文字数長めとなった4話では文字数についての質問、0話では原作履修に関する質問となっております。
今後の執筆の参考とさせていただきますので、0話読了済みの方もご投票いただけますと幸いです。
きゅおおおおおおおおおっ!!
爆発は起こらなかった。
代わりにカービィを中心に、空気が巨大な渦を巻く。
音速に迫る速度で放たれたはずの弾全ては推進力を失い、円を描きながら大きく開いた口へ吸い込まれていく。
カウンターズが軒並み言葉を失うなか、パピヨンが辛うじて言葉を搾りだした。
「何が、起きてるの」
全て吸い込んだと同時、ぷくりと膨れるカービィの身体。
そのままカービィは──
「ぽひゅっ!」
吸い込んだすべてを文字通り、星の形の弾として吐き返した。
気の抜けるような発射音とは裏腹に、ドリアンが何か感じ取ったのか回避を試みる。
しかし、星型弾はそれ以上の速度で飛んでいき──
激突。
大爆発とともに、たった一発で巨体の
「■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
初めて、ラプチャー・ドリアンの無機質な悲鳴が聞こえた。
取り巻きの小型ラプチャーがカービィへ殺到する。
だが、彼はそれにも動じず片手を挙げた。
「わーぷすたー!」
きゅるるるるるるる……
ラピは、上空から灰色の雲を切り裂いて現れたソレに視線を移した。
「正体不明の飛行物体が、上空12時方向より高速で接近! あれは……ほ、星?」
「星、よね」
「ええ。星と言われたら真っ先に思い浮かべる、あの
まさしく流星のごとく空を駆けてきたそれが、走りだしたカービィと並走する。
推進装置の類は見当たらず、角は丸っこい。大きさは彼と同じくらいだろうか。
「はぁい!」
カービィが笑顔で手を挙げると、その星は挨拶代わりに回転してキラリと輝く。
彼はワープスターと呼んだそれに向かってジャンプ、サーフィンのように飛び乗った。
直後、発進。ラプチャーたちの生み出す弾幕を躱していく。
指揮官からは、ワープスターの描く軌跡から散らばる星屑を目で追うのがやっとだ。
「は、速い……!」
カービィは敵陣の真っただ中を突っ切り、身の丈の何倍もあるラプチャーを吸い込んでは吐き出していく。
本来、ラプチャーの装甲は並みの銃では貫けない。だからこそ耐久性に優れたニケと、彼女らに見合った設計の武装が必要となるのだが──
そんな強敵を、人類の天敵を、この生き物は一発で何体も破壊していた。
複数のラプチャーを吸い込んで作る大きめの星型弾の威力は特に凄まじく、標的に着弾後もそのまま敵を貫き、切り裂くように群れを削っていく。
「私たち、何を見てるの?」
たった20cmほどの生き物が繰り広げる無双を前に、アニスは突っ立ち、そしてネオンまでも、銃撃を忘れてその場にへたり込む。
「か、火力の、神……」
カービィはそのまま大群を突破、ドリアンへ肉薄する。
大破したドリアンの巨体は明らかに傾き、速度、高度はともに低下し始めていた。
ドリアンは焦ったように目玉を動かし、ちょうど目の前にあったものに照準を合わせる。
パピヨンだ。
「はっ……」
ドリアンは、残った砲台から彼女の近くへミサイルを撃つ。
パピヨンは咄嗟に遮蔽物に隠れたものの、爆発とともに上にあった建物の骨組みが丸ごと崩れ、引きずっていた量産型ニケごと彼女を下敷きにした。
「くっ……しくった……ッ」
無論、ニケである彼女の命に別状はない。
しかしその馬力でも自力ですぐ抜け出せないほど、大量の瓦礫が積み重なっている。
追い打ちをかけようと、ドリアンは目に光を漲らせる。
出力が弱まったせいかチャージにかなり時間がかかっているが、仮に放たれれば──
頼みの綱となりうるカービィは、壁として繰り出された大量の飛行型ラプチャーたちに気を取られている。ビームを撃つまでの時間稼ぎには十分すぎた。
