やめてよね、僕が准将みたいに出来るわけないじゃないか   作:星乃 望夢

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PHASE-54 信じること

 

「……砂漠の虎と、話をしたですって?」

 

 アークエンジェルの艦長室。

 

 帰投したばかりのキラから齎されたその信じ難い報告に、マリュー・ラミアスは思わず額を押さえて天を仰ぎそうになった。

 

 ただでさえ、予定の合流時間を過ぎても彼らが姿を見せず、さらにはバナディーアの市街地でブルーコスモスによるテロが起きたとキサカから知らされた時には、マリューは気が気ではなかった。

 

 最悪の事態すら覚悟し、胃の痛むような時間を過ごした末に、ようやく無事に帰還したキラの口から直接語られた事の顛末は、彼女の想像を遥かに超えるものだった。

 

「そりゃ、お前……。色々とマズいんじゃないの?」

 

 同じくキラの身を案じ、報告を聞くために同席していたムウ・ラ・フラガが、腕を組みながら渋い顔で呟いた。

 

「そ、そうです! 民間人を装っていたとはいえ、敵の最高司令官と直接接触したとなれば、軍規に照らし合わせて情報漏洩の可能性も厳しく追及しなければ──」

 

「いや、俺が言いたいのは、そういうお堅いルールの事じゃなくてさ」

 

「はい……?」

 

 生真面目な軍人として、当然の危機管理から追及の言葉を並べようとしたナタル・バジルールを、ムウは軽く手で制した。

 

 そして、壁に寄りかかっていた背中を離し、真っ直ぐにキラの目を見据えた。

 

「どうなんだ、キラ。……次はおそらく、砂漠の虎も本腰を入れてくる『決戦』だ。同じテーブルを囲んで、顔を見ちまった相手を……お前は撃てるのか?」

 

 その問いに、室内の空気が凍りついた。

 

 互いに顔も知らず、ただモニター越しの『敵機』として撃ち合うからこそ、引き金を引ける。不謹慎な言い方かもしれないが、それが兵士たちのメンタル守るための、最後の一線でもあるのだ。

 

 顔も知らない相手を撃墜した事実でさえ、心を病み、戦場に立てなくなる軍人は決して珍しくない。ましてや、直接言葉を交わし、その人柄に触れ、コーヒーまで奢られた相手の命を奪うことなど、歴戦の兵士にだって酷なことだ。

 

 これまでムウが知る限り、キラは誰一人として『殺して』いない。

 

 コックピットを正確に避け、モビルスーツの手足やメインカメラだけを吹き飛ばして無力化するという、常軌を逸した神業で自身の心を守ってきた。

 

 だが、宇宙空間のような三次元戦闘とは違い、地に足の着いた重力下での二次元的な戦闘において、しかも相手があの『砂漠の虎』となれば話は別だ。

 

 次こそは明確に相手の命を奪う覚悟で引き金を引かなければ、確実に自分たちが殺される。

 

 その重すぎる現実を突きつけられたキラの表情に、僅かに苦痛の影が走った。

 

 だが、彼は決して目を逸らさなかった。

 

「……やるしか、ないです」

 

 絞り出すような、ひどく掠れた声。

 

「そうでないと……アークエンジェルが、危ないんですから」

 

 沈黙が落ちた。

 

 ムウはそれ以上何も言わず、ただ静かに歩み寄ると、キラの細い肩をポンと強く叩いた。

 

 それは、一人のパイロットとして背中を預けるという『信頼』であり、この過酷な戦場で生き抜こうとする少年への『祈り』でもあった。

 

 敵と味方。いっそのこと、そう完全に割り切ってしまえればどれほど楽だろうか。

 

 だが、今のキラの苦悩に満ちた表情を見ればわかる。彼は、あの『砂漠の虎』との対話を通して、何か通じ合うものを確かに見つけてしまったのだ。

 

 敵陣に連れ込まれたにもかかわらず、手荒な扱いを受けた形兆は一切なく、むしろ彼が「戦いたくない」と心を痛めるほどに、相手の人間性を知ってしまった。

 

 憎むべき悪党ならば、どれほど救われたか。

 

 決して悪からぬ、むしろ分かり合えたかもしれない相手に向かって、自分たちを守るために銃口を向けさせ、その命を奪わせなければならない。

 

「…………」

 

 そのあまりにも残酷な現状に、マリューは情けなさと胸の奥を抉られるような痛みで、制服の胸元を強く握りしめるのを堪えるしかなかった。

 

