気まぐれに外へと出ていた妖精の1人が私の所に慌ててやってきた。
『姫様姫様!私達を見た人いた!魔力もちゃんとある!」
「どういう事?もしかして魔法使いの才能がある人がまだいたの?」
『そうなの!姫様も早く会いに行こ!』
「ふふ、急かさない。ちゃんとすぐにいきますから。」
暇しかなかったから私は妖精が見つけた人物へ会いにいく事にした。
「あなたは?」
新たに現れた妖精は他の妖精とは違い普通の人と変わらない大きさだった。
「私はこの子達妖精の女王と呼べる存在よ。」
彼女は自身の事を妖精の女王だと言う。
「何故私の元へやってきたのでしょうか?」
「それは貴女に才能があるためよ。」
「それはないです。だって私は魔法が使えない。」
「それはおかしいわね。貴女からマナが感じられるのに魔法が使えないなんてね。」
「マナ?なんでしょうかそれは?魔法を使うには魔素では?」
私がそう言うと妖精の女王は自身の魔法と私が言っている魔法が違うと気づき
「どうやら貴女が言っている魔法と私達の言う魔法は違うみたいね。先にそう言った説明をするわ。」
妖精の女王はそう言って自身が使う魔法を説明してきた。
「私達が使う魔法はマナというのを使うの。マナはどこでもあり水の中に土の中に空気の中に生物の中にと満ちているの。私達の使う魔法はそのマナを操る事で発生させているの。」
「では私には魔素を扱う才能がなくてマナを扱う才能はあるという事ですか?」
「その通りよ。だけど貴女には身につけない方が身のためね。」
妖精の女王は私に魔法を使わない方が良いと忠告してきた。
「だって貴女は魔素とやらを扱えないのに魔法を扱うことができる。そうしたら周りはどうするかしら?貴女の事を怖がる・貴女の事を調べる・貴女の事を迫害する。といった事をしてくるわね。」
妖精の女王は私が魔法を扱うようになった時の問題点を告げてきた。
それでも私は
「それでも私は魔法が扱いたいです。どうか魔法を教えてください。」
魔法を使いたいと妖精の女王に頼んだ。
「そう、わかったわ。では魔法を教えてあげましょう。でも注意することね。貴女は確実に注目される、良い意味でも悪い意味でも。」
妖精の女王は私にそう忠告してきた。
「それでも良いというなら貴女に魔法を授けましょう。」
そして私は妖精の弟子となった。
マナを扱える者が現れるとは楽しみですね。
せっかくの弟子だものきちんとした教育をしませんとね。
そして危害を加えられないようにしっかりと守ってあげましょう。
「あなた達もきちんと手伝ってね。」
私は妖精達に声をかけて魔法を教えるための準備をしていった。