12話
雄英体育祭。ヒーローの卵たち、雄英生がしのぎを削る、1年に1度の大バトル。
『どうせてめーらアレだろコイツラだろ!?敵の襲撃を受けたにも拘わらず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!』
『ヒーロー科!!1年!!!A組だろぉぉ!?!?』
……歓声がデケえな……耳郎とか大丈夫か?
「めっちゃ持ち上げられてんな……なんか緊張すんな……!なァ爆豪!」
「しねぇよただただアガるわ」
「大人数に見られる中で最大限のパフォーマンスを発揮する……これもまたヒーローとしての素養を身につける一環なのだな」
……はっ、いいね。
「早くヤらせろ……!」
「戦闘狂出てるよ、渡我」
「おっと」
「選手宣誓!!」
今年の主審はミッドナイト先生か。……18禁ヒーローの。いつ見ても格好すげえや……。
「1-A爆豪勝己、渡我漿!!」
「え、2人?」
「同点首席だったもんな、あいつら」
「
「
「……っ!」
こういう奴には、一度図星を言うと効くんだなあこれが。
「せんせー」
「「俺が一位になる」」
「「「「「絶対やると思った!!!!」」」」」
「調子のんなよA組コラぁぁあ!!」
「何故品位を貶めるようなことをするんだ!!」
「ヘドロヤロー」
「何煽ってんだてめえらぁ!」
「お前ら引きずり下ろしてやる!!」
おー……いい音。
「羽虫が何か喚いてんなぁ」
「せめて跳ねのいい踏み台になってくれ」
「どんだけ自信過剰だよ!!」
「この俺が潰したるわ!!」
「さーてそれじゃあ第一種目行きましょう」
「雄英ってなんでも早速だね」
「いわゆる予選よ!毎年ここで多くの者が涙を飲むわ!!さて運命の第一種目、今年は……
障害物競走か。……うん、行けるね。
「計11クラスでの総当りレースよ!コースはスタジアムの外周約4km!我が校は自由が売り文句、コースさえ守れば
……あ、いいこと思いついた。
「スターーーート!!!!!」
「うん、いい狭さだ」
「うおっ、首席の!」
「速っ!?」
赤燐躍動は最初からフルで行く。
ちなみに、相澤先生たちに申請をして、血液パックをいくらか貰ってきてる。
「血星磊」
早速2個……贅沢に行こう!
『なーーッ!?なんだぁ!?渡我が入口塞いだぞ!?!?後続が詰まった!!』
『……実況のプレゼント・マイクと、解説のイレイザーヘッドだ。よろしく頼む。で、今のは渡我の個性を利用したものだな』
『ホウ!どういうことだいイレイザー!』
『渡我の個性は”血液操作”。あの塊は血液を凝固させたものだ。あいつの個性の中でも最高クラスの硬度らしい』
『そりゃすげえ!早速後続は詰みか!?』
やっぱ、そうだよな。
『いや、そうでもないらしい』
「ンなもん、関係ねー!」
「おらっ!」
「超えてくるよなぁ、
へぇ……?
『さぁいきなり障害物だ!まずは手始め、第一関門ロボ・インフェルノ!!やってみやがれヒヨッコども!!』