戦えない私がキヴォトス中の生徒に執着されるまで   作:Zuzuiikb

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17話 シナリオは続くよ

 

 

 提出完了の文字を見たあと、ゲーム開発部は一度、きれいに力尽きた。

 

 モモイちゃんは机に突っ伏したまま、片手だけを上げて「勝った……何に勝ったか分かんないけど勝った……」と呟き、ミドリちゃんは画面の提出ログを三回確認してから、ようやく椅子の背に体を預けた。ユズちゃんはロッカーの扉にもたれるように座っていて、目元をこすりながらも、まだ端末を抱えている。アリスちゃんはスーパーノヴァの横にちょこんと座り、提出完了の画面をじっと見つめていた。

 

 私は、空になった紙コップと栄養補給用のお菓子の袋を片づけながら、部室の中を見回した。

 

 ひどい有様だった。

 

 床にはメモが落ちている。机の上には端末とゲーム機と資料が重なり合っている。ホワイトボードには、誰が書いたのか分からない「ラスボスの演出を盛りすぎない」「ユズを寝かせる」「モモイを落ち着かせる」「アリスにパンパカパーンを言わせすぎない」「レナお姉ちゃんの飲み物管理に従う」などの文字が残っていた。

 

「最後、誰が書いたの」

 

 私が言うと、モモイちゃんが突っ伏したまま手を上げた。

 

「私……」

 

「自分で書いたのに、あんまり従わなかったよね?」

 

「従った時間もあった……!」

 

「短かったね」

 

「レナお姉ちゃん、朝方のツッコミが鋭い……」

 

 ミドリちゃんが、疲れた顔で少し笑う。

 

「お姉ちゃんが最後の最後に隠しイベント追加しようとした時、レナさんが止めてくれなかったら本当に危なかったよ」

 

「だって、最後に実は隠しボスが出たら熱いじゃん!」

 

「締切五分前に追加するものじゃないよ」

 

「五分あればいけると思った」

 

「いけない」

 

「ミドリの正論が痛い!」

 

 アリスちゃんが真面目な顔で言った。

 

「モモイ、締切五分前の隠しボス追加は危険行動です」

 

「アリスまでそっち側!?」

 

「アリスはゲーム開発部です。ゲームを守ります」

 

「うっ……言い返せない……!」

 

 ユズちゃんが、小さく笑った。

 

 その笑いを聞いて、昨日の夜がちゃんと終わったのだと感じた。

 

 でも、終わったのは制作だけだった。

 

 結果発表は、まだこれからだった。

 

 ミレニアムプライス。

 

 ミレニアムサイエンススクールの技術と発想が集まる発表の場。ゲーム開発部にとっては、ただの受賞発表ではない。ここで成果を示せなければ、廃部の話がまた現実になる。

 

 それは、みんな分かっていた。

 

 だから、仮眠を取ったあと、結果発表を見るために部室へ集まった時、誰も完全には落ち着いていなかった。

 

 モモイちゃんはテレビの前に座っている。膝の上で手を握ったり開いたりしていた。ミドリちゃんはその隣で、端末を持ちながらも画面を見ていない。ユズちゃんはロッカーの中に半分だけ入っていた。完全に隠れてはいない。顔だけ出して、テレビの方を見ている。アリスちゃんはスーパーノヴァを部屋の隅に置いて、両手を膝の上にそろえて座っていた。

 

 私は飲み物を配った。

 

「モモイちゃん、水」

 

「飲んだら結果変わる?」

 

「変わらないけど、倒れにくくなる」

 

「じゃあ飲む……」

 

 素直だった。

 

 とても素直だった。

 

 私は少しだけ笑ってしまった。

 

「ミドリちゃんも」

 

「ありがとうございます」

 

「ユズちゃん、ここ置いておくね」

 

「……ありがとうございます」

 

「アリスちゃんは?」

 

「アリスは、水分補給します。結果発表に備えます」

 

