最近、久しぶりに踊ってる東方MMD見たんですよね。
踊ってる振り付けは同じくことが多いですが、キャラは人によって違うので見てて面白いですね。
ではどうぞ
「蒸し暑いな…森だからなのか、湿気が凄い」
森を歩き始めて数時間が経過しただろうか?俺は森の出口らしきものを見つけられず、蝉の音があちこちから響く中、ただひたすらに歩き回っていた。
森の中は蒸し暑く、汗も頻繁にかいている。下校前に自販機で買っていたジュースがなければ今頃熱中症になっていただろう。
「とは言っても、ジュースも残り僅かなんだけどな…」
ペットボトルを目の前に持ってきて、数センチしか残っていないジュースを見てため息をつく。
本当なら今頃家の中で冷房の効いた部屋で麦茶飲みながら新作ゲームでもやっていただろう。
「…そんなこと考えても仕方ない、さっさとこの森を抜け出そう」
自室でゲームしている自分の妄想を振り払い、歩を進めた。
しかし…ここの森は標高が高い所にでもあるのだろうか?蒸し暑いのに何故か薄く霧が立ち込めている。
…何かの悪兆じゃなければいいけど
「森から出た…というよりは、開けた場所に出た感じか…」
あの後も暫く歩いていると、木々の間から白い光が見えた。
俺は早足で森から抜け出すと、そこには広大な湖が広がっていた。
湖の上にはうっすらと霧が発生しており、魚や野鳥がいるのかわからない。
「霧が立ち込めていたのは湖があるからなのか…いやでも、ここまで霧が立ち込めるものか?」
自然現象に詳しくないのであまり深く言えないが、広大な湖があるから霧は発生することも納得する…しかし、かなり離れた森の中にまで霧は立ち込めるものなのだろうか?
そんなことを考えていると…
「お?人間がここにいるのは珍しいなー」
「…君は」
後ろから声が聞こえ、振り返る。
するとそこには、ショートヘアの金髪にリボンを着けた、白黒の洋服を着る少女が立っていた。
…何故だろうか、彼女とは初めましてのはずなのに、どこかで見たことあるような気がする。
そう考えながら俺は、少女へ質問をする。
「君の名前は何と言うのかな?」
「私か?私はルーミアだよ」
「そっか、ルーミアちゃんね」
俺は彼女…ルーミアという名前を聞いて心の中で盛大にため息を吐き、自分がどこにいるのか把握した。
あぁ…ここは幻想郷なんだな、と。
【幻想郷】。それは東方Projectという作品の舞台であり、妖怪や神様など非現実的な存在と人間が共存している場所である。
この霧が立ち込める湖も当然、幻想郷に存在しており名前を【霧の湖】と言う。
まんま名前の通りだ。
というか霧の湖ならそこまで広大じゃないんだったか?なら広大に見えたのは錯覚が幻視の類かな?
…さて、何故俺がそんなことを知っているのかというと、理由は単純。
俺が元々東方好きであったからだ。
別に今は嫌いとか、そういう訳ではないが昔のように東方についての動画や、サイトを読み漁ることがなくなり、今は偶に見る程度に落ち着いている。
そして、先程から考えている俺を見て首を傾げている金髪ロリことルーミアだが…何を隠そう、妖怪である。
しかも人喰いの…東方関連の動画ではよくルーミアに(物理的に)襲われるパターンが多いのもそれが関係しているのだろう。
「ルーミアちゃんは一人なのか?」
「そうだな、今日は一人だぞー」
俺は動画の主人公達とは格が違うので、単刀直入にぶっ込む。
「ルーミアちゃん、単刀直入に言おう。俺は【外来人】だ」
【外来人】。幻想郷の外からやってきた人間がそう呼ばれている。
外来人ができる選択肢は3つ。
一つ、ルーミアのような人喰いする存在に食われる
二つ、幻想郷のとある神社の巫女にお願いして元いた場所に帰る
そして三つ目が…
「そっかー、お兄さん外来人なのかー。じゃあt「そうだ、だから取引しよう」…乙女の言葉は最後まで聞いた方がいいよ?まぁいいや、お兄さん。取引って何するの?」
「俺は幻想郷で暮らしたい、しかし幻想郷にやってきて間もない人間は人権がないに等しいだろ?だから食べ物あげる代わりに今日一日の護衛と、これから襲わないことをお願いできないか?」
取引としてもあくまでお願いとして。
幻想郷の住民に認められなければ、ここで暮らすことは叶わないのだ。
俺は内心、冷や汗をかきながら取引を続けるのだった。
いかがでしたでしょうか?
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ではまたお会いしましょう