その裏から、ドリアンの単眼で光が一段と膨れ上がる。もはや、なりふり構っていられない。
10mほど遠くにいた指揮官は、ぎりと歯をかみしめてラピに振り向いた。
「ラピ、すまないがパピヨンたちを!」
「指揮官! お言葉ですが、今は指揮官の安全が最優せ……」
「このままではパピヨンたちがやられる! どうか頼む、ラピ!」
ラピの視線が一時彷徨う。しかし彼女はすぐ、指揮官の決意を受け取るように彼を捉え直した。
「……了解。指揮官は、絶対にそこから動かないで下さい」
「ああ、分かった!」
指揮官は頷くと、安全のため攻防によって窪んだ地形へと身を寄せた。
ラピは即座にパピヨンの下へ走り去り、骨組みをどかし始めた。
それを見届けたドリアンの目がゆっくりと、指揮官の方へ向いた。
「■■■■■」
「!」
音に気づいて下を見る。
──1体の小型ラプチャーが、地面から目を出して赤く光らせた。
「謀られたかっ……」
ラプチャーが無機質に指揮官にビーム砲を向ける。
すぐに離れて顔を腕で庇おうとしたその時、一陣の風が指揮官をさらった。
*
「はぁ……借りが出来ちゃった、わね」
「そう思うなら、今度から指揮官に迷惑をかけないでちょうだい」
パピヨンたちに被さっていた大量の瓦礫は、数十秒ほどでどけ終わった、
彼女を助け起こしたラピの髪を、風が煽ぐ。
はっとして振り向いた彼女の眼に映ったのは──
ワープスターに乗ったまま、何かを頬張って飛んでいくカービィの姿だった。
口端から、誰かの片足がばたついている。
さっき指揮官が見えた地点には、誰もいない。
「しき、かん……」
ラピの顔から、血の気が引いていく。
銃口が、震えながら持ち上がる。
「いかないでください、指揮官」
ラピは無我夢中のまま引き金を引いた。
乾いた発砲音が何度も木霊した。
「私のせいで、指揮官が」
しかしカービィのワープスターに、銃弾が追い付くことはなかった。
*
「指揮官、様……?」
時を同じくして、経緯を知らず必死に応戦していたアニスの視界にも、何かを頬張って飛んで行くカービィの姿が映っていた。
その瞳に、ドス黒い殺意が渦巻いた。
彼女はすぐ遮蔽物から身を乗り出してロケットランチャーに弾を装填、肩に担ぎ上げた。
「よりによって、よりによって、こんなところで!」
その肩を、ネオンが強く引く。
「落ち着いて下さい!」
「どう落ち着けっていうのよッ! アイツは指揮官様を……っ!!」
「アニスの目は節穴ですか! そのつもりならとっくに飲み込んでますよ!」
アニスははっと息を詰まらせ、視線を戻す。
ネオンの言う通り、カービィは指揮官を頬張ったままだった。
ワープスターは、瞬き一つせず壊れたように空撃ちし続けるラピの方へ弧を描いた。
カービィはラピに向かって、ちょこんとした手をパタパタと振った。
「ぁぴーっ!」
「え……」
ラピは自身を呼ぶ声を耳にして、やっと引き金を引くのをやめる。
「まさか……ラピのところまで、戻ってくるつもり?」
しかしそのワープスターに、ドリアンが体表に残るライフルを向けた。
「カ、カービィ、後ろッ!!」
パピヨンが、量産型ニケを担ぎ上げながら思わず叫んだ。
彼が背後を見ると、驚いてワープスターの上で飛び跳ねる。
機銃掃射の波が、すぐ背後へと迫ってきていた。
ワープスターも応えるように光って速度を増すが、取り巻きのラプチャーまでも多角度から集中攻撃を加える。
一つ、また一つと攻撃を受けていくにつれ、光が弱まり──
遂にワープスターが砕け散り、カービィが地上に放り出された。
「むきゅっ!!」
小さく丸いピンクの身体が、毬のように弾んで地面をしばらく転がった。
ラプチャーたちが、この機を逃すまいとばかりになだれ込む。