「うん。えらい」

 

 アリスちゃんはコップを両手で持ち、真剣な顔で少しずつ飲んだ。

 

 先生はテレビの横に立ち、みんなを見守っていた。何も言わない。けれど、その沈黙は冷たくない。必要になったら、いつでも声をかけてくれる沈黙だった。

 

 画面の中で、ミレニアムプライスの発表が始まる。

 

 最初の部門賞。

 

 違う。

 

 次の賞。

 

 違う。

 

 次も、違う。

 

 モモイちゃんの背中が、少しずつ丸くなっていく。ミドリちゃんの指が端末の端を強く握る。ユズちゃんはロッカーの扉を両手で掴んでいた。アリスちゃんは、まばたきも少なく画面を見つめている。

 

 私も、息が浅くなっていた。

 

 ゲーム開発部の名前は出ない。

 

 TSC2の名前も出ない。

 

 画面の司会音声が、明るく次の賞を読み上げるたびに、部室の空気だけが重くなっていく。

 

「……まだ」

 

 モモイちゃんが呟いた。

 

「まだ、一等があるし」

 

「うん」

 

 ミドリちゃんが答える。

 

「まだあるよ」

 

「一等、取れたら廃部なしだよね」

 

「うん」

 

「取れるよね」

 

 ミドリちゃんは答えなかった。

 

 答えられなかったのだと思う。

 

 アリスちゃんが小さく言う。

 

「TSC2は、面白いです」

 

 モモイちゃんは画面を見たまま、少しだけ笑った。

 

「うん。面白いよ」

 

「アリスは、そう思います」

 

「うん」

 

「だから、名前が呼ばれます」

 

 その声は、信じていた。

 

 だから、聞いているこちらが苦しくなる。

 

 そして、一等賞の発表が始まった。

 

 画面が派手に切り替わる。司会の声が弾む。部室の誰も、動かなかった。

 

 発表された名前は。

 

 ゲーム開発部ではなかった。

 

 TSC2ではなかった。

 

 別の部活の、実用的な新素材開発プロジェクト。

 

 画面の中では拍手が起きている。華やかな音が鳴っている。けれど、ゲーム開発部の部室には、何の音もなかった。

 

 モモイちゃんの手が、ゆっくり下がった。

 

「……」

 

 ミドリちゃんが、唇を噛む。

 

 ユズちゃんは、ロッカーの扉の影に顔を半分隠した。

 

 アリスちゃんは、画面を見たまま動かない。

 

 私は、何を言えばいいのか分からなかった。

 

 よく頑張ったね。

 

 そんな言葉は、今は違う気がした。

 

 TSC2は面白かったよ。

 

 それも、今は届かない気がした。

 

 モモイちゃんが、ゆっくり立ち上がった。

 

「……そっか」

 

 声が平坦だった。

 

「一等、取れなかったんだ」

 

「お姉ちゃん」

 

 ミドリちゃんが呼ぶ。

 

 モモイちゃんは、テレビを見ていた。

 

「名前、出なかったね」

 

「……うん」

 

「TSC2、だめだったんだ」

 

「まだ、そう決まったわけじゃ」

 

「でも出なかったじゃん!」

 

 モモイちゃんの声が跳ねた。

 

 それは怒りだった。

 

 でも、怒りだけではなかった。悔しさと、疲れと、怖さと、昨日まで押し込めていたものが一気に溢れた声だった。

 

「めちゃくちゃ頑張ったじゃん! アリスも、ユズも、ミドリも、先生も、レナお姉ちゃんも! みんなで作ったじゃん! ゲームを愛しなさいって言われたから、愛して作ったじゃん!」

 

 モモイちゃんの手が、銃に伸びた。

 

 私は一瞬、止めようとした。

 

 けれど、間に合わなかった。

 

「なのに、なんで――!」

 

 モモイちゃんが、引き金を引いた。

 

 銃声。

 

