる相棒である。
今日はこのゴウラムの一日に迫ってみる。
《&ЙЕЗ✻□И▽》
《!》
《これでわかるかな?》
《皆さんこんにちは。ゴウラムです。いつもこの小説を読んで下さり、ありがとうございます》
《今日は、私ゴウラムの一日を紹介していきたいと思います》
《まず、先にはお話しておきますが、私は基本的には主ヒロトの命により、グロンギの捜索をしています。そして私の一日は、ビルの屋上で朝日を浴びるところから始まります。朝日が出てきたころ、人間たちも動き出すので、それに合わせて私も起動します。》
《え?夜は探さなくていいのかって?》
《基本的に深夜、日を跨いだ後はあまり動きません。グロンギ達も、人が少なくなる時間にゲゲルを行うメリットは少ないため、姿を現しません。表すとしたら、余程凝ったルールを設定した場合でしょう。そのため、深夜は私も休むのです》
《さて、人間たちがちらほらと姿を見せ始めましたね。私もグロンギ捜索を始めましょう》
ビルの屋上からゴウラムが東京の空へと飛び立つ。
ゴウラムは東京の空を周遊し、ひたすらグロンギを探す。さて、ゴウラムがグロンギを探すとき、どのように探しているのだろうか。ひたすら空を飛び回り、視覚に頼ってグロンギを見つけるのではと考える者が多いと思う。だが、答えはNOである。東京は人が多く、物陰も多いため、視覚に頼った探し方は効率が悪い。
そこでこのゴウラムは、女神によってとある強化が施されている。
そもそもこのゴウラムは、原作のゴウラムを基に女神が複製したもので、S君の下にアークルと一緒に送られてきたのである。
グロンギの探し方と強化についてはゴウラムから語ってもらう。
《まず私には、女神様より、グロンギ達の魔石ゲブロンを感知する機能が追加されています。私を中心に、半径2キロほどが感知圏内となり、この範囲にグロンギが入ればすぐに気づくことができます》
《ですが、大まかな場所しか分からないのと、範囲が狭いので、すぐにグロンギを見つけることはできません》
《ですので、ゲゲルが起きやすい時間は、東京の空を周回し続けています》
《また、女神様より追加された機能はもう1つあります》
《それは、ステルス機能です。グロンギを探している間、東京の空を飛び回っていたら、いずれ人間達に気づかれてしまいます。そこで、姿を透過させ監視カメラなどに映らないようしています。また、これは私の足に主が掴まったり背中に乗っているときには、主にも適用されます》
《今話せる事は以上となります。おっと、そうこう話してるうちに、グロンギを感知しました。主に伝えましょう》
そしてゴウラムは、S君にグロンギが出現したと思念を送った。他にも追加された機能はあるのだが、それはまた後程語ることにする。
グロンギとの戦闘後
《今回は疲れました》
ゴウラムはクウガと共に、無事グロンギを倒し、クウガと別れたあと、ふよふよと空に浮かんでいた。今回はビートゴウラムとして戦闘に参加し、ビートゴウラムアタックでグロンギを倒したようだった。戦闘以外でグロンギを探し続け、戦闘にも参加したとなれば、さすがのゴウラムも疲れてくる。
《こういうときはあれですね》
ゴウラムはその場を後にし、やってきたのは廃材置き場だった。
《♩》
ゴウラムは廃材置き場に置かれた金属を吸収し始めた。疲れを取るための食事である。ゴウラムは、戦闘に参加してエネルギーを消費した際には時折こうして廃材置き場で食事をしているのである。
《主には内緒ですよ》
このゴウラム、廃材置き場で食事しているのを主であるS君に黙ってやっている。通常、廃材置き場にあるものを勝手に持っていくのは、窃盗の罪に問われる場合がある。このことをS君が知ったら、顔面蒼白になるのは間違いない。
そして食事を終えたゴウラムは、再び東京の空へと飛んでいく。グロンギ捜索の再開である。
その後、ひと通り捜索をし終えたあと、ゴウラムは朝起動したビルに戻って来ていた。もう深夜に差しかかろうとしている。
《明日もグロンギと戦うかもしれません。主のサポートをするために今日はもう休みます。お疲れ様でした》
ゴウラムはスリープ状態になる。そしてまた朝を迎えればグロンギ探しをするのである。
全ては主「クウガ」のために
補足:S君は、ゴウラムの思念を正確に読み取ることができます。原作の五代雄介はゴウラムが発する言葉をわかってはいませんでしたが、今作ではS君とゴウラムの思念はしっかりと繋がっており、意思疎通もスムーズにできています。