戦えない私がキヴォトス中の生徒に執着されるまで 作:Zuzuiikb
音が消えても、耳の奥にはまだ残っていた。
投影機の羽音。砂を揺らす低い振動。黒服の丁寧すぎる声。映像の中で誰かが笑う音。床に近い場所で、息を詰まらせている自分の声。今の私が叫んだ声と、映像の中の私が泣いた声が、どこかで混ざってしまって、どちらが今なのか分からなくなる。
もう映っていない。
分かっている。
校庭の白い光は消えた。窓に貼り付いていた映像もない。壁にも、机にも、床にも、何も映っていない。対策委員会室には、見慣れた机と、椅子と、私用のカップと、救護バッグの置き場所がある。
なのに、目を閉じると、まだ見える。
床が近い。
髪が広がる。
羽根が震える。
誰かの手。
押さえられる肩。
記録しておけ、という声。
見られた。
見られた。
見られてしまった。
私は、シロコさんの手に指先を預けたまま、動けずにいた。
握っている、というほど力は入っていない。ただ、離したら床に沈んでしまいそうで、そこにある温度に縋っているだけだった。シロコさんは何も言わない。私の指先を強く握り返すこともない。ただ、そこにいてくれる。
それがありがたかった。
でも、見られているのが怖かった。
さっきまで、アビドスのみんなに見てほしかった。帰ってきた私を、ただいまと言った私を、カップを受け取る私を、見てほしかった。ここにいることを分かってほしかった。
なのに今は、視線が怖い。
誰かの目が、あの映像を覚えている気がする。
床で泣いていた私。力で負けた私。屈服して、身体を丸めて、泣きながら隠そうとしていた私。あれを見た目で、今の私を見られるのが怖い。
喉が痛い。
叫びすぎたせいで、息を吸うたびに奥がひりついた。声を出そうとすると、紙で擦ったみたいな痛みが走る。それでも、言わなければいけない気がした。言わなかったら、ずっと分からないままになる気がした。
「……あの」
掠れた声が落ちた。
自分でも驚くくらい小さかった。
それでも、全員がこちらを向いたのが分かった。
向かれると怖い。
でも、聞いてほしい。
矛盾している。
「気持ち、悪く……なかった、ですか」
声にした瞬間、部屋が凍った。
セリカさんが息を呑んだ。
ノノミさんの手が、胸の前で止まる。
アヤネさんが端末を持っていない方の手を強く握りしめる。
ホシノ先輩の顔から、残っていた僅かな表情が消える。
シロコさんの指先が、ほんの少しだけ震えた。
私は、言ってしまったと思った。
でも、止まらなかった。
「私のこと……嫌に、なりませんでしたか。あんな、あんなの……見たら、もう、同じように……見られないんじゃ……」
言葉が途中で崩れた。
喉が痛い。
でも、痛みよりも怖さの方が強かった。
「ごめんなさい。変なこと聞いて……でも、怖くて……皆さんが、私を見る目が、変わったら……私、ここに、もう……」
「レナさん」
アヤネさんの声がした。
いつもより少し低くて、震えていた。
私は顔を上げられなかった。
アヤネさんの足音が近づく。
途中で止まる。
すぐそばではない。けれど、遠くもない。レナさん、ともう一度呼ばれる。
「手を、握ってもいいですか」
私は、息を止めた。
アヤネさんが、手を。
いつも端末を持っているアヤネさんが。
記録を取って、予定を整理して、冷静に言葉を選ぶアヤネさんが、今は端末を置いていた。床に置かれた端末の画面は暗い。アヤネさんの両手は空いている。その手が、私の少し前で止まっていた。
