俺は普通の高校生なので、   作:雨ノ千雨

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2章17 cracked chemistry ②

 

 各人が食い終わった後のゴミを、希咲は事務員さんと手分けして回収している。

 

 

「なぁ、七海」

 

「ん?」

 

 

 すると、ダメ義父が呼びかけてきた。

 

 希咲は彼の方へ顔を向けるが、声を掛けてきた側の義父は手に持った書類に目を落としたままでこちらを見ていない。

 

 

(言いにくいことね……)

 

 

 そう察して対面のソファにお尻を落とす。

 

 

「……大地のヤツは元気か?」

 

 

 思った通りの話題で苦笑いを浮かべそうになる。

 

 仕方ないので、素知らぬフリで答えてあげることにした。

 

 

「ん。最近ちょっとしっかりしてきた。お手伝いもしてくれるし」

「そっか。オレの息子にしちゃ上出来だな」

 

「そーよ。育ててるのあたしだし」

「それもそっか」

 

「一時期ちょっとグレかけたかなーって時があったんだけど……」

「まぁ、反抗期の歳だしなぁ」

 

 

 適当な感想を口にしながら、ようやく彼も希咲の方を見る。

 

 

「でもホントにすぐに終わって、何故か逆にめっちゃいい子になったのよ。なんかマジでヤバイことやらかしたんじゃって、あたし最初コワくって……」

「なんかあったのか?」

 

「や。なんも」

「まぁ、男はナイーブだからな」

 

「へー。パパも?」

「いや。オレはそうでもねえな。中坊の時はエロ本万引きできる本屋探すのに夢中になってたぜ」

 

「さいてー」

 

 

 本当にロクなもんではないと、義父にジト目を向けた。

 

 コレとその息子の大地を比べると、やっぱり環境次第なんだなと、七海ちゃんは我が家の家庭方針の手応えを認めコクコクと頷く。

 

 

「学校の方は?」

「うーん……、勉強は自分で頑張ってるみたいで急に成績上がってきた。あの子エライわ」

 

「オマエは?」

「あたし? あたしは……、まぁ、そこそこ?」

 

「しゃあねえ。信じてやるぜ」

「なにそれ。エラそうに。あ、でも……」

 

「あん?」

「あの子――大地ね? 部活が最近あんまし上手くいってないみたいでさ……」

 

「あぁ……、ま、そんなもんだろ」

「もう。マジテキトーなんだから」

 

 

 義父に呆れながら希咲は頬を少し膨らませた。

 

 だが、周囲の人たちの動きがまた慌ただしくなってきたことに気が付き、口から空気を抜いて切り替える。

 

 

「それよりこれ――整理しちゃわないと」

 

 

 テーブルの上の乱雑な書類を示唆すると、義父の方も天井に両腕を伸ばして仕事に切り替えた。

 

 

「おし、続きやるか。何件かはこれで依頼達成に出来るだろ……」

 

 

 言いながらテーブルの書類に手を伸ばすと、横からスッと出てきた別の手にその書類を掻っ攫われる。

 

 

「アン?」

 

「じゃあ、僕が晋平さんの分も整理して持っていきますから、それまで空いてる部屋で二人でお茶してて下さいよ」

 

 

 パチリとウィンクをしてきたのは、義父の部下となる若い調査員の男性だった。

 

 

「浅見。いいのか?」

 

「えぇ。七海ちゃんのおかげで僕は手が空きましたし。そう滅多に機会がないんですから、親子水入らずで話してて下さい」

 

 

 義父は苦笑いをした。

 

 

「気ぃ使わせてワリィな。なんせウチの娘ったら最近冷たくってよぉ」

 

「あたしパパの娘じゃないしー」

 

「ほら、これだぜ?」

 

「あはは」

 

 

 男たちが笑うと希咲はツーンっとしたまま席を立つ。

 

 

「アン? どこ行くんだ?」

 

「あたしお茶淹れてくる。浅見さんコーヒーでい?」

 

「あ、お願いできる? ありがとう」

 

「ん。じゃ、応接室借りるね?」

 

「あ、そっちは予定あるから会議室の方使ってくれる?」

 

「おけー」

 

 

 軽く返事をすると、浅見は必要な書類を持って自分のデスクに向かった。

 

 それを見送って希咲は給湯室へ行こうとする。

 

 

 すると――

 

 

「――ん?」

 

 

 彼女の前にスッと手が差し出される。

 

 それは義父の手で、その手には一万円札が握られている。

 

 

 テーブルの上を見たままお金だけこちらへ差し向ける義父に、希咲はジト目を向けた。

 

 

「あによ、これ」

 

「その……、なんだ……?」

 

 

 義父は口ごもる。

 

 どうもさっきの話よりも言いづらいことのようだ。

 

 

