龍の軌跡 第二章 魔法少女リリカルなのは編≪リメイク≫(凍結中)   作:ミステリア

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どうもお久しぶりです。ミステリアです。

試験が終わって再び書き始めましたが、やはり原作とらはの内容を全く知らないために行き詰ってしまい、思い切って最初から書き直すことにしました。

そう思ってテンションを上げて書いていたら、受けた試験が一問差で不合格となり一気にテンションが下降し、投稿が遅れてしまいました。

真にすいません。

こんな浮き沈みの激しい作者ですが、どうか皆様今後も物語を通じて見守って欲しいです。

では、どうぞ。


原作前
第一話


――龍一郎サイド――

 

無意識に目を細める程に強い光の中に飛び込んで、抜け出した先で最初に俺の目に入った光景は・・・・・・マンションの玄関だった。

 

「ここが次の世界か・・・」

 

肌に当たるひんやりとした空気を感じながら、俺は冷静に周りを見てポツリと呟いた。

 

始めて世界に送られた直後にこの光景を見たのならば、思わず間の抜けた声を上げていただろうが、前の世界の経験が俺に冷静さを与えてくれた。

 

なにせ前は気がついたら人気の無い公園にぽつねんと立ち尽くしていたのだ。

 

それに比べたら人の視線が向く可能性が低い分遥かにましである。

 

まぁ、この一室に人が住んでいれば話は別なのだが・・・。

 

「すいませーん!」

 

取り敢えず人の有無を確認する為に、長い廊下の向こうにある外から光が差し込んでいる奥の部屋に声を上げるが、返ってくるのは静寂のみであった。

 

特に気配も感じないし、どうやら人はいないようだ。

 

よし、それならと光の中に飛び込む時には確かに手を握っていたが、何時の間にか姿を消しているエルフィを呼――

 

「心配はいらぬぞ龍。この一室には我等以外には誰もいない」

 

――ぼうとするよりも一足早く現れて口を開く相棒に、俺は苦笑して「知っているのなら早く出て来て言ってくれ」と誰もいない場所に向かって一人声を上げていた恥ずかしさを隠す様に相棒に愚痴り、視線を合わせ――その違和感に気付いた。

 

「なんで目線が低いんだ?」

 

そう。前の世界に比べて俺の目線がかなり低くなっている為、相棒と目線を合わせるには軽く見上げなければならなかったのだ。

 

前の世界では目線を下に下げなければ合わせる事が出来なかったのに。

 

その事を疑問に思った俺はオケアヌスの輪から手鏡を取り出して自らを見ると、仰天のあまり今度は声を失った。

 

なんと俺が子供の姿になっていたのだ。

 

何故!?

 

俺は動揺と疑問を綯い交ぜにして、事情を知っている相棒に目を向ける。

 

肩を鷲掴みにしてでも問おうとする俺の気配を感じたのか、エルフィは手で制して口を開く。

「落ち着いてくれ。龍が子供の姿となっているのは神の仕業だ」

 

「神の爺さんが?」

 

「なんでも、この世界の主要人物との接点を増やす為だそうだ」

 

「この世界の主要人物?」

 

相棒の言葉を鸚鵡返しで返し、返答を待たずに更に問う。

 

「それなら、この世界がどこなのか分かっているのか?」

 

「あぁ。龍一郎に分かるように表すのなら、ここは第97管理外世界。地球だ」

 

・・・・・・え?

 

「そして現在我等がいる場所は日本の海鳴市にあるマンションの一室だ」

 

・・・・・・は?