一方のカービィは、指揮官を頬張ったままたった一人、ひた走り始める。
「うっ!!」
その小さい身体は、何度もビーム砲による爆風を身に受けた。
「わぅっ!」
指揮官を頬張っているせいで、移動速度は目に見えて遅い。身体も軽いせいで、すぐ吹き飛ばされる。
「いっ……」
バウンドするたび擦り傷を作り、そのたび悲鳴を上げて顔を歪めながら、それでも指揮官だけは一貫して頬張り続けていた。
アニスは言葉を失っていた。横では、ネオンが慌てて銃を構える。
「……アニス、援護しますよ!」
「……カー……ビィ」
指揮官を見捨てさえすれば、あのラプチャーどもなど一瞬で潰してしまえる。
だが、あの生き物は決してそうしようとしない。
「なんで……」
ネオンは呼びかけに答えないアニスを睨み、すぐにスコープへと視線を戻した。
「……もういいです、私だけでやりますから! あなたはそこで一生、カービィを信じない言い訳をしといて下さいっ!」
ネオンは、ショットガンでカービィに迫るラプチャーを撃ち抜いていく。
アニスはやがて、右に握った拳をぶるぶると震わせ──
「あ゛あっ! もう!」
直後にそれを、喝を入れるように自身の頬へ叩きつけた。
すぐさま次弾を装填して、ラプチャーたちを見据える。
「加勢するわ、ネオン!」
「やっとその気になりましたか!」
*
遠くで始まったアニスとネオンの奮戦を見て、パピヨンは未だ固まるラピに振り向いた。
やがて彼女は手を上げ、ラピの頬を思いっきりひっぱたく。
ラピはやっと我に返り、彷徨っていた視線をパピヨンへ動かす。
「あんた、ハニーを死なせたいの!? 私を邪魔した時くらいの気概、少しは見せなさいよ!」
怒鳴るパピヨンの肩は、ぶるぶると震えていた。
彼女はラピを待つことなく、屈んでスナイパーライフルを敵陣に向けた。
「ほら! 私たちも援護するわよ!」
「……ッ、リロードシーケンス、実施ッ!」
ラピの動きに機敏さが戻った。
ニケたちは、カービィへ群がる小型ラプチャーへ集中砲火。
周囲の敵を片っ端から一掃したことで、カービィの前に道ができあがる。
「ぽよいっ!」
彼は何とかラピとパピヨンの下に転がり込み、目の前へ指揮官を吐き出した。
仰向けになった唾液まみれの指揮官の顔を、駆けつけたラピが上から覗き込んだ。
「指揮官、ご無事ですか!?」
「あ……ああ。なんだか、宇宙を見ていたような気がするが」
ラピはその瞬間、零れそうになった涙を指で拭いた。
「っ……指揮官……」
ラピは目を閉じて、指揮官の胸に頭を埋めた。
傍で引き続きラプチャーを狙撃するパピヨンも、いつの間にか出てきていた涙を振り払う。
「しきかん、げんき!」
ラピに支えてもらいながらゆっくりと上半身を上げる指揮官に、カービィが笑顔で片手を挙げる。
「どうやら……私は、君に貸しを作ってしまったようだな」
指揮官の手が、カービィの頬についた煤をそっと払う。
思わず頬が緩んだものの、彼の意識はすぐ、地面を幾度も叩く機械音に向けられた。
即座に指揮官は叫んだ。
「安心するのは早い! みんな、引き続き、取り巻きを頼む!」
「指揮官様っ、分かったわ!」
「了解ですっ!」
「はぁいっ!」
カービィもすぐ、躊躇いなくドリアンに向かって突っ走っていった。
「ほんと、おかしなヤツ」
少し遠くでアニスはピンクの丸く小さな背中を見つめ、目を細めた。
「つい数日前に会ったばかりの相手に、なんでそこまでできるのよ」
*
カービィを最大の脅威と判断したのか、小型ラプチャーたちは彼へ狙いを集中した。
それゆえかニケたちの攻撃は面白いほどに命中、残骸の雨を量産する。
「ぽよっ!」
ワープスターから降りても、頬張りという縛りのなくなったカービィの立ち回りは軽やかだった。
無数の砲火の間を、跳ねて転がって走り抜け、踊るように躱す。