「なんだー? こないだ貸したお金返してくれんのかー? しんぺー?」

 

 

 冗談めかして聞いてやると、義父はばつの悪そうな顔をする。

 

 

「あー、あれだよ、あれ」

「どれよ」

 

「大地のよ、部活の。あんだろ? クツとか……」

「はぁ?」

 

「なんかよ、いい感じの見繕って買ってやってくれよ。オレじゃあ、ちょっと……。オマエならわかるだろ?」

「もぉ……、しょうがないなぁ……っ」

 

 

 希咲は呆れた態度をとりながら素早く手を振って、義父の手からお金を掠め取る。

 

 

「お釣りが出たら、あたしが貸したお金から引いとくね」

「おぉ、いつもワリィな」

 

「もぉさー。結局そうやって心配してもにょもにょすんならさー。会いに行けばいーじゃん。連絡だってとれるんだし」

「いや、よぉ……。アイツ、オレのせいで色々複雑だろうし、なんっつーかさ、わかんだろ……?」

 

「ぜんっぜんわかんない。パパだっさ」

「キッツイなぁ……」

 

 

 クスリと笑って、そこでイジメるのをやめてあげることにした。

 

 

「んじゃ、パパ先に会議室行ってて。どうせコーヒーでしょ?」

「浅見の時と聞き方に差がないか?」

 

「娘になに期待してんの? キモイんだけど」

「それもキッツイなぁ……」

 

「うっさい、ほら行った行った」

 

 

 腰の重いオジさんを急かしてソファから追いやる。

 

 

「わぁーったよ。あ、そうだ。早めに仕事終わったらよ、オレの相談にものってくれよ」

 

「今のもパパの相談でしょうが。ま、いいけど。なに?」

 

「おぉ、ジツはよ。お気にの嬢ができてよ。けど若いから何をあげたらポイント高いのかわっかんねえんだわ。オマエならわかんだろ? 父ちゃんもうちょいでイケそうなんだよ」

 

 

 赤裸々に打ち明けられた義理の父の相談に、七海ちゃんはニッコリとパーフェクトスマイルを造った。

 

 そして――

 

 

「――しね」

 

 

――バッサリと斬り捨てて、給湯室へと向かった。

 

 

 歩きながらヤカンをバッと踏んだくるように掴み、ガンっとシンクに置く。

 

 そしてパシンっと水道のレバーを叩き下ろした。

 

 

 ジャァーッと勢いよく水が流れ落ちていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黒鉄の刃の上を滑り落ちる水道の水を、弥堂は無感情に見下ろしている。

 

 

 ここはいつもの自宅の台所だ。

 

 

 脇に置いていたマグカップを持ち、淹れたばかりのコーヒーを一口だけ飲んで残りを捨てる。

 

 

 流しっぱなしの水と混ざり合って色は薄まり、排水口へと消えていく。

 

 

 

 ここまでの道中でテストをしていた魔術について考える。

 

 以前も使っていた自分の気配を誤魔化す魔術だ。

 

 

 気配を感じるというのは、音や振動に空気の揺れなど、何かしらの周囲の変化を情報として受けとるということだ。

 

 それは見えないモノの霊子運動を感知――或いは影響を受けるということになる。

 

 

 なので、自身から発せられる霊子運動の情報をジャミングすることで、自分の情報で他人に影響を与えない――つまり、気配を感じさせないという理屈が出来上がる。

 

 不完全ではあるが以前まではそれを行っていた。

 

 

 使用している弥堂自身も定義が曖昧だが、この気配の隠蔽は、完全に自分の“魂の設計図(アニマグラム)”を『世界』から引き剥がす【falso(ファルソ) héroe(エロエ)】のダウングレード版のように捉えている。

 

 地味な技術ではあるが、これのおかげであちこちに侵入をすることが出来たので、異世界を生き残る上では非常に重要なものであったと今になって思う。

 

 

 聖剣(エアリスフィール)が失くなって、例によってそれも出来なくなったのだが、霊子の糸と同様に独力でも実行出来ないかを自宅までの道中に試していた。

 

 実験の結果はまずまずといったところか。

 

 

 霊子の糸の生成や気配の隠蔽よりも高度なはずの【falso(ファルソ) héroe(エロエ)】は以前と変わらずに使えることに釈然としないものはある。

 

 他に身体能力の強化などの刻印魔術も問題なく使えるし、こちらは魔力が増えたことで少し強化されたぐらいだ。

 

 だが、霊子関連の技術は軒並み劣化している。

 

 

 聖剣アリでも『無いよりはマシ』程度な隠蔽術だったが、それと比較しても『やらないよりはマシ』という評価になった。

 

 

「まぁ、こんなもんだろ」

 

 

 無感情に呟いてナイフを水から離す。

 