 

「はあああぁぁぁっ!!?」

 

「五月蠅いぞ龍」

 

ドライにツッコミを入れる相棒に対し、俺は思わず声を上げたままで、開いた口が塞がらない間の抜けた状態だった。

 

何故ならば今相棒の言った言葉に、俺は物凄く聞き覚えがあったからだ。

 

第97管理外世界・地球。この単語は『魔法少女リリカルなのは』で使われる名称で、主に時空管理局の管理世界の中で地球を表すのに使われている。

 

つまりこの言葉を使うという事は、今俺がいるこの世界が『魔法少女リリカルなのは』の世界であるということだ。

 

「じゃあ・・・この世界は・・・」

 

「そうだ。この世界の原作は『魔法少女リリカルなのは』の世界だ」

 

事情を飲み込み、相棒に顔を向けて声を出す俺にエルフィが頷く。

 

此処で漸く神の爺さんが何故俺の年齢を下げたのかを察した。

 

「つまり爺さんは、イレギュラーズが主要人物に直接接触してくるかもしれないと思っているのか?」

 

「その可能性も否定は出来ないだろう?」

 

相棒に問い返されて、俺は「確かにな」と納得する。

 

イレギュラーズの目的は世界を滅亡させる事。

 

そして世界を滅亡させるのに最も手っ取り早い方法がある事を俺は気付いていた。

 

それが主要人物の殺害。

 

主要人物がいなければ今後に起こる騒動や騒乱を収めることが出来なくなる。

 

いくら原作から分岐されたIFの世界とはいえ、主要人物が重要な鍵である事には変わりない。

 

特にこの世界の原作である『魔法少女リリカルなのは』は主人公の高町なのはがいなければ、地球が無くなっていても可笑しくない程に厄介な事件が連続で起こっているのだ。

 

更に言えば、魔法と出会う前の高町なのはは只の普通の小学生にすぎない為、殺害するのもかなり容易である。

 

そう考えると確かに神の爺さんがとった対策は的を射ていると言ってもいいだろう。

 

尤も、どうやって主要人物達と接点を持つか考えなければならないという点を丸投げされたようで、少々腹立たしくはあるが。

 

「だけど、主要人物達と接点を持つ事が出来る年齢というと、今の俺の年齢は8歳か9歳といった所か・・・・・・拙いな」

 

白い光の門を潜る前とは明らかに違う自分の身体の感覚を感じながら、俺は苦い顔をしてポツリと漏らした。

 

何故ならば、俺がとある切っ掛けでボクシングを始めたのは小学五年生の時だったので、小学三年生相当のこの身体の時にはまだボクシングを始めてすらいないのだ。

 

おそらく俺の想像以上に身体能力が低下している予想が出来た。

 

しかしあくまで予想に過ぎない為、俺以上に俺に詳しいであろう相棒に声をかける。

 

「エルフィ。子供の姿になった事で、俺の力はどの位落ちているか分かるか?」

 

「その事も既に神から聞いている。身体能力は言わずもがな。転送する際に授かった能力も全体的に落ちている。特に痛いのは卍解と虚化だな。保持時間が半減している」

 

となると卍解は大体30秒、虚化は7~8秒位か。

 

「弐式や参式はどうだ?」

 

「残念ながら現段階では使用は不可能だ。それに龍、左手の甲を見てみろ」

 

エルフィの言われた通りに左手の甲を見ると、そこには護廷十三隊六番隊のシンボルである椿の隊章が・・・って待て。

 

「エルフィ・・・コレッテ・・・モシカシテ」

 

「あぁ。限定霊印だ」

 

MA・ZI・DE!?

 

「まじだ」

 

俺は受けた衝撃で、心を読んで答えたエルフィに突っ込みを入れる事すら出来なかった。

 

限定霊印

 

護廷十三隊の隊長・副隊長が現世に向かう時、現世の霊に極力影響を及ぼさないために、霊圧を極端に制限するために打ち込むそれぞれの隊章を模したものだ。

 

しかしおかしい。限定霊印は隊長と副隊長にのみ打ち込まれるものの筈。

 

俺が前の世界にいた時は入隊すらしていなかったから、限定霊印が打ち込まれる事は無いと思うのだが。

 

「疑問に思うのは分かるが、事情を説明するから聞いてくれ」

 

取り敢えずエルフィの言葉に耳を傾ける。

 

「まずその限定霊印は神によって付けられた物だ」

 

・・・・・・へ?

