俺は普通の高校生なので、   作:雨ノ千雨

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1章10 Shoot the breeze ②

 

「だって魔法少女はみんなのために戦ってるんだよ! 風紀委員といっしょだよ!」

 

「それは違うな」

 

「そりゃ違うでしょうね。こいつみんなのために戦ったことなんて多分一回もないわよ」

 

「うるさい黙れ」

 

「そんな……ななみちゃんまで…………」

 

「や。べつに魔法少女が悪いって言ってんじゃないわよ? むしろこいつが悪い奴だから一回成敗してくんないかなって」

 

「しないよ⁉ 魔法少女は街の平和を守るんだもん!」

 

「だから、それが危険だというのだ」

 

 

 お手てとおさげをブンブンして熱弁する水無瀬へ、弥堂は溜め息混じりに説明をしてやる。

 

 

「いいか? 確かにその場面だけを見れば奴らは街の平和を守り、世界だかを危機から救ったかもしれん。だが、それは異常なことだ」

 

「え? どうして?」

 

「百歩譲って、一度きりのことならばいい。緊急事態下でたまたま居合わせた民間人が協力をして事態を鎮静化した。そういうこともあるだろう。だが、それがその後も当たり前のことのように続くのはいいことではない」

 

「いいことをしてるのに……?」

 

「考えてもみろ。警察やら軍隊やらが手を焼くような魔物だの怪人だのをただのいち民間人が倒すのだぞ。それは警察や軍隊をも凌ぐほどの暴力を個人が所有しているということにもなる」

 

「で、でも……っ」

 

「治安は警察という仕組みによって守られるべきであり、国防は軍という仕組みによって守られるべきだ。国家に管理されていない暴力が野放しにされているなど正気の沙汰ではない」

 

「魔法少女は悪いことしないもんっ!」

 

「それだ。魔法少女の安全性はその者の善意に頼るしかない。どこの誰かも知れない人間の善意が恒久的に保たれるなど誰も保障が出来ない」

 

「そんなことないもんっ!」

 

「それに、だ。例え奴らが心変わりをしなかったとしても、魔法少女頼みで成り立つような国や世界などどのみち先はないだろう。そいつらが居なくなったら成り立たなくなるような平和など不安定極まりない」

 

「うっ……でも……っ!」

 

「最善は魔法少女なしで成立する治安維持を構築すべきだが、どうしても魔法少女を組み込みたいのならば最低でも国家公務員として雇い入れるべきだ。だが、それは無理だろう。奴らは必ず独自行動をし、自ら危険を探してまわる」

 

「あぅ……あぅ……」

 

「さらに言うならば。これはプリメロシリーズではないが、他の魔法少女に関する事柄を記した文献では、『悪堕ち』という状態になり寝返る個体について書かれていた。それも考慮すればやはり俺は魔法少女は排除すべきだと考える」

 

「うぅぅぅぅぅ…………ななみちゃ~ん……っ!」

 

 

 大好きな魔法少女を一生懸命擁護しようと立ち向かった愛苗ちゃんだったが、悪の風紀委員に論破されかけて親猫に泣きついた。

 

 

 支援の要請をされた希咲は「ゔっ⁉」と呻くと気まずげに目をキョロキョロさせる。

 

 愛苗ちゃんはガーンとなった。

 

 

「え、えーーと…………そもそもアニメだしーとか、魔法少女ってそういうもんだしーとかってのは野暮なのよね?」

 

 

 ショックを受けた彼女の顔を見て罪悪感に駆られた希咲は慎重に言葉を選びながら口を開く。

 

 水無瀬は期待をこめた瞳で彼女の言葉を待つ。

 

 

「うーーーーーん…………認めたくないんだけど。これはホントにマジでめっちゃムカつくから認めたくないんだけど! あたしもこのバカと大体同意見なのよね……」

 

 

 愛苗ちゃんは再びガーンとなった。

 

 

「あっ、まって! ちがうってば! こいつみたいに魔法少女が悪いとか、排除とかそんなことは思わないんだけどっ! ほら? あたしの場合は聖人(まさと)っていう実例がいるからさ。あちこちのトラブルに首突っ込みに行くのはちょっといただけないかなぁって……」

 

「うぅ……そうなのかな……?」

 

「んーーー、自分と全然関係ない人だったらまぁ、好きにすれば?って言えちゃうかもだけど。例えば愛苗が魔法少女やってるとかってなったら、心配だから全力で止めるし――って、ちょっとあんたどうしたの?」

 

「なっ、ななななななんでもないもんっ!」

 

 

 丁寧に水無瀬を諭そうとした希咲だったが、何故か途中で汗をダラダラ流してキョドキョドし始めた彼女の容態を問うと、彼女からは『ないもんのポーズ』が返ってきた。

 