次に背後にいたラプチャーたちが、カービィの死角からビーム砲を放つが──
彼は、まるで後ろに目でもついているように『しゃがんで』身体を潰す。ビームは頭上を通り過ぎ、正面にいた別のラプチャーに直撃した。
「アイツ、戦い慣れてる……!」
アニスの言う通りだった。カービィは百戦錬磨の戦士がごとき鋭い感覚で、ラプチャーの動きを見切っている。
やがて、ラプチャーたちにも変化が出始めた。全体の動きが鈍っていくのだ。後方へ群れを動かし、カービィへの攻撃を躊躇う個体が増えている。
「ラプチャーたちが、恐怖しているというのか?」
「……ッ、違います、指揮官!」
ラピに腕を引かれた指揮官は、もしかして、と振り向いた。
ドリアンが、周囲に固めた小型ラプチャーの群れに隠れるようにして、指揮官に狙いを定めていた。
「……またか!」
──二度目のフェイントだ。カービィに戦力を割くのは無駄だと判断したのだろう。
ドリアンの無感情な単眼が数本の光の弾丸を弾き出し、弧を描いて指揮官へ向かう。
しかし、それを見たカービィはすぐに口を開けた。
「んむっ!!」
吸い込みだ。しかし、明らかに先とはレベルが違う。
彼が踏ん張って生み出したのは、先よりずっと巨大な渦だった。しかも驚くべきことに、前方にある空間が
ドリアンから放たれた光弾の軌道が、大きく曲がった。
本来なら空気抵抗など関係ないはずの光弾が、重力にでも引かれたように、大きな口の中へ次々と収まっていく。
再び身体を膨らませたカービィは、それらを吐き出すかと思いきや──
ごくり、と飲み込んだ。
瞬間、眩い閃光が一帯を覆った。
「ひ、光った!?」
「いったい、どうなるの……?」
ニケたちが息を吞むなか、すぐに光は消え去った。
「ビーム!」
凛々しい掛け声とともに現れたカービィの姿は、様変わりしていた。
手に持つは、青い宝石のはめ込まれた杖。
頭にかぶるは、赤色と橙色に先分かれた水玉模様の道化帽子。
「ピ、ピエロ!?」
アニスが素っ頓狂な声で叫んだ。
戦場にはあまりにも派手で陽気な姿が、ラプチャーの群れに突っ込んだ。
カービィは、光らせた杖を振りかざす。
「ビームウィップ!」
光の弾から成る鞭が出現し、ラプチャーたちを瞬く間に薙ぎ払っていく。
それらを焼く電流が、次々と上がる爆炎が、指揮官の眼に焼き付いた。
「まさか……ビームを食べて、『コピー』した?」
次に、カービィは飛行型のラプチャーに目をつける。
低空を飛行していたそれらを階段のように踏み越え、ドリアンに迫る。
ドリアンは逃れようとするが、推進機関が壊れたせいで早くは動けない。
最後のラプチャーを踏み切り、ドリアンの斜め上まで跳躍したカービィは──
「ビームマシンガン!!」
直下へ杖を伸ばし、叫んだ。
ビーム弾の雨が降り注ぎ、戦場のあちこちで大爆発を次々に起こす。
ドリアンのミサイルポートや推進機関が焼かれ、穿たれ、遂に巨体が地上へ墜落した。
地響きと共に、金属質の悲鳴が轟いた。
「■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」
もはや小細工はできない。
相手もそれを理解したのか、カービィとニケたちに向かって目玉周辺の装甲を閉めると、これまでより強い光を溜め始めた。
「でかいのが来るわ!」
「チャージされる前にコアを叩かなければ!」
アニスとネオンが焦りの声を上げる。
しかし、肝心の弱点は分厚い装甲の下だ。
「はぁぁぁぁぁぁ……」
カービィは着地し、杖に電気のような光を溜め始めていた。
恐らく、最大の大技を放って装甲をぶち抜くつもりだろう。
だが一方、取り巻きのラプチャーもカービィに照準を合わせつつある。
まずいと思ったその時、カービィが、後ろ目にちらりと指揮官を見やった。
指揮官は、即座にその意図を読み取った。
