やめてよね、僕が准将みたいに出来るわけないじゃないか 作:星乃 望夢
「元々、M1アストレイはザフトのジンに倣って『機動性』を重視した結果、オーブの限られた国土を迅速に駆け回る展開能力においては最適解でした。……ですが、エリカさん」
モルゲンレーテ社地下の兵器開発局。
メインモニターに映し出されたM1アストレイの構造図を前に、キラ・ヤマトは少しだけ眉をひそめて指摘した。
「オーブの基本ドクトリンは『防衛』です。自国や拠点を守らなければならない防衛側が、装甲を削り、敵の攻撃を『避ける』ことを前提にしているのは、戦術的に大きな矛盾を抱えています。先日、仲間を庇ったシュライク装備の機体が多数中破したのが、その最たる例です」
「……耳の痛い話ね。当時の予算と量産性を確保するためにギリギリまで削ぎ落とした結果だから」
エリカ・シモンズ技術主任は、痛いところを突かれたというように肩をすくめた。
だが、今のオーブには当時とは比較にならないほどの「力」がある。
世界中から集まるTC-OSのライセンス料。
もはやコストダウンという鎖に縛られる必要はないのだ。
「ええ。ですから、豊富な予算を使ってM1の『防御力』と『汎用性』を根本から引き上げます。僕が設計した新装備のデータを見てください」
キラがタブレットをスワイプすると、モニターに二つの特異なシルエットを持ったアストレイの強化プランが展開された。
一つ目のプランは、既存のイカロスユニットを手直しし、汎用性と圧倒的な防御力を高めた重装甲モジュールであった。
「名付けて、『フルクロス』です」
アンチビームコーティングを施した積層素材装甲に加え、両肩にはビームコート発生器を搭載。
両腕には、ユーラシア連邦の光波防御帯技術を応用したビームシールドを装備。
胸部にイカロスユニットから引き継いだビームコート発生器と、実弾を放つ「マシンキャノン」を内蔵。
機体のバッテリーを消費せず、頭部のイーゲルシュテルンと併用することで、瞬間的に分厚い弾幕を張ることが可能。
「可動域こそ少々犠牲になりますが、このフルクロスを纏えば、戦艦クラスのビーム砲の直撃すら弾き返せます。絶対防衛線において、これほど頼もしい『盾』はありません」
そして二つ目のプラン。モニターに映し出されたその姿を見て、エリカは目を丸くした。
「准将……これは? 先程のフルクロスよりもさらに、まるでマントを羽織っているようだけど」
「ええ。『フェイズシフトアーマー』という別アプローチの防御装備です」
それは機体そのものを、フェイズシフト装甲で作られた分厚い外套のように包み込む特殊なアーマーだった。
通常時は機体をすっぽりと覆い隠し、絶対的な物理防御力を誇る。
この状態では頭部イーゲルシュテルンと右腕のビームライフルしか使用できない。
格闘戦や高機動戦闘へ移行する際、機体を覆っていた外套が背中へと折り畳まれ、高推力を発揮する『フレキシブルバインダー』へと変形する。
『ブルーフレームフォースのフルアーマー形態』に、東方不敗の『マスターガンダムのウイングシールド機構』を取り入れた機構となっている。
そんな個人的な裏事情を馬鹿正直に語るわけにはいかない。キラは咳払いを一つして、涼しい顔でエリカに説明を続けた。
「西部劇のガンマンが着ている『ポンチョ』を参考にしました。敵の目を欺きつつ、懐の銃で早撃ちを決めるようなコンセプトです」
「な、なるほど。……斬新ね」
エリカは半分納得したような、していないような顔で頷いた。
これら二つのオプション装備、そして既存のイカロス・アリュゼウス・BWSといった多種多様なモジュールを無駄なく運用するためには、機体本体の改修が不可欠であった。
「M1アストレイのバックパックを、従来の『フライトユニット直付け仕様』から、プロトアストレイと同じ『マルチコネクターを備えた背部モジュール』へと戻します」
量産性を高めるためにオミットしていた「拡張性」を、豊富な国家予算に物を言わせて復活させるのだ。
バックパックごと交換しなければならないBWSにも即時対応できるようになる。
だが、キラの狙いはそれだけではなかった。
「そして、この背部コネクターと、新たに両肩の装甲へ増設するマウントラックの規格は……すべて『ストライカーパックシステム』に対応させます」
その言葉に、エリカは息を呑んだ。
それはつまり、オーブ軍の主力機が、エール、ソード、ランチャーといった基本パックはもちろん、ガンバレルストライカーやライトニングストライカーなど、連合・オーブを問わずあらゆる戦術兵装を自在に換装できる「究極のマルチロール機」へと進化することを意味する。
「……大西洋連邦が『105ダガー』でストライクの量産化を図ったように、我々もこの機体でオーブ独自の防衛構想を完成させるのね」
