青春に現れる異物たち   作:無幻館

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色々、忙しくて更新できなくてすいません。
今回は主人公(陣)視点です。


暑さと熱さ

なるほど。砂上の暑さはこんな感じか。大体予想通りだったが本当に荒廃しているな、このアビドスという土地は。それにしても…

 

 

「大丈夫か?四人とも、ゲヘナでは70℃の温泉は入っていたといえども砂上の暑さまた違いだろうしきつくないか?汗もかくだろうし、色々持ってきているが必要か?」

「別に大丈夫だけど…陣こそ大丈夫なの?私たちの服よりよっぽど暑そうだけど…」

「?あぁ、大丈夫だぞ。」

 

 

アル達は疑問に思っているだろうなぁ。こんな太陽から照らされているなか着物を着こんで歩いているのに平気そうにしているのは。

 

 

「(そういえば説明してなかったか。)俺の服は特別性でな。大体の環境下でも快適に過ごせるように作ったんだ。だから心配しなく良いぞ。」

「えぇー、その服そんなに便利なのムツキちゃん達にも欲しいんだけどー。」

「欲しいなら作ってやるが、今の服のデザインで良いか?」

「えっ、本当にくれるの?というかその服自作なの!?(ちょっと冗談で言ったつもりだったんだけど。)」

「あぁ。今着ているような服は素材選びから全部自分で作っているぞ…貰い物の服も着ることもあるんだが服そのものを買ったことはほとんどないなぁ。(()()()と買い物を一緒に買ったものも結局は汚したくなくて着てないしな。たまに、潜入するときに使うだけで。それって服の役目を果たしていないので意味がないのではないか?いや、でもコレクションって概念もあるから…。って、思考がズレたな。)欲しいなら今君たちが着ている服の値段で作るが…それでも欲しいか?」

「お金は取るんだね。」

「あぁ。取らないと公平性が失われてな。君たちに無料であげたら今まで作ってきたやつに対して失礼になる。だから、最低限は取らないといけないんだ。(まぁ、()()だからこのぐらいの値段でやってるわけだが、やはり値引きしすぎたか?黒服には数億クレジットというまだ()()の値段で請求したが所詮はただの他人だしもっと高くしてもまだ安いというやつらもいるしなぁ。それに明確に対策してなかったし。でも、流石に仲間への請求が少なすぎるかな。他の奴らから贔屓していると言われてしまうことも多い。いや、でも仲間だし問題ないか。というか仲間だからこそ贔屓するものだしな。仲間を贔屓しない方がおかしいだろう。)」

「そう。なら、お金がたまったら頼もうかしら。」

「了解だ。色々、欲しい効果があれば作る時に言ってくれ。可能な限り効果を付与しよう。値段は変わらないから安心してくれ。」

「ふーん。そんなに色々出来るの?なら、いっぱい頼んじゃおー。」

「あのう。わっ私の服も本当に作ってくれるんですか?私なんかに服を作る時間をかけるならアル様たちを優先して作ってください。」

「?作るのに時間はそこまでかからないから別に問題じゃないぞ。一着も四着も変わらないからな。(面倒な効果を付与するなら時間はかかるがそれでも四着なら一日もかからないしな。)それに、一人だけ渡さないのはこっちが気まずくなるしな。」

「そうね。ハルカ、陣もこういってるんだしお金がたまったら一緒にもらいましょ。貰わない方が陣は困っちゃうわよ。」

「分かりました。アル様がそうおっしゃるなら陣副社長よろしくお願いします。」

「あぁ。勿論だ。(あまり要求されなさそうだから付与内容は勝手にこっちで決めようかな?いや、他の三人相談して決めた方が良いな。後で、三人に聞いておくか。)」

 

 