「周囲のラプチャーに攻撃を集中! フルバーストだ!」
「!」
「カービィのために、コアまでの道をこじ開けろッ!!」
その号令は、ニケたちの思考を一瞬で一つにした。
「了解!」
ラピのアサルトライフルが、波打つように歩行型ラプチャーを粉砕していく。
パピヨンのスナイパーライフルが、狙撃しようとしたラプチャーのコアを正確に撃ち抜く。
ネオンのショットガンが、群れをまとめて蜂の巣にする。そして。
「おりゃああああああ!!」
アニスのロケットランチャーから放たれた一発の弾頭が、カービィの前面に陣取っていた群れを一掃した。
ドリアンは危機を察してか、今すぐビームを放とうと目玉を動かした。
「カービィ、今だ!」
指揮官の号令を、カービィは言葉伝わらずとも理解した。
彼は限界まで杖に溜め込まれていたエネルギーを、解放する。
「はどう、ビーーーーームッ!」
それはもはや、エネルギーの塊そのものだった。
巨大なビーム弾が、螺旋を描いて飛んでいく。
ドリアンのコアは、放とうとしたビームごと波動に飲み込まれ──
莫大な熱量の奔流のなかで遂に、限界を迎えた。
大爆散。
カービィはそれを見送ったあと、星を吐き出して通常の姿に戻る。
残ったラプチャーたちも、ニケたちによって迅速に殲滅させられた。
*
彼は手でひさしを作って戦場をひとしきり見渡すと、いつもの朗らかな表情に戻って指揮官たちへと振り向いた。
「……カービィ」
「はぁい!」
ラピは銃を下ろすと、小さな英雄に向かいゆっくりと腰を落とした。
彼女は目を閉じ、両手で丸い身体を包み込み、額を突き合わせる。
「大切な人を……指揮官を助けてくれて、ありがとう」
その声は、少しだけ枯れて掠れていた。
「ぽよ?」
カービィは不思議そうに首を傾げるが、やがて、ラピの声音から読み取ったのか笑顔で頷く。
しばらくラピがそれを見つめたあと、後ろのアニスと一瞥を交わして、
「それと、あの……昨日は──」
「んーゃいっ!」
カービィは続きを待たなかった、いや、気づかなかったというべきだろう。
彼は、後ろに跳び跳ねると──
「うぃゆうぃゆうっうう~、うぃゆうぅゆうっうう~♪」
飛び跳ね、ステップを踏み、くるくる回転。
そして最後に身体をぎゅっと縮め、片手挙げて決めポーズ。
「はぁいっ!」
日の昇りかかった戦場に、無邪気な声がどこまでも響いた。
何の脈絡もない突然の行動に、その場にいる誰もが呆気に取られていた。
「ぷっ……あははっ、なによ、そのヘンな踊り!」
アニスは思わず腹を抱えて笑う。彼女の顔にも、かつて懐いた疑念など既に宿ってはいなかった。
緊張からの解放もあったのか、周りにも笑みが零れていく。
ドリアンの残骸からは、黒煙が天高く昇っていた。
本日より連休中はなるべく毎日1話更新、それ以降は毎週に1話更新を考えております。(曜日については思案中。ストック状況やエピソードによっては一時的に毎日更新する可能性もあります)
執筆活動の大きな励みとなりますので、ご感想や評価、いつでもお待ちしています!
それにしても、今日公開されたニケの47章48章、毎度のことだけどガチで神すぎてぶっ通しで読んでしまった……。因縁のアレコレとか過去のアレコレとかさぁ……引きも本当に最高。
この場ではこれしか言えぬ……。ヒョンソク、早く次章を見せるんだ!!
1話辺りの文字数はどの程度まで許容範囲ですか?
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~5000字程度
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~7500字程度
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~10000字程度