 そしてナタルもまた、軍規を振りかざそうとした自らの唇をきつく結び、一人の人間として、深く傷ついている少年に掛けてやれる言葉を何一つ見つけられないまま、ただ俯くことしかできなかった。

 

 

◇◇◇

 

 

 艦長室を辞したキラは、休む間もなくバクゥの最終調整に取り掛かっていた。

 

「よ、キラ。……大丈夫か、お前? 顔、真っ青だぞ」

 

 背後から掛けられた声に、キラのタイピングの手がピタリと止まった。

 

 声を掛けたのはトールだった。いつもなら、誰かと会話しながらでもキーボードを叩く手を滅多に止めないキラが、わざわざ作業を中断して振り返った。その様子を見るだけで、彼が今どれほど無理をしているかは、付き合いの長いトールでなくとも容易に察せられるだろう。

 

「うん……。大丈夫だよ」

 

「ウソコケ。真っ青っていうか、今のお前、完全に土気色だぞ。……なんか、あったんだろ?」

 

「ちょっと、ね」

 

 キラは力なく笑い、誤魔化すように視線を逸らした。

 

 そんな親友の様子を見た上で、トールは意を決したように告げた。

 

「次の戦いさ。俺も出るよ」

 

「ええっ!?」

 

 弾かれたように、俯きがちだったキラが顔を上げた。

 

「このバクゥにキラが乗るんなら、あのティエレンが余るだろ? アイツなら、俺でも安心してシートに座ってられるからさ」

 

「ダメ──」

 

「ダメじゃねーよ」

 

 反射的に止めようとしたキラの言葉を、トールは強い口調で遮った。

 

「確かにさ。俺はキラみたいに、ザフトの連中を何機もいっぺんに相手してどうにかするなんて出来ない。……でも、俺だって戦えるんだ。お前に『何でもかんでも一人で背負うな』って今さら言ったところで、どうせ聞かないんだろうけどさ」

 

 トールはキラの肩を掴み、その瞳を真っ直ぐに覗き込んだ。

 

「けど、なんでも背負い込み過ぎるのだって違うだろ。俺たちは……キラに何でもかんでも守ってもらわなくちゃダメな、ただのガキってわけじゃないんだしさ」

 

「トール……」

 

 その言葉が、キラの胸の奥を鋭く、そして温かく貫いた。

 

 脳裏に、数時間前にバルトフェルドから突きつけられた言葉が蘇る。

 

(……ああ。結局、僕は)

 

 自分がやらなくちゃと。そうやって思い詰めるあまり、一番身近にいる親友たちの『自分の意志でここにいる』という覚悟すらも見落とし、信じ切れていなかったのだ。

 

「俺も、サイもミリィも、自分で選んで残ったんだ。だから……もっと俺たちを頼れよ。俺たち、親友だろ?」

 

 トールのニカッと笑ったいつもの笑顔に、キラの肩からふっと力が抜けた。

 

「…………ありがとう、トール」

 

「へへっ。んじゃ、ティエレンの調整してくるな。ホバーの挙動、シミュレーターでしっかり慣れておかないとさ」

 

「うん。……こっちが終わったら、僕も手伝うからさ」

 

「おう!」

 

 トールは短く手を上げると、キラの元を離れ、格納庫に駐機されているサンドカラーの『ティエレン高機動B指揮官型』へと向かった。

 

 その無骨な機体の足元の影に、ミリアリアが待っていた。

 

「どうだった? キラの様子」

 

 彼女が小声で尋ねると、トールは肩をすくめた。

 

「ああ。まぁ、死にはしないんだろうけどさ……今にも死にそうな顔してたよ、アイツ」

 

「……そう」

 

 ミリアリアは痛ましそうに目を伏せ、見上げる高さのティエレンへと視線を移した。

 

「私にも、これに乗れたら良いのにな」

 

「ダメだダメ! そんなことしてミリィに何かあったら、キラの奴、絶対首吊って死ぬぞ!」

 

 即座に止めに入るトール。いかにもキラをダシにして尤もらしいことを言っているが、ミリアリアに万が一のことがあれば首を吊って死ぬ勢いなのは間違いなくトール自身の方だった

 

「わかってるわよ。ちょっとした作業くらいなら乗れないこともないだろうけど、戦闘のセンスなんてないもんね、アタシ。……でもね」

 

 ミリアリアは、胸の前で両手をきつく握り合わせた。

 