 蛇口を締めてから、ナイフを振って刀身から水気を飛ばし、ホルスターに仕舞う。

 

 

 チラリと、時計に眼を遣る。

 

 

 予定外に時間が過ぎてしまった。

 

 

 そろそろ目的地に向かわなければならない。

 

 

 弥堂は玄関から外へと出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――ねぇ、みらい?」

 

 

 ガサガサと音を鳴らして茂みから出てきたのは紅月 聖人(あかつき まさと)だ。

 

 小学生のように虫取り網を肩に担ぐ兄の無邪気な姿を、妹である紅月 望莱(あかつき みらい)はニッコリと見つめる。

 

 

「いましたか? バッタ」

 

 

 妹の問いに兄は苦笑いを浮かべた。

 

 

「いや、バッタはいなかったんだけどさ。これ見てよ。すっごいキラキラしたカブトムシ見つけたんだ」

 

「まぁ、まだ5月だというのにカブトムシ。さすがは不思議島ですね」

 

 

 どうでもよさそうに答えながら望莱はカブトムシを受け取り、それをジッと見る。

 

 そして――

 

 

「――ダメですね」

 

「あっ……」

 

 

 ペイっと虫さんを投げ捨てる。

 

 ムィーンっと飛び去って行くカブトムシを聖人は悲しげに見つめた。

 

 

「兄さん。わたしはバッタと言いました。バッタ以外は認めません」

 

「見つからないんだよなぁ……」

 

 

 そんな兄に妹は血も涙もないワガママを言う。

 

 

「それも未だかつて見たことのないバッタです」

「無茶言うなぁ……」

 

「それが出来なければ我が紅月家は『バッタ詐欺』として訴えられてしまいます。兄さんは紅月の名を汚した者として歴史に汚名を残すことになるでしょう」

「え? 被告って僕なの? 無茶苦茶だなぁ……」

 

 

 聖人は情けない苦笑いを浮かべるが、それ以上の反論はしない。

 

 その代わりに――

 

 

「――ねぇ、みらい?」

 

 

 また同じように妹に呼びかける。

 

 

「どうしました? 虫取り兄」

「虫取り網と同化してるんだけど」

 

「まぁ、それは大変です。緊急オペで切り離しましょう。真刀錵ちゃんを探してきます」

「や、やめようよ。それって僕の首と胴体が切り離されるだけだから……、って、そうじゃなくって!」

 

「はい。なんでしょう?」

 

 

 ニッコリと笑う妹に溜め息を吐きながら一度肩を落とし、改めて口を開く。

 

 

「美景って今どうなってる?」

 

「どう――とは……?」

 

 

 望莱は笑顔を貼り付けたまま、悟られぬよう慎重に聞き返した。

 

 

「いや……、どう言っていいかわかんないんだけど、大丈夫かなぁって……」

「ふむ。曖昧ですね」

 

「うん。そうなんだ。何か起こったりしてないかなって心配になって」

「急に、何となく、そう思ったってことで合ってますか?」

 

「えっと、多分。そんな感じかな?」

「もぉ、しかたないにゃあ~……。メンヘラの兄さんを安心させてあげる為に、みらいちゃんがスタッフさんに聞いてあげますね?」

 

「あはは。ありがとう」

 

 

 望莱はスマホを取り出して、通話を発信する。

 

 受話口を耳に当て、3コールまで聴いたところで――

 

 

 

「――やってらんねえですわぁーーっ!」

 

 

 突然茂みから野性の王女さまが飛び出してきた。

 

 

「わっ⁉ ど、どうしたのリィゼ……っ」

 

「マサトーッ!」

 

 

 驚いた聖人が声をかけると、マリア=リィーゼ様は手にしていた虫取り網をペイっと投げ捨てて泣きついてくる。

 

 すぐ近くまで来た彼女の顔を見ると、蜘蛛の巣塗れになっており、何故か髪の毛が少しチリチリになっていた。

 

 

「なにかあったの?」

 

 

 既に割と想像はついていたが、一応優しく聞いてあげる。

 

 

「罠が……! 蛮族の罠があったんですの……っ!」

 

「うん……?」

 

 

 だが、聞いたら余計にわからないことになった。

 

 

「ワタクシがバッタ様を追いかけて森に突撃をしたら、そこにデッケェ蜘蛛の巣がありましたの! これは蛮族どもの罠に違いありませんわ……っ!」

 

「うーん……、ただ蜘蛛が住んでただけなんじゃないかなぁ……。巣って言ってたし。それで?」

 

「この高貴な顔面も髪もネバネバですわ! おまけに蜘蛛の野郎……! ワタクシの高貴な縦ロールの中を占拠して籠城の構えを見せてきたんですの……っ!」

 

「そ、そっかぁ……。それは大変だね……」

 