 

「ちょっと待てよ。神の爺さんが俺をこの世界に送ったのはイレギュラーズを倒す為だろ。今子供の状態になっている俺の力を更に削ることをするのは、ちょっとおかしくないか?」

 

「神が限定霊印を付けたのには二つの理由がある。

一つは龍の為だ」

 

「俺の為?」

 

「先程言ったが龍の今の姿では、前の世界で培った力を十全に引き出すことは出来ない。もし出来たとしても、その子供の体で前の世界の戦闘力をそのまま使えば、身体的にかかる反動もかなりのものになってしまう」

 

成程。そういう事か。

 

「つまり全力で戦っても、なるべく身体面の反動を減らす為に限定霊印を付けた・・・と」

 

「そうだ」

 

頷く相棒に、俺も小さく首肯して納得の意を示し、次の話題に移す。

 

「で、二つ目の理由は?」

 

「二つ目の理由はこの世界そのものの為だ。

神から聞いたのだが、この世界は大きな力が発動する時にかかる影響がかなり大きいのだ。

ジュエルシードのような矮小な石ころ一つが発動しただけで、小規模とはいえ次元震が発生する程だ。もし龍が卍解して全力を出せば、ジュエルシード以上の次元震が起こる可能性は非常に高い」

 

「つまり俺が全力で暴れると次元震が起こって、この世界が滅茶苦茶になるかもしれないから、限定霊印を打って力をセーブしたと?」

 

「そうだ」

 

おいおい 。俺は歩く最終兵器扱いなのか?

「そうなると、ほいほいと力を使う訳にはいかないな」

 

「まぁ力のコントロールは、鍛錬を積んで身に着ければ問題は無いだろう。無限成長能力は制限がかかってはいないからな」

 

サラリと言う相棒に、俺は苦い顔をして反論する。

 

「あのなエルフィ。簡単に言ってくれるけど、一体何処で鍛錬をするんだよ。此処は前の世界とは違って、浦原商店みたいな都合の良い場所は無いんだぞ」

 

「心配はいらない。その事も神は手を打っている」

 

そう言って部屋の奥へと歩を進める相棒に、俺が待ったをかける。

 

「おいおい。ちょっと待てエルフィ。幾ら奥に人が居なくても、余所様の家に勝手に上がるのは拙いだろ」

 

俺の言葉にエルフィは珍しく目を開いて「え?」とでも言うような顔をした後に、1人で勝手に納得したらしく「あぁ」と呟いて土産品のあかべこの様に小さく首を上下に動かして何度も頷いていた。

 

「エルフィ?」

 

戸惑い混じりに名前を呼ぶ俺に、エルフィは口を開く。

 

「言い忘れていたが、この部屋は神が我等の事情を知った者に金を渡して頼み、購入してもらったものだ」

「えっ?じゃあ此処は俺の家・・・という事なのか?」

 

「そういう事だ」

 

じゃあ俺はさっき、誰も居ない自分の家の中で「すいませーん!」と言っていたのか。

 

そう思い少しブルーな気分になる俺など、全く気にせずに「先に奥に行っているぞ」と言い残して、スタスタと部屋の奥へと延びる廊下を歩いて行く相棒に、俺は靴を脱いで慌ててついて行く。

 

(此処は・・・洗面所か。それで、此処が脱衣所と浴室。此処がトイレで、此処が寝室。あ、書斎もある)

 

廊下の左右についている扉を開いて覗き、間取りを確認しながら相棒を追い、廊下の先にある開け放たれた扉をくぐった。

 

「へぇ~。こっちがダイニングキッチンで、こっちがリビングか」

 

左右を見て再度部屋の間取りを確認し、思ったよりも雰囲気の良い住居を用意してくれた神の爺さんと、買い取ってくれた協力者の人に感謝の気持ちが湧く。

 