「はい。これが、新しいオーブの剣にして盾……『M1アストレイ改』です」
キラ・ヤマトの並外れた頭脳と無尽蔵の資金力。
かつて限られた予算の中で妥協を強いられていたM1アストレイは、その制約を完全に叩き壊され、あらゆる戦場に適応し、決してパイロットを死なせない「最強のオーブ版量産型ストライク」として、真なる産声を上げようとしていた。
◇◇◇
オーブ本島、国防省の特別応接室。
そこには、世界中の巨大メディアや国家の特使たちがどれほど頭を下げても、莫大な金を積んでも決して入れなかった空間がある。
「白銀の英雄」「悪魔の頭脳」「オーブの影の王」──世界中から数多の異名と畏怖を集め、連日のように殺到する取材依頼を「本人の意志が動かぬ限りは」という徹底した面会制限で撥ね退け続けている男、キラ・ヤマト准将。
その彼が、自らの意志で動き、ただ一人だけを招き入れたのだ。
「す、すごい……! これが、あの『空飛ぶティエレン』と『ブルーコスモス艦隊殲滅』を指揮したオーブの最高軍事顧問の執務室……! 本物のキラ・ヤマト准将……!」
応接室に足を踏み入れた青年は、緊張と興奮がないまぜになったような声を上げ、目をキラキラと輝かせていた。
彼こそが、キラが直々に指名したフォトジャーナリスト──ジェス・リブルである。
「初めまして、ジェス・リブルさん。今日は遠いところを来てくれて、ありがとうございます」
キラは穏やかな、どこにでもいる優しい少年の顔で微笑み、彼に握手を求めた。
その威圧感の一切ない、飾らない態度に、ジェスは一瞬だけ拍子抜けしたように目を丸くし、慌ててその手を握り返した。
「は、はいっ! 俺の方こそ、こんな一介のジャーナリストの取材依頼を受けていただけるなんて、夢にも思っていませんでした! アポの返信が来た時、マティアス……俺のパトロンも『まさか』って目を剥いてましたから!」
明るく、人好きのする笑顔。
どこかお調子者に見えるが、その瞳の奥には、真実を追い求める者特有の真っ直ぐな熱が宿っている。
キラが彼を選んだ理由は明確だった。
ジェス・リブルは、世界の真実を己の目で見て、ありのままに発信することを信条としている。
売れるための捏造も、派手な脚色も、決して嘘を書かない。
さらに彼は、これからの戦争の主役たる「モビルスーツ」の視点からでしか見えない真実を撮るため、自らガンカメラを装備したMSに乗り込んで戦場を駆けるという、このコズミック・イラにおいて極めて稀有で無謀な取材スタイルを貫く男だ。
誰もが「バカだ」「自殺行為だ」と嘲笑するそのスタイルを、ジェスは「俺は絶対に武器を持たない」というジャーナリストとしての強固な誇りと共に、決して曲げることはなかった。
「僕があなたを呼んだのは、あなたが『決して嘘を吐かない』ジャーナリストだからです。……今の世界は、大国の思惑とプロパガンダ、そして歪められた情報で溢れ返っている。オーブの真実を、ありのままに世界に伝えるためには、あなたのその真っ直ぐなレンズが必要だったんですよ」
キラの言葉に、ジェスの表情がスッと引き締まり、ジャーナリストとしての鋭く、しかし温かい眼差しに変わった。
「……准将。俺は、あなたに恩を感じてます」
ジェスは、首から提げた愛用のカメラのレンズを軽く撫でながら、真っ直ぐにキラを見た。
「俺は、ナチュラルとかコーディネイターとか、そういう括りで人を見るのが嫌いなんです。でも、世界はいつもその二つを理由にして殺し合ってきた。……だけど、あなたは違った。あの防衛戦で、あなたはオーブの軍人さんたちを誰一人死なせなかった。敵のブルーコスモスの兵士たちだって、必要以上に殺そうとはしなかった。……あなたは、命の重さを、種族じゃなくて『人』として見てくれている。だから俺は、あなたの本当の姿を、このレンズに収めたかったんです」
相手の心情に素直に共感し、その思いを引き出す。ジェスの「生まれついての聞き上手」としての天賦の才が、キラの心の奥底に静かに響いた。
クライアントであるマティアス一族から「平凡」と評されながらも、クセやアクの強い王道ならざる者たちを惹きつけてやまない、ジェス・リブルの人間としての魅力。
それは、彼が誰よりも純粋に「人の想い」に寄り添いすぎるほどに寄り添い、決して相手を傷つけまいとする優しさを持っているからに他ならない。
「……ありがとうございます。でも、僕はそんなに立派な人間じゃないですよ」
キラは少しだけ目を伏せ、苦笑した。
「僕は、愛する人たちと、この国を守るために、とても強欲で、時に冷酷な手段を選びます。敵国から賠償金を毟り取り、技術を盾に大国を脅す。……あなたのレンズには、僕のそういう『黒い部分』もしっかりと映るはずです」
「望むところです!」
ジェスは力強く頷き、カメラを構えた。
