青春に現れる異物たち   作:無幻館

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今回も三人称視点です。


仕事終わりは肉でしょ…キャラが違う気がする

五人はD.U.シラトリ区の最近できた焼き肉店に訪れていた。人気があるらしく行列ができていたが2時間ぐらいで席に着けた。

 

「それにしても運が良いな。まさか、期間限定の食べ放題をやっているとは…」

「ふふっ、これも計画の通りよ副社長。」

「(たまたまな気がするが)…そうだな。」

「あわわわ、本当に私なんかがこんな高級なもの食べてもいいでしょうか?」

「大丈夫だよ、ハルカ。それに今回は食べ放題だからいっぱい食べないと損だよ。」

「そうよ。これは社長命令。満足するまで、焼肉を食べるわよ。」

「(それにしても焼肉…やめおこうこれ以上考えるのは)分かった。では、適当に頼むか。」

 

 

それぞれ食べたいものをある程度注文しながら、待っていると

 

 

「そういえば、報酬を回収したってどうやって?」

「あぁ、それは契約書の効果だ。(説明するのが少し長くなるから食事の後に説明したいが、今説明した方が良いだろうか?)」

「へぇー。便利なものね。どうして、作ったの?」

「約束を破るやつが多いからな。それの対策だ。まぁ、これでも無理な時は無理なんだが。」

「どういうこと?これに穴があると思わないんだけど…」

「そうだな。(どの例もあまり言えないものばかりだが)例えば、契約者にとって一番大切なものをこちらが報酬にもらう契約をしたんだがそれが家族写真でとんでもない雰囲気になった。確かにあちらにとっては大切なものだがはっきり言ってこちらには価値がない。しかも、契約には()()()と書いているから貰わなかったらこちらに祟りが降りかかる。まぁ、こういうのに似た例が作った当初起きたんだよ。(あれほど、条件は書けと言っておいたのにめんどくさがりやがって)だから、使う時はこちらも注意するように…と言ってもそんなに使いたくないんだがな。」

「なんで?使いにくいけど使えたら便利なんでしょ?」

「…だからだ。便利すぎるからこそ、これは必要最低限にしたい。それに柔軟な対応ができにくいしな。それでよいか、アル?(まぁ、アルが使いたいなら別に良いが…こればかりに頼るのも?)」

「…そうね。あまりこれは使わないわ。優秀な経営者として他社との付き合いは()()を積み重ねて強固なものにしていくわ。」

「(本当に良い光だ)了解だ。アル。」

 

 

そんな話をしていた陣たちのところに注文していた肉やごはん、汁物など色々届いた。

 

 

「鍋の時もそうだったけどそんなに食べれるの?(明らかに多すぎると思うのだけど)」

「食べれるさ。(そんなに多いものかな?)」

 

 

陣の前には大盛りの米3つ、クッパ2つ、石焼ビビンバ、サラダ3種類が置かれていてそこに肉も追加で食べようとしていた。そこから特に気にせず肉を焼いて行った。途中魚介類もはさみながらも時間は過ぎっていった。

 

 

「(サムギョプサルで食べるのも良いし、ごはんと一緒も捨てがたい。…そうだ、さっぱりするためにうどんも頼もう。時間制限があるから全ては食べれないがデザートもあるんだしそれも食べたいな。パフェとプリンもあるし悩ましいところだ。)なかなかにうまいな。」

「陣おばあちゃんってさ。」

「うん?(ホルモンもおいしいがカルビをもっと頼むか。)」

「そんなに食べて大丈夫なの?というか太らないの?」

「太る?そんなことは今までないな。(全部エネルギーに変換できるし)」

 

 

陣に向けて大小に視線があれど嫉妬が刺さる。それに対して陣は何食わぬ顔で烏龍茶を飲む。気にせず食事を続けようとしたが視線が鋭くなったので、溜息を吐き箸を終えた。

 

 

「最初に言っておくがこれは俺だけに適応されるわけではないぞ。(かといってあいつら(神や妖怪ども)を例にしては分かりづらいよな。神秘があるならそれで行けるか?…説明不足感が否めないな。これで良いか)修行すればそうなるぞ。辛いものだがな。興味があるなら教えるぞ。」

