気楽に書いていきます。
第一話 迫る危機!そして始まる大冒険!
➖シャーレオフィス➖
「ふぅ…ようやく片付いてきたなぁ。」
そう言うのはシャーレの先生。先生はここ数日溜まってしまっていた業務整理を行なっており、徹夜続きの日が続いていた。
「やっと半分くらいまで終わったから、少し休もうかなぁ…。」
『先生。お疲れ様です。しかし、まだ半分も終わっていませんが…』
「アロナ…時には現実から目を背ける事も必要じゃないかなぁ?」
『…否定。先生に関しては自業自得です。生徒さん達の悩みを解決するのは大切ですが、それで仕事が疎かになってしまうのは本末転倒です。』
「子供の力になるのが大人の責任だからね!」
『…仕事を疎かにしないのも大人の責任です。』
「あはは…その通りだね。プラナ。」
「ふぅ…じゃあもう少し頑張ろうとしようか!」
そう言って先生は業務を続けていく。アロナとプラナの協力もあり、日が落ちる頃にはかなりの数の業務が完了していた。
「ふぅ…もう少しで終わりそうだぁ。」
『…この調子でいけば、今日は徹夜せずに済みそうですね。先生。』
「うん。アロナとプラナのおかげだよありがとう。」
『ええへ〜」『…はい…。』
『あれ〜、プラナちゃん?照れます?』
『…否定。…先輩。適当な事言ってるとオヤツは没収しますよ。」
『え!?ご、ごめんなさいプラナちゃん〜。それだけは勘弁してください。』
(今日も平和だなぁ。)
そんな事を思いつつ、机にあったカップに手を伸ばしコーヒーを一杯。
「…ん。…ふぅ。」
(少し、テレビでも観ようかな…)
「えっと、リモコンは…あった。あっ!」
机の上にあったリモコンを手に取ろうしたとき、机の端に置いたカップに腕があってしまい机から落下をしてしまった。このままいけばカップは割れ、床に散らばってしまうだろう。しかし、散らばる事は無かった…なぜならカップは空中で静止していたからだ。
「えっ…?」
先生は驚愕し辺りを見渡す。静止していたのはカップだけではなかった…テレビや時計の針の動きも同様であった。
「時間が…止まってる…。…!? アロナ!プラナ!」
『先生大丈夫です。私達はちゃんと動いてますよ。」
『しかし、…先生。どうやらキヴォトス全体の時間が停止しているみたいです。』
「うん。でもどうして急に…?」
ギュオォォォン!
不気味な音とともに歪む辺りの空間。次第に空中が割れはじめその中から、何者かが現れた。
その人物は黒い角を生やし、巨大な羽根を生やしていた。不気味な仮面をつけており、先生の前に降り立った。
「ふふふふ…お初にお目にかかります。…先生。」
「私の事を知ってるの?」
「ええ…ええ…お噂はかねがね…キヴォトスにおける大人。キヴォトスを手中に治めることもできたのに、その可能性をあっさり放棄した奇妙な大人とね…。」
「…今の状況は貴方のせいなの?」
「ええ…そうでございます…。」
その言葉を聞いて先生の表情は険しくなり、その者を睨んだ。
「…まずは、私の話を聞いてもらいましょうか…。始めに言っておきますが先生に危害を加えるつもりは全くありません。この状況にしたのは誰にも邪魔されずに貴方と話がしたかったからです。」
「私と話を?」
「…ええ。貴方は多くの生徒さんに慕われています。もしその者達にいらない邪魔をされては困りますのでね…。」
「…要件は何?」
「…ふふ…話がはやくて助かりますよ…。」
「先生、私と一つゲームを致しましょう…。」
「ゲーム?」
「…ゲームと言っても私と貴方が武器を用いて闘ったりするわけではありません…。私自身は強くないですので…。…そうですね。RPGを想像していただければ…。」
「…私がクリアすればいいの?」
「…いえ、私が見たいのは先生と生徒さん達の絆です…。」
「…生徒の皆んなを巻き込むのは許さない。」