それにしても閑散としている場所だ。店も少ししかなくシャッターが閉まっている場所も多い。砂嵐の影響…か?なぜカイザーはこんな場所の土地の利権を多く得ているんだ?こんな土地を持っていても何の得もないと思うんだが、そこまでしてアレが欲しいのか?だとしても…使えるか分からないもの、そもそもあるかも確定していないものにそこまで期待するのは愚かというか…随分子供っぽいというか…馬鹿にしてしてに見ている割には残念な感じだな。いや、でもここまで有利に状況が出来ているから仕方ない部分もあるのか?大企業の筈なんだが勿体ないな。まぁ、利用しやすいから黒服も関わっていると思えば納得か…?こんな会社でも潰したらインフラに大きく関わって来るのは厄介なことだなぁ。まぁ、()()()()よりも後始末は楽な方か。適当な会社をカイザーの代わりに作りキヴォトス住人の認識をゆがめさえすれば簡単に終わるしな。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。これも一つの計画として立てておくか。潰す方法はいくらでもあるしな。カイザーが大企業で本当に助かるな。ただ、潰し甲斐がないのが残念だが。いや、残念がることは無いことでもあるんだが、少しぐらい難しくないとただの弱いものいじめになるから好きじゃないんだよなぁ。反骨精神やハングリー精神いっぱいなら良いんだがなかなかいないんだよなぁ。やはり、心を折るのはやり過ぎなのか?敵だからといって()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が間違いだったか?それとも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だと認識させることか?うーん、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()もやったがそれでも立ち直って俺に敵対しようとするものもいたし、逆に俺の行いに理解を示し赦そうとした者もいた。そういう者たちが生まれるなら間違っていないと思うが…そもそも裏切者に容赦するのも愚かしいことだし間違いではないだろう。下手に甘く対応していて復讐心を持たれたら面倒だし、それなら復讐なんて考える前に心を折った方が早い。復讐はされても別に気にすることは無いが当事者以外に持たれるのは厄介だ。だから()()なんて方法を取ったんだがなんでドン引きされなければいかんのだ。無駄に争いを続けるよりも()()()()()()()。合理的だと思うんだがなぁ。っと、それにしてもこうも何もないと考えが変な方向にズレるなぁ。こんな物騒なことをする意味もない世界で考えても仕方ないんだが考えるのは悪い癖だなぁ。それよりもここでしなければいけないことを考えなければいけないんだが、別にもうある程度は考えている。この偵察も情報の正確性を高めるものであって新たに計画をたてるものでもはない。どちらかというと修正点を見つけるものなんだが思っているより得られた情報が少ない。アビドス高等学校の生徒たちを見れればラッキーと考えて行動するのが良いか。一人くらい出会えれば良いんだが、一番良いのは小鳥遊ホシノ。いや、最高の神秘と黒服が呼ぶぐらいだし、対応を考えると他の生徒の方が良いのか?最悪、記憶の改竄を行えば問題ないかも知れないがそれをアル達の目の前でするのはまずいかもしれないな。一人で会うんなら良いんだが今はアル達と行動しているしあんまり勝手に行動するのはなぁ。そんなことをするぐらいなら仲間になんてならないしする意味もない。一人で行動するよりもアル達と行動する方が楽しいに決まっているし意味がある。当然だ。一人で行動するなんてことはアル達の寿命が尽きればいくらでもできるしな。…流石に考えるのが早すぎだな。アル達の寿命はまだまだあるのは見て分かる。俺にとっては短いがそれでもキヴォトスの住人にとっては平均的なものだ。本当は不老不死にしたいがそれはアル達が苦しむだけだし…でも自らの手でアル達の命をコントロールを出来るのは良いかも知れない。…駄目だな。不老不死の件はアル達が寿命が近くなったらまた聞けば良い。それに寿命を延ばす方法なんていくらでもあるし最悪キヴォトスの科学を…うーん、執着しすぎか?でも、俺を越えると言ってくれたしあの目は本気だった。もしかしたら本当に選ぶのか?…辛く苦しいと思うが選ぶのかもと考えてしまうとどうしても期待してしまうな。駄目なことなんだろうがなぁ…誘惑はどっちかというと悪魔のする方法だし。…けど、俺の事を悪魔というやつらもいるしおかしくないのかも?別に悪魔と言われれば悪魔だし…相変わらず自分の種族というのはよく分からないものだ。こういう時に自分の種族を断定できないのははっきり言ってめんどくさいことこの上ない。研究者としても何とか知りたいものだが無理だろうなぁ。あいつらと長年定義しようとして、部下とも定義しようとしたが結局()()()()()()()になった。しかし、あれは一旦の断定に過ぎない。あれは正確でないと俺は思っている。…いや、俺達だな。あいつらも自分たちの種族があれと決めたときに納得しきれてなかった。まぁ、随分と長い間こうだと称したから今更変えるのもどうなんだと言われるとそうだが…また、考えがズレてきた。どうやら考えている内にアビドス高等学校も見えてきているし一旦考えるのを辞めるか。

 

 

「思ったよりも大きいな。(五人に対してこれは大きすぎるような…)」

「えっ、もう見えてるの!?(まだ、何も見えてないと思うんだけど本当に?)」

「あぁ、もう見えてる。スコープ越しに見れば分かると思うが双眼鏡でも貸そうか?」

 