 テレビの画面が、派手な音を立てて砕けた。黒い煙が少し上がり、部室に硬い破裂音の余韻だけが残る。

 

 全員が固まった。

 

 モモイちゃん自身も、銃を持ったまま固まっていた。

 

「……撃っちゃった」

 

 ミドリちゃんが、震える声で言った。

 

「お姉ちゃん」

 

「……うん」

 

「テレビ」

 

「……壊れたね」

 

「壊したんだよ!」

 

 ミドリちゃんの声が、とうとう裏返った。

 

「なんで撃つの!? いや、気持ちは分かるけど! 分かるけど撃つ!?」

 

「だって、どうせ廃部になったら捨てるし……」

 

「そういう問題じゃない!」

 

 モモイちゃんは今にも泣きそうな顔だった。ミドリちゃんは怒っているのに、同じくらい泣きそうだった。ユズちゃんはロッカーの中で小さくなり、アリスちゃんは壊れたテレビをじっと見ている。

 

 私は、モモイちゃんの近くへ行った。

 

「モモイちゃん」

 

「……ごめん」

 

 モモイちゃんは小さく言った。

 

「テレビ、撃っちゃった」

 

「うん。撃ったね。かなり見事に」

 

「そこ褒める?」

 

「褒めてない。確認」

 

「レナお姉ちゃん、確認が優しいようで優しくない……」

 

 私は少しだけ息を吐いた。

 

「でも、怪我人はいない。そこはよかった」

 

 モモイちゃんの目が揺れた。

 

「……ゲーム、だめだったのかな」

 

 その声は小さかった。

 

「私たち、だめだったのかな」

 

 私はすぐには答えなかった。

 

 答えようとした時、部室の扉が勢いよく開いた。

 

「ゲーム開発部!」

 

 ユウカさんだった。

 

 息を切らしている。普段のきっちりした姿からは少し想像できないくらい、急いで来たのが分かった。

 

「ユウカ……」

 

 モモイちゃんが、壊れたテレビの前で固まる。

 

 ユウカさんは部室に入ってきて、壊れたテレビを見た。

 

 一秒。

 

 二秒。

 

 三秒。

 

「……何してるの?」

 

 低い声だった。

 

 モモイちゃんが真っ青になる。

 

「あ、いや、これは、その、感情の演出というか、現代アートというか」

 

「テレビを銃撃した現代アートなんて聞いたことないわよ!」

 

「ですよね!」

 

 ユウカさんは頭を押さえた。

 

「もう……本当に、あなたたちは……!」

 

 そして、急に顔を上げた。

 

「じゃなくて!」

 

 部室の空気が止まる。

 

 ユウカさんは、少しだけ息を整えた。

 

 それから、まっすぐ言った。

 

「おめでとう」

 

 誰も、すぐには反応できなかった。

 

 モモイちゃんが瞬きをする。

 

「……え?」

 

「だから、おめでとう」

 

 ユウカさんは、今度は少しだけ笑った。

 

「TSC2、ミレニアムプライスの特別賞を受賞したわ」

 

 沈黙。

 

 今度の沈黙は、さっきと違った。

 

 意味が、ゆっくり部屋の中へ広がっていく。

 

「特別賞……?」

 

 ミドリちゃんが呟く。

 

「一等じゃないの?」

 

 モモイちゃんが聞く。

 

「一等ではないわ。ミレニアムプライスは実用性を重視する大会だから、娯楽ゲームを通常の一等として扱うのは難しかったみたい。でも」

 

 ユウカさんは、少しだけ表情を柔らかくした。

 

「TSC2は面白かった。懐かしさも、遊びとしての完成度も、ちゃんと評価された。だから特別賞が設けられたの」

 

 モモイちゃんの口が、少し開いたまま止まった。

 

「……じゃあ」

 

「廃部の件も、来学期まで保留。少なくとも、今すぐゲーム開発部がなくなることはないわ」

 

 その瞬間。

 