「CICで、キラとかフラガ少佐とか、トールの事とかをモニターで見送ってるとね……このまま、いつか誰も帰ってこないんじゃないかって、すごく怖くなるの」

 

 モニター越しでしか彼らの命を感じられない場所。そこでただ無事を祈ることしかできない恐怖は、パイロットとはまた別のものだった。

 

「……大丈夫だって! コイツに乗ってれば、俺はぜってー死ねぇからさ!」

 

 トールはいつもの調子で笑い飛ばそうとしたが、ミリアリアの表情は晴れなかった。

 

「そんなことないでしょ。……カオシュンのニュース、見てないなんて言わせないわよ」

 

 東アジア共和国が誇るマスドライバー、カオシュン宇宙港。

 

 そこに難攻不落の防衛陣地を築いていたはずの東アジア共和国のティエレン部隊は、先日、ザフトが新たに投入した『ビームカービン』と『ビームクロー』を備えた複合兵装防盾を装備したジンやシグーの部隊を前に、その防衛陣地を突破され、陥落した。

 

 以前のように実弾に対しては無敵の防御力を誇ったティエレンの重装甲も、ビーム兵器が戦場で本格的に出回り始めた今となっては、決して絶対の盾ではなくなってしまったのだ。

 

「…………必ず帰る。約束する」

 

 トールはミリアリアの震える手を両手で包み込むと、真っ直ぐに彼女の目を見て言った。

 

「だからミリィは、俺たちの『耳の恋人』でいてくれよ」

 

「……なによ、それ。どっから仕入れたネタよ」

 

 命のやり取りを前にして、どこまでもしょうもない冗談を言うトール。

 

 ミリアリアは呆れたようにふっと吹き出し、泣きそうになっていた顔に微笑みを取り戻した。

 

「頼んだわよ、本当に」

 

 ミリアリアはトールの背中を見送りながら、再びサンドカラーのティエレンを見上げた。

 

 どうか、自分の大切な人たちを絶対に生きて帰してほしいと、祈りを込めて。

 

 

◇◇◇

 

 

 アークエンジェルと『明けの砂漠』が、砂漠の虎との決戦の地に選んだのは、レジスタンス側が密かに地雷原を構築していた広大な工場跡地だった。

 

 彼らもまた、自らの意志で『戦うこと』を選んだ。

 

 砂漠の虎に降り、意地も誇りも捨てて首を垂れれば、今日を生き延びることはできるかもしれない。タッシルを焼け出された人々の中には、現実問題としてそうしようと声を上げる者も確かにいた。

 

 だが、彼らの民族が過去何百年もの間、他国や他者の支配を受ける中でどれほどの血と涙を流してきたか。

 

『他者の支配は受けない』

 

 それが、砂漠に生きる彼らが下した、決して揺るがぬ答えだった。

 

 アークエンジェルのカタパルトハッチが重々しく開放される。

 

「ムウ・ラ・フラガ、ストライク、出るぞ!」

 

 最初に出撃したのは、エールストライカーを装備したムウのストライクだった。

 

「トール、大丈夫?」

 

「ああ。行けるぞ!」

 

 カタパルトが、二つの鋼鉄の巨躯を左右から同時に射出する。

 

 空中に放り出されたトールの『ティエレン高機動B指揮官型』は、落下する猛烈な勢いのまま脚部のホバーユニットを最大出力で噴射。轟音と共に巻き上がる分厚い砂煙を吹き散らしながら、ホバーの強烈な浮力を足場にして、砂漠の海を滑りながら着地した。

 

 そのすぐ真横。四脚という獣型特有の利点を最大に活かし、一切の衝撃を感じさせない完璧な安定感で着地した『ブレードバクゥ』のコックピットから、キラは親友を気遣うように通信を開いた。

 

「じゃあ、艦の護衛は任せるね。正面の主力は僕とムウさんで引き受けるけど、虎の事だ。裏を掻いて別働隊を回り込ませていないとも限らない。レーダーの死角に気をつけて」

 

「おう! 俺がしっかり留守番してるから、お前は前で存分に暴れて来い!」

 

「うん。……じゃあ、行ってくるね」

 

 キラは短く返し、バクゥのメインモニター越しに、白亜の巨艦──アークエンジェルを一瞥した。

 

 あの艦の中には今、カガリも乗っている。

 

 本来の彼女の性格ならば、バズーカを担いでレジスタンスと共に最前線へ飛び込んでいただろう。

 