 

双眼鏡を四つ取り出して四人に渡すが反応が微妙だなぁ。かといってこのまま近づくと黒服に感知されるかもしれない。それはなんか嫌だし、かといってこの距離では俺しか見れないな。手札を切るか。

 

 

「…仕方ない。一つ、とっておきを使うか。」

「陣?また、何かするの?」

「そうだな。俺の得意技だ。(すでにアル達は見ているんだが…いや、見れなかったな。あれ透明のまま使用してたし)」

 

 

俺はアル達に()()()()()()結界を出した。特に何の効果もないただの結界、ただ、固いだけの結界だし物理攻撃しか防ぐしかないのだがやはり珍しいものなんだろうか?アル達は物珍しそうに見ているな。さてさてこれどうやって説明しようか。おそらく銃弾を防ぐ技術はあったしそれと似たような物だと説明しても良いが今からやることはそれでは説明できないし、またあとで説明するか。転移用の結界と認識阻害の結界と環境保全の結界の組み合わせて転移先は上空で良いか。

 

 

「少し服に捕まってくれ。」

「?いいけど、これについての説明は…」

「後で説明するから、ほら早く捕まってくれ。」

 

 

アル達を少し急かしながら四人に捕まってもらい指を鳴らしてそこから転移を開始した。

 

 

「えっ、えっ、ここどこってえっ、上空!?(さっきまで地上にいたっていうか下にあるのは…アビドス?どうなってるの?)」

「下にあるのがアビドス高等学校で今いるのは上空100mの位置だ。落ちないようにしているから安心してくれ。」

「なるほどね。(色々聞きたいけど、今は聞かなくていいかな。色々拗れぞうだし。)」

「あははー。空を飛べるなんて面白ーい。」

「まぁ、正確に言うと飛んでいるというより空中に足場を作ってるだけだが…それは今は関係ないな。上空からどういう風に攻めるか考えるとして…ん?」

 

 

上空を見ている少女がいるが…こちらを見ている?まさか暁のホルスは彼女なのか?…その異名がそのまま体現するとすればまずいな。バレることはほとんどない筈だが念には念にを持って対策しておくか。黒服が暁のホルスを観察している可能性もあるし…。

 

 

「すまない。アル、こちらに気づいているかもしれない者がいるかもしれないから写真だけ取ってさっきの場所に戻るぞ。」

「えっ、ここ上空100mなんでしょ。ヒナなら気づくかもしれないけど、気づくものなの!?(そんなヒナレベルの子がいるかもしれないところに襲撃をかけるなんて大丈夫かしら…)」

「でも、それって本当に気づいているの?神経質になり過ぎてるだけじゃない?」

「そうだね。私たちがあっちの様子を確認できてないから分からないけど、複数人の人影が上空にいるならもう少し騒がない?」

「それもあるが、この手札をあまり知られたくないんだ。バレたとしても優位性が無くなる訳ではないが情報を相手が知らない方が混乱するからな。こちらが有利に進むように盤面を動かしやすいんだ。だから、杞憂だとしてもここから離脱したいんだが良いか?」

 

 

アル達の方を見ながらそう聞くとそこまで気にするか?と言いたげな顔だったが納得はしてくれてるよでそれを確認しながら俺はカメラを取り出して写真を撮った。これで作戦が立てやすくなるし、戦況を有利に進められる。まぁ、具体的な相手の戦力が分からない以上不安なところもあるがそもそも襲撃をするだけだ真面目に戦うこともせず相手を消耗させればこちらの勝利というもの。ただ、アル達がそれで満足するかなぁ?まぁ、真面目に戦うとしても負けるつもりは無いが…どうするべきか。…俺一人で考えたら意味ねぇな。これはアル達としっかり話し合わないと堕落…するかは分からないがそもそもリーダーはアルだ一旦事務所に戻って考えるか。とりあえずもう一度指を鳴らして転移する前の場所に戻るか。

 

 