「今の私は、端末を持っているより、レナさんの手を握っていたいです。記録ではなく、ここにいるレナさんを確かめたいんです。でも、怖いなら触れません。断っても、私はここにいます」
アヤネさんの声は、丁寧だった。
でも、丁寧さの奥で何かが泣いていた。
私はすぐには返事できなかった。
触れられるのが怖い。
でも、アヤネさんの手は怖くないと、どこかで分かっていた。アヤネさんは、私が頷くまで待ってくれる。急かさない。勝手に掴まない。端末ではなく、自分の手で、今の私を確かめようとしてくれている。
私はシロコさんの手を離さないまま、もう片方の指を少しだけ動かした。
それが返事になったのか、自分では分からない。
でも、アヤネさんは分かってくれた。
「ありがとうございます」
そう言って、アヤネさんの手が私の手に触れた。
冷たかった。
アヤネさんの手も、震えていた。
安心させるための手なのに、その手自身も傷ついている。怖くて、怒っていて、泣きそうで、それでも私に触れる前に聞いてくれた手。
その震えに触れた瞬間、胸の奥が痛くなった。
「アヤネさん……」
「嫌になんて、なりません」
アヤネさんは、私の手を両手で包んだ。
強くはない。
逃げられるように。
でも、離れないように。
「あれは、レナさんの全部ではありません。いえ、レナさんを説明するものですらありません。あれは、レナさんを傷つけるために切り取られて、加工されて、見せられた暴力です。私は記録を扱います。だから分かります。あれは、レナさんを知るための記録ではありません」
アヤネさんの声が震える。
「レナさんを壊すための道具です。そんなものを見せられたからといって、レナさんの価値が変わることはありません。私がレナさんを見る目も、変わりません。……変わるとしたら、もっと、守らなければと思う方向です」
守る。
その言葉に、私はまた泣きそうになった。
アヤネさんの手が、ほんの少しだけ私の指を包み直す。
「気持ち悪いのは、あの映像を作って、保存して、流した相手です。レナさんではありません。絶対に、違います」
セリカさんが、乱暴に目元を拭った。
水の入ったコップを持って、近づいてくる。
けれど、私の近くまでは来ない。
机の端にそっと置いた。
いつものセリカさんなら、飲みなさい、と言っていたと思う。無理やりではなくても、強く、はっきり。けれど今は、コップを置いたあと、少しだけ手を引っ込めるのが遅かった。
「飲める時でいいから」
声が、掠れていた。
「今すぐじゃなくていい。喉、痛いでしょ。あんな声出したら、痛いに決まってる。だから、飲めそうになったら飲みなさい。無理なら、置いておくだけでいい」
セリカさんの言葉は、いつもよりずっと静かだった。
怒っていないわけではない。
むしろ、怒りすぎているのだと思う。
でも、その怒りを私に向けないように、必死に日常の形に押し込めている。水。喉。飲める時。そういう小さな言葉で、私が今いる場所を、対策委員会室へ戻そうとしてくれている。
「……ありがとう、ございます」
「お礼言わなくていい」
いつもの言葉。
でも、声が震えていた。
「あと、さっきの質問。気持ち悪いわけないでしょ。そんなふうに思うわけない。気持ち悪いのは、あれを撮ったやつで、あれを流したやつで、あれを見せて何か分かった気になってるやつよ。あんたじゃない。絶対に、あんたじゃない」
セリカさんは、唇を噛んだ。