「…そうでしょうね。しかし、受けないのであればキヴォトスは滅びますよ…」
「…!?」
「…ふふっ…先生。…私はキヴォトス全てを人質にして貴方にゲームを挑んでいます…。貴方と闘うためにね…。」
「…先生…私とのゲーム受けてくださいますね…。」
「………分かった。」
「…ふふふ…。ありがとうございます。では、ルール説明と参りましょうか…。」
先生は謎の人物からの提案を受けざるをえなかった。キヴォトスが滅びるとい事を真偽は分からない以上は先生側に抗う術はなかった。
「アロナ、プラナ、目の前の人物の調査を頼めるかい?」
『分かりました。』
「…ああ。そうでした、私の事について教えていませんでしたね…。私の事はゲームマスターと呼んでください…。」
「一つ約束をして欲しい。私が勝ったらキヴォトスを解放すると。」
「…ええ…勿論でございます…勝負さえ受けていただければ、勝ち負けはどうでもいいので…。」
「…さて、ルールの説明とまいりましょう。先生には信頼できる生徒さんを一人選んでいただき、その生徒さんがゲームをクリアすれば先生の勝ち。できなければ負け。…実にシンプルでしょう。」
「私が選ぶの?貴方ではなく?」
「…さっきも言いましたが私が見たいのは絆。先生と生徒さんとの絆なのですよ。私が選んでしまったらその絆を見ることができないではないですか…。」
「………。」
「…さて、ゲームは9ステージございますので、先生には9人の生徒さんを選んでいただく必要があります。…しかし、今すぐ選べと言うのは酷ですからね…ある程度の時間をあげましょう。決められない場合はゲームを放棄したと見做しますので…ご注意を。」
「…では、先生。私はこれで失礼致します。不明な点があればこちらに…」
そう言った後先生のスマホが鳴り、画面を開くと見知らぬアプリが入っていた。
「…そちらに書き込めば、お答えいたします。…またこちらからも連絡する事があるので、アプリは消さないでいてください。」
「…では先生。貴方との対決楽しみにしておりますよ。」
ゲームマスターが消えた後、カップは割れ、時計の針も動きだした。
『…先生。話している間に、あの者の事を調べていたのですが…ジャミングのような物がかかっており調べてることができませんでした。申し訳ありません。』
「大丈夫だよ。」
『…先生。大変な事になってしまいましたが、大丈夫です!生徒さん達と力を合わせれば負ける事はありません。私とプラナちゃんもお手伝いしますので、大船に乗った気でいてください。」
「うん。ありがとうアロナ、プラナ。」
先生はゲームマスターから貰ったアプリを開く。アロナやプラナに調べてもらったが特に怪しい所は無く、普通のメッセージアプリであった。
(ゲームの名前が書いてある)
< ポケットモンスター 1stステージ カントー地方>
キヴォトスに訪れた危機!試されるのは先生と生徒の絆。そして、生徒とポケモンの絆。果たして先生と生徒達はキヴォトスを救う事ができるのか。
続く!。
次回予告?
「…先生。生徒さんは決まりましたか?」
「…武器の持ち込みは禁止ですよ。」
「心配いらないよ。生徒を信じているからね。」
「ワシの名前はオーキド。みんなからはポケモン博士と呼ばれているよ。」
次回 出発マサラタウン!冒険の始まり。
「…ふふふ…みなさんもポケモンゲットですよ…。」
<ゲームマスター>
先生の前に現れた謎の人物。先生に勝負を挑んできた。
絆について興味があるらしい…
手持ちポケモン ???
作者でございます。どの生徒がどの地方を冒険するのかを考え中です。皆さんのアイデア募集中です。
例)ヒナ 相棒枠 ズバット系統
生徒とポケモン達の冒険がメインになるので、気楽に読んでください。シリアス要素はできるだけ無しにするつもりです。
感想があればよろしくお願いします。 モチベーションアップに繋がります。