ちょっと色々今回は挑戦しています。
どうしてこうなったんだ?年頃の子供ってお風呂一緒に入るのは嫌がるのが普通なのではないのか?それとも
「準備できたぞ。いつでも入れる。しかし、本当に一緒に入るのか?」
「えぇ、そうよ。これは社長命令でもあるわ。」
「(何でこんな乗り気なんだ?)ムツキ室長、何を話したんだ?」
「くふふー、ごめんねー。ただ、そういう映画の話をしただけだよ。そんなに私達とお風呂入るの嫌なの?」
「(…色々不安になってきたな。)…大丈夫だ。そちらが良ければな。」
止めるのはもう不可能だな。思わずため息を吐きながら、アルに目を向ける。
「…一応説明しておくが、風呂場を[結]の応用で変えた。本来あった風呂場は存在するからそれは安心してくれ。シャンプーやボディソープ、トリートメントなど必要なものを用意しているがそれ以外に自分が使っている物があればあの箱と同様に想像してくれ。よほど変な物でなければ出てくるはずだ。広い脱衣場が良いのであれば繋げるがどうしたい?雰囲気は旅館のようなものなんだが?」
「そこまでしてもらって良いの?」
「?別に良いぞ。アル社長。労力はそう変わらん。」
「そう、ならお願いするわ。」
「(ここまで嬉しそうにされるからむしろ俺的にもプラスなんだけどな。)着替えを用意して待っておいてくれ。すぐに終わらす。」
完全なリラックスは出来ないが
「準備ができたぞ。」
「そう、なら行きましょう。」
「あぁ、そうだな。(準備をするのが早い気がするが、そんなに楽しみなのか?他、三人も少し嬉しそうだし、用意した側からすればした甲斐があるから良いんだが)」
アル達にとっては慣れているであろう脱衣所の扉を開けると、案の定驚いていた。というよりこれは興奮しているのか?まぁ、普段とは違う日常というのは良いものだしなそう思いつつもアル達から少し離れた場所で和服を脱ぐ。長襦袢、肌襦袢も脱いでいき、晒一枚になると憂鬱になる。取ると嫉妬の視線を向けられることが多いので湯につかるとき以外は外さないんだが、
「…えっと、陣よね?」
「そうだが?(困惑してるな。)」
「?あなたって、えっとその…(着やせするタイプにしても、えっ、そこまで変わるの?)」
「あれ?陣おばあちゃんそんなにスタイル良かったんだ?ムツキちゃんたち一瞬別人かと思ったよ。」
「着やせするだけだ。晒もしてたしな。」
「いやいや、そうだとしても変わり過ぎでしょ。どれだけきつく縛ったらそうなるの?」
「(そんな信じられないみたいに見られても晒をきつく縛っただけだし、特別なことは何もやってないんだけどなぁ。)力の限りで縛っただけだ。それより風呂に入らないか?」
若干強引に話を切って風呂場に行こうとする。アル達は聞かれるのが嫌なのを察してくれるのかそれ以上は聞かなかった。別に自身の身体について不満に思ったことはない。というか気にしてもそういうものとして受け入れているからな。ただ、なんでこのような身体になったのか疑問に思ったことは多かった。意味のないことだ。変えようと思えば変えれるがデメリットが大きすぎるし、何しろ
「…気にするなって言っても無理か。(そりゃそうだろう。胸と背中を貫通しているだろう刺し傷にお腹に刀傷、こんなの見て何も声をかけないほど非情な連中とは違うんだ。トラウマをうえつけたくないんだけどなぁ。)」
「どっどうしたの。その傷、というより大丈夫なの?」
「そんな泣きそうな顔で聞かないでくれ。昔の傷だから大丈夫だ。今は痛みもない。それにこれは私が未熟だったから受けた傷だ。悲しむ必要なんてない。傷をつけた者には感謝もしているぐらいだ。自分の実力が分かったからだ。(まぁ、ここまで治らない傷だとは思わなかったがな。俺も付けた側だから何も文句はないがこういう場面では困る。偽装も出来ないんだからな。)」
「違う。そういうことじゃないの。なんで、自分の身体の事なのにそんな無関心なのよ!」
アルが若干泣きながらの言葉に思わず黙ってしまう。なんで、と言われてもどうでも良いことだから、なんて言ったら怒るだろうし悲しませてしまう。自分の身体はどれだけ時間がかかろうと治ること知ったときから身体の心配なんてほとんどしなくなった。
「心配かけてすまん。以降気を付けるようにするからあまり泣かないで欲しい。」
「…本当にそう思ってるの?(信じたいけど、信じられない。あの言葉は本気で言っていた気がするし…)」
「(誤魔化せてないか…はぁ、本当に苦手だ。)察しが良いな。おそらくこれからも私自身の身体が傷つくことに対して私は何も思わない。しかし、それは私にとって傷つく痛みよりも利が上回る場合だけだ。それ以外は不満はあるさ。積極的には傷つかないようにする。約束しよう。」
まだ、納得していないようだったが無理に納得してもらった。雰囲気が悪くなってしまったがいつかはバレることだ。気まずくなった雰囲気に申し訳なくなってしまう。綺麗な輝きが曇ってしまった。三人には申し訳ない。何とかしなくてはと思いながらも結局何もできなかった。アルもなんとか雰囲気を良くしようとしてくれたみたいだが表情が晴れていなかった。本当に申し訳ない。何度もそう思いながらも自分はこういう時の無力さに失望する。風呂上がりの気分とは思えないほどの憂鬱さを感じながら自分の与えられた部屋にこもる。
「過ちは繰り返してはいけない。
自分の選択でこんなことになってしまったんだ何とかしないとな。しかし、隠し事は増えるな。知らない方が良いことはあるが隠しごとはあまりしたくない。信じようとしてくいれた相手には当然なことだがままならないものだと思いながらも思考を続ける。輝きを戻さないといけないからな。
今回、ちょっとお試し的に多めにルビや特殊タグなどを使ってみたのですがどうでしょうか?良いか悪い教えてほしいです。それにしても今回もうちょっとほのぼのにするつもりが少し重い話になってしまった。陣の過去については正直どこまで書くか迷っていますが今回のように少しずつ明かす予定はあります。次は便利屋68と陣の会話かも?
面白いところや違和感に思ったところなどがあれば感想お願いします。
出来るだけ感想には返答するのでよろしくお願いします。