なんとお気に入り登録が3件ほどありました。お願いしてみるものですね
とても嬉しかったので今日は2本立てとさせていただいます
ではどうぞ
「あの…」
「なんだ、お兄さん?」
「後ろにぴっちりとくっつかれて歩かれると…とても歩きづらいです」
「でも好きなんでしょ?ほらぎゅー」
何故か知らんがルーミアとの距離が急接近した…何で?
あの後、ルーミアは「取引に承諾する前に先に食べ物を寄越せ、それ次第」と言ったので、通学カバンの中からお菓子と弁当(マッマお手製)を取り出して献上した。
ルーミアはその味に満足したようで、現に護衛として一緒に歩いているんたが…
「なんか、さっきから距離が近いんだよな…君」
「別にいいでしょー、可愛い女の子のいい匂いも嗅げるんだぞ?」
なんで変態と思われてるんだろうな、俺…
あ、そういえば話が変わるんだが、現在どこへ向かっているのかというと、簡単な話【博麗神社】と言われる場所である。
外来人が幻想郷から元の場所へと帰る場所でもあり、この幻想郷の治安維持の大半を一人で担ってるとんでも巫女が住んでる場所でもある。
先程の場所から考えると一番近いのは、いかにも目に悪い真っ赤な館だがあそこに住んでる方々が少々…ね?
だから先程の森に戻り、歩きながら博麗神社へ向かっている。
空飛んで連れてってもらえばいいじゃないかって?
お願いしたら「お兄さんの変態…///」って頬赤らめながら言われたんだぞ、意味わかんねぇだろ?
幻想入り…幻想郷にやってきた人間は大体能力持ってること多いらしいから俺にも知らぬ間に能力が開花したとかありえるのかね?
それにしても…ルーミアって強いんだね。
原作ではチュートリアルボスみたいな立ち位置だから弱いと思ってたんよ…それに、幻想入りした人間に返り討ちにされる描写も少なくない記憶があるから。
ところが生でみるとあらびっくり、奇襲を仕掛けてきた1mくらいあるデカイ蜘蛛が一撃で粉砕されましたとさ。
妖怪って力強いという話は昔話とかでもあったけど、予想以上だったね(白目)
「…あ、そろそろ森から出るよ」
「早いな…数時間彷徨ってたあれは何だったのか」
湖から引き返して1時間も経っていないくらいだろうか?木々の間から湖に出た時よりも眩しい光が見える。
「お兄さんが方向音痴なだけでしょ」
「酷い…が、事実だから何も言えないな」
自分の勝手知ったる街ですら偶に迷子になりかけるからなぁ…なんなら知らないうちに隣の県に行ってたこともザラである。
流石に方向音痴すぎない?よく道案内できたな俺
…そういえばあの道案内した女性、もしかしたら“紫”だったのかもな。
意識を失う前に聞こえた声を思い出し、そんなことを思いながら森を抜ける。
木々の葉に日光が遮られ、薄暗くなっていた場所から、遮るものがない場所で太陽の光に晒された俺は強く顔を顰める。
「眩しいな、やっぱり陽射しが強いと苦手だ」
「お兄さんも太陽苦手なのか?」
「苦手…まぁ苦手だな」
性格は根っからのインドア派である。日光を部屋に取り込まない程ではないにしろ、直接浴びるのは少し苦手だ。
「そうなのかー、なら…」
ルーミアがそう言うと、不意に辺りの景色が何も見えなくなった。
完全な暗闇…恐らくルーミアが能力でも発動させたのだろう。
ちなみにルーミアには俺が色々知っていることを伝えた(だから空飛んで連れてってともお願いしたし)。
その暴露をした反応なんだが「そうだったのか」と、あまり驚かれることはなかった。
理由は「私や他の住民を知っている外来人が最近は多いから」だそうだ…まぁ、東方という作品は昔よりずっと大きくなったし、とある事件で全国ニュースにも載ったからな…ある意味必然とも言えるのかもしれない。
「これで憎たらしい太陽も平気ね」
「そうだな、代わりに周りの光景が一切見えないけど」
今自分が目を開けているのか、開けていないのか…それすら分からない暗闇。
こりゃルーミアが木にぶつかることが多いと言われるのも納得だ。
そんなことを考えていると、急に左手を掴まれる。
恐らくルーミアが掴んだのだろう、俺とはぐれないようにするためかな?
「それじゃ、“霊夢”のところへ出発…あいたっ」
「そら森出た直後なんだから、近くに木があるでしょうに…」
暫くこの状態で歩いたが、何故かルーミアばかり木に衝突するため能力は解除。結局眩しい陽射しに耐えながら博麗神社を目指すのだった。
いかがでしたか?
前回からあまり進まなかったのはすみませぬ、ルーミアとの絡みを増やしたくて…
次回は大分進むと、いいなぁ…
それと、主人公君が弁当あるのに食べなかったのは単純に家で弁当を食べたかったからです。
ではまたお会いしましょう