 けれども、キラの厳しい叱責を受けた彼女は、無謀に武器を手にすることを止めた。

 

 それでも、戦いの行く末をその目で見届けるために、彼女はアークエンジェルへと乗り込んだ。

 

(あれだけ自分の立場を考えろと言ったんだ。……まさか今から、スカイグラスパーに乗って飛び出してくるなんて事はないと思うけど)

 

 キラは僅かに息を吐いた。

 

 艦の直掩には、トールのティエレンがいる。実弾を弾き返す重装甲のあの機体がいれば、少々のアクシデントがあっても艦を守り抜けるはずだ。

 

 他人を信じ切れない。

 

 それは、あのバルトフェルドから突きつけられた、キラ自身の『傲慢さ』の正体。

 

 確かにその通りだ。他人を100%信じ切るなんて、たとえ相手の心と完全に通じ合っていたとしても、そう簡単に出来ることではない。

 

 大切な誰かに危険な役割をさせれば、もしそれで万が一のことが起きた時、「自分がやっていればよかった」と必ず後悔してしまう。

 

 なんでも出来るから。

 

 なんでも自分がやった方が、他の誰よりも、人並み以上に出来てしまうから。

 

 もちろん、自分にだって出来ないことはある。

 

 けれど……こと『戦場』においてだけは、悲しいことに、自分には出来てしまうことがあまりにも多すぎる。

 

 結局のところ、誰かを危険に晒して失う恐怖に怯えるくらいなら、自分の身を危険に晒して全てを背負い込んだ方が、どうにか切り抜けられてしまう。

 

 それが、キラ・ヤマトという少年に掛けられた呪いであり、最高の力を持って生まれた者の『傲慢』だった。

 

(……でも)

 

 キラは、操縦桿を握る手にぐっと力を込めた。

 

 トールは自分で選んで、あの機体に乗った。カガリも自分で選んで、あの艦に残った。

 

 彼らの覚悟を信じると決めたなら、自分がやるべきことはただ一つ。

 

 ただ背中の戦友を信じて、前を向いて任せること。

 

 キラはそう己に言い聞かせて、バクゥを戦場に向かって走らせた。

 

 

◇◇◇

 

 

 「明けの砂漠」が仕掛けた地雷原が、レセップスから放たれた艦砲射撃の爆炎に呑み込まれ、次々と誘爆していく。

 

 硝煙の向こう側から、MS部隊が砂を蹴って展開した。

 

 5機のバクゥが先陣を切り、レセップスの甲板上のザウートが砲を構え、ジン・オーカーが強行偵察複座型ジンのスナイパーライフルを、獲物を狙う狩人のように担いでいた。

 

 砂漠という環境下では、ザフトが誇るビーム兵器の信頼性は著しく低下する。

 

 熱による大気の揺らぎはビームを屈折させ、狙いを逸らしてしまうからだ。ゆえに、この地のザフト兵たちは射程の短いビームカービンよりも、長距離から精密な狙撃を行える実弾ライフルを重用していた。

 

 バクゥの登場で第一線を退いているジンオーカーを狙撃手として転用したのは、彼らが砂漠で戦ってきた知恵による産物だった。

 

 その戦列に異質なシルエットが近づいてくるのを、バルトフェルド隊のバクゥ乗りたちは目視した。

 

「なんだ……? バクゥだと!?」

 

 一人のザフト兵が叫ぶ。向かってくるのは、砂漠の景色には到底馴染まない、鮮やかなスカイブルーと白のラインが施された機体だった。

 

 本来ならばミサイルポッドや連装レールガンがあるはずの背部には、異様なまでの存在感を放つ大型のブースターユニットが直付けされている。

 

「ハッ、ナチュラルにバクゥが扱えてたまるかよ!」

 

 砂漠の虎の部下として、四脚の獣を己の手足のように使いこなしてきた彼らにとって、その機体は滑稽極まりない「まがい物」にしか見えなかった。

 

 昨日今日でバクゥに乗った程度のナチュラルが、この機体の何を知っているというのか。

 

 だが、その認識は次の瞬間、音を立てて崩れ去る。

 

「イオンブースター、オンッ!」

 

 キラの声と同時に、蒼い獣の背で何かが咆哮した。

 

 蒼いバクゥが全てを置き去りにする程の加速を見せる。背中に装備したブースターが火を噴き、キラの身体をシートに強く押し付ける。

 

 凄まじいGの渦中で、キラは迷いなく正面へ突撃を敢行した。

 