「だから、そういうこと言わないで……って言いたいけど、怖かったなら言っていい。でも、言ったら何度でも否定する。何度でも怒る。あんたが自分のせいみたいに言うたびに、私はそれ違うって言うから」
胸の中が、じわっと熱くなる。
ノノミさんは、少し離れた場所にいた。
毛布を持っている。
いつもなら、すぐにかけてくれたかもしれない。抱きしめてくれたかもしれない。温かいものを、たくさん渡してくれたかもしれない。
でも今は、距離を保っていた。
その距離が、優しかった。
「レナちゃん」
ノノミさんが、ゆっくり言った。
「気持ち悪いなんて、思うわけがありません。私が見てしまったのは、レナちゃんが傷つけられた場面です。レナちゃんが悪い場面ではありません」
分かりやすい言葉だった。
柔らかくて、でも真っ直ぐだった。
「だから、レナちゃんを嫌になる理由なんて、どこにもありません。怖かったですね。見られたくなかったですよね。見られてしまったことが、今とても苦しいんですよね。でも、それはレナちゃんが悪いからではありません」
ノノミさんの声は震えていた。
「本当は、今すぐ抱きしめたいです。隠したいです。もう誰にも見られないように、私の腕の中に入れてしまいたいと思ってしまいます。でも、それは今のレナちゃんを怖がらせるかもしれません。だから、我慢します。私は、レナちゃんが怖くない距離にいます。必要になったら、呼んでください」
毛布を、床に置く。
私の近くではなく、手を伸ばせば届くかもしれない場所に。
「この毛布も、必要なら使ってください。いらなければ、そのままで大丈夫です。レナちゃんが選んでください」
選んでいい。
その言葉が、ゆっくり入ってきた。
選べなかったことを思い出すと苦しい。
だからこそ、今、選んでいいと言われるのが痛いくらいありがたかった。
シロコさんは、私の手をアヤネさんに預けるようにして、ゆっくり立ち上がった。
一瞬、不安になった。
行かないで、と思った。
でも、シロコさんは離れなかった。
扉の方へ歩いていく。
そこで、こちらに背を向けた。
私は驚いて、涙でぼやけた目を上げる。
「シロコさん……?」
「見ない」
シロコさんは、背を向けたまま言った。
「レナが見られるのが怖いなら、私は見ない。でも、いる。ここにいる。誰も入れない。誰にも見せない」
短い言葉だった。
でも、その背中は大きかった。
いつも見ている人が、あえて見ない。
私の顔も、涙も、震えも、今は見ない。
けれど、離れない。
扉の前に立って、外からの視線を遮る。誰かが入ってくるなら、最初にシロコさんが止める。私を見ないことで、私を守ろうとしてくれている。
そのことに気づいた瞬間、涙がまたこぼれた。
ホシノ先輩が、私の前にしゃがんだ。
距離を空けて。
顔を覗き込まずに。
ただ、私の視界の端に入る位置に。
「レナちゃん」
声は穏やかだった。
でも、いつもの軽さはなかった。
「床、怖いよね」
私は小さく頷いた。
頷いた瞬間、床の冷たさをまた思い出して、指が震えた。
「ここから動きたい?」
問いかけは、急かすものではなかった。
私は、答えられない。
動きたい。
床から離れたい。
でも、動くのも怖い。
立ち上がったら、また足が折れるかもしれない。誰かに支えられる手が怖くなるかもしれない。動けなかったら、また映像の中の自分と重なるかもしれない。
ホシノ先輩は、私が答えないことを責めなかった。
「触れていい?」
その言葉で、胸の奥が震えた。
ミネ先輩の声を思い出す。
触れても?