 モモイちゃんが泣いた。

 

 泣きながら叫んだ。

 

「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 ミドリちゃんが、顔を覆った。

 

「よかった……」

 

 ユズちゃんはロッカーから半分出てきたまま、ぽろぽろ涙をこぼしていた。

 

「……よかった、です」

 

 アリスちゃんは、しばらく何も言わなかった。

 

 それから、ゆっくり立ち上がった。

 

「TSC2は、特別賞を受賞しました」

 

「うん!」

 

 モモイちゃんが泣きながら笑う。

 

「ゲーム開発部は、続きます」

 

「うん!」

 

 ミドリちゃんも、泣きそうな顔で頷く。

 

 アリスちゃんの目にも、光が揺れていた。

 

「アリスは、これからもゲーム開発部にいていいですか」

 

 部屋がまた静かになった。

 

 でも、それは怖い沈黙ではなかった。

 

 モモイちゃんが、アリスちゃんへ飛びつく。

 

「当たり前じゃん!」

 

 ミドリちゃんもすぐに続いた。

 

「聞くまでもないよ」

 

 ユズちゃんが小さな声で、それでもはっきり言った。

 

「……いてください」

 

 先生が優しく頷く。

 

「もちろん」

 

 アリスちゃんは、みんなを見た。

 

 そして、涙を浮かべたまま笑った。

 

「これからも、よろしくお願いします」

 

 その言葉で、私の胸の奥まで熱くなった。

 

 アリスちゃんが泣いている。

 

 でも、それは怖くて泣いているのではない。寂しくて泣いているのでもない。

 

 いていいと言われて、泣いている。

 

 私は、少しだけ目を伏せた。

 

 よかった。

 

 本当に、よかった。

 

「レナお姉ちゃん!」

 

 モモイちゃんが、アリスちゃんを抱えたままこちらを向いた。

 

「特別賞! 特別賞だよ!」

 

「うん。聞こえたよ」

 

「ゲーム開発部、まだあるよ!」

 

「うん」

 

「TSC2、認められたよ!」

 

「うん」

 

 モモイちゃんの顔がくしゃくしゃだった。

 

 私は笑って、頷いた。

 

「おめでとう、モモイちゃん。ミドリちゃん。ユズちゃん。アリスちゃん」

 

 言った瞬間、モモイちゃんが片腕を伸ばしてきた。

 

「レナお姉ちゃんも!」

 

「え?」

 

「レナお姉ちゃんも入るの! 飲み物くれたし、誤字見てくれたし、私の暴走制御係してくれたし!」

 

「最後、正式な役職みたいに言わないで」

 

「正式だよ! ゲーム開発部臨時モモイ制御係!」

 

「嫌な役職すぎる」

 

 ミドリちゃんが泣き笑いしながら言う。

 

「でも、かなり助かりました」

 

「ミドリちゃんまで」

 

 ユズちゃんが、小さく袖を引いた。

 

「……ありがとうございました」

 

 アリスちゃんも頷く。

 

「レナは、ゲーム開発部の夜の一部です」

 

 その言葉は、少しずるかった。

 

 胸の奥が、きゅっとなる。

 

「……ありがとう」

 

 私は小さく言った。

 

「でも、今日はみんなの勝ちだよ」

 

「みんなの勝ち!」

 

 モモイちゃんが叫ぶ。

 

「特別賞!」

 

 アリスちゃんが両手を上げた。

 

「パンパカパーン」

 

 今度は、誰も止めなかった。

 

 壊れたテレビの前で。散らかった部室の真ん中で。泣き顔と笑い声が混ざる中で。

 

 アリスちゃんの声が響いた。

 

「ゲーム開発部、クエストクリアです」

 

 ユウカさんは、その様子を見て、少しだけ呆れたように笑っていた。

 

「……本当に、騒がしい部ね」

 

 ノアさんの声が入口から聞こえた。

 

「でも、良い騒がしさですね」

 