「エルフィ。この一室を買ってくれた人って一体誰なんだ・・・・・っておい!」

 

一言礼を言う為に協力者が何処にいるのかを聞こうと相棒に目を向けた俺は、反射的にツッコミを入れた。

 

何故ならば、俺よりも一足早く部屋に入っていた相棒は、いつの間にか椅子に座って湯呑みにつけた茶を啜り、思い切り寛いでいたからだ。

 

「どうした龍?」

 

「いや・・・いくら此処が自宅だからって、買ってくれた人に礼の一言も言わずにいきなり寛ぎ過ぎじゃないか」

 

キョトンとして首を傾げる相棒に、俺は精神的な疲労を感じながらも再度突っ込む。

 

だがエルフィは再び茶を啜った後にコトンと音を立てて湯呑みを置き、口を開く。

 

「龍にはまだ言っていなかったが、我等がこの世界に入った時に、その事を神が協力者に報せのだ。直にこの場に来るらしい」

 

「へぇ・・・今回は神の爺さんが結構仕事をしているんだな」

 

感心する俺にエルフィは小さく頷いて続ける。

 

「おそらくもう少しでこの場に着くだろう。

確かに龍の言うように礼を言う必要はあるが、わざわざこの場に来るのが分かっている以上、待っている方が良いと判断したのだ。下手に動いたら擦れ違いになる可能性もあるからな」

 

相棒の正論に俺は「成る程な。確かに」と納得の意を示し、エルフィに対して食卓を挟んで向かい合う形で椅子に腰掛け、ふぅっと一息吐く。

 

湯呑みを持った手を少し上げて「龍も飲むか?」と聞いてきたエルフィに俺は「いや。今はいい」と断り、玄関で途中まで話してそのままになっていた話題に戻す。

 

「なぁエルフィ。さっき鍛錬をする場所について神の爺さんが手を打っているって言っていたけど、一体どういう風に手を打ったんだ?」

 

相棒は俺の問いにすぐには答えずに、持ち上げた湯呑みを再び啜って一口飲み、一息吐いた後に口を開いた。

 

「龍。先程見た書斎の机の上に地球儀があった筈だが、気付かなかったか?」言われて思い返してみると、確かに書斎の机の上に大きめの地球儀があったので「あ、あぁ」と曖昧な感じではあるが肯定の返事をするとエルフィが続けた。

 

「あれは見た目は地球儀にカムフラージュされているが、実際はダイオラマ魔法球だ。鍛錬に関してはそれを使えば問題無い」

 

・・・・・・ゑ?

 

この短い時間の間で驚くべき事が絶え間なく続き、驚き疲れていた俺は、驚くことも呆れることもせずに――

 

「ははっ・・・確かに鍛錬目的なら、これ以上の物はないな」

 

乾いた笑いを漏らしてあっさりと納得した。

 

ダイオラマ魔法球

 

『魔法先生ネギま』の世界で主人公の師匠であり、最悪の犯罪者である真祖の吸血鬼。エヴァンジェリン・A・K・マグダウェルが所持している魔法具で、その能力は時間軸の異なる一種の異空間に入り込むが出来、その中でどれだけ暴れようと元の世界には一切影響は無く、更に時間軸が異なっている為、その異空間の中での1日は元の世界ではたった一時間しか経過していないという、正に今の俺の鍛錬の問題を全て解決してくれるうってつけの魔法具だ。

 

「それと龍。書斎にあるダイオラマ魔法球は、神の手によって更に追加された機能がある」

 

「神の爺さんが?一体どんな機能なんだ?」

 

元々凄い魔法具に爺さんがどんな魔改造を加えたのか、興味半分不安半分で相棒に聞く。

 

「なんでも仮想の相手を選択して戦う事が出来る機能らしい。より実戦に近い形で鍛錬が出来るそうだ」

 