怖くない手。
確認してくれる手。
「抱き上げたりはしない。勝手に動かしたりもしない。レナちゃんが選んでいい。ただ、床が怖いなら、おじさんの袖でも、肩でも、使っていいよ。ここから離れる時の支えにしていい」
ホシノ先輩は、自分の袖を少しだけ差し出した。
「使わなくてもいい。選んで」
選んで。
また、その言葉。
私は震える手で、アヤネさんの手を握ったまま、もう片方の手をゆっくり伸ばした。
ホシノ先輩の袖を掴む。
ほんの少し。
布の感触が指に触れる。
誰かの手ではなく、袖。
それがちょうどよかった。
「ん。上手」
ホシノ先輩は小さく言った。
「じゃあ、少しだけ。立たなくていい。まず床から離れようか」
セリカさんが息を止める気配がした。
ノノミさんが毛布を持ち上げる。
アヤネさんが、私の手を握ったまま、もう片方の手で私の動きを支えられる位置へ移る。
ホシノ先輩は、引っ張らなかった。
ただ、私が袖を掴む力に合わせて、そこにいた。
私は、少しずつ体を起こした。
床が離れる。
怖い。
手が震える。
喉が鳴る。
でも、ホシノ先輩の袖があった。アヤネさんの手があった。セリカさんの水が机にあった。ノノミさんの毛布が近くにあった。シロコさんの背中が扉を塞いでいた。
床じゃない。
床から、離れている。
「……床じゃ、ない」
掠れた声が出た。
ホシノ先輩が頷いた。
「うん。床じゃない」
「ここ……」
「うん。ここは対策委員会室」
セリカさんが、そこで言った。
「レナのカップがある場所」
ノノミさんが続ける。
「毛布もあります」
アヤネさんが、涙を堪えながら言う。
「予定表にも、レナさんの名前があります」
シロコさんが背を向けたまま、短く言った。
「帰ってきた場所」
私は泣いた。
今度の涙は、さっきとは違った。
苦しくないわけではない。痛くないわけでもない。まだ喉は焼けているし、映像は頭の中から消えていない。怖い。恥ずかしい。見られたことが、まだ胸の中で暴れている。
でも、拒絶されていない。
ここにいていいと言われている。
私は、ホシノ先輩の袖を掴んだまま、長椅子へ移動した。ほとんど歩けていなかったと思う。けれど、誰も急かさなかった。誰も勝手に運ばなかった。私が一歩動くまで、待ってくれた。
長椅子に座る。
柔らかい感触。
床ではない。
そのことだけで、少しだけ呼吸が入る。
ノノミさんが、毛布を持って近づいた。
でも、すぐにはかけない。
「毛布、かけてもいいですか」
私は、少し迷ってから頷いた。
毛布が肩にかかる。
温かい。
でも、重すぎない。
ノノミさんの手はすぐに離れた。
離れた後も、そばにいてくれた。
セリカさんが水を少し近づける。
「飲めそう?」
私はコップを見た。
手が震えている。
今持ったらこぼすかもしれない。
そう思ったら、アヤネさんが言った。
「私が持っていてもいいですか。レナさんが飲みたい時に、角度を合わせます」
私は頷いた。
アヤネさんがコップを持つ。
少しだけ口をつける。
水が喉に触れた瞬間、痛みで顔が歪んだ。
「痛い?」
セリカさんが聞く。
「……少し」
「そりゃそうよ。あんな声出したんだから」
声が震えていた。
でも、少しだけいつものセリカさんだった。
「少しずつでいいから。飲めたら、あとで喉にいいもの探す。なかったら作る」
「作るんですか」
「作るわよ。文句ある?」
私は小さく首を振った。
少しだけ、口元が動いた気がした。
その小さな変化に、セリカさんが息を止めたのが分かった。
その時、先生の端末が鳴った。
先生が画面を確認する。
少しだけ表情が変わった。
「ミネさんから」
その名前を聞いた瞬間、胸がぎゅっとなった。
ミネ先輩。
帰る場所。
師匠。
救護騎士団。
画面に映ったミネ先輩の顔は、いつも通り厳しかった。
でも、目が違った。
怒っている。
とても。
けれど、その怒りを私に向けないように、きっちりと抑えている顔だった。
『レナ。聞こえますか』
私は声を出そうとして、喉が痛んだ。
先生が言う。
「無理に話さなくていいわ。頷けたら、それで」
私は小さく頷いた。
ミネ先輩の目が、ほんの少しだけ柔らかくなる。
『よろしい。まず、呼吸を続けなさい。大きく吸う必要はありません。今できる分だけで構いません。あなたは今、救護対象です。自分を責める時間ではありません』
救護対象。
その言葉で、涙がまた出た。
ミネ先輩は続ける。