 

「そ、そう……?」と希咲は不審に思いつつも、このままこの話題が流れそうな気配がしたのでとりあえずスルーすることにした。

 

 

「どうやら結論は出たようだな。話は以上だ」

 

「なにを偉そうに。てゆーか、魔法少女よりも先にあんたっていう暴力を管理するべきよ」

 

 

 しかし、空気の読めない男がこういう時ばかり自主的に口を開き余計なことを言うので、自身の胸元に垂れる後ろ髪を指でクルクルしながらジトっとした目を向けた。

 

 

「その必要は――」

 

 

『その必要はない』と返そうとした弥堂だったが、希咲の仕草を見て言葉を止め彼女をジッと視る。

 

 

「あによ?」

 

 

 無遠慮に見つめてくる男に不愉快さを隠そうともせずにぶつけるが、彼は動じない。

 

 

 両耳の後ろから纏めて前に垂らしている、水無瀬と同じような希咲のおさげを見て、弥堂はようやくずっと感じていた違和感の正体に気付いた。

 

 

「そうか。髪型が変わっていたのか」

 

「あん?」

 

 

 その言葉を聞いて希咲の機嫌がさらに一段階悪くなる。

 

 

「なによ? 悪いの?」

 

「さぁな。いいか悪いかなど俺の知るところではないし、俺の気にすることでもない。好きにするといい」

 

「はぁ⁉ なによそれっ!」

 

 

『女の子なんだし自由にファッションを楽しむといいよ』と伝えたつもりだったが、何故か非常に彼女の癪に障ったようで弥堂は眉を顰めた。

 

 

「知らんぷりすんな! あんたはもっと気にしなさいよ!」

 

「何故俺がお前の髪型なぞ気にかけねばならん」

 

「あんたのせいで髪型作り直すはめになったんでしょうが!」

 

 

 彼女の怒鳴り声が鼓膜に刺さり弥堂は顔を顰め、そして希咲のテンションに引き摺られるように彼も不機嫌になっていく。

 

 

「ねーねー、委員長。あれって、『大好きなカレのために髪型変えたのに気付いてもらえなくてスネて、やっと気づいてもらえたと思ったら今度はホメてもらえなくて激オコなカノジョ』っていう伝統芸能?」

 

「ののか。そんなの伝統にしてる国なんてないし、あれはそういうのじゃないと思うな」

 

 

 この二人の言い合いに慣れてきたのか周囲は平和だった。

 

 

「あんたがあたしの髪グチャグチャにしたのが悪いんだからっ!」

 

「言いがかりはやめてもらおうか」

 

「なにが言いがかりかーーっ! あれは女子にやっちゃいけないことBEST5の一つよっ!」

 

「なんだそりゃ。めんどくせーな。残りの4つは何だ? 言ってみろ」

 

「うるさいっ!」

 

 

 今後こういったことがないように改善を図るため、予めNG行動を把握しようと彼女にそれを尋ねたら理不尽にも怒鳴られ、弥堂は不条理な社会を呪った。

 

 

「さっきいきなりキスされそうになったのは?」

 

「それは人としてやっちゃいけないことよ!」

 

 

 茶々を入れるように早乙女が口を挟んでくると、希咲は彼女の方へビシッと指を向けて言い切った。

 

 

 早乙女も早乙女で、気まぐれに口を挟んだだけのようで「まぁ、それは確かにそっか」とあっさり納得をして引き下がった。どうやら弥堂を援護してくれるわけではないようだ。

 

 

「女子に勝手に触んなってあんだけ言ったのにまだわかんないわけ⁉ バカなんじゃないの!」

 

「うるさい。しつこいぞ」

 

「しつこいってなによっ! あんたまだ謝ってないじゃん! あやまってよ! あたしにごめんないさいして!」

 

「――待って、ななみちゃん……っ!」

 

 

 苛烈に責め立ててくる希咲を黙らさせるために、また彼女の髪をグチャグチャにしてやろうと弥堂は席を立とうとしたが、それよりも先に希咲を止める者があった。

 

 

「ななみちゃん、あのね…………私が悪いの…………っ」

 

 

 水無瀬だ。

 

 

 デリカシーゼロのクソ男が無遠慮に希咲の髪に触れてきたのは、自分が悪いのだと主張する彼女の言葉に希咲は戸惑う。

 

 しかし、大好きな愛苗ちゃんを邪険には扱えないので、ここは一旦怒りを沈めて彼女の話を聞いてあげることにする。

 

 

「なんで愛苗のせいになるの? こいつがおバカなのが悪いのよ?」

 

「ううん…………あのね、私が昨日約束しちゃったの……」

 

「約束?」

 

 

 話が見えてこないと首を傾げてキョトンとする希咲に水無瀬は説明を試みる。

 

 

「昨日ね、弥堂くんに『ななみちゃんの頭ナデナデさせてもらえるようにお願いしてあげるね』って私勝手に約束しちゃったの……」

 

「は?」

「あ?」

 

 

 予想だにしない内容の水無瀬の告白に希咲が疑問符を浮かべると、その約束とやらをした相手のはずの男も何故か同様のリアクションをとった。

 

 

 希咲は弥堂へ向ける目を細める。

 

 

――どういうことよ?