「俺は、綺麗なだけの嘘っぱちの英雄録なんて書く気はありません。あなたが何に悩み、誰を愛し、どんな覚悟でこの歪んだ世界を生き抜こうとしているのか。……それを全部、ありのままに世界に叩きつけてやりますよ。俺の『絶対に嘘を吐かない』というポリシーに懸けて!」
その熱苦しくも清々しい宣言に、キラは声を上げて笑った。
(……ああ、やっぱり彼を呼んで正解だった)
いずれ、彼が『王道ではないもの』を駆り、世界の真実を歪ませる巨大な悪意と対峙する運命が、この世界線にも残されているのかは分からない。
だが、彼がこうして自分の元へ取材にやって来たという事実もまた、この世界が紡ぎ出した新しい、しかし真っ直ぐに続いていく「運命」なのだろう。
「では、遠慮なく撮ってください、ジェスさん。……オーブの、そして僕の『ありのまま』を」
「はいっ! ……あっ、そうだ! 取材の前に一つだけ聞いてもいいですか!?」
カメラを構えたまま、ジェスが思い出したように身を乗り出した。
その瞳は、ジャーナリストとしての鋭さというよりも、完全に「ゴシップ好きの好奇心旺盛な青年」のそれに変わっていた。
「あの、ファウンデーション王国の王女様とご結婚されるってニュース、世界中で大騒ぎになってますけど! 実際のところ、どんな感じなんですか!? やっぱり、ものすごい大恋愛だったんですかっ!?」
肝心なところで飛び出す、この直球すぎるミーハーな質問。
キラは思わず呆気にとられた後、隣室の扉の向こうで聞き耳を立てていたであろうカガリやイングリットの気配を感じて、困ったように頬を掻いた。
「えっと……それは、その……ノーコメント、ということで……」
「ええーっ!? そこが一番知りたいのに! ケチ! 英雄のケチ!」
「あはは……お手柔らかにお願いしますよ、ジェスさん」
笑い声が応接室に響く。
血と硝煙に塗れたコズミック・イラの世界において、嘘のない真実のレンズを構えた青年と、平和のために修羅の道を歩む若き英雄の対話は、こうしてどこまでも穏やかで、人間臭い空気の中から始まっていくのだった。
◇◇◇
執務室という静謐な空間で、ジェス・リブルはただ黙ってカメラのレンズを降ろし、キラ・ヤマトという若き将軍の紡ぐ言葉に耳を傾けていた。
ジェスの瞳には、いつもの好奇心に満ちた輝きとは異なる、深い共感と畏敬の念が宿っていた。
二人の間には、録音機材の微かな作動音と、窓の外から届くオノゴロ島の復興を告げる重機の駆動音だけが響いている。
それは、たった一人の少年が、いかにしてこの狂気に満ちた世界を、ニュートロンジャマーキャンセラーという技術と、圧倒的な武力を持つ武装中立国家オーブを利用してコントロールするに至ったのか──その泥に塗れ、血を吐くような苦悩と涙、そして揺るぎない決意を抱いた『白銀の英雄』の、あまりにも生々しい真実の足跡であった。
「……始まりは、後悔でした」
キラは手元のマグカップをじっと見つめながら、静かに語り始めた。
その声には、癒えることのない古い傷の痛みが微かに滲んでいた。
「僕は元々、オーブの資源衛星ヘリオポリスに住む、ただの学生だったんです。でも……あの『血のバレンタイン』の日。ユニウスセブンに、プラント理事国の宇宙艦隊が核ミサイルを積んで展開しているという情報を、掴んでしまった」
ジェスは息を呑んだ。血のバレンタイン──この果てしない戦争の引き金となった、地球軍によるプラントへの核攻撃。
その裏側に、そんな事実が潜んでいたとは。
「僕は、その情報をザフト軍の統合参謀本部へと匿名で送り付けました。……ユニウスセブンには、僕の幼い頃からの親友であるアスラン・ザラの母、レノア・ザラが農業研究のために滞在していたからです。彼女は、僕にとってもう一人の母と呼べる人だった。……でも、結果はご存知の通りです。情報は活かされず、ユニウスセブンは核の炎に包まれ、彼女は……数十万の市民と共に、理不尽に命を奪われました」
キラの拳が、膝の上で白くなるほど強く握りしめられていた。
ジェスは何も言わず、ただその震える拳を見つめた。
「レノアおばさんを救えなかった。安全な場所から祈っているだけでは、世界は破滅に向かってしまう。誰も助けられない。……ならば、僕自身が直接的にこの世界に介入し、力尽くで動かす必要があると、その時決断したんです」
決断した少年が最初に着手したのは、途方もない計画を実行するための『軍資金の確保』であった。
「それが、ナチュラルでも1時間程度でモビルスーツを動かせる『TC-OS』開発の真実です」
「……あのOSが、そんな目的で作られたなんて」
ジェスは驚愕に目を見開いた。彼自身、ガンカメラを装備し、取材で使うティエレンに乗り込めるのは、他でもないこのTC-OSの恩恵によるものだ。
その産声が、一人の少年の復讐にも似た決意から始まっていたという事実に、背筋が粟立つ思いだった。
