キャラ崩壊注意です。
第ニ話 始まる大冒険 ここは始まりの町マサラタウン
➖シャーレオフィス➖
ゲームマスターの出現から2日後、先生は未だに悩んでいた。
「…もう、2日も経ったのか…。」
提案を受けたはいいものの、ゲームに挑戦するのは生徒である以上迂闊な選択はできず、詳しい内容が不明である以上は危険な任務になる可能性もある。
(…私の力不足を感じるよ。)
あの後、メッセージアプリを使ってゲームマスターにメッセージを送って見たものの、返ってきたのはゲームのルールについての説明だけであり、内容については情報がない状況であった。
『先生?大丈夫ですか?表情がとても苦しそうですけど…』
『…心身の疲労を感知。…先生、少し横になる事を勧めます。』
「…大丈夫だよ。アロナ、プラナ。心配してくれてありがとね。」
「先生?こっちの資料はどこに片付ければいいのかしら?」
「ん?ああ…ヒナ。その書類はそこのファイルに…」
本日のシャーレには先生の他に当番の生徒がいた。今日の当番生徒は空崎ヒナ。ゲヘナ学園の風紀委員会に在籍しており、キヴォトスにおいての屈指の実力者でもある。
「先生?随分と疲れているように見えるけど大丈夫?」
「大丈夫だよヒナ。少し寝不足でね。アハハ…」
「寝不足って…。先生?仕事熱心なのは良い事だけれど、自分の身体も労わってあげなければダメよ。」
「ありがとうヒナ。ヒナも少し休憩したらどう?」
「…そうね。キリもいいから私も少し休憩しようかしら。」
「待ってて、私が飲み物を持ってくる…」
ギュオォォォン!
異質な音共に歪む周囲の空間。先生の前に現れたのは2日前、先生に勝負を持ちかけたゲームマスターであった。
「…ふふふ…先生。…久しぶりですね。」
「…何の用?」
「…ふふふ…先生。こわいかおしないでください。…ヒナさんもね…」
「……!」
ヒナはゲームマスターに銃を向ける。一歩でも動いたら撃つと言わんばかりの雰囲気であった。しかし、ゲームマスターは不気味な笑い声を発するだけでであった。
「…大丈夫だよ。 ヒナ。」
「先生?知り合いなの?」
「うん。まぁ少しね…。それで目の前に現れたからには何か要件があるんだよね?」
「…ふふふ。…先生…。最初のゲーム開始までもう時間がないので警告をしにきたんですよ…。最初に会った際に申し上げましたが、時間切れは試合放棄と見なします。ですので、最初に挑戦して頂く生徒さんを申して欲しいのですよ…。」
「…まだもう少しだけ時間が欲しい。」
「…先生。…あまり時間を掛けるのは感心しません…。…これ以上時間を欲するというのであれば…こちらの方も多少強引な手を使うことになります。」
「…ッ。」
「…待って。」
「…ヒナ?」
「そのゲーム私が受けるわ。」
「…!?。」 「…おや。」
「先生。詳しい事情は分からないけど、先生が困っている事は理解できたわ。だから…私が先生の助けになる。」
「…ヒナ。でも…。」
「…ふふ。先生?困った生徒を助けるのが先生の役目なら、困った先生を助けるのは生徒の役目。よね?」
「…!。」
「ヒナにはかなわないなぁ…。」
「…ふふふ。美しい光景ですね…これも先生と生徒と成せる絆という物なんでしょうね。」
「…では、早速準備を始めましょう。…まず、武器の持ち込みは禁止です…。そして、先生との通信や連絡も一切禁止とさせていただきます。」
「…問題ない。そうよね?先生。」
そう言ってヒナは先生に目線を送る。先生もそれに気づいたようで
「うん。生徒を信じるのも先生の仕事だからね。大丈夫だよ。」
「…ふふふ。そうですか。ではそろそろゲームを開始いたしましょう…。」
そう言うと、ゲームマスターは謎の呪文を唱え始めた。次第にヒナの体、辺り全体が光に包まれていくようだった。
「…先生。行ってくるわ。…任せて!」
「うん。いってらっしゃい。ヒナ」
「…ふふふ。では始めましょう。…先生…。…ヒナさん…。健闘を期待しております。」
完全に辺りが光に包まれる。その瞬間ヒナの意識は闇の中に落ちていってた。
「…おや?…私とした事が間違えて別の生徒も他のステージに送ってしまいましたね…。しかし、まぁ問題はないでしょう。」
1回戦 カントー地方 挑戦者 空崎ヒナ
2回戦 ジョウト地方 挑戦者 ???