「おのれ、蛮族ども……ッ! 蜘蛛の巣なんて貧乏人の家にあるもの……。それを王族たるこのワタクシの顔面にぶっかけるなんざぁ許し難しですわ! ワタクシこのような屈辱は生まれて初めてです……ッ!」

 

「あ、あはは……」

 

 

 生まれて何度目かの生まれて初めての屈辱に震える王女さまに聖人は苦笑いで誤魔化そうとした。

 

 

「うるさいですよ、リィゼちゃん」

 

「無礼者ォーッ! 誰に口をきいてるおつもりでして⁉ ミライ!」

 

 

 すると、穏便に済ませることがとっても不得手な妹が横から口を出してくる。

 

 マリア=リィーゼさまは即座にぶちギレた。

 

 

「全軍を編成なさいミライ! 何としてでも蛮族を討つのです!」

「全軍と言われても、残りは蛮くんと真刀錵ちゃんしかいませんが」

 

「かまいません! このワタクシ自ら率います」

「まぁ、恐ろしい。敗け確じゃないですか」

 

「それでもです! それでも進むのです! この戦いには国家存亡の危機がかかっております! 必ずやあの蛮族どもを根絶やしにするのですわ!」

「ちなみに蛮族って誰のことですか?」

 

「全ての虫どもに決まっているでしょう!」

「なるほど」

 

 

 要は森の虫さんにビビって逃げ帰ってきた王女さまは仲間を見つけるや否や途端にイキリはじめ、虫さんの虐殺令を布告したようだと――みらいさんはそのように理解した。

 

 

「ナナミッ! ナナミはどこに居ますの⁉」

「七海ちゃんはリィゼちゃんが先に美景に帰したでしょう?」

 

「なんたる失態……! この一大事に王女の傍を離れているとは、重罪に問う他ありませんわ……!」

「わかりました。七海ちゃんに、『リィゼちゃんが重罪だって言ってる』ってメッセしときますね?」

 

「お、お待ちになって……! 今のはワタクシの言葉が過ぎました……!」

 

 

 不在の七海ちゃんにビビったことで、マリア=リィーゼさまは正気を取り戻した。

 

 

「というか、もうオチがわかりました」

 

「なんですの? 藪から棒に」

 

 

 ジト目を向けるみらいさんに王女さまはキョトンとする。

 

 

「どうせ虫さんにビビッてまた森を爆破したんでしょう?」

 

「無礼者ォーッ!」

 

 

 どうも違うようだ。

 

 

「このワタクシが同じミスを繰り返すと思ってますの⁉」

「はい」

 

「先日の爆破で七海にこっ酷く叱られたばかり。このお尻の痛みは数ヶ月は忘れられませんわ」

「数ヶ月後にはまたやるんですね」

 

「やるかもしれませんわ」

「正直なのはいいと思います。では、今回は魔法を使ってないんですね?」

 

「いいえ」

「はい?」

 

 

 キリッとしたお顔で否定する王女さまに今度はみらいさんが首を傾げた。

 

 

「魔法は使いました」

「どんな?」

 

「火の魔法です」

「やっぱり爆破したんですか?」

 

「いいえ。爆発させると怒られるので、火だけをこう……、ゴォーっと出しました」

「なるほど。よくわかりました。つまり……」

 

 

 望莱はマリア=リィーゼが現れた方向へ顔を向ける。

 

 すると、遠くのお空にプスプスと黒い煙が上がっていた。

 

 

「火事ですね」

 

「うわわわ……っ、あれってヤバイんじゃない⁉」

 

「えぇ。ワタクシの高貴なる縦ロールもご覧のとおりチリチリです。命からがら逃げ出してきました」

 

 

 王女さまが沈痛な面持ちで頷くと、聖人が大慌てを始める。

 

 

「は、はやく何とかしないと……! 七海もいないのに……!」

 

 

 聖人はガサっと茂みに突っ込んで火事現場へと走り出した。

 

 

 しかし、すぐにガサっと茂みを突き破って戻ってくる。

 

 

「リィゼちょっとゴメンね……!」

 

「マ、マサト……⁉ ワタクシ恥ずかしいですわ。ミライの見ている前で……っ」

 

 

 聖人は素早く王女さまを横抱きにすると、可憐に頬を染める彼女の台詞が終わる前にダッと駆け出した。

 

 現状消化手段は彼女の魔法しかない。

 

 

 望莱は彼らが向かった方をどうでもよさそうな目でジッと見て、踵を返した。

 

 お腹が空いたので屋敷に戻ることにしたのだ。

 

 

 ふと、手に持っていたスマホがずっと通話中のままだったことに気が付く。

 

 歩きながらそれを耳に当てた。

 

 

 コール音はまだ鳴り続いている。

 

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