「そして、ジャンク屋組合にも籍を置いていた僕は、ザフト軍のジャンクから流出したジンを使う海賊や盗賊の被害から仲間を守るために、自衛民生用MS『ティエレン』を開発しました」
キラはそこで少しだけ表情を緩め、自嘲気味に笑った。
「それがまさか、ユーラシア連邦の軍部に流れ込み、主力量産MSとして大活躍してしまうなんて……あれは僕にとっても、完全に想定外の出来事でしたけどね」
だが、運命は彼を放っては置かなかった。
ヘリオポリスへのザフト軍襲撃。
それは、オーブが大西洋連邦と結託し、極秘裏に新型MSを開発していたという重大な中立条約違反が原因だった。
戦火に巻き込まれたキラは、仲間を守るために私有していたティエレンで立ち向かい、地球軍の新型特装艦アークエンジェルに乗り込むことになる。
彼はオーブの技術三尉という立場でありながら、生き延びるために、そして親友であるアスランと殺し合うという絶望の中で、ザフト軍の追撃を退け続けた。
「アークエンジェルがアラスカの地球軍本部へと降りたタイミングで、僕は大西洋連邦の国防産業連合理事、ムルタ・アズラエル氏と接触し、彼とTC-OSのライセンス契約を結びました」
「アズラエル……あの『死の商人』であり、ブルーコスモスの元盟主と!?」
ジェスが思わず声を上げると、キラは冷徹な眼差しで頷いた。
「ええ。オーブという国を強大な力で守り抜くためには、世界最大の軍事連邦の『裏の顔』と結託し、その資金と政治力を利用するしかなかったからです。……そしてオーブ帰国後、僕はロンド・ミナ・サハクと面会し、彼女と一つの野望を共有しました」
キラの瞳に、かつてないほどの強い光が宿る。
「オーブを、世界最強の『武装中立国家』とする。圧倒的な武力をもって国を守り……それでも、世界がコーディネイターとナチュラルという種族の違いで殺し合い、取り返しのつかない破滅へと転がり落ちそうになった時。その時は、たとえ世界の横っ面を力尽くで殴り倒してでも、その争いを止める。……そのエゴのために、技術中立国家だったオーブは、武力という名の牙を剥く道を選んだんです」
その覚悟を体現するため、キラは当時アフリカで世界情勢を学んでいたカガリ・ユラ・アスハを連れ戻しに向かった。
彼女は現地で、ザフトに虐げられる民草を見過ごせず、名を偽ってレジスタンス『明けの砂漠』の一員として戦っていた。
「中立国家の、ましてや前代表の娘が、国外でザフト軍を相手にゲリラ戦を行っている。それは言い逃れのできない重大な中立条約違反です」
キラはジェスの目を真っ直ぐに見据えた。
「でも、彼女はその過ちを深く猛省し、その血の滲むような経験があったからこそ……今のオーブの若獅子は、世界を相手に一歩も引かない気高き君主へと成長できた。文句があるなら、いつでもその咎を受けましょう。この『白銀の英雄』キラ・ヤマトと事を構える勇敢な者がいるのであれば、世界中どこからでも相手になってやる、と」
その言葉には、愛する者の罪も過ちもすべて背負い込み、その盾となって世界を威圧する、絶対的な覇者の風格が漂っていた。
ジェスはカメラのシャッターを切ることすら忘れ、その言葉の熱に圧倒されていた。
「そうして技術と武力を高めていく中、世界中に広まったティエレンが海賊やテロリストの手に渡り、善良なジャンク屋の機体がザフト軍に誤認攻撃される事件が相次ぎました。その対抗措置として開発したのが、自衛戦闘用民生MS『フレック・グレイズ』です。……そして、世界のエネルギー問題を根本から解消する秘策として、ニュートロンジャマーキャンセラーを開発し、世界へ向けてその存在を発信した」
だが、その平和への祈りは、ブルーコスモスの新盟主ロード・ジブリールの狂気によって歪められた。
NJCの技術を独占するため、ジブリールは大西洋連邦の巨大艦隊を動かし、オーブを「世界の敵」として吊るし上げ、南太平洋を戦火に包み込んだのだ。
「あの絶体絶命の国難において……」
キラの声が、少しだけ震えた。
「遥か北のモスクワの『雪熊』たちは、誰に命じられるでもなく、極寒の吹雪の中でティエレンを駆り、自らの盾と命を懸けて、オーブの背水──ユーラシア連邦からのブルーコスモス別働隊の強襲を防いでくれた。……だからこそ、僕はその血と恩義への返礼として、世界が渇望するNJCの第一号機を、大西洋連邦ではなく、モスクワへと贈ったんです」
キラはふと窓の外へと視線を移した。復興の槌音が響く、オーブの青き空と海。
「この混迷が渦巻く世界、憎しみの連鎖が終わらない世界で。……それでも、僕は信じたい。コーディネイターとナチュラルが、属性ではなく一人の人間として、共に肩を組んで笑い合える明日を。その『守りたい世界』があるからこそ、僕は泥を被り、死の商人と手を結び、武力を振りかざしてでも、自分にできることを精一杯やり続けてきました。……その結果が、今のオーブであり、『白銀の英雄』などと呼ばれる、オーブ連合首長国国防軍最高軍事顧問准将キラ・ヤマトの、本当の顔です」