3回戦 ホウエン地方 挑戦者 ???
4回戦 シンオウ地方 挑戦者 ???
5回戦 イッシュ地方 挑戦者 ???
6回戦 カロス地方 挑戦者 ???
7回戦 アローラ地方 挑戦者 ???
8回戦 ガラル地方 挑戦者 ???
9回戦 パルデア地方 挑戦者 ???
➖マサラタウン ヒナの家➖
「…ん。ここは?」
ヒナが目を覚ましたのはベットの上。ベッドから降り、辺りを調べる。本棚やテレビ、パソコンなど、特に怪しい物は見つからなかった。1階も調査したが、2階を変わらず怪しい物は無かった。途中、使えそうなカバンを見つけたので借りて行く事にした。
「特に怪しい所は無さそうね…。とりあえず外に出ましょうか…。」
ヒナは扉に開け外に出る。外には自然豊かな光景が広がっていた。何件か建物も建っており、住民を思われる人物も確認できた。
(少し話を聞いてみましょうか…)
「ごめんなさい?少し聞きたい事があるのだけれど」
「かがくのチカラってスゲー!今じゃパソコンを使って世界中の人と交換したりバトルができるんだってよ。」
「………?」
(何を言っているのかサッパリ分からないわね…)
「おや?この辺りでは見ない顔じゃのう。あまり見慣れない服装もしておるの?」
「…?えっと、貴方は?」
「おや、これは失礼。ワシの名前はオーキド。皆んなからはポケモン博士と呼ばれているよ。」
(…ポケモン?さっきからわからない単語が多いわね…。)
「私の名前は空崎ヒナ。キヴォトスという場所からここに来たの。」
「キヴォトス?聞いた事もないのう。まぁよい。ここで会ったのも何かの縁を感じるのう。うむ!君に決めたぞ。ヒナくん、今すぐ研究所に尋ねてきておくれ。ワシは先に行って準備してとおるからの。」
そう言うと、オーキド博士と名乗る老人は研究所らしき建物へと入っていった。
「えっ…?ちょ…ちょと待って!」
ヒナの反応した時にはもう博士と呼ばれた人物はもう見えなくなっており、ため息を一つした後、ヒナは現在の自分の状況について考えはじめた。
(…とりあえず、この世界についての情報を集めるためにも研究所とやらに向かった方がいいわね…)
見知らぬ世界へと来てしまったヒナ。果たしてヒナは無事にゲームをクリアして元の世界へと帰る事はできるのであろうか?
続く!
次回予告!?
「おーいー。じーさん待ちくたびれたぜ。」
「…ポケモン?キヴォトスでも似たような生物は見た事ないわね…」
「何!初心者用ポケモンがもう無いじゃと!」
第三話 ポケットモンスター訳してポケモン!
「みんなもポケモンゲットじゃぞー。」
作者でございます。遂にカントー編が始まりました。ダラダラと書いていくつもりですので、よろしくお願いします。
オーキド博士
カントーのオーキド研究所の所長。ポケモンの事はなんでも知っているすごい博士。各ジムリーダ達との親交も深く、ポケモンを知る人であれば知らない人はいない人物。
空崎ヒナ
ゲヘナ学園の風紀委員会に所属している3年生。ゲヘナに所属している生徒ならば知らない者はいないと言われるほどの実力を持つ生徒。多くの不良生徒から恐れられている。
キヴォトスの生徒達について
身体能力に関しては特に大きな制限はありませんが、翼や羽を持つ生徒さんは飛べないなどの一部制限はあります。また、銃や武器の類は持っていない状態です。
ポケモンについて
基本的にはその地方に出現するポケモンしか登場しない予定です。(リージョンフォルムも含む)原作では覚えない技を使う特殊な個体は登場させる予定です。