赤き血の英雄、悪を穿つ。   作:ただねこ

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6話

「すみません!少しいいでしょうか!?」

「……ん?取材ですか?」

「はい!オールマイトが雄英高校に就任したことについて聞きたいのですが……!」

 

……面倒だが……まあ、答えつつのらりくらりと躱そうか。

 

「あー、授業に関しては新米かと。あの人、事件解決に勤しんでたし……多分感覚派なので、教えることはあまり得意ではないと思います」

「そうですかそうですか!戦闘面に関してはどうでしょうか!?」

「それはまだ授業を受けていないのでわかりませんね。この目で見なければ。……では、そろそろ授業が始まるので行かせてもらいます」

「あっ……」

 

 

・・・・・

 

 

「昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見せてもらった。……爆豪、お前もうガキみたいなマネするな。能力あるんだから」

「………わかってる」

「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か」

「う」

「個性の制御、いつまでも「できないから仕方ない」じゃ通させねえぞ。俺は同じ事言うのが嫌いだからな……それさえクリアすればやれることは多い。焦れよ緑谷」

「はいっ!」

「……さて、今日の本題だ。急で悪いが、君らには学級委員長を決めてもらう」

 

おー、そりゃ雄英にもあるか、学級委員。

 

「学校っぽいの来たーーー!!!」

 

皆手上げてら。俺も上げてる。だってやりたいし。雄英の学級委員長なんて、進路にも大アドバンテージじゃん。

 

「静粛にしたまえ!!」

 

ん?

 

「多を牽引する責任重大な仕事だぞ……!やりたい者がやれるモノではないだろう!」

「確かに……」

「周囲からの信頼あってこそ務まる聖務……!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるといのなら……」

 

「これは投票で決めるべき議案!!」

 

「そびえ立ってんじゃねーか!!なぜ発案した!!」

 

「日も浅いのに信頼もクソもないわ飯田ちゃん」

「そんなん皆自分にいれらぁ!」

「だからこそここで複数表を取った者こそが、真に相応しい人間ということにならないか!?」

 

ふむ、一理あるな。

 

「どうでしょうか先生!!」

「時間内に終わればなんでもいいよ」

 

ということで投票に。

 

結果は……

 

緑谷が3票、八百万が2票、飯田は1票。

 

「じゃあ委員長緑谷、副委員長八百万だ」

 

 

・・・・・

 

 

「なあ、次のヒーロー基礎学なんだと思う!?」

「また法律関連……と言いたいけど、今日は長めに時間とってあるっぽいからな。まあ何かしらあるだろ」

「おー!」

 

丁度昼ご飯を食べ終わった俺の目の前にいるのは、上鳴電気。

 

「上鳴、お前の個性は確か……」

「帯電だ。電気纏うだけだけどな……」

「馬鹿言え、電気系ってだけで十分強い」

 

それほどでも〜〜、とでも言うかのように照れる上鳴を無視し、弁当をしまう。

 

「でもさでもさ、オールマイトは肉弾戦だけでNo.1になってるぞ」

「あれは例外。膂力もスピードも何もかもが図抜けてる。……一生誰も勝てねえよ」

「……そういうもんか?」

「そういうもんだろ、圧倒的な個ってのは」

 

ウウ〜〜〜!!!

 

「!?」

「なにこれ!?」

 

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに避難してください』

 

「セキュリティ……なにかしらの非常事態か。行くぞ上鳴、避難だ」

「え、待ってぇええ!?」

 

上鳴を連れて昇降口へ……行く途中、とある先輩に「ストップストップ!」と言われ停止。

 

「……どうかしましたか?セキュリティ3ですよ?」

「いいや、これマスコミなんだよね!」

「……へ?」

「マスコミ?」

「ほら、外見えるでしょ?」

 

そう言われて外を見やると、ぞろぞろとマスコミが群がっていた。

 

「はぁ……せっかく取材受けたってのにまだ欲しがるか」

「え、取材受けたの!?」

「もしかしたらテレビに載るかもね!!」

「嬉しくないですよ……で、マスコミなら戻っていいってことすか?」

「まあそうだね!気をつけるんだよ1年生!!」

「ありがとうございまぁす!!」

 

安心した上鳴に手を引かれ、教室へと戻っていった。……あの人、どっかで見たことあったような……。

 

結局、緑谷の指名で飯田が委員長になった。マスコミ侵入の時に活躍したとか。




え、上鳴は昼休みは食堂に居たって?まあそこは気にしないでください。
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