 いつの間に来ていたのか、ノアさんがユウカさんの後ろに立っていた。手には受賞に関する資料がある。

 

「ノア、いつから?」

 

「テレビが壊れたあたりからでしょうか」

 

「止めてよ!」

 

 モモイちゃんが叫ぶ。

 

「モモイさんがあまりに見事に撃ち抜いたので、少し記憶に残しておこうかと」

 

「残さないで! それは記録しなくていいやつ!」

 

「ふふ。検討します」

 

「絶対記録する顔だ!」

 

 ユウカさんが大きくため息をついた。

 

「テレビの弁償については後で話しましょう」

 

「今じゃない!?」

 

「今は、まあ……」

 

 ユウカさんは少しだけ照れたように視線を逸らした。

 

「受賞のお祝いが先」

 

 モモイちゃんが固まった。

 

「ユウカ……」

 

「何よ」

 

「優しい……!」

 

「普段から優しいわよ!」

 

「いや、普段は数字の形した鬼かと」

 

「モモイ?」

 

「ごめんなさい!」

 

 部室がまた笑いに包まれた。

 

 その笑いの中で、先生が静かに窓の方を見た。

 

 朝の光が、もうすっかりミレニアムの校舎を照らしている。

 

 リオ先輩は、最後まで返事をしなかった。C&Cの命令も、Mirrorの奥も、まだ完全には消えていない。アリスちゃんのことも、G.BIBLEの中に紛れていた不明な何かのことも、きっとこの先へ続いていく。

 

 でも、今日だけは。

 

 今日だけは、ちゃんと喜んでいい気がした。

 

 ゲーム開発部は、ゲームを完成させた。TSC2は、特別賞を取った。アリスちゃんは、ゲーム開発部にいていいと言われた。

 

 それだけで、十分だった。

 

 モモイちゃんは、壊れたテレビの前でまだ泣きながら笑っている。ミドリちゃんはそれを呆れた顔で見ながら、でも手を離さない。ユズちゃんはロッカーから出て、少しだけみんなの近くに座っている。アリスちゃんは、スーパーノヴァではなく、受賞通知の資料を大切そうに抱えていた。

 

 私は、その光景を胸にしまった。

 

 ゲームを愛しなさい。

 

 G.BIBLEの言葉は、結局たったそれだけだった。

 

 でも、たったそれだけを本当にやりきった人たちが、今ここで泣いて笑っている。

 

 だから、あの言葉は間違っていなかったのだと思う。

 

「レナお姉ちゃん」

 

 アリスちゃんが呼んだ。

 

「何?」

 

「シナリオは、終わりましたか」

 

 私は少し考えた。

 

 それから、首を振った。

 

「終わってないよ」

 

「続きますか」

 

「うん」

 

 私は、ゲーム開発部のみんなを見た。

 

「シナリオは、つづくよ」

 

 アリスちゃんは、その言葉を大切そうに受け取った。

 

「はい」

 

 そして、にっこり笑った。

 

「シナリオは、つづきます」

 

 部室の中で、もう一度笑い声が上がった。

 

 壊れたテレビ。散らかった机。特別賞の通知。アリスちゃんの涙。モモイちゃんの叫び声。ミドリちゃんのため息。ユズちゃんの小さな「よかった」。先生の穏やかな笑顔。ユウカさんとノアさんの呆れたような優しい視線。

 

 全部が、ゲーム開発部の一章だった。

 

 そしてきっと、ここからまた次のステージが始まる。

 

 パンパカパーン。

 

 誰かがそう言った。

 

 たぶん、アリスちゃんだった。

 

 でも、その時はもう、誰の声でもよかった。

 

 ゲーム開発部の物語は、まだ続いていく。




とりあえず、パヴァーヌ編編は原作に沿った部分は終わりました。この章のメインはゲーム開発部なのであんまりレナ主体で描けなかったんですよね。安心してください今からレナがメインでドロドロしていきます。
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