「そりゃあまた凄いな・・・」

 

予想を超えた改造に、ツウッ冷や汗が頬を伝う。

 

「ちなみに選択出来る仮想の相手は、前に行った世界の人物データが入っている。つまりBLEACHの世界のあらゆる人物と模擬戦闘をする事が可能という訳だ」

 

「うわぁ・・・」

 

有り難くはあるのだが、あまりの魔改造ぶりに俺は軽く引いてしまった。

 

つまり一護さんや護廷十三隊の人達といくらでも戦う事が出来るという事だ。

 

これは今の俺にとってこれ以上ない朗報である。

 

何故ならば、いくらダイオラマ魔法球といえど、俺一人だけでは肉体的なスペックを上げる鍛錬が主となってしまうからだ。

 

当然それを疎かにするつもりは毛頭無いが、どうしても偏りがでてしまう。

 

相手に与えるダメージを大きくする鍛錬と、相手に攻撃を当てる鍛錬は全く別物なのだから。

 

更に戦闘では当然相手の方から攻撃を仕掛けてもくるのだから、それも想定した鍛錬をしなければならない。

 

それには洞察力、反射神経、動態視力。そして経験を無駄なく鍛える必要があり、それらを纏めて鍛えられるのが実戦形式で行う対人の模擬戦闘だ。

 

『実戦に勝る物は無い』という言葉通り、実戦形式の模擬戦闘は鍛錬をする上で是非とも取り入れたいものなのだ。

 

その模擬戦闘が自由にできる上に、自分よりも遙かに格上の一護さんや護廷十三隊の人達が相手をしてくれるのだ。

 

有り難く無い訳がない。

 

「エルフィが爺さんに送るように頼んでくれたのか?」

 

「いや。一つの世界を救った龍に、神が送った報酬だそうだ。能力を使った鍛錬が手軽にできるよう配慮したらしい」

 

「有り難くはあるけど、最後の方だけを聞くと健康グッズを送って来たように聞こえるから不思議だな」

 

ふざけ半分で笑みを浮かべて指摘する俺に、珍しく苦い顔をして「言うな。我も言った後でそう思った」と返した相棒に、俺は思わず声を上げて「はははっ」と小さく笑った。

 

キンコーン

 

そんな俺の笑いを遮る様なタイミングで電子音の呼び鈴が鳴らされ、俺は反射的に笑うのを止めて玄関の方向に顔を向けた。

 

「もう来たか。意外に早かったな」

 

相棒がポツリと漏らした呟きを俺は聞き逃さなかった。

 

そしてその呟きの意味を察し、相棒に問う。

 

「エルフィ。もしかして・・・」

 

「あぁ。今呼び鈴を鳴らしている者こそが、神がこの家を買うよう頼んだ協力者だ」

 

「やっぱりか。本当に早いな」

 

会話をしていたとはいえ、俺達がこの世界にきてまだそれ程時間は経っていない筈だ。

 

にも関わらずこれだけ早く来てくれたのは、たまたま近くにいたのか。それとも急いで来てくれたのか。

 

どちらにしてもこの家を買ってくれた上に、わざわざ来てくれたのだ。礼は言わなければ。

 

俺はそう思って早足で先程まで立っていた玄関まで駆けていき、扉を開けた。

 

「えっと・・・君が神と名乗っていたお爺さんの言っていた子かい?」

 

見た目は子供の俺の姿を見て明らかに戸惑いを露わにして問う見覚えのある男性の顔に、俺は驚愕のあまり固まった。

 

ドッシリとした大人の貫禄と強者の気配に不釣り合いな、大学生に見える程の若々しい容姿。

 

優しそうな目と、心の内にまで届きそうな、低くだが優しく響く声。

 

そう。間違い無く俺の目の前にいるのは、『魔法少女リリカルなのは』の主人公。高町なのはの父親。高町士郎さんその人だったのだ。

 

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