今回からルビを使用してみることにしました。
特殊タグも今後使用するかも。
アル達に教えるために何も無しでは分からないだろう。当然だ、見えないものについて言葉でどれだけ語っても百聞は一見に如かずという言葉があるように見えるようにした方が良いだろう。指で空を切りホワイトボードを取り出す。ふむ、もうそこまで驚きが無いようだ。話が早くて助かるが人間のなれというのは少し寂しくも感じるな。一緒に出していたペンを手に取り図を描く。と言っても簡単な人だ。その右隣に縦線を引き、アル達の方へ向いた。しっかり聞こうとしているのを一応確認してしまうのは癖だな。まぁ、この癖は直さなくて良いだろう。この行動をして命を落とすようなことなんてここでは起こらないだろうし
「では、説明を始める。まず、このホワイトボードに描いたように人がいるのが私たちが生活している空間だ。そして、この縦線から先はこことは違う空間だと思ってくれれば良い。長く説明しても面白くないから結論から言おう。この技術は別空間に存在している物をこちら側に持ってこれたり、閉まったりできる技術だ。」
縦線を跨ぐような両方向の矢印を書き加えながら説明した。これだけでは分かりにくいか?さらにボールと箱の絵も描き加える。
「イメージとしては箱とボールだ。どこでもボールが取り出せてしまえる箱と言えば分かりやすいぞ。箱の中が別空間、箱の外が私たちがいる空間、ボールが物と置換してくれ。ここまでで不明な点はないか?(分かっていそうだな。)説明をを続けるぞ。私がやっているのは箱の入口を開けることだ。」
箱の空いている部分を一度指差し、そして四人に見えるように指で空を切り、そこに手を突っ込む引き戻す。さぁ、ここからがややこしくなるぞ。
「これの原理は簡単に言うと指に力を込めて別の空間に干渉しこの空間に繋げたんだ。」
黒と白の絵具とキャンバス、筆を取り出してキャンバスに白と黒で塗った円を隣同士に描いて見せた。
「この円でイメージしてくれ。白は私たちのいる空間、黒は別空間だ。さて、この白と黒は正反対の色だ。共通点はない。空間と空間は全くの別物だ。何もない状況が続けば混ざることはなく接触すらない。だが、それは何もない状態が続けばの話このように…」
塗られた黒と白の円の隣り合っている部分を、濡れた筆で小さい円を描くように混ぜる。勿論のこと、混ぜた箇所は灰色になる。それをアル達に見せる。
「これで白と黒の円に共通点が出来たな。この色は白とも言えるし黒とも言える。それはそうだ。この色は白と黒を混ぜて作った色なんだからな。この場所だ箱の入口だ。そして筆は力を込めた指だ。ここまでで不明な点はあるか?(カヨコ課長が考えているな。)カヨコ課長何か不明な点があるのか?」
「繋げる原理は大体分かったけど、繋げた場所はどうやって戻すの?繋げた場所をそのまま放置ってわけではないのでしょう>」
「良い質問だな。絵具で例えたから分かりにくいかもしれないが空間の性質として水と油に近いものがある。もう分かるだろう?どれだけ混ぜようとしても元に戻るんだよ。私は開けて、繋がっている時間で出し入れしていただけなんだよ。ちなみに繋がっている時間がそんなに長くはない。私がある程度の時間出し入れできたのは腕に力を込めていたから。そう、その時も混ざるからな。つながる時間は延長できるんだ。(まぁ、たまに腕に力を込めるを忘れて閉じたケースもあるんだけどね。それは今は説明っしなくても良いか。)原理は分かったか?次はこの力についてだ。」
ホワイトボードの人以外を全て消し、もう一つ、人を書くがそれにはヘイローがついていた。
「私に巫女になることを契約した者の招待何だが実は人ではなく妖怪なんだ。」
「なっなななんですってー!?(神様の次は妖怪!?どうして陣はそんな存在と関わりがあるの?ムツキ達はどうして驚いてないの!?)」
「(ここにも妖怪という概念があるのか?)妖怪というのが何か分かるのか?」
「うん。小さいときに聞いたことあるよ。夜中に爆弾を爆発させたらおっきな妖怪に連れてかれちゃうとか言われていたな懐かしいー。」
「(なるほど。ここでの常識に合わるとそのように解釈されるのか。)まぁ、そういうものだ。私の出会ったその妖怪はこの技術の使い手というか開祖というか神隠しそのものなんだ。」
「そっその、神隠しって現象なんですよね。そっそれがよっ妖怪って、すっすみません。私なんかが質問して。」
「(そこに気づくか。)そうだ、現象だ。しかし、人や物が消える現象に人々は恐怖した。おそらくそこから生まれたんだろう。」
「ねぇ、それだと辻褄が合わないことになる。」
「(あぁ、気づいちゃったか。)どこが辻褄が合わないんだ。」
「あなたはその技術をその妖怪から教えてもらったって言ってたでしょ。その妖怪が神隠しそのものなら神隠しはその妖怪が起こしていることになる。じゃあ、その妖怪が生まれる前に神隠しに恐怖したの?」
「(あんまり教えたくなかったが言うしかないか。)カヨコ課長、良い質問だ。それは簡単だ。それが神隠しではなく人々が勘違いしただけだ。」
「…どういうこと?」
「モノが消える?人が消える?それは神隠しなのか?神隠しを聞く前の君たちなら前者なら無くしただけだと思うし、後者は行方不明になっただけかもしれない。なぜ、これらを神隠しと称したのか?人々は隠したかったんだ。例えば、モノが消えるのだってそれはいじめられているだけだったかもしれない。これを集団で起こしているのなら隠すことをするだろう。そして、そのいじめっ子は言うんだ。ばらすな、と。それにいじめられっ子は応じてしまう。そして、見える事実はモノが無くなったという事実のみ。これを何も知らない第三者が勘違いして言ったんだ神が信じていた時に神様の供物になったと。まだ、モノならましだがこれが人でも起きていたら?これも神様の供物になったと。何も知らないなら恐怖するよな。これが神隠しの起源になったのではと私は考えたことがある。っとすまない。ハルカさん大丈夫か?」
「えっ、はっはい。」
「(これは話を変えないとまずいな。)と言っても実際は分からない、本人も自分がどのように生まれたか分かっていなかったからな。」
「…そうだとしても、あまりこういう話はしないで頂戴。こういうのはアウトローでも何でもないわ。」
「(怒っているな。)あぁ、もう二度としないことを誓おう。アル社長。話を元に戻すが妖怪たちには妖力という君たちの神秘に当たるものがありこの妖怪の技術は妖力を用いてている。」
俺はヘイローの無い人の方に妖力と書く。そして、ヘイローがついている人には神秘と書いた。そして神秘の方をペンで軽く叩いた。
「私が類似のようなことが出来るかもしれないと言ったのはこの妖力の部分を神秘に置き換えれば出来るかもしれない。(めっちゃアルが期待しているがはっきり言わないといけないな。)だが、それには膨大な努力とある程度の才能が必要だ。君たちはまず各々のヘイローをしっかり認識するところだな。」
四人の反応を見るに予想は正しいかったか。さてさて、どう教えようかな。
今回も独自解釈多めで書いてしまいました。神秘って何なんでしょうね。公式から神秘について解釈が違ってもこの小説はこの解釈で行きます。次は技術についての難しさかも?
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