苦悩と血、涙と傲慢。
そして、それをすべて内包した「強欲なまでの平和への意志」。
ジェスは、ついにカメラを静かに構え直し、その「嘘のない真実の顔」をレンズに収めた。
「……准将。俺は、あなたを取材できて本当に良かった」
ジェスは、深く一礼した。
「あなたのその『業』も『祈り』も、俺のレンズを通して、絶対に嘘偽りなく世界へ届けます。……ただ、一つだけ言わせてください」
ジェスは顔を上げ、少しだけ悪戯っぽく笑った。
「あなたの行動力は、あまりにも規格外すぎます。あなたが撒いた種が、世界をどんだけ振り回してるか……少しは自覚してくださいよ?」
その言葉に、キラはキョトンとした顔になり、慌てて両手を振った。
「そ、それは誤解です! 確かにティエレンやNJCのことは僕の責任ですけど……人革連の建国なんて僕は全く予想してませんでしたし、AEUが生まれたのだって、僕の意志とは全く関係ないですからね!? ホントに、偶然が重なっただけで……!」
先ほどまでの冷徹な覇者の顔はどこへやら、年相応の少年らしい慌てぶりに、ジェスは堪えきれずに吹き出した。
「あはははっ! 分かってますよ。でも、それが『世界があなたを中心に回っている』って証拠じゃないですか。……最高に面白い記事が書けそうです。准将、ありがとうございました!」
ジェスのカメラには、血塗られた世界の裏で泣き、怒り、そして笑う、一人の不器用で優しき英雄の真実が、確かに刻み込まれていた。
◇◇◇
ジェス・リブルが執筆した特集記事『白銀の英雄 その素顔と真実の天秤』は、出版されるや否や、世界中のジャーナリズムと大衆の熱狂を文字通り席巻した。
オーブという絶対的な情報統制が敷かれた不可侵領域において、ただ一人だけ開かれた情報発信の窓口。
大国の首脳ですら面会を拒絶される中、一介のフリーランス・フォトジャーナリストが独占取材に成功したという事実は、それ自体が世界的な大ニュースであった。
記事を掲載した雑誌は各国のあらゆる言語に翻訳されて瞬く間に完売し、電子版のアクセスはサーバーが幾度となくダウンするほどの歴史的トラフィックを記録した。
ジェス・リブルの名は、一夜にして「世界の真実に最も近づいたジャーナリスト」として、良くも悪くも地球圏全域に知れ渡ることとなった。
そして、その記事の内に克明に記されていたのは、神格化されつつあった『白銀の英雄』──あるいは『死の商人』『オーブの影の支配者』と畏怖されるキラ・ヤマトの、あまりにも人間臭く、血の通った真実の姿であった。
ジェスのレンズとペンは、決して彼を美化しなかった。
そこには、世界を支配する完璧な為政者ではなく、泥に塗れ、後悔に苛まれながらも、己の信じる平和のために強欲なまでに世界をコントロールしようとする一人の不器用な少年の姿が赤裸々に描き出されていた。
記事の核心は、キラとカガリという双子の姉弟が抱える「過去の罪と過ち」の徹底的な開示にあった。
キラ・ヤマトは、オーブという中立国家の技術将校という立場でありながら、大西洋連邦の特装艦アークエンジェルに乗り込み、プラントの正規軍であるザフトと直接交戦し、多くの命を奪った事実。
カガリ・ユラ・アスハは、オーブ前代表の愛娘という絶対的な中立を保つべき立場でありながら、アフリカの地で虐げられる民草を見過ごせず、偽名を名乗ってレジスタンス組織『明けの砂漠』の一員としてザフト軍相手にゲリラ戦を展開していた事実。
国際法や中立条約に照らし合わせれば、どちらも国家を揺るがす重大な違法行為であり、言い逃れのできない大罪である。
通常、一国の指導者であれば、こうした致命的な過去はどんな手段を使ってでも隠蔽し、歴史から抹消しようとするだろう。
しかし、彼らは違った。
ジェスの記事を通じて、キラとカガリは全世界に対し、その事実を一切隠すことなく、むしろ堂々と突きつけたのだ。
「僕たちは間違えた。若さと無知ゆえに、そして目の前の命を見捨てられなかったがゆえに、条約を破り、手を血で染めた。……その罪は決して消えない。だが、その過ちと血の滲むような後悔があったからこそ、僕たちは今、この世界を力尽くで平和に導くという修羅の道を歩む覚悟を決めた。その咎を受ける覚悟はある。この『白銀の英雄』と事を構える勇敢な者がいるのであれば、我々はいつでも相手になる」
逃げも隠れもしない。自分たちの罪をすべて大日の下に晒した上で、「だからこそ我々は、この歪んだ世界を正す権利と義務がある」と言い放つ、狂気じみたまでの気高さと覚悟。
この徹底した情報開示と、嘘の一切ない等身大の告白は、世界中の人々に極めて多様で、かつ激しい反応を引き起こした。