 

――知るか。

 

 

 弥堂は肩を竦めた。

 

 

「ごめんね、弥堂くん。忘れちゃってたわけじゃないんだけど、私まだななみちゃんにお願いしてなかったの……」

 

「まるで俺がこいつの髪に触れたがっているかのような物言いはやめてもらおうか」

 

「ごめんね、ななみちゃん。私がもっと早く言ってればよかったの。だから弥堂くんは悪くないの」

 

「そうだ。お前が悪い。もっと希咲に謝れ」

 

「うるさいっ! あんたは黙ってて! …………えっとね、愛苗……? そもそもどうしてこいつとそんな話になったの?」

 

 

 話がわかっていないながらも機会があればすかさず他人に責任を押し付けようとするクズ男を一喝して黙らせてから、希咲は出来るだけ優しい瞳で水無瀬をじっとみつめ真意を問う。

 

 

「あのね、私ね、ななみちゃんのこと大好きでね、それで弥堂くんのことも大好きじゃない?」

「うん………………うん……? んん……?」

 

「大好きって言った? 今告った?」

「シッ、愛苗ちゃんが一生懸命喋っているのよ。邪魔をしてはいけないわ」

 

 水無瀬被告の供述は開幕から希咲を混乱させ周囲をざわつかせた。

 

 

「だからね、ななみちゃんと弥堂くんもなかよしになれれば、みんななかよしで楽しくなるかなって思って……」

「……うん…………うん…………うーーーーーん…………」

 

 

 とっても可愛らしい犯行動機であったが、それを実現させてあげるにあたって希咲には大変な葛藤があった。

 

 

「それでね、弥堂くんにななみちゃんのいいところをいっぱい知ってもらおうと思ってね、ななみちゃんのカッコよくてスゴイとことか、とってもカワイイとことか頑張ってお話したの!」

「うっ…………それは……」

 

 

『イヤなんだけど』とは言えなかった。

 

 彼女の親友である自分にはわかっているが、彼女は100%善意でこうしている。

 

 それに、このように勝手に交友を拡げられることを嫌う者も中にはいるだろうが、自分に関してはそこまで嫌というわけでもない。

 男子にあまり気安くしたくないという気持ちはあるものの、何が何でも絶対に御免だ、というほどでもない。

 

 

(相手がこいつでさえなければ……っ!)

 

 

 もちろん、それをそのまま水無瀬に言葉にして伝えるわけにはいかないので、ギンッと眼差しを強めて弥堂へ八つ当たりの念を送る。

 

 奴は自分にも関わる話であるはずなのにまったく興味がないのか、なにもない宙空を見てボーッとしている。

 

 

(ホント……っ! こいつマジきらいっ!)

 

 

 希咲は強い憤りを感じた。

 

 

「私がななみちゃんにナデナデさせてあげてってお願いするのが遅かったのが悪いの。まさか弥堂くんがそんなにななみちゃんナデナデしたかったなんて知らなかったから……」

 

「おい待て。誤解を招く発言をするな。俺は別にこいつを撫でたいなどと思っていない」

 

「ちょっと待って愛苗」

 

 

 我関せずでボーっとしていた男が、聞き捨てならないとばかりに反応を示したのはちょっと面白かったが、それよりも希咲には問い質さねばならないことがあった。

 

 

「あのね、間が飛んでる。一応あたしとこいつを仲良くさせようとしたってとこまではわかった。でも、それでなんでこいつにあたしの髪を撫でさせるって話になるわけ?」

 

「あ、そっか」

 

 

 言われて初めて自身の言葉足らずに水無瀬は気付き、経緯を思い出しながら説明を再開する。

 

 

「えっとね…………私がね、ななみちゃんカワイイんだよって言ったらね。弥堂くんもななみちゃんカワイイって言ってて……」

 

「は?」

「あ?」

 

「クンクンしたらいいニオイしたって言ってたし、ななみちゃんのニオイ好きって弥堂くんが。あとお顔も可愛くて好きって言ってた!」

 