「場所が変わると酔うやつが稀にいるから一応聞くが酔ったりしては無いか?」

「それは大丈夫だけど…聞きたいんだけどこれってどこでも出来るものなの?」

「?まぁ、そうだなぁ。一度見たことある居場所なら出来るが座標を知っているとなお良いな。」

「へぇ。便利な物なのねぇ。でも、普段使ったりはしてないってことは何か使ったら駄目な理由でもあるの?」

「あぁ、見られたら面倒な事態になるから人前ではあまり使えない。(認識阻害を付与すればどうにでも出来るけど)」

「…それだけ。」

「それだけだが…どうした?」

「いや、それだけって…なら、もっと使わない?ほら、依頼とかの時に交通費とか浮かせれるし、食料品とか買う時に遠い場所でセールをしている時にも使えるでしょ。」

「そうだな。使えるが…便利屋68って指名手配されてるんだろう?」

「えぇ、そうね。私たちはアウトローの集団だし、それがどうしたの?」

「これを使いすぎたら目撃情報が少なくなりすぎてしまうからだ。」

「?そっそれの何がいけないんでしょうか?」

「そうそう。私たちを追ってる風紀委員会にも捕まらなくなるし良いことばかりじゃん。」

「はぁ。もしかして、陣。あなた風紀委員会から警戒されることを心配してる?」

「(それもあるが…)勿論、それもある。だが、何も無さすぎるつまらなくないか?」

「えっつまらない?」

「そうだ。勿論何もないことは良いことだが、どちらかというと俺自身、ただ逃げ回るというのは性に合わないというか、追ってを全て払いのけて自分の道を突き進みたいんだ。…普段はそこまで危険な場面は選びたくないんだがそれを乗り込えれば自分がさらに成長できると思えるのであればたとえそれがほとんど無理な状況だったとしてもな。…別にこれはわざと便利屋68をピンチに陥れたいという訳ではないぞ。アル社長が使いたいなら言ってくれれば使用するし…」

「えぇ。それは分かるけど…つまり、ただ逃げるだけになるのが嫌だから使ってなかったのね。今回使ったのは最初から襲撃していずれアビドスと対立するから?」

「…そうなるな。」

「そう。やっぱりあなたを副社長に任命した私の判断は間違ってなかったわね。」

「はい?」

「あっ、別に間違ったと思ったことわないわよ。」

「いや、それは分かるが…なぜそう言うんだ?」

「なんでって、逃げずに敵に立ち向かうなんてとってもアウトローだからそう言ったのよ。どんなに無謀な状況すら自分の成長の糧にするなんて…とってもカッコいいわ。私も真似しようかしら。」

「(目をキラキラさせているが)…あぁ、出来るだけやめた方が良いぞ。俺が言うのもなんだがそんなリスクを取らない方が組織的には良いんだ。(真似してもらっても全然俺的には良いんだが…相手の力量を正確に把握する能力と自分の出来る事を認知する能力が要求されるんだよなぁ。組織の方針がそうなった時大変な思いをするのはアル達だろうし…いや、待てよ。俺を越えるんだからどっちみち必要かもしれないな。これに関しては)…すまん。撤回しよう。アル社長が真似したいんなら真似すれば良いぞ。アウトローの道を歩む者たちに普通の考えで心配するのは野暮というものだ。」

「…歩む者たちってあなたも一緒に歩むのよ。陣。」

「ふふふ、そうだったな。(こういう組織で一緒の視点になるのは久しぶりな気がするな。)」

「…はぁ。大変なことになってきたね。」

「あれ?カヨコっちは不満。私はこれからも面白いことが起き続けそうで楽しみだけど。」

「…別にアルが楽しそうにしてるなら私はそれでいいよ。」

「わっ私もアル様が楽しそうにしていれば十分です。」

 

 

さて、これからどうしようかな。たまにはわざとピンチの状況を作るのも良いが俺が黙っているだけでも面白いことになりそうなんだよなぁ。まぁ、一回事務所に戻って考え直そう。今、大切なのはアビドス襲撃のための作戦。それの情報収集はもう大丈夫。当日どんな天候になるかは分からない最悪変えれば良いだけだし、どんな結果になるんだろうか。潰そうと思えば潰せるが…それはアルが判断することだ。今回の依頼は()()。それに気づくか楽しみだなぁ。

 

 

「とりあえず、一旦事務所に戻って作戦を立てましょう。」

 

 

四人と一緒に事務所に戻りながら今後の展開を予想しすぎないようにしないな。と思いながら四人と一緒に便利屋事務所に戻った。




陣と便利屋、アビドスに行くがアビドスの生徒との出会いは今回ありません。ただ、陣のやばさが今回結構出てたかなぁと思っています。生徒って寿命とかは普通なんでしょうか?クズノハ様が例外なのは分かるんですけど地味に気になっています。次はラーメンと先生との出会いかも?

主人公の持つ銃に名前はいるか?

  • いる(両方)
  • ハンドガンのみいる
  • スナイパーライフルのみいる
  • いらない
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