「突っ込んでくるだと!?」

 

「バカが! いい的だぜ!」

 

 先頭のバクゥがレールガンを放つ。しかし、蒼いバクゥは無限軌道ではない四脚の利点を最大限に発揮し、左右へ小気味良いステップを踏んでそれらを紙一重で躱した。

 

 砂を跳ね上げ、獲物との距離を瞬く間にゼロへと近づけて行く。

 

 蒼いバクゥの背から、折り畳まれていたアームを左右水平に展開する。

 

 高周波振動するブレードが、陽炎のように空気を震わせた。

 

「躱せ──ッ」

 

 突撃の直前、対峙したバクゥ達が回避行動を取る。だが、蒼いバクゥの加速はあまりに速すぎた。

 

 先頭の1機は回避を間に合わせることができず、擦れ違い様に展開されたレーザーブレードが、その機体を深々と切り裂いた。

 

 高周波振動の刃はまるで熱したナイフでバターを切るように、右前脚とレールガンを基部から切り飛ばした。

 

 損傷したバクゥは前進の勢いを殺せず、砂漠を無残に転がっていく。

 

「……先ず、1機!」

 

 コックピットの中で、キラは荒い息を吐いた。

 

 スーパーコーディネイターの身体能力を持ってしても、エンジンを強化しすぎた機体の加速Gは過酷だった。

 

(流石に、結構堪えるな……でも)

 

 思考を一瞬で切り替え、キラは油断なく残る4機の敵を見渡す。

 

 1対4の戦力差。しかし、その蒼い獣が見せた驚異的な速度を前に、ザフトのパイロットたちは確信していた。

 

 コイツを野放しにすれば、自分たちの陣形がすべて引っ掻き回される──と。

 

 誰もが身を構え、震える指をトリガーにかけながら、異端の「蒼」を射抜こうと狙いを定めていた。

 

 

 




書きながら読みながら、そして書き上げた後にもう一度読み直しているものの、誤字とか脱字が生まれ、時に変換の誤りでとんでもないミスをするという相変わらずなんでか直しきれずに読者の方々に誤解を招いたりすると、とてつもなく申し訳なく恥ずかしくなり、筆を置きたくもなったり。

いやホントに申し訳ない。

多分今回は大丈夫なはずと思いながら、ビクビクとビビりつつ投稿させていただきます。


今のキラがオルフェと紙一重って感想を見まして、多分この二人が今出会ったら、未来にアコードがやらかすという映画を知らなかったら、キラはコロッとオルフェと意気投合してたくらいにホントに限界ギリギリ頑張って踏ん張ってピンチの連続の中で遂に大爆発って感じです。

でも世界征服するわ、アコードが最も優れた存在だから、世界を導くと言った日には、泣きながらオルフェを討つかしてたかと思う。でも本人もこの世界の人間が愚かでクソだから嫌々やるしかないというのを聞いたら、そんなこと押し付けるゆかりん殴ってオルフェと一緒にファウンデーション盛り立てるかなんかしてたかも分からん。

何もしなかったら少なくとも世界が2回は滅んでるのが確定するから、逃げたくてもキラ・ヤマトだからにげることが出来ない生まれの立場のジレンマ。

アスランが傍に居たら全部アスランに放り投げてる。

やはり最強はアスラン・ザラか。

ラクスが居るって?

それは流石に男として女の子に世界の全部放り投げて後よろしく!って言えたら楽に構えて生きていけたでしょうね。

仕方ないね、男の子なんだもん。


ホントならティエレンからバクゥに乗り換えるつもりはなかったんですけどね。

なんかその場の勢いでバクゥを正面から突っ込んでくる宇宙怪獣を受け止めたガンバスターみたい捕まえちゃったから、バスターコレダー打ち込んだみたいに勝手にティエレンがバクゥの首を締め上げてスクラップにしたら、やっぱりむしゃくしゃしてると人ってそれを発散するのに突発的な買い物とか買い食いするノリでバクゥ回収しちゃって、そう変な改造もしなくて技術的には大丈夫そうなブレードライガー形式に改造が決定したのは間違いなくブレイズウィザードを装備したバクゥハウンドがライガーゼロイェーガーだよなァって所から、そういえばブレードライガーもアタックブースター付けたりするじゃんと思い出して魔が差した結果です。

それに、ティエレンで戦うという人型VS獣型より。

四足歩行の獣型ロボット同士が超高速戦闘するの、皆さんもお好きでしょう?
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