ある者は、彼らを「中立を名乗る偽善者であり、戦争犯罪人だ」と激しく糾弾した。ブルーコスモスや強硬派の残党たちは、これを格好の非難材料として大いに騒ぎ立てた。
だが、大多数の民衆の反応は違った。
大国の指導者たちが、自らの汚職や利権、テロリストとの癒着を美しいプロパガンダで覆い隠そうと躍起になっている中。
自らの罪を曝け出し、それでも「共に笑い合える明日」のために泥を被り続ける双子の姉弟の姿は、彼らの目に信じがたいほど誠実で、神聖な輝きを放っているように映ったのだ。
「彼らは、自分たちと同じように迷い、傷つき、間違える人間だ。しかし、その過ちから逃げずに世界を背負おうとしている」
「ただ清廉潔白なだけの英雄など信用できない。彼らのような、泥と血を知る者にしか、この地獄は終わらせられない」
議論は紛糾し、メディアは連日彼らの話題で持ちきりとなった。
しかし、そのすべての根底にあったのは、「キラ・ヤマトとカガリ・ユラ・アスハという人間から、もう誰も目を離すことができない」という絶対的な引力であった。
ジェス・リブルという一人の真っ直ぐな青年のレンズを通して、オーブの双子の獅子は、作られた偶像から、確かな熱を持った『生きた伝説』へと昇華した。
世界を欺くのではなく、すべてを晒した上で世界をねじ伏せる。
その前代未聞にして不遜極まりない彼らの在り方は、コズミック・イラの歴史に新たな、そして最も強烈な真実を刻み込んだのである。
◇◇◇
プラント最高評議会議長室。
重厚なデスクの上に、無造作に放り出された数枚の紙片──地球圏を席巻しているフリージャーナリスト、ジェス・リブルの記事の出力紙。
それを読み終えたパトリック・ザラの顔面は、土気色を通り越して幽鬼のように蒼白だった。
「……ッ……!」
ギリッと、奥歯が砕けそうなほどの音を立てて噛み締められた顎。
パトリックは一つ、長く、重い息を肺の底から絞り出した。
それは、今まで己を突き動かしてきた強固な憎悪の根幹が、根本からへし折られ、全く別の形へと組み替わっていく音でもあった。
この記事を読み、地球上のどの国家元首よりも、どの民衆よりも、最も深く、魂を切り裂かれるような衝撃を受けたのは、間違いなく彼だった。
『ユニウスセブンに、プラント理事国の宇宙艦隊が核ミサイルを積んで展開しているという情報を掴んだ』
『僕は、その情報をザフト軍の統合参謀本部へと匿名で送り付けた。親友の母であり、僕にとってもう一人の母と呼べる人──レノア・ザラを救うために』
『だが、情報は活かされず、彼女は核の炎に焼かれた』
記事に赤裸々に綴られた、あの忌まわしき『血のバレンタイン』の裏側。
キラ・ヤマトというたった一人の少年が、地球連合とザフトという両大勢力から命を狙われる危険を顧みず、己の妻を……パトリックがこの世で最も深く愛し、失ったことで世界のすべてを憎むようになった最愛のレノアを、必死に救おうとしていたという事実。
だが、当時の国防委員長であったパトリックの元へ、そのような「核攻撃の切迫した警告」など、ただの一度たりとも、一枚の書類としてすら上がってこなかった。
「……ふざけるな。……ふざけるなよ、貴様ら……!!」
パトリックの怒号が、防音の施された執務室の空気をびりびりと震わせた。
軍という巨大な組織において、敵国や他勢力のスパイが潜り込んでいることなど、百も承知だ。
情報の遅滞や隠蔽、派閥争いによる報告のもみ消しなど、日常茶飯事である。
だが、この『隠蔽された真実』は、あまりにも致命的すぎた。
もしあの時、キラ・ヤマトが命懸けで送った警告が正しくパトリックの元へ届いていれば。
レノアは、ユニウスセブンの数十万の市民は、死なずに済んだかもしれないのだ。
己の軍内部に潜む「何者か」──地球連合の内通者か、あるいは開戦を望んだ己よりも狂信的なタカ派か、それとも単なる無能な官僚主義か──が、その手紙を握り潰したせいで、レノアは殺された。
そして何より、パトリックの胸を最も深く抉ったのは、キラ・ヤマトという少年に対する、己の致命的な誤解と傲慢さであった。
(……私は今まで、あの少年を恨んですらいたというのに……)
実の息子アスランを誑かし、ザフトに牙を剥く『裏切り者のコーディネイター』。
オーブという小国に寄生し、プラントの邪魔をする不愉快な目障り。
そう決めつけ、蔑んできたあの少年は、誰よりも深く傷つきながら、自分の命と引き換えにしてでもレノアを助けようと、暗い世界の片隅で血を吐くような奮戦をしていたのだ。
それが叶わなかった。自分の無力さと、大人たちの愚かさによって、愛する人を救えなかった。
だからこそ、あの優しかった少年は、絶望の果てに世界を相手に『死の商人』として悪魔に魂を売り渡し、自らの手を血で染める修羅と化した。
