全てはホロメンのために   作:夜桜透

5 / 5
5話投稿です。

ここまで読んでくださっている皆さま、本当にありがとうございます。

お伝えし忘れたことがあるのですが、本作では、ホロメンたちを「配信者のキャラクター」ではなく、一人の実在する人物として描いています。
そのため、現実の設定や時系列とは異なる描写もありますが、本作独自の世界観として楽しんでいただければ幸いです。


5話 距離

 

ホロライブプロダクション控え室

 

控え室内に、一人のホロメンがいた。

 

マリン「あ〜今日はぺこらとオフコラボか〜楽しみだけど早く着いちゃったな〜」

 

宝鐘マリンはソファに座りながら一人でぼやく。

 

ガチャ、と扉が開く。

 

S君「あっ、マリンさんお疲れさまです。早いですね」

 

マリン「S君やっほ〜。ちょっと早く来ちゃった」

 

S君「そうでしたか。今日はぺこらさんとオフコラボでしたね」

 

S君「内容は桃鉄でしたっけ?」

 

マリン「そうそう。3Dでやるよ」

 

マリン「そっちは準備できてるの?」

 

S君「はい、こちらは問題ありません」

 

マリン「おっけ〜。じゃああとはぺこら待ちだね」

 

S君「はい」

 

少し沈黙が落ちる。

 

マリン「ねえS君」

 

S君「はい?」

 

マリン「暇なときって何してるの?」

 

S君「えっ、俺ですか」

 

S君「アニメ見たりゲームやったりですかねぇ」

 

マリン「へぇ〜やっぱそういうの好きな感じ?」

 

S君「まぁ……そうですね」

 

マリン「グッズとか買ったりするの?」

 

S君「買うのは時々ですね」

 

S君「使いすぎると生活に響くので」

 

マリン「あ〜それ分かる」

 

マリン「気づいたら減ってるんだよねお金」

 

S君「趣味に使うのは楽しいですけど、限度はありますからね」

 

マリン「そうそう〜」

 

マリン「で、S君は何買うの?」

 

一気に距離が詰まる。

 

S君「えっ、それは……内緒じゃダメですか?」

 

マリン「えぇ〜教えてよ〜」

 

さらに身を乗り出す。

 

S君「ちょ、ちょっとマリンさん」

 

マリン「ほらほら〜船長に教えなさいな〜」

 

S君「うぅ……ホロメンのグッズです……」

 

マリン「えっ!?誰の!?」

 

S君「それは内緒で!」

 

マリン「ここまで来て隠す〜!?」

 

ガチャ

 

ぺこら「こんぺこ〜!」

 

控え室のドアが開き、兎田ぺこらが入ってくる。

 

マリン「あっ、ぺこらおつかれ〜」

 

ぺこら「マリンおつかれぺこ〜。S君もおつかれぺこ〜」

 

ぺこら「ん?何してたぺこ?」

 

二人の空気を見て、首を傾げるぺこら。

 

マリン「いや〜S君がホロメンのグッズ買ってるらしくて〜」

 

ぺこら「えっ!それ気になるぺこなぁ」

 

ぺこらがニヤリと笑い、S君を見る。

 

S君「うっ……」

 

S君が二人に迫られ、もう限界かと思われたとき、テレビから、とある報道が流れてくる。

 

「関東地方で連続殺人・失踪事件が相次いで発生しており……」

 

マリン「あ〜最近こういうの多いよね」

 

ぺこら「怖いぺこね〜。物騒ぺこ」

 

S君(……)

 

S君もニュースを観る。

その表情は険しいものだった。

 

やがてニュースが終わる。

 

S君「では、コラボの確認をしましょう。お二人とも忙しい身ですから」

 

ぺこら「そうぺこね〜」

 

マリン「りょ〜かい」

 

マリン「あ、そういえば最近すいちゃん忙しそうじゃない?」

 

ぺこら「たしかにぺこ。ずっと動き回ってるイメージあるぺこ」

 

ぺこら「配信も減ってるし」

 

S君「……そうですか」

 

