気づいたらガルドっぽい組織のトップだったんだけど…知らん…何それ…怖… 作:毘沙死狂騒曲
バイト中に酷い火傷を負って右手が全く使い物にならなかったのですが、最近回復してきたのでようやく投稿できます。
みんなもアツアツの鉄板を持つときは気をつけよう!
俺の名前は天城零。
どこにでもいるデュエマが好きな高校生だ。
今はいつものようにデュエマのショップ大会でボルコンをぶん回している。
零「オラァ‼『ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン』でお前の『不死身男爵ボーグ』を盾送りにしてそのまま焼却‼」
「アァー⁉ボーグがぁ‼」
零「シールドが離れたことで『ボルメテウス・リバース・ドラゴン』のZラッシュを発動してそのままダイレクト‼」
「ギャアァァァ⁉」
今日のショップ大会に俺は違和感を感じていた。
いつもならGPなどで使われるようなガチデッキを回してる人もいるのだが、今日俺が戦ったデッキは不死身男爵ボーグやツインパクトじゃない方のデスライガーといった大会などでまったくもって見ないカードを使ってくるのばかりだった。
まるで、アニメや漫画のモブみたいだ…
零「う~む…一体何があったんだ?使用してるデッキのカードパワーが明らかに下がってる…」
俺が考えてると、いつもこの時間帯は家にいるはずの妹、幽香が家にいないことに気づく。
零「幽香?どこにいるんだ?いるなら返事してくれ。」
嫌な考えをよぎらせながら俺は幽香を探す。
俺と幽香にはデュエマ以外の記憶が曖昧で、両親はいない。
俺の稼いでるバイト代と、おそらく両親が残したのであろう多額の遺産で幽香と二人暮らしをしているのだ。
家の周りを一通り探した後、俺は一度警察に連絡しようと電話の方に向かう。
すると、見慣れない隠し扉のようなものがあることに気づいた。
零「ん…これは何だ…?」
恐る恐る扉を開けてみると、長い階段が下まで続いていた。
怖いので下を見ないようにして階段を下ってると、広い間が見えてきた。
奥の方には玉座のようなものもある。
零「なんで…家の地下にこんな場所が…?」
俺が不思議に思って辺りをうろついてると、背後に白いローブで全身を隠した大柄の男が現れる。
零「うわっ⁉」
大柄の男「…」
男は何もせず、ただこちらを見つめている。
すると今度は同じく白いローブで全身を隠した細身の女性が現れる。
女性「おや、貴方は…」
零「お、お前らは誰なんだ⁉なんで俺ん家の地下に…」
俺が困惑しながら相手に問い詰めると、2人は急に俺に向かって跪いてきた。
零「え…え⁉」
女性「よくぞこの場に来てくださいました、ゼロ様。」
大柄の男「…」
零「ゼロって誰だよ…俺は零だっての。」
すると奥から聞きなれた声が聞こえてくる。
幽香「お兄ちゃん?」
零「幽香‼幽香なのか⁉」
幽香と思しき少女もまた、白いローブで全身を隠していた。
白いローブを脱いだ幽香は、確かに俺の知る幽香だった。少し服装とかが違ってたけど…
俺が驚いてると女性が説明を始める。
ゼノモーフ「お初にお目にかかりますゼロ様。私は「ガドルディア」、Xのゼノモーフと申します。あちらのデカい男はユグドラシルです。」
ユグドラシル「…」コクッ
零「だから俺は零だって…待て、ガドルディア?それにX?何の話だ?」
幽香「ゼノモーフさん、お兄ちゃんはまだ何も分かってないんだよ。まずは私達ガドルディアのことを説明しなきゃ。あ、ちなみに私はUのユートピアだよ。」
ゼノモーフ「承知いたしました。それでは説明させていただきます。」
ゼノモーフという女性の話によると、ガドルディアは裏の世界のデュエマによる覇権争いをしていた組織の一つで、勝利のためにカードの覚醒者を集めたりしてるらしい。
ガドルディアではAからZまでのアルファベットの称号が存在しており、Zに行くほど強い。そして俺がZの称号を持つゼロだということらしい…
零「知らん…何それ…怖…」
いつから俺はガルドのような組織のザキラのようなデュエリストになったのだろうか…
ゼノモーフ「さぁゼロ様、我らと共に邪魔してくる輩を葬り去りましょう!」
零「え…いや、あの…ちょっと…」
幽香「やっぱこれからのデュエマ界はお兄ちゃんが引っ張って行かないと‼」
零「幽香まで何言っちゃってんの⁉」
俺はただ好きなデュエマを楽しみながらのんびり暮らしたいだけなのに…
ゼノモーフ「それに、ゼロ様の意思関係なく敵は既に我々のトップをゼロ様だと認識していると思います。話し合いが通じる人間も望み薄。つまりやるしかほぼ選択肢はありません。」
零「人の心とかないんか?」
そんなこんなで俺はガドルディアといういかにも悪の組織っぽいところのトップ「ゼロ」となった。
ここから俺のはっちゃめっちゃなデュエルが始まる…‼