「…………」

「待て水無瀬。お前は何の話をしている?」

 

「だからね、私、ななみちゃん髪の毛もいいニオイして触り心地もいいんだよって教えてあげて。今度お願いしてあげるから一緒にななみちゃんナデナデしようねって約束したの!」

 

「…………」

「…………」

 

 

 水無瀬は事のあらましを過不足なく伝えきることが出来たと一定の満足感を得た。

 

 

 弥堂としては全く身に覚えのない事実無根な話なのだが、諦めの早い彼はどうせ何を言っても駄目なパターンだろうと自ら誤解を解くことを早々に断念する。

 

 

 しかし、希咲 七海といえば水無瀬 愛苗に関する専門家だ。

 

 彼女なら、水無瀬の言葉足らず&勘違いを察しているのはないかと、もしかしたらワンチャンあるのではと彼女の方を見てみる。

 

 

 視界に写った希咲は顔を青褪めさせ鳥肌をたてていた。

 

 

 パチッと弥堂と目が合うと希咲はザザザッとわかりやすく身を退かせる。

 

 

 やはり駄目なパターンであったと、弥堂は自身の状況を見立てる判断能力に一定の満足感を得た。

 

 

「――キモいんだけど……」

 

 

 希咲が第一声を発すると、弥堂はその優れた判断能力をもって先読みをし両耳に指を突っこんだ。

 

 

「キモいんだけどキモいんだけどキモいんだけどっ――‼‼」

 

 

 音波兵器も斯くやといった希咲の大声により、緊急災害に備える訓練を積んでいるサバイバル部員の弥堂以外の者のお耳がないなった。

 

 

「ありえないんだけどっ!――って、なに耳塞いでんだバカやろー!」

 

 

 一気に捲し立てていこうとした希咲だったが、怒りをぶつける相手である変態野郎が不誠実にも耳を塞いでいることに気が付き、勢いよく席を立つとズカズカと彼に近寄り両腕を掴んで無理矢理降ろさせる。

 

 

「少しは申し訳なさそうな態度しなさいよっ! ひとの居ないとこで勝手なこと言って! マジありえない! なんとか言ってみなさいよっ!」

 

「…………お前は馬鹿だ」

 

「あんだとこのやろーー! あんたの方がバカでしょ! このクソへんたいっ!」

 

 

 釈明を求められた弥堂は口を開いて何かを言いかけたが、彼女の誤解を解くことはとっくに無理であろうと判断していたので特に何も思いつかず、仕方ないので勝手に勘違いをしては大袈裟に騒ぎ立てる馬鹿な女を罵ってみた。

 

 当然七海ちゃんは激おこだ。

 

 

「逆ギレすんじゃないわよ! よりにもよって愛苗になんてこと言ってんのよ! ホントありえないし、マジでキモイっ!」

 

 

 そんな怒り心頭の彼女に異議を申し立てる者があった。

 

 

「ダメだよ、ななみちゃんっ!」

 

「えっ……?」

 

 

 まさか水無瀬に自分が非難されることがあるなどとは夢にも思っていなかった希咲は動揺する。

 

 

「そんなヒドイこと言っちゃダメなんだよ! 弥堂くんがかわいそうだよ」

 

「えっ…………だって、愛苗……そんな、あたし…………」

 

 

 何が起こっているのかわからない。

 

 半ば自失したように意味の宿らない言葉を譫言のように唇の間から漏らす彼女の瞳からは輝きが失われる。

 

 そして、希咲はそんなハイライトの消えた瞳を弥堂へ向けた。

 

 

 弥堂は反射的に大きくバックステップを踏みそうになるが辛うじて自制した。

 

 

「ななみちゃん? なんで弥堂くんにイジワルするの?」

 

「してないもん……っ! だって……! あいつ……! セクハラ……っ!」

 

「弥堂くんはななみちゃんのこと褒めてたんだよ?」

 

「セクハラだもん! ニオイとか……か、かわ……とかっ! 変態だもんっ!」

 

「変態とかキモイとか言っちゃかわいそうだよ。弥堂くんにゴメンなさいしよ……?」

 

「なんであたしが⁉」

 

 

 まさか自分が謝るはめになるとはと希咲は頭を抱える。

 

 

「そうだぞ、希咲。お前が悪い。謝れ」

 

「うっさい! チョーシのんな! ぶっとばすぞボケぇっ!」

 

「ななみちゃん! めっ!」

 

「そんな……っ⁉」

 

 

 大好きな親友の愛苗ちゃんに『めっ』をされて、七海ちゃんはガーンとショックを受ける。

 

 

 何故二日も続けて、罪過もないのに謝らされねばならないのかと彼女は表情に絶望の色を浮かべた。

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