すべては、二度と同じ悲劇を繰り返さないために。狂った世界を、その横っ面を力尽くで殴り倒してでも正すために。
「……私の、私の過ちだ。私が愚かだったのだ、レノア……!」
パトリックは顔を覆い、誰にも見せたことのない苦渋の涙を零した。
ナチュラルはすべて野蛮で滅ぼすべき敵。
そう盲信し、目標に邁進してきた己の正義が、ガラガラと音を立てて崩れ去っていくのを感じた。
数分の後、顔を上げたパトリック・ザラの瞳に宿っていたのは、もはや盲目的な「ナチュラルへの憎悪」ではなかった。
それは、極めて冷徹で、明確な標的を定めた『裁定者』としての底知れぬ殺意であった。
パトリックは直ちにデスクのコンソールを叩き、プラント国防省の最高機密回線を開いた。
「情報局、保安局、および統合参謀本部の全責任者を直ちに召集しろ。……軍内部の通信記録、情報伝達の経路を『血のバレンタイン』の一ヶ月前まで遡ってすべて洗い直せ。塵一つ残すな」
画面越しの部下が青ざめて頷くのを確認すると、パトリックはさらに氷のような声で命令を下す。
「あの警告を握り潰した『裏切り者』を必ず見つけ出せ。……見つけ次第、一切の尋問や裁判は不要だ。私の名の下に、直ちにその場で処断しろ」
そして、彼は次に、プラントの最高外交責任者を呼び出した。
「オーブ連合首長国、ならびに人類革新連盟の首脳部との直接通信回線を繋げ。……プラント最高評議会議長としての、正式な非公式会談だ」
「議長!? しかし、オーブは現在、大西洋連邦と……人革連もまた──」
「構わん、繋げ!!」
パトリックの怒号に、外交責任者は弾かれたように敬礼し、回線確保に走った。
もはやこの戦争は、「コーディネイターとナチュラル」という種族間の殲滅戦争という低次元なステージにはない。
真の敵は、ナチュラルという種族全体ではない。
戦争を金で買い、人間を憎悪で煽り、レノアの命を奪い、あの優しかった少年を修羅の道へと突き落とした元凶。
──『ブルーコスモス』という狂信者どもと、彼らに魂を売った腐敗した権力者たち。
「……彼を頼むぞ、アスラン」
プラントの最高権力者として、いや、最愛の妻を奪われた一人の夫として。
パトリック・ザラがこれまで無差別に振り撒いていた憎悪の炎は、今、明確に『ブルーコスモスの完全なる根絶』という一点のみへと収束した。
世界を破滅に導きかけた狂える復讐鬼は、皮肉にも一人の少年の真実の告白によって目を覚まし、大いなる意志を持った『最も恐るべき同盟者』へと変貌を遂げようとしていた。
◇◇◇
取材を終えたジェスは、キラの案内に従い、オーブ国防の心臓部──モルゲンレーテ社の地下深くにある巨大な極秘格納庫へと足を踏み入れた。
「うわぁ……っ! これが、オーブの……」
目の前に広がる光景に、ジェスはジャーナリストとしての冷静さを完全に吹き飛ばされ、少年のように目を輝かせた。
そこはまさに、世界中の国家や軍需企業が血眼になって欲しがる「国家機密」の展覧会であった。
先日の防衛戦で世界を震撼させた『空飛ぶティエレン』の姿はもちろん、ユーラシア連邦の絶対防御シールドであるアルテミスの傘を装備したアストレイ系統の意匠を持つ新型機、独自に高度なカスタマイズが施された四脚のバクゥ。
さらには、黄金に輝くオーブの象徴『アカツキ』と、白銀の装甲を持つ白銀の英雄の愛機『シロガネ』までが、静かな威圧感を放ちながら整然と並んでいた。
カメラのシャッターを切りたい衝動に駆られるジェスだったが、ここでレンズを向けるのは恩人への最大の裏切りになると理解し、必死に指を抑え込む。
そんな彼の様子にクスリと笑いながら、キラは格納庫の一角、整備用ハンガーに鎮座する一機の「白い機体」の前へとジェスを案内した。
「これは……アストレイ、か? でも、俺が知っているのとは少しシルエットが……」
見上げるジェスの目に映ったのは、無骨な作業用ティエレンとは対極にある、洗練された人型と拡張性の高さを思わせる純白のモビルスーツだった。
「ええ。名前は『アストレイ アウトフレーム』。元々は、ストライカーパックの実証評価試験を行うために組まれた特殊な機体です。……ジェスさん、これを貴方に差し上げます」
「え……? いや、ちょっと待ってください! こんな最新鋭機みたいなMS、俺なんかには……!」
驚愕のあまり後ずさるジェスに、キラは静かに、しかし説得力を持った声で告げた。
「ティエレンは確かに頑丈で良い機体ですが、万が一の戦闘に巻き込まれた時、どうしても『逃げ足』の遅さがネックになります。貴方はジャーナリストであり、武器を持たないことを誇りとしている。……それに、地上でも宇宙でも全領域に対応できる汎用性と機動力の高い機体の方が、今後も危険な『世界の真実』を追い続けるには絶対に必要でしょう?」
「准将……本当に、いいんですか? こんな凄い機体を、オーブの軍人でもない俺に……」
