青春に現れる異物たち   作:無幻館

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今回も主人公視点です。


すべきこと

「まずまずの結果か。」

 

 

読みが外れたわけではないが面白くない。当たり前と言えば当たり前だ。ここキヴォトスでは銃を持つのが当たり前ならばマガジンぐらいコンビニにも売っているのではと思えば手榴弾や閃光弾も売っていた。流石にまじかと思いながら計画に修正が必要だと感じた。これでは売っても金にはほとんどならない。なので演技をすることにした。いかにもカモになりやすいという態度を撒き餌にすればスケバンのような不良がもっと釣れると思ったからだ。ただ数十のマガジンが得られるほど治安が悪いのは予想以上だな。ある程度の値で売れそうな売店を見つけるため周りを見る。店の看板と生徒の流れを見て人気がありそうな店を探していること数十分、人気がありそうな店を見つけたので入店した。

 

 

「(考えすぎかも知れないが)上手く行き過ぎているな。」

 

 

入店してみると生徒が多くいて銃の他に地雷なども売っていた。その店の店員にマガジンが売れるかどうか聞くと店員は少し怪訝な顔をしたが絡まれたが返り討ちにしてもらったものを換金したいと説明すると少しドン引きしていたが了承してくれた。そこまでおかしなことか?とこの世界に対してまだまだ知らないことだらけだと思いながらある程度まとまった金は入手できた。できるだけ状態が良いものを選んでもらっておいて良かったとも思いながら店を出てこれからの事を考えながら、ふと、何とも言えない不安を感じていた。順調に物事が進むというのは厄介である。特にこんな状況においてはなおさらそうだろう。情報が不足している。時には先に行動を起こすことが良い選択となることもあるがそんなものに頼ってはいけない。それはそういう星の下に生まれたものが選択することだ。少なくても今の俺にとっては利よりも損が上回る。

 

 

「(手軽に情報を手に入れるためにはやはりインターネットか。あの娘の持っていた端末からそこまでかけ離れ科学技術は使われてなかった。ならば)ハッキングするか。」

 

 

自分が持ってきた端末をここのインターネットに繋げる。セキュリティーはある程度のものはあった特に問題はなかった。喧嘩を売ってきた国の国家機密を探る時に深夜テンションで開発したツールを使うのはやり過ぎたか?とも脳裏に浮かんだが便利な物は使わないと意味は無いだろうと考えを一蹴し目的である情報を探った。調べれば調べるほど生徒のヘイローについて謎が深まるばかりだがそれはこれから探っていけばいいと他の情報に目を向ける。物価、企業の大きさとその闇、生徒、学園の重要性、これらの情報をある程度入手していく内に稼ぐ方法を見つけ、少し落ち着いたら試すことを決めると犬がこちらにやってきた。

 

 

「?(首にリード)迷い犬か。珍しい。」

 

 

元々好奇心旺盛なのかこちらにやってきた犬は俺の足元にやってくると軽く吠える。野犬や野良猫からは良く警戒されるので人なれしていることからおそらく生徒の飼っている犬なんだろうと思いながら犬を持ち上げ観察する。毛並みが良く血色も良いことから大切に育てられていることは良くわかる。首輪を見てみるとシンプルだが良い素材を使っているのを見るに飼い主は今、血眼になって探しているのでは?と思う。そこまで汚くないことから長くとも1~2日ぐらいしか飼い主と別れていないようだが丁度いいと思った。飼い主に恩を売って情報を聞き出せるからだ。インターネットから得られる学園の情報よりも生徒の持つ情報の方が正確で詳しいことは明らかであろうと犬を片手で軽く撫でながら犬の写真を撮る。これをSNSに上げれば飼い主は気づくだろうと操作をしていると

 

 

「見つけたわ!」

 

 

こちらに向かってそう声を張る生徒がいた。飼い主だろうか?と思ったがどうやらそうではないらしい。おそらく飼い主が犬を探るために雇ったのだろう。その生徒を見て俺は面白いことになりそうだと思った。なぜならその生徒は

 

 

「便利屋68の社長、陸八魔アルか。」

 

 

良くも悪くも順調に物事は進まなくなりそうだと思いながらも面白い色をしたその生徒の方に向かった。




主人公の思考について上手くかけていたでしょうか?次はアルちゃんとの会話になるかも?


面白いところや違和感に思ったところなどがあれば感想お願いします。 
出来るだけ感想には返答するのでよろしくお願いします。
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