拙いところがあるかも知れませんがよろしくお願いします。
今回は主人公視点のみです。
訪れる異物
「ここがあの娘がいた世界か。」
上を向けば青空には輪がある。情報によればあれがヘイローと呼ばれるものなんだろう。目立たないように路地裏に出たのはどうやら正解だったようだ。
「あの娘によるとここは人の死が禁忌で、銃を持つのが当たり前。矛盾とも思えるこれが成立するのがヘイローという訳だがこれはまだ予想に過ぎないな。」
予想が合っていようがいまいがどちらでも良いが実際に目にすることが大切だと思い路地裏から出る。持ってきたスナイパーライフルを背負いながら路地裏から出ることにした。
「(二足歩行の動物に人型ロボット、そして頭の上にヘイローをつけている生徒か。)コンセプトが定まっていない気がするな。」
なんとも不思議な場所だなと思いながらも俺のいた場所の方が定まっていないと思い客観視が足りないと少し反省する。あまり周りを見ていると悟られないよう自然に歩く。できるだけ注目されないよう気配を周囲に溶け込ませながら歩く。その甲斐あってか周りは俺に話しかけなかった。周りの情報を集めながら今後のことについて考える。現在、最も大切なことはどこかに属する。または、どこかの後ろ盾を得ることだろう。本来なら企業などに属することが良いのだろうが、ここの大人はどうにも子供を搾取する対象としてみることが多いらしい。実に阿保らしいし俺の目的としては生徒と敵対するよりもある程度友好的な方が良い。そう考えると生徒が形成するグループに所属するのが賢いか?だが、すでに形成しているグループに大人が所属するのは良いことなのか?良くはないだろう。人間関係に亀裂が間違いなく入るしそもそも大人を警戒するだろう。あの娘は俺達の姿を見て驚いていた。つまり、それは人間の大人、否、ヘイローの無い大人を見たことが無いということだ。そんなヘイローの無い大人を無警戒に自分たちの所属しているグループに招き入れるか?普通は入れないだろう。
「(最悪自分からグループを作るか。どこにも属さないはぐれものを見つけるのは少し大変だがこれが確実...)」
「おい。」
ある程度行動の方針を決めた所、声をかけられた。失敗した。一般人も不良に絡まれる民度とは予想してなかった。めんどくさいことになったなと思いながらも声がかけられた方を向くとスケバンの恰好をした生徒三人組がいた。これはカモにしているなと思いながらも返答する。
「何でしょうか?」
「お前ずいぶん身なりがいいじゃねぇか。」
「アタシら金に困ってるんだけどさ。金貸してくれね。」
「ていうかヘイローないじゃんお前。いうこと聞く方が身のためだよ。」
最後のスケバンの言葉を聞いて他二人もヘイローの無いことに気づいたようだった。状況がめんどくさくなってきた。やはり和服できたのがまずかったか?でもこれが一番楽に過ごせるし、だが流石に派手過ぎたか。失敗を後悔しても遅いなと思いながらも懐に手を伸ばす。
「断る。」
ハンドガンを取り出し装填されてい弾丸六発を打ち尽くす。三人組はこちらが手を出すのは想定外だったのか反応できずに気絶した。ヘッドショット二発で気絶するだけとは頑丈だ。これを平均と考えるのは早計だが上澄みではないんだろう。弾丸の補填と迷惑料として気絶している三人組からマガジンを一本ずつもらい、とりあえずの目的地が決定した。
「久しぶりだな。物価も知らぬ場所で物を売るのは。」
いくつかの店を参考にして交渉しようととりあえずマガジンが売っていそうな場所に向かった。あの三人組がいつ起きるかは分からないが周りの者たちは出来るだけ関わらないように避けていた。おそらくここでは面倒事だと思うだけでそこまで珍しいことでは無いのだろう。一応、道のわきに寄せていたし、そもそも、あちらが仕掛けてきたことだ。こちらが完全に悪くはないだろう。
「さて、楽しもうか。ここキヴォトスでの日常を。」
周りに聞こえないように呟き、俺はヘイロー浮かぶここで起こる日常に期待する。
今のところ主人公の情報はほとんどありませんが徐々に明かされる予定です。次でどこまで明かすかはまだ決まったませんが予想しながらお待ちください。
面白いところや違和感に思ったところなどがあれば感想お願いします。
出来るだけ感想には返答するのでよろしくお願いします。