「ええ。世界の真実を恐れず追い求める貴方への、僕からのささやかなエールとして受け取ってください」
「アウトフレーム……『規格外』、か」
ジェスは呆然としながらも、白い装甲に触れんばかりの距離で機体を見上げた。
その瞳にはすでに、新たな相棒への熱い愛着が芽生え始めている。
そんなジェスの横顔を眺めながら、キラは密かに内心で微笑んでいた。
(……この機体がここにあったからこそ、僕が彼の取材を受けた、という面もあるんだけどね)
実はこのアウトフレームは、オーブがゼロから開発した機体ではない。
戦乱前、キラの竹馬の友であるジャンク屋のロウ・ギュールから、『面白い機体を拾ったから、そっちの技術で好きに弄り回して良いぞ!』と、唐突にオーブへ送りつけられてきたものだった。
おそらく、ロウたちジャンク屋組合はすでに、放棄されていたザフトの巨大兵器『ジェネシスα』を占拠し、宇宙本部として稼働を開始しているのだろう。
この機体は、そこに眠っていたザフト軍のプロトタイプ機を、ロウがジャンク屋の技術で組み上げて生み出した代物だ。
それは、ロウ・ギュールなりに「世界を敵に回して戦う友人」へと送った、精一杯の『援軍』であった。
(それが巡り巡って……これから運命の真実を追うジェスさんの手に渡る。不思議なものだね)
本来の歴史において、このアウトフレームはジェス・リブルの愛機となり、狂った世界の中で彼が「真実」を写し出すための無二の相棒となる運命だった。
歴史がどれほど変わり、大国の勢力図がねじ曲がり、キラ・ヤマト自身が「白銀の英雄」として覇道を歩んでいようとも。
『運命の担い手』というものは、そう簡単に変わるものではないらしい。
ロウの友情から生まれた機体が、キラという結節点を経由して、結局は正しき持ち主の元へと収束していく。
「人の縁というのは、本当に分からないものですね」
「え? 准将、何か言いましたか?」
「いえ、なんでもありません。……ただ、その機体は、きっと貴方に乗られるのを待っていたんだろうな、と思って」
キラの言葉に、ジェスはニッと白い歯を見せて笑った。
「大事にしますよ、絶対に! この機体で、准将が創ろうとしている世界の明日を、一番特等席で撮らせてもらいますからね!」
規格外の機体を背にした、王道ではないジャーナリストの真っ直ぐな瞳。
キラは深く頷き、世界を覆う謀略の向こう側に、また一つ確かな「真実の光」が灯ったことを実感していた。
やーっと出せたよ真実をちゃんと発信してくれる熱いジャーナリスト、ジェス・リブル。
時期的にはまだ一人でティエレン乗って駆けずり回っている頃で、そろそろカイトと出会う頃合い。
SEED本編は直接手を出してるからかなり変わってるけど、ASTRAY方面はノータッチ。
けどもギナは世界最強オーブで我が世の春をエンジョイ中、カナードはどけ!俺はお兄ちゃんだぞ!してるからASTRAY後半とX ASTRAYは自然消滅。プレアはマルキオ導師のところで孤児たちと平和に暮らしてるか、クルーゼに拾われてレイと健やかに暮らしてるかどっちか?
そしてパトリックがナチュラル絶対滅ぼすマンからブルコス絶対殺すマンにフェイズシフト。
ちなみにサーペントテール周りだと、イライジャはTC-OSのお陰で立派に戦っているぞ!噛ませとかじゃなくて普通に強いぞイライジャ!
でもヴェイアと一騎打ちで普通に機体中破したからニコイチのジンで傭兵してるぞ。
ただこの世界で多分ヴァンセイバーに乗れるかはわからないなぁ。
なんせライブラリアンの戦力になるギナとかプレアが居ないからさぁ。
なんかもう第一次連合・プラント大戦終結後みたいな雰囲気だけど、まだやっとこさ原作だとコロニーメンデルを拠点にして、エターナルぶんどって三隻同盟組まれる頃だという。
これから2ヶ月後に第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦起こる?
起こるかなぁ。無理だよなぁ、ジブリール宇宙に上がれないし。
レクイエムが無くてもダイダロス基地はあったとしても、そこへ行くとしたら自分だけシャトルかロケットで宇宙に上がるか。
あらやだ、やろうと思えば出来そうな件。
でもジブリール死んだら物語り動かせなくて困るからなぁ。
ちなみになんすが、人革連側のネームドが居ないから荒熊さんに出演交渉したいと思いますけど、どーッスかね?
ティエレンは頼もしい機体だけど頭ティエレン教じゃない常識的な軍人として。
多分部下たちは少なくとも頭ティエレンだからちょっと苦労してる荒熊大佐かもしれない。
そうしたら軍人の鏡になった小熊も居ることだろう。
ああ、取り敢えずユーラシア製MAにアグリッサが紛れる事は確定。
対ティエレンならアイツのプラズマフィールドは破壊力ばつ牛ンだし?