『あなたは何も失っていません。あなたの尊厳は、あの映像の中に置いてきたものではありません。今、あなたが息をしている場所にあります。あなたが震えていても、泣いていても、声が出なくても、それは変わりません』
私は毛布を握った。
ミネ先輩の声は、厳しかった。
甘くはない。
でも、揺れなかった。
『帰還を急ぐ必要はありません。今あなたが安全だと思える場所で、安全を確保してください。そこがアビドスなら、アビドスで構いません』
ミネ先輩の視線が、画面越しにアビドスのみんなへ向いた。
『アビドスの皆さん。レナをお願いします』
部屋の空気が変わった。
その言葉は、重かった。
ミネ先輩が、レナをアビドスに預けた。
救護騎士団の師匠が。
私の帰る場所の一つが、もう一つの帰る場所へ、私を預けてくれた。
セリカさんが背筋を伸ばす。
ノノミさんが毛布の端を握る。
アヤネさんが、私の手を包み直す。
シロコさんが扉の前で頷く。
ホシノ先輩が、静かに言った。
「任されました」
いつもの軽さはなかった。
ミネ先輩は短く頷いた。
『先生。後ほど詳細を共有してください。黒服に関しては、救護騎士団としても看過しません』
「ええ。必ず」
『レナ』
また、名前を呼ばれる。
私は画面を見る。
『今日は、戦わなくていい。耐えることも、強がることも、救うことも、今は不要です。息をして、眠れるなら眠りなさい。それが今のあなたの任務です』
任務。
その言い方がミネ先輩らしくて、少しだけ胸が緩んだ。
声は出ない。
でも、頷いた。
通信が切れた後、部屋には静けさが戻った。
さっきまでの白い光の残響は、まだ完全には消えていない。けれど、ミネ先輩の声が、その上に別の音を置いてくれた気がした。
息をして。
眠れるなら眠る。
それが、今の任務。
「レナさん」
アヤネさんが言った。
「手、もう少し握っていてもいいですか」
私は頷いた。
アヤネさんの手はまだ震えていた。
でも、最初より少しだけ温かかった。
ホシノ先輩は、少し離れた長椅子の端に座った。
「おじさん、ここにいるよ。触らない。引っ張らない。でも、床が怖くなったら袖を使っていいからね」
セリカさんが水を置き直す。
「喉、痛くなったら言って。言えなかったら、コップ見て。分かるようにしておくから」
ノノミさんが、少し距離を取って座る。
「私はここにいます。近づきすぎません。でも、呼ばれたら行きます。呼ばれなくても、いなくなりません」
シロコさんは扉の前で、まだ背を向けている。
「見ない。でも、守る」
その背中を見ているうちに、眠気ではない重さが身体に降りてきた。
泣き疲れていた。
叫び疲れていた。
恐怖はまだ消えない。
でも、身体が限界だった。
目を閉じるのは怖かった。
また映像が見える気がした。
でも、目を開けていても、涙でほとんど見えない。
「……ここに」
掠れた声が出た。
全員が聞いた。
「ここに、いても……いいですか」
誰より早く、アヤネさんの手に力が入った。
「もちろんです」
セリカさんが言う。
「当たり前でしょ」
ノノミさんが言う。
「いてください。ここに」
シロコさんが背中越しに言う。
「いる場所」
ホシノ先輩が、最後に静かに言う。
「いいよ。ここにいていい。帰ってきてもいい。行ってもいい。レナちゃんの場所は、あの映像なんかに決めさせない」
その言葉を聞いて、私は目を閉じた。
映像は、まだ消えない。
見せられたものは、消えない。
でも、それだけが私ではないと、誰かが言ってくれた。
だから今は、まだ震えたままでも。
ここにいていいと、少しだけ思えた。
そして私は、アヤネさんの手を握ったまま、泣き疲れて眠った。
ifストーリーを投稿しようと思っています。ある程度全部投稿する予定ですが、真っ先にどれが見たいですか?
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レナが最強格の世界線
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甘え上手で小悪魔な世界線
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物理的に食べられる世界線
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好かれすぎて殺されそうになる世界線