S君「少しこちらでも確認しておきます」

 

ぺこら「よろしくぺこ〜」

 

三人は打ち合わせを始める。そんな中、S君は二人のやりとりを少しだけ見ていた。

 

S君(やっぱり仲いいな。雰囲気もいい)

 

S君(二人が楽しくできるよう、やれることをやろう)

 

S君は気を引き締め、打ち合わせを進めた。

 

 

 

 

 

 

S君(あと話が逸れてくれて助かった)

 

小さく息を吐いた。

 

 

 

 

全てはホロメンのために

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

帰宅後、マリンはあることを思い出した。

 

マリン「あ゛っ!グッズのこと聞き出すの忘れた!」




今回も読んでくださり、ありがとうございました。

少しずつではありますが、物語も進んでいく予定です。
感想や評価、誤字脱字報告などもいただけると励みになります。

これからも『全てはホロメンのために』をよろしくお願いいたします。

そういえば、先日はホロクルがありましたね。
参加された各サークルの方々が制作したグッズやイラスト集など、本当に凄いものがたくさんありました!

ああいった物を作れる方々は本当に尊敬します。
次のホロクルも楽しみです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

ホロライブに男社員?修羅場でしょ(作者:たちなみ)(原作:ホロライブ)

▼二番煎じですが、ホロライブに男社員をぶち込むっていう話です▼誰かと付き合い始めたら……そりゃあ修羅場だよなぁ?▼(ハーレム予定)▼活動報告にアイデアを募集しています、気軽にコメントしてくれるとありがたいです。▼https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=338692&uid=508249


総合評価:-60/評価:0.67/連載:7話/更新日時:2026年05月08日(金) 02:25 小説情報

冰龍の魂を宿す者。異世界《ホロノア・ユクモ》の巨大ギルドの歌姫たちとの日常(作者:レリ)(原作:ホロライブ にじさんじ)

▼「……カナ君、なの……? 本当に、カナ君……カナ君……!!」▼数十年という永い沈黙を破り、彼女は子供のように泣きじゃくりながら抱きついてきた。▼かつてその身に宿る「氷」が彼女を傷つけることを恐れ、何も言わずに姿を消した少年は――今、白銀の翼を携えた最強の龍人として、大切な女性(ひと)を優しく、温かく抱きしめ返す。▼舞台は和風の異世界《ホロノア・ユクモ》。▼…


総合評価:48/評価:-.--/連載:4話/更新日時:2026年05月18日(月) 21:13 小説情報

hololive Lost Story(作者:ダニエルズプラン)(原作:ホロライブ)

華やかな「ホロライブ・プロダクション」の躍進、そして加速するVTuberブームの裏側で、世界は人知れず崩壊の危機に瀕していた。▼ホロライブの古参マネージャー、桜井ユウト。かつて谷郷元昭(YAGOO)にその「覚悟」を見込まれ、0期生のデビュー当時から彼女たちを支え続けてきた彼は、もう一つの顔を持っていた。それは、時の運行を乱す侵略者・イマジンと戦う戦士、仮面ラ…


総合評価:30/評価:-.--/連載:9話/更新日時:2026年05月23日(土) 00:00 小説情報

元神様、アイドルに仕えます(作者:ただの片栗粉)(原作:ホロライブ)

かつて神として世界を司っていた存在・アマツカミ=シグレは、人々の信仰心が失われていったことで神としての力を失い、ついには神界を追放されてしまう。▼人間界に降り立った彼は、新しい生き方を模索していたところ、偶然出会ったホロライブメンバーに「じゃあ、うちでバイトしてみる?」と声をかけられる。こうして、神だった男がホロライブの"裏方"として働く…


総合評価:24/評価:-.--/連載:16話/更新日時:2026年05月23日(土) 00:00 小説情報

元ヤクザ、ホロライブに就職する(作者:リハビリマン)(原作:ホロライブ)

元ヤクザが再生するために、ホロライブに就職するお話。


総合評価:33/評価:-.--/連載:2話/更新日時:2026年04月27日(月) 17:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>