「ねぇ、何か隠してない?修行すれば出来るものに適応されるものじゃないって言い方はおかしい気がするんだけど…」

「(流石にバレるか。)ごめん。説明が知識を持っていると納得しやすいから言うのをやめたんだ。だが、修行で出来るのも本当だぞ。嘘ではない。」

「知識を持っていると分かりやすい?それはどういうこと?」

「そうだな。カヨコ、君の常識では何かを食べたら太るのだろう?おれはその常識以外にも何かを食べても決して太らないという常識がある。」

「待って。流石に他の場所にいてもそれはおかしくない?」

「あぁ、そうだ。俺は別の世界から来たからな。」

「なっなななんですってー!?(べっ別の世界?何を言ってるの陣は)」

「その反応、やはり良いな。察しが良過ぎるものは直ぐに感づいて何も反応してくれないからな。(実際、三人も驚いてはいるがそこまでではないか?)」

「まぁ、そこまで驚きはなかったかな。外でもあり得ないような技術ばっかりだったし。(別世界とは思わなかったけどそれなら納得できることも多い。)」

「くふふー、異世界なんてあるんだねー。ねぇねぇ、なんかの悪戯に使えるものとかないのー?」

「わっ私はアル様が信じると決めた人なら異世界でも信じます。」

「ふふふ、本当に話が早くて助かる。何でそんなに証明できないものを信じるのか。(俺が下らんだけか?俺はじっくり()()()分かるがそれを持っているとは思わないが、こんな理論的には考えていないんだろうなぁ。()()というものを信じる者たちはこうだから反応に困る。もうできなくなったことだしなぁ。()()()ならあるいは…ふふふ、滑稽すぎるな。過ぎた過去のことをこんなにも未練がましく考えるとは阿保らしい。馬鹿馬鹿しい。そんなことをしても無駄なだけだ。当たり前のことだな。それに、現実に目を向けろよなぁ。こんなにも俺の事を信じてくれる連中はいるのに過去を振り返ってばかりじゃ失礼じゃないか。未熟者だなぁ。ふふふ、ふふふ出来るってのも難儀なもんだ。知りすぎるってのも辛いもんだ。だが、俺が選んだ道だ。後悔は無しだな。)他の世界の話はいつでも話してい上げるよ。俺が異世界に行ったのは一つだけじゃないからな。ふふふ、とても興味深いぞ?」

 

 

四人は陣の話を楽しみにしつつ食事を再開した。陣は少しツボったのか食事を笑いながら進めた。

 

 

「ふふふ、少しやり過ぎたかな。(食べるスピードを速くしてしまったが、用意できるギリギリを責めた。)」

「やり過ぎよ!店の人が最後、若干涙目になってたわよ(まさかあんなに食べるなんて便利屋の食費大丈夫かしら?)」

「あはは、別にいいんじゃなーい。食べ放題なんだから」

「陣、流石にいつも食べないよね。どれだけ食料を出してくれても流石にあの量は毎回出せないから。」

「わっ私たち大丈夫でしょうか?」

「安心しな。俺は普段そこまで食べない。(食べなくても生きれるし、どちらかというと道楽だからな。普通の食事なんて)」

「そっそう。それなら良いのかしら?(あまり良くないような。何か詫びとか持って行った方が良いのかしら?)」

「それに、あの店も口コミで広がって人気が上がりそうだしな。」

 

 

なんて会話をしながら便利屋のへ戻って行く。陣はちゃっかり店に商売繁盛の祝いをかけており店の人気はしばらく上がることになる。

 

 

「…すまん。少し先に行ってくれないか?」

「…別にいいけど、どうしたの?陣。」

「何、どうやら()()()()が俺に用があるようでな。明日には戻ると思うから先に行っててくれないか?出来る限り早くするから、な。俺も退屈な時間は好きじゃないんだ。」

「(陣がそこまで言うのなら…)分かったわ。」

 

 

陣と四人はその場で別れて陣は来た道を引き返し、どんどん人のいない場所に向かっていく。進めば進むほど陣に剣呑な雰囲気が纏い始めた。そして、陣は誰もいない一点だけを見つめ言葉を放つ。

 

 

「こそこそ見ているようだがもっと隠せ。バレバレだぞ?黒いの。」

「おやおや、バレていたとは思った以上にあなたは興味深い存在のようだ。」

 

 

黒服(悪い大人)(悪い大人)の最悪な初対面はこうなった。

 

 

 

 




だいぶ話が進んだ。もしかしたら今週中にはプロローグにいけるかも?次は黒服との会話かも?


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