入試に出てきた
「もう轟が来てるな……」
「もっと凄えの用意してもらいたいもんだな、クソ親父が見てるんだから」
そのまま、数体の0P敵が凍りつく。
……親父さんかあ。お前まだ囚われてんのな。
「血星磊……戻れ」
血液を無駄にしたくはない。
使いまわしていこう。
「っと……危ね、あいつそのまま倒しやがった。……穿血」
『轟、攻略と妨害を一度に!!コイツぁシヴィー!!』
『渡我も難なく突破か。この程度ならまあ余裕だろ』
んで、次は……おっと。
『さあ、第一じゃチョロいらしいぜ!?じゃあ第二ならどうだ!!落ちればアウト!それが嫌なら這いずりな!!ザ・フォール!!』
「……うーん」
赤燐躍動……足に溜めるか。
「お先」
「!」
『轟と渡我が争ってるな!』
『身体能力も判断力も図抜けてる。お互い一進一退か』
「よっ……ほっ」
縄を1本ちょうだいな。
血刃で切って……血液さえ付着すれば操れるから……こうだな。
「轟のぐるぐる巻きだ」
「チッ……!」
『個性で轟を拘束したか。血液の節約も兼ねた、いい判断だ』
『いいねー!!さあそのまま渡我が抜けたぁ!!』
……?一見何も無いな。適当に走り抜け……じゃなくて。
「っ!?」
爆発……!
「地雷か!!」
『そうさ地雷さ!!一面地雷原、怒りのアフガン!!位置はよく見りゃ分かるようになってんぞ!目と足酷使しろー!!』
「なるほど、じゃあ余裕だ」
赤燐躍動使って、
『おおお!?渡我が難なく避けていくーーー!!!前しか見てねぇ!!まるでわかってるように……!!』
『動体視力の底上げか…!』
「俺には関係ねェよ渡我ァ!!」
「爆豪……!!」
「待てお前ら……!!」
「轟!」
「半分野郎!!」
俺の後をつけて最短で……!!
「やるか?」
「たりめぇだ!!」
「相手してやる、来な」
『さあさあ喜べマスメディア!!お前ら好みの展開だぁ!!A組3強の三つ巴だ!!』
『戦闘力は5分……さあ、どうする』
爆豪も轟も厄介だ。正直今の段階で蹴落とせるほどヤワじゃない。
「おらぁ!!」
「うお……苅祓!」
「こっちだ渡我!」
爆破による目眩まし、氷による妨害。赤燐躍動は氷も溶かせるから、ある程度進路変更しつつ、苅祓で妨害してるけど……ん?
「……なーんか結託してね?気の所為?」
「なワケあるかボケ!!」
「してねぇよ…!」
「俺に合わせんじゃねェ半分野郎!!」
「こっちの台詞だ!爆破で氷が壊れる!」
「氷で掌冷えンだよクソが!!」
隙だらけ過ぎるだろうがアホども。
「おふたりさん、余所見」
「「!!」」
「穿血」
「っぐ……!!」
「っぶねえ……!」
「つかテメェわざと外しやがったな!?」
「俺の血液は人には毒だ。万が一摂取したら危険なんでね」
「舐めプしんじゃねえぞ……!!」
目力凄っ。
……そろそろかな?
「3」
「!」
「あ?」
「2」
轟は氷、爆豪は爆破で迎撃の準備をする。
「1」
でも残念、俺じゃない。
「来いよ緑谷、遊ぼうぜ」
「デク!?」
「緑谷……!?」
「僕は負けるつもりなんて、ないぞ……!!」